2015年11月12日

CAW Remington M1875 完成!

先日のマッコイ記事の最後に書いたCAWのレミントンM1875が、井浦先生の手によりエングレーブされて戻ってきました!



ん~~! 今回も素敵な彫りですよ!!



今回はシルバー仕上げ。

下地に吹いておいたサフを軽く研ぎ直し、EX-STをエアブラシで吹いてからウレタンクリアーでサッとコーティングし、エナメル黒で
スミ入れして完成!!







トリガー/ハンマースクリュー付近のアラベスク模様(って言うのかな?)はご依頼者さまが用意されたものを貼り付けてます♪





接着剤がはみ出さないように慎重に慎重に・・・



ハンマーとトリガーはケースハードン風に~ との事だったのですが、こんな感じで良いでしょうか?(;^_^A



ケースハードンというか虹色に・・・ ケースハードン難しい・・・



ハンマーのチェッカリングは目を立て直しておきました。






ハンマーノーズはニッケルメッキ。





その他、グリップスクリュー以外のスクリュー類も見える部分をニッケルメッキしてます。



ハンマーやトリガーのスクリューもそうですが、こんな小さいスクリューにまでエングレ! 凄い!!
でもスミ入れも大変!!w



エジェクターロッドやシリンダーのセンターロッド?は磁石が付きますが、ポリッシュしてしばらく放置しても錆びる様子が
無かったのと、ウチのやり方では広い範囲を綺麗にニッケルメッキ出来ないので、そのまま組みました。





バックストラップからの眺めがまた良いですね~♪



純正のグリップについては特にご指示頂いてませんでしたが、もしかしたら別のグリップにするかな?と思いつつ、
そのままだとしたら未仕上げのグリップではちょいと不釣合いになってしまうので、表面を研磨して軽くTru-Oilで
仕上げておきました。あまり艶々にはせず、しっとりと落ち付いた感じにしてます~♪
横の縞模様は最初、機械加工痕か?と思いましたがいくらシコシコしても消えなかったので、こういう木目なのだと
思います。たぶん。



上からの眺めも素敵ですね~♪





今回の先生のサインはグリップエンドに!



テンション上がります~♪

今回もこのような芸術作品を仕上げさせて頂き、ありがとうございました!!



P.S.
ご依頼者さまが作動時の傷付きを気にされてると井浦先生からお聞きしてました。
エングレ+塗装仕上げなのでそうガチャガチャと動かされるわけでは無いと思いますが、カートの出し入れとかで
どうしたってちょっとは動かしますもんね。
という事で、なるべくシリンダーに傷が付かないようにと、かなり強めだったボルト側のリーフスプリングの幅を半分くらいまで
削り込んでおきましたー



シリンダーと接触するボルトもポリッシュ、シリンダーのウレタンコーティングもして、その他干渉してる部分を下地仕上げ前に
重点的に研磨しましたので、出来るだけの事はしたつもり!

一応、シリンダー1周分だけ動かしてみて一発で傷が付くような事がないことは確認したものの、もちろん何度も動かしていれば
剥げる可能性はあるので、ご注意下さい♪



  


Posted by あじゃ  at 18:03Comments(13)エングレーブ