2012年07月19日

ダイヤモンドバック ちょっぴりディテールアップ♪

ご依頼品をシコシコする合間に、たまには自分のマグナム・・・ではなくw、自分用のダイヤモンドバックも
シコシコしております。

年初からスタートしたフレーム&バレルの加工バレル刻印フレームの刻印に続き、ファイアリングピンのところの
プレート(名前が分からんw)リコイル・プレート(S&Wではハンマー・ノーズ・ブッシング)の再現です!(`・ω・´)
※ないとあいさん、情報提供ありがとうございます♪



タナカのモデルガンでは発火時の耐久性を考慮してでしょう、ファイアリングピンが太く、それに合わせてフレームの
穴も四角く、大きくなってます。

ダイヤモンドバック ちょっぴりディテールアップ♪
(↑画像は同社のディテクティブ)



一方で、実銃はこんな形状。

ダイヤモンドバック ちょっぴりディテールアップ♪

全然違いますね・・・

ファイアリングピンの周りに丸い板が嵌め込まれ、カシメられているようです。



さて、コレをどうやって再現するか?

ご存知のとおりモデルガンではガスガンと異なり、インサートの入ったバレルがフレームに接着固定されて
いるので、銃口側から何か刃物を突っ込んで加工することは出来ません。

先端に角度が付いたリューターとかあれば良いのですが、そもそもリューター持ってないしww
※電動ドリルはあります!(`・ω・´)


ということで、彫刻等やマイナスドライバーで狙いより若干大きめにフレームを掘り込み、そこに適当な外径の
金属ワッシャーを嵌めて、隙間にプラリペアを充填!

ダイヤモンドバック ちょっぴりディテールアップ♪



硬化した後、はみ出したプラリペアを削って、ワッシャーを取り外します。

ダイヤモンドバック ちょっぴりディテールアップ♪



次に、先ほどのワッシャーに一回り大きなワッシャーを貼り付け、12等分に線を引き、フレームにセット。

ダイヤモンドバック ちょっぴりディテールアップ♪



12等分の線に合わせて12本の円弧を針で掘り、カシメ痕を再現しました♪

ダイヤモンドバック ちょっぴりディテールアップ♪



最初に嵌めたワッシャーの外径に合わせて切り出したABS板の中心に小さな穴を開け、嵌め込んだところ。

ダイヤモンドバック ちょっぴりディテールアップ♪

ABS板なのでアクション派には向きませんが、観賞用としては雰囲気出たかと!?(`;・ω・)



・・・さて、聞くところによりますと世の中にはこの加工をニッケルメッキベースで、周りに無駄な傷を付けずに
やっちゃう方もいらっしゃるそうで・・・ 凄すぎ。

私もそろそろ新しい右手のアタッチメントが欲しいですww




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Posted by あじゃ  at 00:04 │Comments(24)Colt Diamondback

この記事へのコメント
こんばんわ~。

加工凄過ぎ!
十分凄いです。
流石、あじゃさん。
ワッシャーを等分にして溝を掘るとか、良く考え付かれますね。
私は頭固いので、こういう発想は多分無理でしょうね(苦笑)

続編、楽しみにしております♪
Posted by とも at 2012年07月19日 00:29
あじゃさま、こんばんは~。

いや、なんだか凄い加工をされてますね~。
これ、リボルバーをお願いするときはオプションでアリってことでよいですか~?
Posted by Virna at 2012年07月19日 02:27
ダイアモンドバックって、そんなふうになっているんですね、初めて見ました
パイソンとはいろいろ細部の作り方が違うのですね、勉強になります・・・

っていうか、そういうトコロまでイジっちゃうんですね!もうビックリ
Posted by sirokuma at 2012年07月19日 09:43
>ともさん
どもども~♪

>ワッシャーを等分にして溝を掘るとか、良く考え付かれますね。

そっちよりも、最初のワッシャー埋め込み&プラリペで隙間充填をなかなか思い付かずに
ズルズルと時間が経ってしまったというw

これでやっと塗装できる!(`・ω・´)

・・・と思いきやこの暑さ&湿度・・・ダメだこりゃww
Posted by あじゃ at 2012年07月19日 14:43
>Virnaさん
こんにちは!

>これ、リボルバーをお願いするときはオプションでアリってことでよいですか~?

メッキモデルでなければ。でも・・・た、高いですよ?ww
Posted by あじゃ at 2012年07月19日 14:45
>sirokumaさん
こんにちは! ポリスバッジのあの方のブログ見ました!
やはりコンバットグリップのあの数は変態だと思いますwwww

>ダイアモンドバックって、そんなふうになっているんですね

モノによってカシメの形状とかは異なると思います。
ディテクティブの画像ではカシメ痕が無いのも何枚か見かけました~
ただ、S&W含めハンマーにFピンが付いてる機種は、こんな感じに丸い板が嵌め込まれてるようです。

>パイソンとはいろいろ細部の作り方が違うのですね

パイソンなどはフレーム側にFピンがあるせいか、このような丸い板は無いんですよね。

>っていうか、そういうトコロまでイジっちゃうんですね!もうビックリ

何か気になりだすとどうしようもないというか我慢できないというか・・・

はい。私”も”病気ですねww
Posted by あじゃ at 2012年07月19日 16:40
見てしまったんですね・・・私のヘンタイぶりは某所でも「存在自体がファンタジィーなヤツ」と言われています。
アッチ系でも怪しい活躍をコッソリしている私です。

ところで、あじゃ様の「お気に入り」に登録して頂いていたとは・・・

なんだかとっても嬉しいです、どうもありがとうございます。
Posted by sirokuma at 2012年07月19日 18:33
>sirokumaさん
>見てしまったんですね・・・

見てしまいました・・・ww

>アッチ系でも怪しい活躍をコッソリしている私です。

どっち系だろ?w あまり深く聞かない方が良いのかも知れませんがww

>「お気に入り」に登録

あ! すみません、言ってなかったですかね(;^_^A
勝手に登録してしまいました~~
Posted by あじゃ at 2012年07月19日 18:42
あじゃさん、こんばんわ。

>ファイアリングピンのところのプレート
リコイルシールド・・・なのかな?
耳のところの延長ですし・・・・
パイソンなら「ファイアリングピンプレート」とか何とか、カッコいい名称が付くんでしょうね。

>そもそもリューター持ってないしww
エェ~ッ!? あじゃさんともあろう御方が?
それともリューターさえ不要な手先? 指先がヴィィーンと・・・(笑)
Posted by naimannaiman at 2012年07月19日 19:01
>naimanさん
こんばんは!

>リコイルシールド・・・なのかな?

リコイルシールドって、シリンダー後部に蓋をするような、フレームと一体の半月状の
部分ですよね? その延長面上ではあるんですが、別パーツなので別の名前が
あるのかな~と思ったのですが(;^_^A

>エェ~ッ!? あじゃさんともあろう御方が?

以前はドレメル持ってたんですが、ベアリングがイカれてしまい、ベアリングのサイズを
調べて入手したは良いものの、圧入されている軸を叩いて抜こうとしてたらその軸が
想定外の軟らかさで、気付いた時には軸の先端がマッシュルーム状になって二度と
ベアリングが外せない子になってました(TДT)

それ以来、お金があると塗料とかヤスリとかテッポーとか買っちゃって、縁が無いんです・・・
Posted by あじゃ at 2012年07月19日 19:17
お気に入りの件ですが、勝手なんて、そんな全然OKです。
というか、嬉しくて涙でちゃいます、ありがとうございます。

ところで、もしも差し支えなければですが、木製グリップを製作して頂ける方をご紹介頂けないでしょうか?

私のようなマニアにも製作して頂ける、心優しき達人

イチロー・ナガタ氏の1983年1月のコンバットマガジン誌のリポートに出ていた「新型」
それについていた、グルーブの入ったやつです。

あの赤いグリップが欲しくて、夜も眠れないのです・・・

どうか、宜しくお願い致します。
Posted by sirokuma at 2012年07月19日 19:31
ここまで再現するとは・・さすが。
実銃ではパーツとしては存在しないと思いますが
メーカー補修パーツとしては存在すると思いますよ。
ファイアリングピンが通過するときフレームを傷つけるのを
保護するパーツだかなんだか・・・
安物のガンだとなしで済ませるとかも。
あと、プライマーが吹き戻されてフレームが痛むのを補償する
働きもあるとかないとか・・・

モデルガンだとどうしても強度的問題でオミットされやすいし
そこまで要求されませんからね。

いやあ、すごいです。おいらもやろうかな・・・
でも失敗してフレーム壊すのが関の山か・・・
Posted by とおりがかり at 2012年07月19日 19:51
>sirokumaさん
>木製グリップを製作して頂ける方

うーん・・・自分で作っちゃう人は何人か知ってますが、依頼となると限られてきますね・・・
知ってる方は裏面が基本フラットかつチェッカー無し限定ですし・・・

まず、何の銃か教えて下さいww
sirokumaさんの記事にあった、Cz75でしょうか?
Posted by あじゃ at 2012年07月19日 19:53
あじゃ様お忙しいところをすみません。

ブログに一部写真のある、Cz75用のグルーブ入りのものです。

記事ではヴァーミリオンと書いてありましたが、
入手することを考えると、パデュークかカリン材ならどうでしょうか?

おっしゃるとおりで、問題は「グルーブ」ですね、
スムースでもCz75は段差もありますし、大変そうです。

お手数をかけて申し訳ありません。
Posted by sirokuma at 2012年07月19日 20:00
>とおりがかりさん
コメントありがとうございます!!!

>実銃ではパーツとしては存在しないと思いますが

なるほど~ 確かに、基本的にフレームにくっ付いてますもんねww

>モデルガンだとどうしても強度的問題でオミットされやすいし
>そこまで要求されませんからね。

聞いたところによると、最近のどっかの何とかってモデルは再現されてるとか何とか・・・
って、それじゃさっぱり分かりませんねww
Posted by あじゃ at 2012年07月19日 20:02
>sirokumaさん
最新記事のですね!(前の記事見てました)
そちらにコメントします~
Posted by あじゃ at 2012年07月19日 20:14
あじゃ様

グリップの件は確認しました、了解です(コメントは非公開にしておきました)

パイソンの箱が、つい最近出ていて、55000円で落札されていました!
ダイアモンドバックも人気があるでしょうし、パイソンより現存数が少ないハズ・・・

いったいどれほどの争奪戦になるのでしょうか・・・想像するとコワイですね
Posted by sirokuma at 2012年07月19日 20:33
こんばんは
フレームのリコイル・プレートの見事な再現ですね
むかしGun誌のレポーターのジャックさんはリボを記事にするときは
かならずこの場所のダメ出しをしていました

このお皿はコルトもS&Wも「リコイル・プレート」という名称でパーツ表にあります
ランパントはSAAのこのパーツに拘っていたけれど~これってなに??

このリコイル・プレートの必要性について解説した記事がないものでしょうか
わたしはハンマー・ノーズをカートのプライマーのセンターに導くルート・ガイドと考えています
なぜ必要か?
ハンマー・ノーズはプライマーの真ん中センターを叩かないと不発や燃焼異常になるそうです

円運動をするハンマーのノーズがフレームのリアサイトの下あたりを通過するときに
ノーズとフレームに十分なクリアランスが必要です
しかし大きなクリアランスを作るとフレーム強度が低下します
また、ハンマー・ノーズが長すぎるとハンマーをコックするときにハンマー・ノーズがフレームとぶつかってしまいます
ハンマー・ノーズを短くするにはフレームを薄くしなければなりません
それでフレームの強度のためにはフレームの厚さとハンマー・ノーズの長さのトレードオフとなります

妥協策として生まれたのが短いハンマーノーズにスプリングを入れた首振りタイプです

ノーズをスプリングで下向きにしておけば回転運動のときにフレームにぶつかりません
ノーズをリコイル・プレートの裏側のすり鉢にぶつけて方向変換させ、プライマーのセンターに導きます

SAAの一部(2nd?)とS&Wなどの首振りタイプがこれですね

コルトのDAのノーズ固定なので、フレームのトップを細くし、ハンマー・ノーズを通りやすくしているようです
コルトのDフレームとS&WのJとKフレームのリアサイトまわりの形状の違いの理由です

パイソンの I フレームの設計ではリアサイト下部が大きく出っ張っており、そのサイズからハンマー・ノーズの通り道が作れないことと
リコイル・プレートの穴の周辺強度を考えて独立のファイアリング・ピンになったと考えます

とりとめもなく長くなってしまい申し訳ありません もう一度整理しなおします
Posted by ないとあい at 2012年07月19日 20:37
>sirokumaさん
>パイソンの箱が、つい最近出ていて、55000円で落札されていました!

な、なんですってー!?!(◎言◎;)
2万円のグリップでさえ清水の舞台から飛び降りたというのに、5万円の箱だなんてスカイツリーから飛び降りないと無理です!w

>ダイアモンドバックも人気があるでしょうし、パイソンより現存数が少ないハズ・・・

パイソンやダイヤモンドバックの箱はディテクとかよりも高級感があって、確か箱自体は共通でラベル違いなんですよね。

うーん、欲しいですねぇ・・・安ければw
Posted by あじゃあじゃ at 2012年07月19日 21:08
あ! 大事な事書き忘れてた!!

>このお皿はコルトもS&Wも「リコイル・プレート」という名称でパーツ表にあります

ぎゃふん!! いつも貴重な情報ありがとうございます〜♪m(_ _)m
珍しくコルトもS&Wも同じ名称なんですね〜w
メモっときます!!!
Posted by あじゃあじゃ at 2012年07月19日 21:24
>珍しくコルトもS&Wも同じ名称なんですね〜w

今日はアルコール燃料のいきおいで書いてまして・・・
念を押されてみると~ 急に記憶に自信がなくなって

ネットでS&Wのパーツ表を調べましたら
「ハンマー・ノーズ・ブッシング」でした ~スンマセン

S&Wとコルトがパテントにからむようなパーツ名を同じにするはずありませんね
裏側のすり鉢形状も微妙に違います
Posted by ないとあい at 2012年07月19日 22:28
>ないとあいさん
わざわざ再度お調べ頂いちゃってスミマセン〜(;´Д`A

>S&Wとコルトがパテントにからむようなパーツ名を同じにするはずありませんね

なるほど! そういう理由でパーツ名変えてるんですね〜
そういや私も仕事で特許対策の為に部品名変えた事ありますw
Posted by あじゃあじゃ at 2012年07月20日 01:29
あじゃ様こんにちわ

いろいろ教えて頂きありがとうございます。

私自身も知らない人には緊張してしまいますから、じっくり行こうかと思っています。

あれからいろいろ調べて、頼めるところがありましたので、ヒトツお願いしてみました。
完成したらブログに載せようと思っているのですが、どのような感じになるか楽しみです。
グリップマニアとか自分のことを表現していながら、そういうことは世間知らずな私でありました。
既製品を買うのが専門でしたから、フィッティングくらいしか出来ません(笑)

どうもありがとうございました。
Posted by sirokuma at 2012年07月22日 16:23
>sirokumaさん
了解です♪ 完成楽しみにしてますね〜(^ω^)
Posted by あじゃあじゃ at 2012年07月23日 12:43
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