2021年08月15日

SIG SAUER P229 Nitron Compact GBB 製作記③

今回はスライドの加工です。

まずは短縮加工。今回は接着強度を出しやすいABSなので輪切りにして中抜きでも大丈夫かも知れないのですが、
マルイのP226って割とビシッ!と鋭いリコイルなので、撃つたびに壊れないかとドキドキするのも嫌なので・・・




HWの時のように接着強度を稼げるよう、こんな風にカットしました。




こんな風に組み合わさります。



スライドの短縮量はバレルと同じ15mmですが、この時点では14mm短縮。残りの1mmは前面を削りました。


接合面を整えたら、補強用のピン(Φ1.7のステンレス釘をカットしたモノ)を入れます。




また、前回記事の最後で形状変更したチャンバー上面に合わせ、スライド内側の天井もフラットにしておきます。



ココは接着前の方が加工しやすいので、それも計算に入れた上での加工工程だったりします♪


で、ガッチリと接着!



接着面積を最大限確保した上でピンも入れてるので、少なくともこの部分では全く壊れる気がしません。ガッチガチやぞ?

あと、左上にチラッと写ってますが、エジェクションポートの前側に先ほどカットした端材やABS板を接着し、3mm短縮しました。


セレーションは全て削り落としてから、今回も細切りにしたABS板を貼り付けていきます。





硬化後、角ヤスリ等を使ってシコシコと仕上げます。


コチラは仕上げ後の状態ですが、左側面には短く切ったスパイラルロールピンを埋め込み。




スライド上面後部は前側に合わせてRを強くしてます。
そのため肉薄になっているので、エキストラクターのピンは短く切ったスパイラルロールピンをブリーチに穴を開けて固定。



右のは1mm厚のABSから作ったダミーエキストラクター。最後にスライドに接着固定します。


再度仕上げ前の状態に戻りますが、元の刻印を埋めて適当に溶きパテを筆塗りしたスライドに、刻印データをペタリ。



テイクダウンレバー用の半月状の切り欠きも移設済みです。


この頃、新型コロナのワクチン接種をした為か、目からレーザーが出るようになったので(USO800)、ビーッとなww



全ての形状変更を終え、サフを吹いた状態です。手彫り中にはみ出した箇所は、溶きパテで補修。


P229のスライドのデザインはP226と似てはいますが、上の画像の左のほうに見えるアゴの両サイドのカーブのラインや、
上面~側面の角のRの有無、エジェクションポート左の肩の高さ、その周辺の形状等々、細かく形状が違う部分が
沢山あって中々厄介ではありますが、それがまたカッコいいんだなぁ~♪


次回でラスト!

フレームの残りの加工と、あのE2グリップの謎に迫ります!! 請うご期待!!!



  


Posted by あじゃ  at 18:31Comments(2)P22*系