2015年10月27日

Colt純正 Vフレーム用グリップ

先週土曜日、上海出張から無事に帰国しました(*゚ー゚)ノ

今回紹介するのはタイトルどおり、Colt純正 Vフレーム用のグリップです。







・・・コレ、戴き物なんですけどね・・・

しかも、KSCのトルーパー本体ごと・・・(驚

konatsuさん、買ってみたんだけど本体にメッキ浮きが(主にグリップに隠れるけど上の画像でもサイドプレートにチラッと)あるわ、
グリップもキズだらけな上にポン付け不可だわ、何だか萎えたんで送っといたから貰ってちょ♪みたいな感じで、相変わらずな
漢っぷりに完全に掘られ・・・もとい惚れましたww


ちなみにこの形状のColt純正グリップは2種類あるようです。


(ネットよりお借りしました)

今回のは左のAの形状で、実銃だとアナコンダとかに着いてるのかな? それよりスリムなB/Cの方がトルーパーとかで
良く見るタイプ。でも今回のと同様にトルーパーにAのタイプも全然有りだと思います!


ポン付け不可については知ってたので、グリップの内側の段差部分を削ってフィッティング。
ガタが出ないように少しずつ、慎重に。(画像無しw)


キズについては大きな傷のないチェッカリング部分をマスキングして、サンドペーパーで整形。100番⇒240番⇒400番の後、
軟らかい木片でゴシゴシすると、こんな感じに。





仕上げについて、この辺のグリップに詳しいとある友人に相談したところ、バーチウッドのTru-Oilがいいよーとボトルごと
戴いてしまったので、有り難く使わせて頂きました!



3回くらい研磨と塗布を繰り返した状態です。


ちょっと艶が出過ぎ&塗りムラが出ちゃったので、最後にシャイネックスで研磨してコンパウンドで磨いて、完成!!









綺麗に生まれ変わりました!!!ヽ(´▽`)ノ


せっかくなのでKSCからサイドプレートも取り寄せましたよ♪





うん、凄くイイ!!!


konatsuさん、○○○○さん、今回も本当にありがとうございました!!



P.S.
KSCのトルーパー、何でトリガーとハンマーが黒いんだろ? と思ったら、実銃にもあるんですね~





ただ、画像検索した限りではMk.Ⅲでは黒い方が多いものの、Mk.Ⅴではシルバーの方が多いような?





KSCからサイドプレートと一緒にシルバー(キングコブラのステンレスモデル用のグレー色)のトリガーとハンマーも取り寄せたので、
交換するか悩み中です(;^_^A



  


Posted by あじゃ  at 22:21Comments(14)Colt Trooper

2015年10月22日

Kimber CustomⅡ & Warrior SOC

上海出張中のあじゃですこんにちは!!( ゚∀゚)ノ
月曜からの出張も残り2日、頑張りまーっす!!





さて、今回はいきなりの完成披露! しかも2丁同時!!

・・・と言っても、私自身は大した事してませ~ん(;^_^A
Virnaさんご依頼でモデル工房Sさんがスライド刻印を打ち変えて、私がフレームやグリップセフティなど、元の仕上げが悪かった
部品だけ下地処理して、仕上げは鈴友さんでセラコート!!


まずはKimber CustomⅡのフレームシルバーモデル。WAベースです。



WAから出てても良さそうな機種ではありますが出てなかったみたいで、待ちきれなかったVirnaさんが動きましたw
ちなみにグリップは私物を適当に着けただけなので、Virnaさんはもっと素敵なグリップを取り付けてくれるはず!!(←プレッシャーw)



スライドに打たれたモデル工房Sさんの刻印はバッチリクッキリと決まってます♪ 手彫りではこうは行かないw



スライドはアーマーブラックの艶消し仕上げですが、布でゴシゴシ擦ってからシリコンオイルを馴染ませておきました。



フレーム・ハウジング・グリップセフティ・サムセフティ・スライドストップ・トリガー・ハンマー・プランジャーガイド・マガジンキャッチ・
マガジンキャッチロックはステンレス(シルバー)となっています。



最初は部分的にセミグロスにしてメリハリを付けようと思ったのですが、ステンレス(シルバー)はそもそもセミグロスが難しかったり、
セミグロスは通常の艶消しより処理温度が高くてHWだと変形が心配だったりと色々問題があり、今回は全て艶消しとなっています。

鈴友さんには色々と相談に乗って頂き、感謝でありますm(_ _)m



続いてはコチラ。





Kimber Warrior SOCです。実銃ではDesert WarriorのカラーバリエーションにCrimson Traceのレーザーサイトを取り付けた、
ってトコロでしょうか。



こちらはWAのDesert Warriorの最終型?メルト処理バージョンをベースにしてるので元々各パーツの仕上げも良く、
私は何もせず(w)、モデル工房Sさんが刻印を打ち変えたスライドをFDEに、フレーム・シャーシ・ブリーチの後部を
ミルスペックグリーンに、あと何故かハンマーがシルバーになってたのでそれをグラファイトブラックに、それぞれ
鈴友さんでセラコートして頂きました!





私がした仕事らしい仕事は組み立て調整の他、エキストラクター後端のモールドをマスキングして塗装したくらいですw



まぁ、組み立ては組み立てでそれなりに気を遣いますけどね・・・(;^_^A



WAのメルト処理、なかなか絶妙ですな♪





スライドとフレームを布でゴシゴシ擦ってから、シリコンオイルを馴染ませておきました。




このカラーリング、カッコイイなぁ♪ Virnaさんには悪いけど、WAが出してくれないかしら?ww


こちらもグリップは別途手配中と聞いてるので、最終的な完成形はそのうちVirnaさんトコで見れるはず!(←またもやプレッシャーw)
レーザーサイトは低出力のレプリカが現実的ですかね~~



  


Posted by あじゃ  at 13:43Comments(14)キンバー

2015年10月13日

タナカ S&W M629 ハンマーノーズ&ブッシング

先日紹介したタナカのM629、非常に良く出来ていて大満足なのですが、記事にも書いたようにハンマーノーズが
ちょっとカッコ悪い・・・

そこで、ヤスリで成型して、ニッケルメッキで仕上げました♪





ペガサス用のピンはご愛嬌って事で・・・(;^_^A


ちなみに、こちらが参考にした実銃画像。



なかなか良く出来たと思います!!

ただし、モデルガンではここまで元よりも短くするとカートリッジに届かなくなるので、発火は不可能になります・・・



次に、ハンマーノーズブッシング。

四角い穴が開いてるだけで寂しいので、ワッシャー(今回は電動ガン用の薄いシムを使いました)を貼り付けて、
刻印を彫る時みたいに縁を針で彫り込み、彫刻刀やマイナスドライバーなどを駆使してその内側を一段落とし込みました。



メッキなので失敗は許されません!!

・・・針が滑って左上に余計な傷を付けちゃいましたが・・・(´・ω・`)



そこに、その電動ガン用のシムを貼り付け・・・ると穴径が3mmちょいあって大き過ぎてちょっとかっこ悪いので、
0.3mm厚さのブリキ板(スズめっきした鉄板)を切り抜いて穴径2.2mm外径φ7.8mm程のワッシャーを自作。



これも最終的にスズめっきを削り落として、ニッケルメッキで仕上げてます。



これをフレームに嵌め込みます。



ん! 良い雰囲気!!


裏(ハンマーノーズ側)から細いノズルを使って瞬着を流します。



ブッシングの接着と同時に、ブッシングと元の四角穴の段差をなだらかに繋ぎ、ハンマーノーズがブッシングを押し出さないように
しています。



ハンマーノーズのところにも書きましたが、トリガー引いた状態でもノーズはツライチまでしか出てきませーん。



私みたいな観賞派には安全性も上がって一石二鳥かと♪



ちなみに、こちらが実銃画像。



ん・・・ 外径はもっと小さくても良かったな・・・ φ6~6.5くらいかなー?

まぁ雰囲気は出てるし、もう小さくは出来ないので(w)、これで良しとしましょう!!


  


Posted by あじゃ  at 19:06Comments(9)S&W M29/M629

2015年10月10日

ホーグ S&W Nフレ スクエア用グリップ

今回はグリップが主役♪

ホーグのNフレーム・スクエアバット用の木製モノグリップです。



敢えて出所は控えますが、とある方からお譲り頂いたこのグリップ、デフォルトはこの形状でした。(過去形)


その前の所有者様が、ボトム部分をシェイプしたのがこの形状で・・・した。(またもや過去形w)



木はゴンカロとの事で、非常に綺麗な木目♪



ただ、手の小さな私がハイグリップしようとすると、フィンガーチャンネルの山の頂点に薬指が乗ってしまうんですよね・・・

フィンガーチャンネルに合わせて握ると、44マグナムの強烈な反動を押さえ込めない・・・(という脳内妄想w でもコレ大事ww)


という事でせっかく譲って頂いたのにあまりニギニギしない日が続いたのですが、依頼品の合間にふと思い立ち、何も
考えずに棒ヤスリでゴリゴリ始めちゃいましたw





ただ、私の手に合うまで削れば前面に穴が開くことは明白だったので、先日紹介したJMグリップを参考にストレインスクリュー部分を
開口しちゃいました!



すると何ということでしょう! 左右貼り合わせの白木ダボが露出して、開口と相まってムンクの叫びみたくなったではありませんか!!



まぁ、出ちゃったもんはしょーがないので、白木ダボを抉り取って削り粉と瞬着で埋めて、全体を更にシコシコ。



ムンク感ハンパねぇ・・・



でも、フィンガーチャンネルはこのとおり小さくなり、握り易さは格段に向上!!





仕上げはどうしようかな~?とちょっと悩みましたが、木材の仕上げ剤は亜麻仁油くらいしか持ってないけどちょっと似合わなそうだし、
かと言ってワックスとか買いに行くのも面倒だし・・・


という事で、ウレタンクリアーをバ~ッと吹いてシコシコしちゃいました!





下地処理を何もしなかったので導管部分とかにピンホールが出来ちゃいましたが、まぁ自分用だし・・・
(上の写真はピンホールが目立たない角度で撮ってますww)



ただ、埋めた後にシコシコしてまた一部顔を出した白木ダボのおかげで、ムンクがめっちゃ怖い悪霊みたくなりました・・・





こ、これもひとつのアクセントと思うことにしましょうww



銃はタナカのM29、カウンターボアードになる前の旧型ABS製、ドノーマルです。





結構似合ってると思いません?(^ω^)

このM29は2年前だったかな? とある忘年会でゲットした子です。
ABSで軽い事もありあまり触ってませんでした(←貰い物にケチ付けるな!w)が、こちらのグリップに着せ替えてからは
毎日ニギニギしてあげてます♪



  


Posted by あじゃ  at 21:53Comments(13)S&W M29/M629

2015年10月05日

リアルマッコイ M1911 完成!

井浦先生からお預かりしたマッコイガバ、今回はシルバーではなくブラックで仕上げます。

ので、まずは金属パーツをブルーイング!!



エングレーブを損ねないように慎重に研磨し、G.スミス.Sのシャイニーブルー(亜鉛用)で染めました。
我ながら綺麗に染まったのではないかと♪

それにしても、ガバってパーツ多いなぁ・・・



本体は、先日エランのGCNMを仕上げたときと同じく銃Ⅰ・ブラックパーカー・トップガードを3:1:1で調色してエアブラシで塗装し、
今回は全面ポリッシュにする事もあってウレタンクリアーを吹き、エナメル黒で墨入れ後、最終的にシコシコポリッシュして仕上げました。
(途中画像無しw)



という事で完成したのがコチラ!!





前回記事でチラッと書いた動物の形に抜かれた部分には、金メッキされた象嵌を貼り付けました。





接着剤で貼り付けるわけですが、平らなところに平らなものを貼り付けるとどうしても接着剤がはみ出してしまうので、
スライド側に動物の形に抜かれた部分の内側を彫刻刀で掘り込んみ、接着溜りを設けておきました。こうする事で
塗装面ではなくスライド材料に直接接着出来たので、接着強度も上がって一石二鳥かと♪

それにしてもこの象嵌も躍動感が半端無いですね・・・ 凄い!!



こっから先は私の稚拙なコメントは抜きで画像をご覧ください・・・


























ちょっと渋いけど動かす事も可能です。ただ、今回は確認のため一回だけスライド引きましたが、やっぱりあまりお勧めはしません(;^_^A









マッコイのHWはタングステンを使用していてブルーイング出来ない(らしい)という事で、私へ塗装での仕上げをご依頼頂きましたが、
ブルーイングの金属感には及ばないもののブルーイングとはまた別の魅力を出せたかな?と思います♪


井浦先生、今回もご依頼ありがとうございました!!!













  


Posted by あじゃ  at 18:24Comments(30)エングレーブ

2015年10月01日

リアルマッコイ M1911 再び+α

はい。今回もリアルマッコイです!


(今回はちゃんとバラす前に撮ったww)


先日、井浦先生からご依頼頂いて同じマッコイガバを仕上げましたが、今回も井浦先生からご依頼頂きました♪


前回の最初の記事でも書きましたが、マッコイガバは各パーツの機械加工痕が激しいので綺麗に平面出ししてサフ吹き。



あ、今回は彫りの関係上、スライドの刻印は全て埋めております。



小物パーツも、加工痕の目立つものを中心に平面出し。





これらを井浦先生にお送りして、数週間後に戻ってきたのがコチラ!!



今回はまた変わった模様の彫りですが、相変わらず井浦先生の彫りは力強く躍動感に溢れてますなぁ♪

動物の形に抜かれた部分には・・・ムフフフ♪ それは完成時のお楽しみ♪


今回も頑張って綺麗に仕上げたいと思います!!(`・ω・´)



・・・がその前に!!!


更に同時にこちらもお預かり~~




・・・えーっと、正直この辺は詳しくないのですが、CAWのレミントンM1875っていう銃みたいです(;^_^A
どっかで見たことあるな~?と思ったら、タケさんトコでしたw つーか、改めて見てもあの仕上げはスゲーな・・・


一部の部品はオーナー様の手により?研磨されていましたが、フレームやシリンダー、トリガーガード等々を私が研磨して
上の写真の状態になってます。



そして、フレームやシリンダーにサフを吹いた状態。




この子はどんな彫りを入れられるのかな? 楽しみ~~♪( ´艸`)



さて、この記事を書く段になってこの銃について調べようとしたんですが、CAWって昨年ショップを閉店したためか、普通に
検索してもホームページが出てこない!? メーカーとしてはちゃんと存在してるはずなのに・・・

それでも何とか調べてみたら、この45口径のはM1875 3rd 5-1/2インチモデルのようで、72丁の限定品だとか。
もしかして貴重品なの!?

http://www.ookizouen.com/caw/rem-m1875/m1875-3rd55.html

・・・っつか、ドメインの大木造園って何なんですかねコレは・・・ (左上のCAWをクリックすると大木造園HPへジャンプ!ww)


  


Posted by あじゃ  at 01:12Comments(5)エングレーブ