2017年10月20日

地球連邦軍制式拳銃 M71 組み立て開始!

今回はネタ銃!?なんて言ったら怒られますね。ただ、私としては珍しいジャンルの銃かと・・・

その名も『地球連邦軍制式拳銃』! またの名をJABRO ARMORY M71。(で良いのかな?)



はい、ガンダムに登場する人間用の拳銃です。アムロがブッ放してたヤツですね。(版権とかメンドイんで画像は貼りませんw)
マルゼンのPPK/sをベースに被せたり貼り付けたりしてそれを再現するガレージキットを、とある友人から預かりました。

「ネタにでもなれば・・・」ってな感じのご依頼でしたので、こちらも肩の力を抜いて楽しみたいと思います♪


ガレージキットなんて触るの、30年以上ぶりだし! いや、当時買った次元とクラリスのフィギュアキットは結局作らずに
終わったから、ガレージキットを組むのは初めてかも!!


それではまず、取説を見ていきましょう~



1ページ目。
PPK/sの分解方法、バレルの組み立て、セフティの加工、マガジンアダプターの組み立て、スライドの加工などが
記載されています。



次に2ページ目。



スライドの組み立て、トリガーガードの組み立て、グリップの組み立て、そして組み合わせて完成♪

大変シンプルな説明で工程も少なく、これなら簡単に出来そうですね(震え声

ちなみにメーカー名は鬼紋工房と聞き慣れない(失礼!)名前ですが、調べてみると現在の大日本技研だそうです。
なるほど。


ガレージキットと聞くと前述の通り古いのしか知らない私は、精度が低い、強度が無いといったネガティブな印象ばかり持って
しまいますが、コチラのは乱暴な扱いをしなければ簡単に壊れるほどでは無さそうです。もちろんABSとかと比べられはしませんが。
精度は・・・うん、まぁアチコチ凸凹してるし歪んではいるけど基本的な寸法は大体出てますし、思ったほど悪くないなぁ
と言うのが第一印象。


という事で、早速組み立て開始!!


まずは大物のグリップから。



裏側はこのように造形(加工?)されており、難無くポン付け・・・







出来ませんでしたw

どちらも銀色の十字パーツやシアが一部干渉するので、彫刻刀などで追加工が必要でした。
それと、全体的に歪んでるので熱めのお湯に浸けて、矯正しながら水で冷ましたりもしました。


グリップは接着するので後に回して、上下2分割されてるバレルを組み立て。



接着面を平らに均してから、瞬着で接着しました。



続いてトリガーガード。



こちらも接着面の小さな出っ張りなどを除去して接着。このように、割と寸法そのものは出てるんですよね。



お次にスライドの加工。



先端部分を切り落とします。側面などは接着するので粗目ヤスリで荒らしておきました。



キットのスライドの内側・・・



PPK/sのスライドにすっぽりと被さるのですが、あちこち干渉して素直に被さらないので、削っては被せてを繰り返して
抵抗なくすんなりと収まるように頑張って加工しました~



被せると、チャンバー部分はこうなります。(スライドは後述の加工済み)




取説ではメンテナンスを容易にするならPPK/sのスライドのチャンバー周りをカットするとか、でもそうするとデザインが
崩れるとか書かれてますが、メンテと言ってもチャンバーから行うメンテなんてそうそう無いので・・・



チャンバー周りのスライド上面のリブを削り取り、





0.1mmのSUS板を曲げて挟み込んでみました!



スライドと一緒に動いちゃいますが、デザイン的には悪くないでそ?(^ω^)



さて、前述の通りグリップは接着になるのですが・・・



そうすると上の写真のようにハンマーやシア周りは組み込んだまま接着、つまり分解出来なくなります!
敢えてガッチリ接着せずにその気になれば分解できるようにする事も考えましたが、今回は外観を優先し、そうそう壊れる
もんじゃないでしょ♪ と、ガッツリ接着してしまう事にしました!


グリップとフレームの接着面に瞬着をたっぷりと、それでいて内部の機関部に入り込まないような絶妙な量(w)を塗布し、
若干残ってるグリップの歪みを手でオリャ~っと矯正しながら貼り合わせ!









外側には盛大にはみ出してますが、内側は無事でした♪



数日放置し、完全に硬化してからガッシガッシ削り倒します。





グリップ表面は凸凹と言うか、うねり?が多数あり、出来るだけ綺麗にしようと思いましたがこの辺でギブアップw



続いてセフティの加工です。



取説には接着面に溝を掘って金属片を挟んで接着等々書かれていましたが、私はセフティの真ん中にイモネジを立て、
すぐ横に回り止めのためのピンを立ててやりました。キットのレバー側には対応する位置に若干大きめの穴を。



で、その穴にしっかりと瞬着を充填し、貼り合わせ。





マガジンキャッチも同様に真ん中にイモネジをねじ込み、キットのボタンには若干小さめの穴を。





瞬着を付け、強引にねじ込んで固定しました。



取説にはありませんが、組み立て易いようにキャッチ本体を一部削っています。



最後にマガジンアダプター。



左右を貼り合わせ、マガジンに装着してフレームに挿入してみたところ、グリップ底部との間に盛大な隙間が出来ていたので
ABS板を貼り付けて整形してます。ちなみにその高さゆえ装着状態ではガスを入れられないので、取説ではナットとネジを
仕込み、マガジンのプランジャーを押し込んでロックを解除するように書かれていましたが、長い棒で押し込めば良いだけ
なのでナットとネジは仕込みませんでした。


そんなこんなで駆け足で加工内容を紹介しましたが、実際にはパーツの合わせや歪み取り、整形等々で結構時間掛けてますw
削ればスが出てくるので埋めては削り埋めては削り・・・


という事で、次回完成です!!(`・ω・´)