2020年05月24日

Bill Wilson Carry Pistol パーツ加工編

それでは引き続きビル・キャリーの加工を行っていきます。

まずはこのリアサイト。



全体の形状は大変良く出来てるのですが、当時の実銃画像を見るとどれもUノッチなんですよね・・・


という事で、塗装剥離後にノッチにジーナスを盛ってU字に整形!







次に、前回仕上げ直した時の一番の心残りだったサムセフティに取り掛かります。

WAのは指掛けの形状とか、全体にちょっと線が細くて頼りないんですよね・・・

そこで登場するのがコチラ!



そう、ウィルソンの実物サムセフティ!!
これもだいぶ前にとある方から譲って頂いたモノで、その時からこのビル・キャリーに使おうと思っていたのが
数年の時を経て今ようやく現実に・・・


とか言いつつ、そのまま実物を使っちゃうのは勿体無くなってしまったので、型取りしますw



今まで使ってた『型取り君』を切らしてしまったので、100均で買ってきた『おゆまる』を使いました。


元のWAのサムセフティは表面を削って荒くしておきます。




取った型にジーナスを詰め、WAのセフティを押し入れて形状転写!


(左のがその直後のセフティ)


バリを取ってフレームのラインに合わせて削っていき、ところどころにスが出てきたり削り過ぎちゃったりした部分に
再度ジーナスを盛り付け、納得いくまでシコシコし続けます。




で、最終的にこんな状態に。


(この画像では右がそうです)

元の形状よりかなりマシになったのでは無いでしょうか!? 少なくとも私はコレでご飯三杯イケそうです!!w


また、WAのセフティ軸はアンビ対応の為に5mm軸になってるので、右側だけ外径5mm、内径4mmの真鍮パイプを
短く切ったものを埋め込みました。



このアイデアはてるぱさんのパクリですスミマセンw


で、セフティの方は先っちょだけ4mmにします。
てるぱさんは専用治具を作って旋盤で削られてましたが、私にはそれは出来ないので、まずはヤスリで多角形を作っていき・・・




角を落としながら4mm径になるようにシコシコ。実際はちょっと細めに、3.8mmくらいになってます。




・・・という事で、これで加工は全て完了!(ホントは他にも色々シコシコしてますが、その辺は完成編で…)


次回、完成編です♪