2019年06月30日
UMAREX/VFC G19X 内部比較
さて、従来品(というかSAAブランドで出してた頃のグロックシリーズ)に対してかなり作動の良くなった今回のG19X、
どこが違うのか中身を見ていきたいと思います♪
SAA製グロックは私が把握している中ではピストンカップが楕円型の初期型と、G17 Gen4で新規採用された異形ピストンの
後期型とありますが、今回比較するのはその後期型になった後のG19です。
(その後、UMAREX版になりインナーバレルガイド周りに改修が加えられています。)
ただ、私のG19はアチコチ弄っててノーマルとは部品形状が違ったりしてるので、その辺はご容赦を・・・
まずはスライド側から。右のスライドが黒いのがSAAのG19で、左のタンカラーがG19X。
前半部分。
右のG19は元々リコイルスプリングが前後2本に分かれていて前側にバッファー目的の強めのバネが仕込まれていましたが、
そのバネがバッファーとしては弱めな事もありスライド引いた時のグニャって感触と、ガイドがプラ製なのが気に入らなかったので、
KSC用の社外スチール製リコイルスプリングガイドを加工して組み込んでます。シャキッ!と動きますよ♪
一方G19Xは実銃通りのダブルリコイルスプリングでスライド破損対策?のバッファーは樹脂パーツが担う事となり、グニャッという
感触は一切ありません。良い感じです。
前回記事にも書きましたが、ホップ調整周りが大きく変わってますね。
バレル比較。
右のG19のは初期型に限定?で付属していたスチール製で調整の為にアチコチ削り、更に自前で引きバネを追加してます。
最近のVFC製品にも大抵付いてたこの引きバネですが、何故か今回は付いてませんでした。アウターバレルにもバネを
引っ掛ける穴はあるし、前回記事に貼ったこの画像を見てもインナーバレルガイド側にもそれっぽい穴はあるのに何故・・・?
・・・自分で引きバネ追加しよう、そうしよう。(次回紹介予定)
さて、注目!?のスライド後半。
日本発売前に公開されてた某海外ショップ動画での分解シーンでこの辺りがチラッと映った時、(ありゃ?大して変わってねーじゃん)
と思ったのですが・・・
こうして現物見ても細かい形状は違うものの、やっぱり大して変わってなくね?と改めて思っちゃいましたw
そんな訳はなかろう!?と、分解してみます。
旧型では押しバネだったのが、最近のVP9やFNS-9同様に引きバネになってました。
組み立て易く、キッチリとノズルが元の位置に戻ってくれるようになりました。
が、意外な事に?ノズル(シリンダー)の内部形状はほぼ同じ??
旧型は面取りされているので画像では肉薄に見えますが実際の内径寸法はほぼ同じで、新型はその面取りが無くなってます。
ピストン比較。
右が旧型ですが、ピストンカップは全く同じ形状でした・・・ というか、それ自体は同じ部品でした。
実際、作動性は上がってるのでちょっと不思議。
違いと言えばピストン部の長さ?
これも左のが今回のですが、若干ストロークが伸びているようです。と言っても、根元からピストンカップまで以前のが
約20mmに対して、1mm弱伸びただけですが・・・
前述の面取り削除と合わせても、ストローク延長量は2mm(10%)に満たないと思います。
こうして数値だけで見ると僅かな違いしかないのですが、実際にはかなり良くなってるんですよね。特に冷えてからのタレが
かなり改善されてます。パッと見では分からないような細かい寸法調整も行われてるのかも知れません。
引きバネのお陰でノズルの動きがスムーズになった影響とかも、あるのかなぁ・・・?
また、今回のエンジン変更で個人的に嬉しいのはスライドの形状変更です♪
いやまぁ、内側はどうでも良いのですが(w)、互換性が無いことの確認だけ。
リアサイト周りが肝です。
旧型はリアサイト基部にポッカリ穴が開いていてデフォルトでは鉄の板が嵌め込まれているのですが、デフォより幅の狭いサイトを
載せようとすると隙間が出来たりしてカッコ悪かったんですよね。なので今まではその隙間をパテで埋めたり諦めたりしてたのが、
今回はその必要が無くなりました! 一方でマルイ用のサイトは使えなくなってしまいましたが・・・
サイト載せ替えはまた後日紹介します。
では、フレーム周りの比較に移ります。
まずはリアシャーシ周り。特に変わりは無いように見えますし、多分変わってません。折れ易かったハンマーの品質は改善されてると
良いのですが・・・
右のG19でもハンマーに付いてる三角形のハンマーローラー?を常に起こす小さなバネが付いてましたが、無くても特に影響無かった
ので外しちゃってます。G19Xはそのまま。
大きく違うのが前側ですかね。
インナーバレルガイドを固定する部分がUMAREX版G19以降同様に改良されてます。(右のG19は色々弄ってます)
それよりも大きな変化としては一番前にあった別パーツのレールが無くなった事!
前のは別パーツなのを利用して幅寸法や取り付け高さを調整してスライドのガタを減らす事が出来たのですが、今回はそれが
出来なくなりました・・・ 更に、組んだ時にスライドの後ろ半分くらいしかレールガイドが無くなってしまうので、ガタの影響が大きく
なってしまってます。スライド破損対策に追加された樹脂バッファーの為とは言え、チト痛い変更かも・・・(´・ω・`)
・・・という事で、あじゃ視点での比較はこれでおしまい!
次回から内部プチカスタム&サイト交換編です。
お楽しみに♪
どこが違うのか中身を見ていきたいと思います♪
SAA製グロックは私が把握している中ではピストンカップが楕円型の初期型と、G17 Gen4で新規採用された異形ピストンの
後期型とありますが、今回比較するのはその後期型になった後のG19です。
(その後、UMAREX版になりインナーバレルガイド周りに改修が加えられています。)
ただ、私のG19はアチコチ弄っててノーマルとは部品形状が違ったりしてるので、その辺はご容赦を・・・
まずはスライド側から。右のスライドが黒いのがSAAのG19で、左のタンカラーがG19X。
前半部分。
右のG19は元々リコイルスプリングが前後2本に分かれていて前側にバッファー目的の強めのバネが仕込まれていましたが、
そのバネがバッファーとしては弱めな事もありスライド引いた時のグニャって感触と、ガイドがプラ製なのが気に入らなかったので、
KSC用の社外スチール製リコイルスプリングガイドを加工して組み込んでます。シャキッ!と動きますよ♪
一方G19Xは実銃通りのダブルリコイルスプリングでスライド破損対策?のバッファーは樹脂パーツが担う事となり、グニャッという
感触は一切ありません。良い感じです。
前回記事にも書きましたが、ホップ調整周りが大きく変わってますね。
バレル比較。
右のG19のは初期型に限定?で付属していたスチール製で調整の為にアチコチ削り、更に自前で引きバネを追加してます。
最近のVFC製品にも大抵付いてたこの引きバネですが、何故か今回は付いてませんでした。アウターバレルにもバネを
引っ掛ける穴はあるし、前回記事に貼ったこの画像を見てもインナーバレルガイド側にもそれっぽい穴はあるのに何故・・・?
・・・自分で引きバネ追加しよう、そうしよう。(次回紹介予定)
さて、注目!?のスライド後半。
日本発売前に公開されてた某海外ショップ動画での分解シーンでこの辺りがチラッと映った時、(ありゃ?大して変わってねーじゃん)
と思ったのですが・・・
こうして現物見ても細かい形状は違うものの、やっぱり大して変わってなくね?と改めて思っちゃいましたw
そんな訳はなかろう!?と、分解してみます。
旧型では押しバネだったのが、最近のVP9やFNS-9同様に引きバネになってました。
組み立て易く、キッチリとノズルが元の位置に戻ってくれるようになりました。
が、意外な事に?ノズル(シリンダー)の内部形状はほぼ同じ??
旧型は面取りされているので画像では肉薄に見えますが実際の内径寸法はほぼ同じで、新型はその面取りが無くなってます。
ピストン比較。
右が旧型ですが、ピストンカップは全く同じ形状でした・・・ というか、それ自体は同じ部品でした。
実際、作動性は上がってるのでちょっと不思議。
違いと言えばピストン部の長さ?
これも左のが今回のですが、若干ストロークが伸びているようです。と言っても、根元からピストンカップまで以前のが
約20mmに対して、1mm弱伸びただけですが・・・
前述の面取り削除と合わせても、ストローク延長量は2mm(10%)に満たないと思います。
こうして数値だけで見ると僅かな違いしかないのですが、実際にはかなり良くなってるんですよね。特に冷えてからのタレが
かなり改善されてます。パッと見では分からないような細かい寸法調整も行われてるのかも知れません。
引きバネのお陰でノズルの動きがスムーズになった影響とかも、あるのかなぁ・・・?
また、今回のエンジン変更で個人的に嬉しいのはスライドの形状変更です♪
いやまぁ、内側はどうでも良いのですが(w)、互換性が無いことの確認だけ。
リアサイト周りが肝です。
旧型はリアサイト基部にポッカリ穴が開いていてデフォルトでは鉄の板が嵌め込まれているのですが、デフォより幅の狭いサイトを
載せようとすると隙間が出来たりしてカッコ悪かったんですよね。なので今まではその隙間をパテで埋めたり諦めたりしてたのが、
今回はその必要が無くなりました! 一方でマルイ用のサイトは使えなくなってしまいましたが・・・
サイト載せ替えはまた後日紹介します。
では、フレーム周りの比較に移ります。
まずはリアシャーシ周り。特に変わりは無いように見えますし、多分変わってません。折れ易かったハンマーの品質は改善されてると
良いのですが・・・
右のG19でもハンマーに付いてる三角形のハンマーローラー?を常に起こす小さなバネが付いてましたが、無くても特に影響無かった
ので外しちゃってます。G19Xはそのまま。
大きく違うのが前側ですかね。
インナーバレルガイドを固定する部分がUMAREX版G19以降同様に改良されてます。(右のG19は色々弄ってます)
それよりも大きな変化としては一番前にあった別パーツのレールが無くなった事!
前のは別パーツなのを利用して幅寸法や取り付け高さを調整してスライドのガタを減らす事が出来たのですが、今回はそれが
出来なくなりました・・・ 更に、組んだ時にスライドの後ろ半分くらいしかレールガイドが無くなってしまうので、ガタの影響が大きく
なってしまってます。スライド破損対策に追加された樹脂バッファーの為とは言え、チト痛い変更かも・・・(´・ω・`)
・・・という事で、あじゃ視点での比較はこれでおしまい!
次回から内部プチカスタム&サイト交換編です。
お楽しみに♪
2019年06月23日
UMAREX/VFC G19X
久しぶりの新製品購入!ヽ(´ー`)ノ
・・・と言っても届いてから1週間経ってしまっていて、今更ではありますが巷で大人気!?のUMAREX/VFCのG19Xです。
予約したのは4/12、当初は5月に出るとか6月の頭とか言われてましたが、注文が殺到したのか?少し遅れましたね。
しかし待った甲斐はありました。届いてすぐに『コレは良いものだ認定』し(w)、手持ちの実XC-1を取り付け。
イイ感じです♪
すでに多くの方々がレポートされてるので外観については多く語る必要はなく、少々の不満はあるものの大変良い雰囲気です。
全体の形状、フレームの質感、スライドの塗装、さすがのVFCクオリティといったところ。先行して発売されていた某他メーカーの
G19Xを買っちゃった人に申し訳なくなるレベルです。
小さな不満の一つ、グリップ右側下の刻印はちょっと残念ですが、正式ライセンスを得たことは良い事なので受け入れましょうw
(今のところはww)
ツイッターのフレンドが『エキストラクターのプランジャーはシルバーでなくちゃね♪』と呟いていたのを見て、
早速精密ヤスリでシコシコして真似っこさせて頂きましたw
フロント/リアサイトは樹脂製。
形状は実物のMH3タイプ(金属製)を良く模してはいるものの、バリはあるし樹脂だし・・・
これは私勝手な憶測ですが、CRUSADERからスチール製サイトセットが2~3,000円で出るんじゃないかと?
G26のように面取りされたスライドやフレームの先端が好きなんですよね~♪
ポリゴナルライフリングを再現してるのかな? ただ、このG19Xや他のGen.5グロックの実銃ではポリゴナルを
やめて、GMB(Glock Marksman Barrel)とかいう新しいライフリングにしているようです。
まぁ、実銃画像見てもどんなライフリングなのか良く分からないし、そこまでトイガンで再現されても気付かないとは思いますw
ホップ調整はリコイルスプリングガイドに六角レンチを突っ込んで回して調整します。未入手ですが前作USPから
採用された方式ですね。道具は必要ながらもスライドを外す必要も引く必要も無いので、なかなか良い方法だと思います。
(※訂正・・・散々弄り回したHK45CTもそうでしたね。私はアホかと。)
早速フィールドストリップ。
VFCは細かい改良を常々行っていますが、グロック系のエンジン周りとしては第3世代になるんでしょうか?
作動は以前の物より確実に良くなってます。そのエンジンの中身についてはまた後日紹介します。
スライド先端、リコイルスプリング部分には樹脂バッファーが追加されました。リアルさには欠けますが、破損対策でしょうから
目をつぶりましょう。
フレーム側。フロント周りは前述のバッファーの関係で変わってますが、ハンマー周りは従来通りですね。
ここをエンジンと共に一新してFNS-9やVP9系の構造にしたらあの暴力的なリコイルを楽しめたのかも知れませんが、
あの構造は前回記事のような不具合が起きたり耐久性にもリスクがあるので、ユーザーが多い(平たく言うとたくさん売れるw)
グロックでは長年使われカスタムパーツも多いこの構造を踏襲するのが最適解なのかも知れません。
リコイルスプリングガイド。
根元の銀色のは亜鉛? 先端のリングはアルミで、それらとバネ以外は樹脂製です。
これもCRUSADERから金属製のカスタムパーツが出るんじゃないかと期待!(サイトセットよりは確率低いかも?)
真ん中のパーツは実物みたいに金属プレスで作ってくれたら最高なんですが・・・
その根元はこんな形状してます。
”の”の字になってる部分でホップ調整を行い、ギザギザ部分でクリックさせてます。
対するバレルガイド根元。
チラッと見えてる銀色の部分が前述の”の”の字で上下します。
インナーバレルは黒色仕上げ。VFCで私が見たのは初めてかも?
気になるホップ調整機構はこんな構造。
細いレバーとホップラバーを囲う部品はスチール製。バネ製の無い部品で直接ホップラバーを押す構造なので、
ホップの安定性がどうなのか?心配にはなりますが、実際はそんなに悪くないと思います。
で、バラして確信した黒いインナーバレル・・・ アルミ製でした。軽い。
色からしてアルマイト仕上げ、それにより表面硬度は十分で実用上は問題無いのでしょうけど、たまたま手持ちで
同じ長さの真鍮製インナーバレルが余ってたので交換しちゃいましたw
無論、先端はブラスブラックで染めてます。
さて、前述の通り箱出しでも良く動きますがそこは海外製、いつものようにハンマー周りのスプリングは硬め。
国内ガス向けとしては必要以上に強いんですよね。個人的には真夏を想定して40℃程度に温めたマガジンの
バルブを叩いてちゃんとバルブロックが掛かるハンマースプリングの強さがあれば、それ以上は各部品の耐久性を
弱めるだけ、と思ってます。
なので、まずはハンマースプリングを弱めます。
元の写真を撮り忘れましたが、腕の角度が90度くらい?だったのを写真のように120~130度くらい?にしました。
90度曲げされた腕の部分は下手に曲げると簡単に折れてしまうので、円の部分を1本ずつ均等にペンチで圧縮しながら
円の直径を小さくして、腕の角度を調整します。
また、シア/ノッカースプリングも強いので弱めてます。
こちらは逆に元が120度くらい?だったのを、90度弱にしました。
こちらの腕の部分は90度曲げされてないので、単純にペンチを突っ込んで腕部分を指でグイッと押して曲げましたw
スライドの引きが軽くなり、トリガーもスムーズになります。ケチらずにマルイ純正など、他社パーツを使うのもアリでしょうw
VFCも日本仕様を謳うならスプリング周りも変えて欲しいところですが、法令に触れるような初速などに関する場合でもない限り、
そこまではしてくれないですね・・・
あ、そうそう。リアシャーシのピンですが、抜け止めのローレットが刻まれてたので、抜く時は方向に注意してください。
あと、相変わらずガス入れる時に音がしない注入バルブ。400円くらいで売ってる国内対応注入バルブに換えるのが
手っ取り早いですが、その前に一度分解して注入側に付いてる小さなパッキンを外してみるのも良いです。
個体差はあるものの、これだけでガスの注入音がするようになり若干スムーズにガスが入るようになります。
【追記】
何度かご質問頂いたので追記しますね♪
アウターバレルからインナーバレルアッセンブリーを取り出すには、この辺にマイナスドライバーを突っ込んでこじりつつ、
インナーバレルガイド(ホップチェンバー)部分をこの画像の右上方向に無理くり押してやると外れると思います〜
今回はこれまで! 次回から、もうちょい内部を弄っていきます♪
・・・と言っても届いてから1週間経ってしまっていて、今更ではありますが巷で大人気!?のUMAREX/VFCのG19Xです。
予約したのは4/12、当初は5月に出るとか6月の頭とか言われてましたが、注文が殺到したのか?少し遅れましたね。
しかし待った甲斐はありました。届いてすぐに『コレは良いものだ認定』し(w)、手持ちの実XC-1を取り付け。
イイ感じです♪
すでに多くの方々がレポートされてるので外観については多く語る必要はなく、少々の不満はあるものの大変良い雰囲気です。
全体の形状、フレームの質感、スライドの塗装、さすがのVFCクオリティといったところ。先行して発売されていた某他メーカーの
G19Xを買っちゃった人に申し訳なくなるレベルです。
小さな不満の一つ、グリップ右側下の刻印はちょっと残念ですが、正式ライセンスを得たことは良い事なので受け入れましょうw
(今のところはww)
ツイッターのフレンドが『エキストラクターのプランジャーはシルバーでなくちゃね♪』と呟いていたのを見て、
早速精密ヤスリでシコシコして真似っこさせて頂きましたw
フロント/リアサイトは樹脂製。
形状は実物のMH3タイプ(金属製)を良く模してはいるものの、バリはあるし樹脂だし・・・
これは私勝手な憶測ですが、CRUSADERからスチール製サイトセットが2~3,000円で出るんじゃないかと?
G26のように面取りされたスライドやフレームの先端が好きなんですよね~♪
ポリゴナルライフリングを再現してるのかな? ただ、このG19Xや他のGen.5グロックの実銃ではポリゴナルを
やめて、GMB(Glock Marksman Barrel)とかいう新しいライフリングにしているようです。
まぁ、実銃画像見てもどんなライフリングなのか良く分からないし、そこまでトイガンで再現されても気付かないとは思いますw
ホップ調整はリコイルスプリングガイドに六角レンチを突っ込んで回して調整します。未入手ですが前作USPから
採用された方式ですね。道具は必要ながらもスライドを外す必要も引く必要も無いので、なかなか良い方法だと思います。
(※訂正・・・散々弄り回したHK45CTもそうでしたね。私はアホかと。)
早速フィールドストリップ。
VFCは細かい改良を常々行っていますが、グロック系のエンジン周りとしては第3世代になるんでしょうか?
作動は以前の物より確実に良くなってます。そのエンジンの中身についてはまた後日紹介します。
スライド先端、リコイルスプリング部分には樹脂バッファーが追加されました。リアルさには欠けますが、破損対策でしょうから
目をつぶりましょう。
フレーム側。フロント周りは前述のバッファーの関係で変わってますが、ハンマー周りは従来通りですね。
ここをエンジンと共に一新してFNS-9やVP9系の構造にしたらあの暴力的なリコイルを楽しめたのかも知れませんが、
あの構造は前回記事のような不具合が起きたり耐久性にもリスクがあるので、ユーザーが多い(平たく言うとたくさん売れるw)
グロックでは長年使われカスタムパーツも多いこの構造を踏襲するのが最適解なのかも知れません。
リコイルスプリングガイド。
根元の銀色のは亜鉛? 先端のリングはアルミで、それらとバネ以外は樹脂製です。
これもCRUSADERから金属製のカスタムパーツが出るんじゃないかと期待!(サイトセットよりは確率低いかも?)
真ん中のパーツは実物みたいに金属プレスで作ってくれたら最高なんですが・・・
その根元はこんな形状してます。
”の”の字になってる部分でホップ調整を行い、ギザギザ部分でクリックさせてます。
対するバレルガイド根元。
チラッと見えてる銀色の部分が前述の”の”の字で上下します。
インナーバレルは黒色仕上げ。VFCで私が見たのは初めてかも?
気になるホップ調整機構はこんな構造。
細いレバーとホップラバーを囲う部品はスチール製。バネ製の無い部品で直接ホップラバーを押す構造なので、
ホップの安定性がどうなのか?心配にはなりますが、実際はそんなに悪くないと思います。
で、バラして確信した黒いインナーバレル・・・ アルミ製でした。軽い。
色からしてアルマイト仕上げ、それにより表面硬度は十分で実用上は問題無いのでしょうけど、たまたま手持ちで
同じ長さの真鍮製インナーバレルが余ってたので交換しちゃいましたw
無論、先端はブラスブラックで染めてます。
さて、前述の通り箱出しでも良く動きますがそこは海外製、いつものようにハンマー周りのスプリングは硬め。
国内ガス向けとしては必要以上に強いんですよね。個人的には真夏を想定して40℃程度に温めたマガジンの
バルブを叩いてちゃんとバルブロックが掛かるハンマースプリングの強さがあれば、それ以上は各部品の耐久性を
弱めるだけ、と思ってます。
なので、まずはハンマースプリングを弱めます。
元の写真を撮り忘れましたが、腕の角度が90度くらい?だったのを写真のように120~130度くらい?にしました。
90度曲げされた腕の部分は下手に曲げると簡単に折れてしまうので、円の部分を1本ずつ均等にペンチで圧縮しながら
円の直径を小さくして、腕の角度を調整します。
また、シア/ノッカースプリングも強いので弱めてます。
こちらは逆に元が120度くらい?だったのを、90度弱にしました。
こちらの腕の部分は90度曲げされてないので、単純にペンチを突っ込んで腕部分を指でグイッと押して曲げましたw
スライドの引きが軽くなり、トリガーもスムーズになります。ケチらずにマルイ純正など、他社パーツを使うのもアリでしょうw
VFCも日本仕様を謳うならスプリング周りも変えて欲しいところですが、法令に触れるような初速などに関する場合でもない限り、
そこまではしてくれないですね・・・
あ、そうそう。リアシャーシのピンですが、抜け止めのローレットが刻まれてたので、抜く時は方向に注意してください。
あと、相変わらずガス入れる時に音がしない注入バルブ。400円くらいで売ってる国内対応注入バルブに換えるのが
手っ取り早いですが、その前に一度分解して注入側に付いてる小さなパッキンを外してみるのも良いです。
個体差はあるものの、これだけでガスの注入音がするようになり若干スムーズにガスが入るようになります。
【追記】
何度かご質問頂いたので追記しますね♪
アウターバレルからインナーバレルアッセンブリーを取り出すには、この辺にマイナスドライバーを突っ込んでこじりつつ、
インナーバレルガイド(ホップチェンバー)部分をこの画像の右上方向に無理くり押してやると外れると思います〜
今回はこれまで! 次回から、もうちょい内部を弄っていきます♪
2019年06月12日
VP9 小ネタとか
いやー、またすっかり間空いてしまいまして申し訳ないです。あじゃです。私は元気ですww
私の職を知る数少ない方々にはご理解頂けるかと思いますが、昨年末から当社なかなか大変な状況でして (´・ω・`)
そんな中、新製品に手を出す事もなく何故かまたVP9を入手。程度の良い中古をオクで落としました。
出品者の方の説明では昨年1月に新品で購入したとの事。
ご存知の通り(?)、VFCは何のアナウンスも無くちょいちょい改良してくるのですが、今までもグレーフレームのを出した辺りでマガジン背面が当たる
グリップフレーム内側のリブを高くし、同時にマガジンキャッチのスプリングを強くしてマガジン脱落問題を改善したりしてましたが、今回のは更にノズルが
変更されてました。
上&左のが新型です。ノズル先端がマルイ同様に伸ばされ、つまづきホップが改良されてました。
以前、このつまづきホップを改善するためにホップラバーやらを加工したりもしましたが、その必要がなくなりました♪ これは嬉しい!!
実際、以前の箱出し状態よりホップ安定してますよー
一方で一向に改善されないどころか酷くなってる?気もする、スライド引いてもハンマーがコックされずにスライドがスタックする問題。
今回のVP9にはDetonatorのスライドを組んだんですが、その問題が特に顕著に出ました。
その原因はコレ。
H121の刻印が入った前後スライド式のシア。
コレとリアシャーシの間のガタが大きいんです!
ハンマーをダウンしてスプリングを取り、シアを下に寄せたところ。
逆に、上に寄せたところ。
0.3mm程のガタでしょうか。たかが0.3mmと侮るなかれ、このシアはハンマーの軸に近いところをホールドするので、ハンマー先端では大きな差となります。
この為、本来のハンマーコック位置まで起こしてもシアが下に逃げてしまってコックされないままスライドが戻ると、内部で引っかかってスタックしてしまうんですね。
(ちなみにそうなってしまった場合、スライド後ろからハンマーとブリーチ(ノズル)の間に薄い板を差し込み、スライドを戻してあげましょう。)
このガタを少なくする為、手持ちの0.1mm厚のステンレス板からこんなパーツを作ってみました。
真横から見るとこんな感じ。
コレをシャーシに乗せて・・・
シアを組みます。
画像では飛びやすいので組んでませんが、スプリングはこのステンレス板の曲げた先端を後ろに押し付けるように組み付けます。
そうする事でシアが常に上に押し上げられ、ハンマーを起こした時に下に逃げる事なくコックされるようになりました♪
お悩みの方の参考になれば幸いです!(`・ω・´)
・・・ところで今回、前述の通り久し振りにDetonatorのスライドを組んだんですが、以前もたまに別機種で組んだ時も少し気になりながらも
スルーしてたのが、ノーマルスライドとの重量差。Detonatorに限らず削り出しのって、ノーマルのアルミ?鋳造スライドより軽いんですよね。
量ってみると、コレだけの差がありました。上がノーマル、下がDetonatorです。
どちらもフロントサイトとエキストラクター、コッキングサポートは付いてますが合わせても数グラムと思います。リアサイトやブリーチ周りは付いてません。
2倍近くの差があります。ノーマルスライドの内側は肉逃げがあってコレですから、材質としての比重はやはり2倍近くありそうな予感。
アルミにも鋳造用含めて色んな種類の合金があるとはいえ、それらの殆どが比重2.7〜3.0程度。
もしかしたら、ノーマルスライドはいわゆる亜鉛アルミ合金なのかも知れないなぁ〜?
・・・なぁんて、どうでも良い事が気になる今日この頃でした!ww
私の職を知る数少ない方々にはご理解頂けるかと思いますが、昨年末から当社なかなか大変な状況でして (´・ω・`)
そんな中、新製品に手を出す事もなく何故かまたVP9を入手。程度の良い中古をオクで落としました。
出品者の方の説明では昨年1月に新品で購入したとの事。
ご存知の通り(?)、VFCは何のアナウンスも無くちょいちょい改良してくるのですが、今までもグレーフレームのを出した辺りでマガジン背面が当たる
グリップフレーム内側のリブを高くし、同時にマガジンキャッチのスプリングを強くしてマガジン脱落問題を改善したりしてましたが、今回のは更にノズルが
変更されてました。
上&左のが新型です。ノズル先端がマルイ同様に伸ばされ、つまづきホップが改良されてました。
以前、このつまづきホップを改善するためにホップラバーやらを加工したりもしましたが、その必要がなくなりました♪ これは嬉しい!!
実際、以前の箱出し状態よりホップ安定してますよー
一方で一向に改善されないどころか酷くなってる?気もする、スライド引いてもハンマーがコックされずにスライドがスタックする問題。
今回のVP9にはDetonatorのスライドを組んだんですが、その問題が特に顕著に出ました。
その原因はコレ。
H121の刻印が入った前後スライド式のシア。
コレとリアシャーシの間のガタが大きいんです!
ハンマーをダウンしてスプリングを取り、シアを下に寄せたところ。
逆に、上に寄せたところ。
0.3mm程のガタでしょうか。たかが0.3mmと侮るなかれ、このシアはハンマーの軸に近いところをホールドするので、ハンマー先端では大きな差となります。
この為、本来のハンマーコック位置まで起こしてもシアが下に逃げてしまってコックされないままスライドが戻ると、内部で引っかかってスタックしてしまうんですね。
(ちなみにそうなってしまった場合、スライド後ろからハンマーとブリーチ(ノズル)の間に薄い板を差し込み、スライドを戻してあげましょう。)
このガタを少なくする為、手持ちの0.1mm厚のステンレス板からこんなパーツを作ってみました。
真横から見るとこんな感じ。
コレをシャーシに乗せて・・・
シアを組みます。
画像では飛びやすいので組んでませんが、スプリングはこのステンレス板の曲げた先端を後ろに押し付けるように組み付けます。
そうする事でシアが常に上に押し上げられ、ハンマーを起こした時に下に逃げる事なくコックされるようになりました♪
お悩みの方の参考になれば幸いです!(`・ω・´)
・・・ところで今回、前述の通り久し振りにDetonatorのスライドを組んだんですが、以前もたまに別機種で組んだ時も少し気になりながらも
スルーしてたのが、ノーマルスライドとの重量差。Detonatorに限らず削り出しのって、ノーマルのアルミ?鋳造スライドより軽いんですよね。
量ってみると、コレだけの差がありました。上がノーマル、下がDetonatorです。
どちらもフロントサイトとエキストラクター、コッキングサポートは付いてますが合わせても数グラムと思います。リアサイトやブリーチ周りは付いてません。
2倍近くの差があります。ノーマルスライドの内側は肉逃げがあってコレですから、材質としての比重はやはり2倍近くありそうな予感。
アルミにも鋳造用含めて色んな種類の合金があるとはいえ、それらの殆どが比重2.7〜3.0程度。
もしかしたら、ノーマルスライドはいわゆる亜鉛アルミ合金なのかも知れないなぁ〜?
・・・なぁんて、どうでも良い事が気になる今日この頃でした!ww