2018年04月04日

VPW9 Prototype 製作記 <スライド加工>

VPW9のスライド加工編、これが最後の製作記になります。

まず、不要になるリアセレーションですが、ジーナスで全て埋めてしまいます!



リアサイトの部分はSUS板で蓋をし、ドブテイルやリアセレーション、コッキングピースの嵌る溝を全てジーナスで埋めました。

元々はリアサイトに開けられたM2.6のネジ穴でブリーチを固定していましたが、スライドの穴にM3のネジを切ってM3の
ネジにてブリーチを固定するように変更しています。



フロントセレーションですが、まずHKマークとVP9の刻印をジーナスで埋めます。



セレーションを一本増やしたいのでケガキ線を入れます。


そのケガキ線に沿って、角ヤスリでシコシコしてセレーションを増設。




反対側も同様に。



追加した一本だけ手ヤスリ加工だと不自然に見えるので、元のセレーションも手ヤスリで同様に仕上げます。目立たないでしょ?w


その増設したセレーションの更に後ろに、このような深めの溝と穴を追加。





リューターで頑張って彫りました!!(`・ω・´)


この溝には、元々スライド後端にあったコッキングピースが嵌ります。



リアサイトで固定する為の羽根部分は切り取ります。



このままだと差し込んでるだけになってしまいますので、写真撮り忘れましたが内側からM2のネジで固定。





続いて、バックアップフロントサイトの製作。

ブレード部分を4mm厚のアルミ板から削り出します。



先端部分が3mm幅になるようにテーパーを付けて削ってあります。



ベース部分は2mm厚のアルミ板から。





これらをジーナス+M2の皿ネジ2本でガッチリ固定。



一体で削り出すのが理想ではありますが、これでも十分な強度は出せますね♪



集光アクリル用の穴をΦ1.7のドリルで曲がらないように慎重に開け、後はヤスリでシコシコ♪





背面には50LPIの筋目ヤスリでセレーションを入れました。





そして、スライドとフロントサイト、そしてこの為に以前作ったネジ切りアウターバレルを鈴友さんでセラコート!



スライドの加工痕が浮かないように処理するのがちょっと大変だったとか・・・ 鈴友さん、ありがとうございました!
お蔭さまで、セレーションをアルミパテで埋めたとは言われても気付かない程の仕上がりになりました♪



という事で製作記は終了となります~

これらの加工内容を見てから完成記事を見直して頂くと、また違って見えてくる・・・かも?

  


Posted by あじゃ  at 18:44Comments(2)HK VP9