2020年12月06日

SIG/VFC P320-M18

閑話休題。

書くべきネタだけは溜まる一方なので、流れをぶった切って違うネタを紹介します。

ちょっと前でしたが、SIG/VFCのM18を入手しました♪





昨年の8月にM17を入手してから1年以上待ち、ようやっと発売されたか~という感じです。


M17と比べてみても、単純にスライドやマガジンが短くなってるだけで、特に目新しい変更は無さそう?





セフティレバーの後ろに赤ドットが追加されてますが、M17でも現行ロットでは入ってるみたい。(実物には無い気もしますがw)


強いて言うなら、リコイルスプリングガイドが2段式になってるくらい?




刻印も同様に、塗装後のレーザー刻印。



なんですが、彫ってあるというか焼いてあるような感じであまり綺麗じゃありませんね~(;´Д`)


あと、今回入手したのはスライド閉鎖時にインナーバレルが先端ギリギリ。




当然、スライド引くとインナーバレルがコンニチハしますw



元々海外向けのオレンジキャップ仕様だったのか?インナーバレルが少し飛び出しててネジが切られてました。


ので、分解してインナーバレル(今回もアルミ製)をカットしました。



これくらい控えめな方が個人的に好みですw ちなみにこの状態でインナーバレル長は84mmでした。


今回も箱出しではハンマースプリングが強過ぎ、この気温という事もあって元気には動いてくれないので、
M17の時と同様にハンマースプリングをマグロ用に交換し、M17と同程度に動くようになりました。

その他、セフティプランジャーを2mmスチールボールに換えたり、注入バルブのOリングを除去したりと、
やった事はM17と全く一緒なので割愛しますw 上のリンクからM17記事を確認下さいww


さて、マルイさんのP320は続報来ないですね・・・? SIGAIRと揉めたりしてないか心配です(;´Д`)  
タグ :SIGVFCP320M18


Posted by あじゃ  at 22:05Comments(19)P320系

2019年08月17日

SIG/VFC P320-M17

我が家にも予約していたSIG/VFC P320-M17が届きました♪

・・・と言っても一週間前の事ですし、ネタを引っ張るのもアレなんで一話完結とします。
その代わりめっちゃ長くなりますが、良ければ最後までご覧下さいw


早速手持ちのSUREFIRE X300U(旧型の600ルーメンですが)を装着!







・・・したんですが、レール部分はキツくないものの何故かスロットに嵌る突起部分がどうしても引っ掛かって
装着できなかったので、仕方なく突起を低く削りました。



何でじゃ・・・(´・ω・`)


それはともかくこのM17、外観はとても良い出来です!!






スライドの刻印は塗装後にレーザーで入れられている模様。



実銃の市販型とは違いP320の刻印が無いのは軍納入タイプを再現してるって事なのかな?


そうするとコントロールレバー関係もTANカラーの方が良い気もするけど・・・正直良くワカランので良しとしますw



シリアルナンバーは実銃同様にシャーシに入れられています。
2次元バーコードもそれっぽく入れてくれてたら完璧だったんだけどな~


外観?で唯一気に入らないのは、ショートリコイルの動きの再現が甘い事ですね。

まず、最近のVFCに多いですが全くロッキングされてません。





また、このスライド閉鎖状態から・・・




スライドを少し引いても、バレルの後退量が少ない上にチェンバー部分がほとんど下降しません。後退量は約4mm、
下降量はコンマ数ミリくらい??



今回も加工して後退量&下降量を増やしてやろうかと思いましたが、構造上難しい事が分かったので断念。
中身については後述します。


さてこのM17、実銃ではチェンバー後方のスライド上にローディングインジケータはあるもののトイガンでは
別パーツながら当然ダミー。グロックのようなトリガー位置でコッキング状態が分かるわけでもなく、XDMや
VP9のようなコッキングインジケータも無いのがちょっと不便・・・




ですが、このトイガンでは隙間からコッキングされたハンマーがチラッと見えます♪



更に個人的に嬉しいのは、スライドを少し引いてハンマーをリリースできる点。
パチン!とハンマー落とすの、あまり好きじゃないので・・・


さて肝心の作動ですが、正直デフォルトの状態ではまぁまぁ動くかな~?程度の印象。ストローク不足のような撃ち心地で、
ガツンガツンと来ません。やはりと言うかいつものようにハンマースプリングが海外仕様のままなので、硬すぎるんですよね。


そこで早速分解!

まずはフィールドストリップ。




そしてディスアッセンブリーレバーを引き抜きます。(特に抜け止め等はなく、引っこ抜くだけ)




シャーシを前方から引き上げます。





シャーシの後端がフレームに引っ掛かるので、前にずらしながら完全に引き抜きます。




まずは左側セフティを取り外します。

ここのイモネジを取ると・・・




左側セフティが外せます。




ちなみにココにセフティのクリック感を出すプランジャーが入ってるのですが、このプランジャーをこのような・・・



2㎜径のベアリング球に交換してあげると、硬くてゴリゴリした感触のセフティが物凄くスムーズに動くようになるので
超絶おススメです!




さて本題のハンマースプリング。右のセフティごとハンマー軸を抜くと、ハンマーを取り出せます。



すでに加工済みですが、円弧部分をペンチで圧縮して腕部分の角度を元の約90度からこれくらいまで広げました。


これでかなり作動が改善出来ますが、これでもまだ硬め。ハンマーの作動角が大きいようで、起こした時のテンションが
強すぎる印象です。

そこで、今回はガーダーのグロック用ハンマースプリングに交換してみました。



ノーマルグロック比110%くらいらしく角度はそのまま使いますが、デフォルトのスプリングに合わせて短い方の腕を
少し削って短くしておきました。

これはかなり良いです! スライドの引きがかなり軽くスムーズになり、この気温という事もありますがガツンガツンと
リコイルが来るようになりました!! 元からの甲高い作動音と合わせて、かなり気持ち良い作動です♪



実はこのM17(P320)、デザイン的にガスブロにするには他の銃たちより条件が悪いんですよね。

その条件の悪さというのがコチラ。



左からVP9、FNS-9、G19X、そして一番右がM17(P320)です。

実銃P320は元になったハンマー方式(デホーンドハンマーでダブルアクションオンリー)のP250(現在は絶版?)と
フレームを共用とした事や、他の銃より立ち気味のマガジン角度のため、ブローバックエンジンに使えるブリーチ部分の
前後長が極端に短いんですね。

上の画像はノズルのガスルート口の位置を合わせて並べてますが、スライド後端までが如何に短いか分かると思います。
そんな中、出来るだけハンマー周りに取られるスペースを最小限にし、エンジンのストロークを稼ごうと努力したのでしょう。
バックプレート後端の先端なんて、もうギリッギリの薄さです。VFC凄い!


更に言うと、スライドのストロークもかなり長め。
エンジンの有効ストローク/スライドストップまでのストローク/スライドのフルストローク、を以下に纏めます。

VP9:27mm/42.5mm/49mm
FNS-9:26.5mm/44mm/48mm
G19X:20mm/40mm/44.5mm
M17:21mm/47mm/50mm

スライドのストロークとエンジンの有効ストロークの差が大きい程、ガスブロには不利です。
(このM17ではスライドストップまでのストロークを実銃より2mmほど短くしてるようです)


そのため、VFCはこれまでのガスブロハンドガンのセオリーだった、【ブリーチ高さはスライドレールの上まで】をブチ破ってきました!



これは逆にハンマー方式のP250と共用であるが故に、トイガンではハンマーを内蔵するフレーム側に余裕があったため、
でもありますが、正直コレにはビックリしました。VFC、アタマやわらかいな!


まぁ、スライド引いた時に横からブリーチ底面がチラ見えしちゃうのはご愛敬ですw




その為、マガジンのリップも長め。



このリップも前後に出来るだけ短くして、エンジンのストロークを稼(ry


それでは、スライド側も分解してみましょう~



まず、この3本のネジを外します。3本とも同じネジ。


するとリアサイトとトップカバーが外れます。



一緒にダミーのローディングインジケータ(スチール製!)も外れるので無くさないように注意。

ご覧の通り、トップカバーを外すとノズルむき出しになるので、そのままではドットサイトを載せる事は出来ませんが、
M17にドットサイト載せたミリ画像を見た事ないので、私は気にしませんw

こちらのSIGのHPを見ると、
the SIG M17 Airsoft pistol will be available with an optional optic plate mount for red dot sights.
との記述から専用マウントも用意してるっぽいですし、きっとサードパーティーからも出るでしょうね。



で、ブリーチ前方の爪を外しつつ、後方を浮かせながらブリーチを外します。




バックプレートと、その横のダミースクリュー(どちらもプラ製)はブリーチで引っ掛けてあるだけです。



決してネジを回そうとしないように!



最近のVFCは引きバネが多いですね。



テンションはちょっと強め。もうちょい長い引きバネにしてテンション弱くしても良さそう。
つーか、このバネを引っ掛けるピン、壁のすぐそばでよく成型できるな・・・(独り言)


そしてこの断面積の大きさですよ奥さん!!



頑張ったねVFC・・・凄い、凄いよ。オッサン感動しちゃう♪


ここからはバレル周り!



リコイルスプリングガイドを回してホップ調整しますが、今回の根っこはこんな構造。G19Xとは違い、HK45CTに近いです。
ただしHK45CTとは違い、ガイドは簡単に取り外せます。


インナーバレルを抜くには、チェンバー下のこのピンを抜く必要があります。



ちなみにアウターバレル根元には何故かOリングがありますが、スライドフルストローク状態でもアウターバレルは前後に動く、
つまりOリングとスライドは当たってないのでバッファーなどでは無さそう。何で付いてるんだろ?


んで、ピンを抜いたところ。



ピンには中央にローレットが切ってあります。多分どちらから抜いても大丈夫。たぶんねw


引きバネを外し(今回は付いてた!)、インナーバレル周りを引き抜きます。



コレです。ホップ調整周りの形状が大きく、ちょっと加工したくらいじゃアウターバレルの後退量も下降量も増やせません。


中身はこんな感じ。



やはりHK45CT同様ですね。インナーバレルの周りにギアがあるので、特に上方向のスペースを食ってしまってます。
45口径ならまだしも9mm口径の銃では正直採用して欲しくなかった構造ですが、その形状からホップの安定性は
G19Xの構造より高いようにも思うので、難しいところですね・・・


ちなみにインナーバレルは今回もアルミ製のアルマイト仕上げ。今回は特に軽さは気にならないので、とりあえず
そのままで良いかな~と。



そうそう、スライドの内側は機械加工されてる部分があるのですが、ちょっとエッジが立っててアウターバレルに傷が
付きやすいので、軽く磨いておきました。





さて、これで最後になりますが実際は一番最初にやった事。



注入バルブに外から見える小さいゴムパッキンが付いてますが、それを除去してやるとガス入れる時に音がするように
なり、少し入れ易くなります。ケチらずに国内仕様の注入バルブに換えりゃ良い話ですがww


という事で大変長くなりましたが、最後まで見てくれた方(いる?w)ありがとうございました♪


M18も出ないかな~?


  
タグ :SIGVFCP320M17


Posted by あじゃ  at 19:14Comments(28)P320系