2021年08月14日

SIG SAUER P229 Nitron Compact GBB 製作記②

前回書き忘れたことが一つありました。

製作中はタナカのP228やP229を参考にしてテイクダウンレバーの位置を4mm後退させ、チャンバー部は3mm短縮しましたが、
その後入手したP229Rのブルーガンを確認したところ、そこから更に1.5mmほど後退・短縮させるのが正しい寸法のようです。

それを知った時には後の祭り・・・ まぁ、他にも細かい寸法は違う部分もあるし、メカ的な寸法からこれ以上は難しい部分も
あるので、気にしない事に。


という事で、バレルガイド(ホップチャンバー)の加工です。



それにしても、この左側にある四角い凹みは何なんだろ? アウターバレルを後座させるバネでも仕込むつもりだったのかな・・・?


さて、そんな事は置いておいて、テイクダウンレバーを4mm後退させた分、インナーバレル軸線から下の部分を4mm削ります。



上半分は後述のアウターバレル加工に合わせ、3mm後退。


バレルガイドの左右を留めるネジ2本のうち前の1本が使えず、インナーバレルの固定がちょっと甘くなるものの、
今のところ支障はありません。



また、リコイルスプリングガイドが入り込む四角い穴も4mm浅くなってしまうので、リコイルスプリングガイドの四角い柱を
4mm短くしておきました。組み立て時にちょっとコツが要るようになりますが、大きな支障はありません。(画像無し)


続いてアウターバレル。



チャンバー部分を3mm短くするのですが、左側面にはチャンバー部分を上下させるためのカム形状があるので、
中抜きします。


こんな風にカット。




接着します。



薄いので補強用のピンなどは入れてませんが、ABSなので結構強固にくっ付いてくれたようです。これで左側面だけ3mm短縮。


その3mm短くなった左側面に合わせ、上面~右側面は後端を削って長さを合わせます。



面倒な事をしているように見えるかも知れませんが、外から見えない部分に繋ぎ目を持っていけば後が楽ですし、
元の刻印がやや前寄りだったので、そのまま生かす事も出来ました♪


という事で、バレル部分もスライドを引いても見えない部分で中抜き。



バレル全体では最終的に15mm短くしますが、ここでは11mm中抜きしました。
チャンバー短縮の3mmと合わせて14mmで、最後の1mmは変な形の銃口の修正に回します。


中抜きしたバレルを接合しますが、補強のため0.1mm厚のSUS板を丸く曲げたモノを入れました。



上側に大きめの隙間を設けたのは、チャンバーが下がった時にインナーバレルと干渉しないようにするためです。


曲がりがないかどうか確認(目視ですが)しながら、ガッチリと接着!!




硬化後に整形。



バッチリですね♪


また、チャンバーの角はP226では二つの面で面取り?されてますがP229では1面なので、上側の1面にABS板を
貼り付けて整形します。



おぉ! 一気にP229らしくなってきましたね!!(←イヤその感覚おかしいからw)


という事で次回、いよいよスライド加工に入ります♪


お楽しみに!!




  


Posted by あじゃ  at 14:48Comments(6)P22*系