2021年08月29日

Vector Optics Frenzy-S 1x17x24 AUT

前回と似たようなタイトルですがw

Vector Opticsのドットサイトの出来の良さに感動した私は、ついついもう一つ別のもポチッとしてしまいまして・・・

それがコチラのFrenzy-S 1x17x24 AUT。





アルミ削り出しの高級感のある外観に一目惚れしてしまいましたw

Frenzy-Sというと最近国内でも見掛ける安価な樹脂ボディのタイプ(1x16x22)もありますが、コチラは前述のとおり
アルミ削り出しで、ウィンドウも一回り大きい17x24と、RMRなどと同クラスのウィンドウサイズです。

ちなみにコチラも自動調光タイプとモーションセンサーのタイプがありますが、今回は自動調光タイプを選んでみました。
モーションセンサーのタイプではレンズ部の左右に光量を調整するスイッチがありますが、コチラはそれが無くスッキリした
外観になっています。


今回もRMRレプリカとの比較を。







このようにウィンドウサイズはRMR同等ですが、ボディサイズは一回り小さい、SHIELDのRMScやSIGのRomeo Zeroなどと
同じフットプリントとなっています。(ネジ間ピッチはドクターサイトなどと同じ14mm)
また、ベース部分は前回の1x22x26と同じく高さ7.2mmの薄型で、バックアップリアサイトの形状も作られています。


小さいながらも、RMRと同じCR2032を使用し、ランタイムは公称で20,000時間との事。十分ですw




視界はほんのちょっと青みがかってはいるものの大変クリアで、どの位置でもドットは非常に綺麗に見えます♪












さて、一目惚れして買ったは良いものの何に取り付けるか決めてなかったのですが(w)、悩んだ挙句ネジピッチが合う
マルイのM&P9Lに取り付ける事に。

まずはM&P9Lに付属のマウントスペーサーを・・・




このように加工。



マルイのマイクロプロサイト用突起を削り落とし、外形形状を今回のFrenzy-Sに合わせました。


んで、銃に取り付けたのがコチラ!









元々、例えばGlock 43とかSpringfield ArmoryのHellcat等のサブコンパクト向けのサイズなので後ろに大きな隙間が
出来ちゃいますが、左右の幅もRMRなどより小さいのでスライドの幅からはみ出さずに搭載でき、銃の厚みを増やさず、
リアセレーションをつまんでスライドを引く時も妨げにならないのが美点かと♪


スッキリしてて高級感のある外観がM&P9Lに良く似合ってると思います!







ただねぇ・・・ ちょっと失敗したな~って思ってるのが、スイッチの無いスッキリ外観に惹かれて自動調光を選んじゃった事。

と言うのもこの子の自動調光、上の2番目の画像に写ってるんですがレンズの後ろ、ボディの上面に受光センサーが
あるんですよね。つまり、自分がいる場所の明るさに合わせてドットの明るさを自動調光します

周囲の明るさに合わせてドットの明るさが調整されるのは(一見)便利で、一定の明るさの環境下ならその調整具合は申し分ありません。


駄菓子菓子!!


暗いところから明るいところにあるターゲットを狙うと、ドットが暗くて見辛い・・・(´・ω・`)

暗い部屋でライトを使ってターゲットを照らした時も、やはりドットが暗くて見辛い・・・(´・ω・`)

また晴天下の場合でも、受光センサーに直接光が当たるとドットも十分明るくなりますが、受光センサーがレンズガードの陰に隠れると、
ドットが暗くなる・・・(´・ω・`)

受光センサーがボディの前面で尚且つ指向性が高い、つまり自分の居るところじゃなくターゲットの明るさを検知するように
しないと、自動調光は役に立たないのでは・・・?

その辺、前述のRMScやRomeo Zeroなんかはちゃんとしてるのかなぁ?・・・などと気にはなるものの、なかなか手が出ないお値段。


でも、この子も自動調光じゃなければその他は文句無いのになぁ~~

と、ふと見たら今回も利用したアリエクのVector公式ショップがセール開始してたので、モーションセンサーのタイプもポチっちゃいましたw
届くのは今度も1ヶ月くらい先かな? 昔と違ってヨーロッパの倉庫から船便で発送されるので、時間掛かるんですよね~


ちなみに何に着けるかはまだ考えてませんwww





  


Posted by あじゃ  at 15:42Comments(4)アイテム

2021年08月28日

Vector Optics Frenzy-X 1x22x26 MOS

今回はカスタムは一休みして、ドットサイトのご紹介です。

タイトルの通り、Vector Optics Frenzy-X 1x22x26 MOSという製品。(製品番号SCRD-36)





Vector Opticsの製品を最初に買ったのは4年前、Siegfried 6-25×50 FFPというスコープでした。(現在は絶版)
実銃対応としては低価格ながら私なんかには十分過ぎる高性能で、その後魅力的なドットサイトなども出してきて
また何か欲しいなぁとずっと考えていたものの、なかなか個人的にコレ!っていうのが無かったんですが・・・

今回のコレにはビビッ!と来ちゃいまして。

その理由の一つが、いくつかの種類があるVector Opticsのオープン型ドットサイトの中で唯一、RMRフットプリントである事。
Frenzy-Xシリーズには1x20x28という似たサイズのモデルもあるのですが、そちらはドクターサイトなどのフットプリント。

次に、(これは前述の1x20x28も同じですが)レンズの後ろの本体部分って言うのかな?ベース部分の高さが7.2mmと、
RMR(レプリカ)の高さ約9mmよりかなり低い事。

そして最後に、よくスイッチを切り忘れて電池切れを起こしてしまう私にピッタリな(w)、モーションセンサーが搭載されている事。
動かさない状態が2分続くとドットが消え、動かすとまた点灯します。(割と少しの振動でも反応します)
※末尾がMOSではなくAUTとなっている、自動調光タイプもあります。

ちなみにマウント類は付属してませんのでご注意を。


RMRフットプリントという事で、手持ちのRMRとSRO(どちらもレプリカですが恐らくリアルサイズかと)と見比べてみましょう~

フットプリントは全部同じですが、レンズ部分を含めた全長はSROとRMRの中間です。




全高もやはり中間。





全体に肉厚でマッチョなSRO/RMRに対して、かなりスッキリした印象ですね。私好みですw


ですが、ウィンドウのサイズはSROとほぼ同じ!



ベース部分の薄さが良く分かりますね♪


実銃対応という事で、ウィンドウの真ん中はもちろん上でも下でも右でも左でも、ドットが綺麗に見えるのが素晴らしいです。






まぁ、RMRあたりのウィンドウサイズならレプリカでも(光源の調整次第では)そこそこ綺麗に見えるんですが、SROくらいになると
レプリカでは上半分が使い物にならなかったので余計に感動しましたw

コチラがそのSROレプリカ。真ん中は良いんですが・・・




上に行くとドットが滲むw



写真ではまだ良く見えてますが、肉眼ではもっと縦に歪んでしまって全く使い物になりませーん。


んで、このドットサイトを着けたかったのが、3年前にRMR直載せ加工を施したこのVP9!!





当時、限界ギリギリの低さでRMR(レプリカ)を直載せしましたが、Crusaderのハイサイトではリアサイトのノッチが半分くらい
RMRで隠れちゃってたんですよね・・・


それがこのようにちょうど良い高さ関係になりました♪






ちなみにこの子もRMR同様に下からバッテリーを入れるタイプでシーリング用のパッキンも入ってるので、サイトと銃の間に
挟むプレートが以前自作した0.1mm厚のSUS板だと変形してエンジンに干渉しちゃうため、0.5mm厚の亜鉛メッキ鋼板に
変更しました。(RMRレプリカの時はプレートが変形しないよう、パッキンを半分の厚さに加工して取り付けてました。)



左のが0.1mmのSUS板、右の二つが0.5mm厚の亜鉛メッキ鋼板です。糸鋸とドリルとヤスリで自作しました。
(誰だ?今回カスタムは一休みなんて言ったのは!?w)


亜鉛めっきの表面を軽く研磨して、ブルーイング。




ムラだらけですが、側面しか見えないのでコレでヨシ!!w







・・・うん。良いですねVector Opticsのドットサイト。気に入りました♪


ちなみにもう1個のプレートは先日のP229Rに付けました。



コチラは逆にアイアンサイトが高過ぎたかな?って感じだったのが、ちょうど良い感じになりました~


最後に、今回自作する前は本家Trijiconのシーリングプレート買えば良いじゃん!板切れ一枚だから安いっしょ!?
とか思ったんですが、日本国内では6千円(!)とかするのを見て、すぐに諦めて密林で千円もしない亜鉛メッキ鋼板を
買った次第ですww


デカいの買っちゃったんで、まだまだ沢山作ろうと思えば作れます。



って、こんなに使いきれないだろうなぁ~~~www












  


Posted by あじゃ  at 12:22Comments(2)アイテムHK VP9

2021年08月26日

SIG SAUER P229 Nitron Compact GBB トリガー変更

さてさて、そんなこんなで完成したマルイベースのP229 Nitron Compactですが、タナカベースのモデルガンと
瓜二つ過ぎて作った自分でも見分けがつかない程。(嘘ですw)

何かちょっと個性を出したいな~と、前から気になっていたコチラのトリガーを作ってみる事にしました。(外から見える部分だけw)





GRAYGUNSのSIG用ELSトリガーキットと言って、形状としてはほぼ完全に真っ直ぐなストレートタイプと、ややカーブしてる
ハイブリッドの2種類があるんですが、後者をチョイス。
どちらの形状も、ダブルアクションを重視した純正トリガーに対して、より使用頻度の高いシングルアクションでの引き易さを
重視したのかな?と思うのですが、逆にダブルアクションではどうなんだろう?と気になっていたんですよね。

まぁ、気に入らなかったら元に戻せば良いし~って事で、マルイP226Rの純正トリガー(中古)を入手し、加工してみました。



右が加工前で、左が加工後です。先端はジーナスで肉盛りしてトリガーガードに当たらないギリギリまで延長し、あとは削り方向。
・・・なのですが、調子に乗って削り過ぎたので(w)上側もちょっと肉盛りして修正してます。


高耐久艶消し黒で塗装し、組み込み!






ダブルアクションの位置では、このようにややしゃくれ気味にも見えますが、予想に反してさほど引きにくさなどは感じませんでした。




一方でシングルアクション時はこのようなポジションとなり、かなり引き易くコントロールしやすいです♪




しかしやはり、この見た目は好みが分かれるところですかね・・・?





私は気に入ったので、このままにしようかと♪


という事で、マルイベースのP229 Nitron Compact関連の記事は今回でおしまい(の予定)です。




スライド引いたついでに。




次回からは小ネタを挟みつつ、またSIGかな~ww










  


Posted by あじゃ  at 14:25Comments(6)P22*系

2021年08月17日

SIG SAUER P229 Nitron Compact GBB 製作記④

マルイベース、P229 Nitron Compact GBBの製作記も今回でラスト!

まずはフレームの残りの加工から。

トリガーガードですが、P226とP229では似ているものの下側の角度が異なる(P229の方が上ずってる)ので、
前面セレーションの下あたりで一旦切り、2mmほどの隙間を作ります。




グッと押さえたまま、接着。



念のため、トリガーガード下側をヒートガンで温めて残留応力を除去した・・・つもり。たぶん大丈夫ww


刻印はスライドと同様にいったん元のを埋めてから、刻印データを貼り付けて・・・




手彫り。



見切れちゃってますが、シリアルナンバーのところのASGKも埋めて、AJのアルファベットだけ手彫りしました。



続いて、グリップフレームの短縮です。

本来なら(例えばタナカP229のグリップを使うなら)下側のスクリュースタッドを移設等するところですが、今回は単純にズバッと
下側をカットしました。



最終的に9mm短くします。ケガキの線がその狙いですが、スタッドの穴ギリギリです。


内側にC面を付ける為もあり、穴の下側だけにABS板を貼り付けてD形状にしました。



ちなみにマガジンは当初マルイのを切り詰める予定でしたが、WEのP228/229用が世の中にある事に気づき、そのまま使用する
事にしました。長さもちょうど良いし、手間を考えたら買った方が楽ですしww


フレーム側は既に写ってますがダストカバーの先端の他、ハンマー周りの背面の角度変更や、位置を変更したテイクダウンレバーに合わせて
トリガー上の段差も後退させたり、フロントストラップのセレーションを手直ししたり、好みでトリガーガード全体をちょっと薄くしたり、
テイクダウンレバーやデコッキングレバーの形状変更に、グリップの上にある段差の斜めカットを変えたりと、色々と手を加えております~







んで、肝心のグリップですが、元のP226E2グリップを加工します! なので、スタッドを移設しなかったんですね。

まずは長さを切り詰め、セメダインのエポキシパテをモリモリ。




マグウェル周りなどはパテが硬化する前にヘラなどでそれっぽい形状にしておきます。



また、デザインナイフで左右を切り離しておきました。


硬化後、実物グリップをお手本にヤスリで形状を作っていきます。





このE2グリップはエルゴノミックな起伏が肝になるので、いろんな角度から見ながら、また左右の厚みをノギスで測りながら、
ひたすらシコシコしました。部分的に薄くなって穴が開いてしまうので、そういった部分には予め裏から瞬着で肉盛りしてます。


ほぼ形状が出来たところで、実物グリップのテクスチャー範囲を型取った紙を貼り付け。







この輪郭の内側を、彫刻刀で一段掘り下げます。







この辺の加工方法は以前、Tiki Hicapのグリップフレームを作った時と同じですね。
つか、そうか、あれからもう10年経ったのか・・・ そりゃオッサンになるわけだ・・・ww


んで! 今回の問題はそのテクスチャーです。独特なE2グリップのシボ形状を、更にはSIG SAUERのロゴも再現したい・・・
(オッサンは更に欲張りになりましたw)


という事で、実物グリップのテクスチャーを、型取り君(お湯で温めると軟らかくなるプラスチック粘土)で型取り!!



お湯につけて軟らかくなった型取り君を薄く伸ばし、グリップに押し当てます。これだけ広い面積だとすぐに冷えて固くなってしまうので、
部分的にヒートガンで温めながら押し当てました。(実物グリップは強化ナイロン樹脂なので結構熱に強いです)


テクスチャーの輪郭に切り出した型とグリップの両方に薄くJBウェルドを盛って、目合わせで位置決めして貼り合わせます。




硬化後に型を剝がしてみると・・・



おぉ!! 部分的に転写が甘かったり、よーく見ると小さな気泡がテクスチャー全体にあるけど、かなりそれっぽく出来てる!!!

ただ、ちょっとズレちゃったかな~?


少々のズレには目をつぶり、背面のテクスチャーも同様に転写。



こちらは完全硬化する前に型を剥がし、真ん中にデザインナイフを入れて左右を分離します。


JBウェルドがはみ出した枠の部分をシコシコし、テクスチャーの転写が甘い部分を針で手直ししました。



・・・結局、左側のズレが気になってしまったので、左側だけ削り落として最初からやり直しましたけど・・・(めっちゃ疲れた)


話が前後しますが、フレームの下の穴をD形状にしたので、グリップ側の十字突起の下側を削ってT時にしています。



また、ご覧のようにマガジン後ろのマグウェル部はエポキシパテで形を作っているので、強度を考えてランヤード穴は背面のみ
(実物は下にも穴が開いてる)のフェイクとしました。


フレームに取り付けた状態で最終チェック!










実物グリップと並べて。






実物と比べると左右の厚みが0.5mmほど厚かったりして完全コピーとはいきませんでしたが、独特の握り易さや外観はかなり
再現できたと思います♪ 良く頑張ったな、俺・・・


あと、グリップ内側の元のメカはほぼ無加工、ハンマースプリングのハウジング?ウェイト?の下側を少しカットしたくらい。

また、今回は以前やったハンマーのひびき打ち化は見送りました。面倒ってのもありますが、アレをやるとハンマースプリングを
かなり強くしないといけなくて、そうするとダブルアクションが激重になるので・・・


という事で、出来上がり記事はコチラから♪


【おまけ その1】
これはどうでも良い事ですが、最初の画像の時に悲劇が起こりまして・・・ 先日完成記事を書いたタナカのP229R
フレーム単体(その時すでに加工も仕上げ塗装も終えていた)を見本として横に置いておいたんですが、何を血迷ったのか、
そのフレームのトリガーガードを切ってしまったんです。


・・・何言ってるか分からねーと思うが、その時俺も自分で何をしたのか分からなかったんだ・・・


切り終えた瞬間、あれ?随分このフレーム綺麗だな?(←そりゃバッチリ仕上げ直したフレームだからね~)


・・・うわああああああ!!! やってしまったのか俺は!!??? 神サマお願い5分だけ時間を戻して!?(無理)


その後、泣きながら修復しました。(ホントに泣いた)


教訓。


『ノコギリで切る時は慎重に』


慣れって怖いですね~・・・



【おまけ その②】
今回のマルイベースP229記事、もう1回だけ続きますww






  


Posted by あじゃ  at 11:37Comments(6)P22*系

2021年08月15日

SIG SAUER P229 Nitron Compact GBB 製作記③

今回はスライドの加工です。

まずは短縮加工。今回は接着強度を出しやすいABSなので輪切りにして中抜きでも大丈夫かも知れないのですが、
マルイのP226って割とビシッ!と鋭いリコイルなので、撃つたびに壊れないかとドキドキするのも嫌なので・・・




HWの時のように接着強度を稼げるよう、こんな風にカットしました。




こんな風に組み合わさります。



スライドの短縮量はバレルと同じ15mmですが、この時点では14mm短縮。残りの1mmは前面を削りました。


接合面を整えたら、補強用のピン(Φ1.7のステンレス釘をカットしたモノ)を入れます。




また、前回記事の最後で形状変更したチャンバー上面に合わせ、スライド内側の天井もフラットにしておきます。



ココは接着前の方が加工しやすいので、それも計算に入れた上での加工工程だったりします♪


で、ガッチリと接着!



接着面積を最大限確保した上でピンも入れてるので、少なくともこの部分では全く壊れる気がしません。ガッチガチやぞ?

あと、左上にチラッと写ってますが、エジェクションポートの前側に先ほどカットした端材やABS板を接着し、3mm短縮しました。


セレーションは全て削り落としてから、今回も細切りにしたABS板を貼り付けていきます。





硬化後、角ヤスリ等を使ってシコシコと仕上げます。


コチラは仕上げ後の状態ですが、左側面には短く切ったスパイラルロールピンを埋め込み。




スライド上面後部は前側に合わせてRを強くしてます。
そのため肉薄になっているので、エキストラクターのピンは短く切ったスパイラルロールピンをブリーチに穴を開けて固定。



右のは1mm厚のABSから作ったダミーエキストラクター。最後にスライドに接着固定します。


再度仕上げ前の状態に戻りますが、元の刻印を埋めて適当に溶きパテを筆塗りしたスライドに、刻印データをペタリ。



テイクダウンレバー用の半月状の切り欠きも移設済みです。


この頃、新型コロナのワクチン接種をした為か、目からレーザーが出るようになったので(USO800)、ビーッとなww



全ての形状変更を終え、サフを吹いた状態です。手彫り中にはみ出した箇所は、溶きパテで補修。


P229のスライドのデザインはP226と似てはいますが、上の画像の左のほうに見えるアゴの両サイドのカーブのラインや、
上面~側面の角のRの有無、エジェクションポート左の肩の高さ、その周辺の形状等々、細かく形状が違う部分が
沢山あって中々厄介ではありますが、それがまたカッコいいんだなぁ~♪


次回でラスト!

フレームの残りの加工と、あのE2グリップの謎に迫ります!! 請うご期待!!!



  


Posted by あじゃ  at 18:31Comments(2)P22*系

2021年08月14日

SIG SAUER P229 Nitron Compact GBB 製作記②

前回書き忘れたことが一つありました。

製作中はタナカのP228やP229を参考にしてテイクダウンレバーの位置を4mm後退させ、チャンバー部は3mm短縮しましたが、
その後入手したP229Rのブルーガンを確認したところ、そこから更に1.5mmほど後退・短縮させるのが正しい寸法のようです。

それを知った時には後の祭り・・・ まぁ、他にも細かい寸法は違う部分もあるし、メカ的な寸法からこれ以上は難しい部分も
あるので、気にしない事に。


という事で、バレルガイド(ホップチャンバー)の加工です。



それにしても、この左側にある四角い凹みは何なんだろ? アウターバレルを後座させるバネでも仕込むつもりだったのかな・・・?


さて、そんな事は置いておいて、テイクダウンレバーを4mm後退させた分、インナーバレル軸線から下の部分を4mm削ります。



上半分は後述のアウターバレル加工に合わせ、3mm後退。


バレルガイドの左右を留めるネジ2本のうち前の1本が使えず、インナーバレルの固定がちょっと甘くなるものの、
今のところ支障はありません。



また、リコイルスプリングガイドが入り込む四角い穴も4mm浅くなってしまうので、リコイルスプリングガイドの四角い柱を
4mm短くしておきました。組み立て時にちょっとコツが要るようになりますが、大きな支障はありません。(画像無し)


続いてアウターバレル。



チャンバー部分を3mm短くするのですが、左側面にはチャンバー部分を上下させるためのカム形状があるので、
中抜きします。


こんな風にカット。




接着します。



薄いので補強用のピンなどは入れてませんが、ABSなので結構強固にくっ付いてくれたようです。これで左側面だけ3mm短縮。


その3mm短くなった左側面に合わせ、上面~右側面は後端を削って長さを合わせます。



面倒な事をしているように見えるかも知れませんが、外から見えない部分に繋ぎ目を持っていけば後が楽ですし、
元の刻印がやや前寄りだったので、そのまま生かす事も出来ました♪


という事で、バレル部分もスライドを引いても見えない部分で中抜き。



バレル全体では最終的に15mm短くしますが、ここでは11mm中抜きしました。
チャンバー短縮の3mmと合わせて14mmで、最後の1mmは変な形の銃口の修正に回します。


中抜きしたバレルを接合しますが、補強のため0.1mm厚のSUS板を丸く曲げたモノを入れました。



上側に大きめの隙間を設けたのは、チャンバーが下がった時にインナーバレルと干渉しないようにするためです。


曲がりがないかどうか確認(目視ですが)しながら、ガッチリと接着!!




硬化後に整形。



バッチリですね♪


また、チャンバーの角はP226では二つの面で面取り?されてますがP229では1面なので、上側の1面にABS板を
貼り付けて整形します。



おぉ! 一気にP229らしくなってきましたね!!(←イヤその感覚おかしいからw)


という事で次回、いよいよスライド加工に入ります♪


お楽しみに!!




  


Posted by あじゃ  at 14:48Comments(6)P22*系

2021年08月13日

SIG SAUER P229 Nitron Compact GBB 製作記①

それでは、先日完成画像をお披露目したマルイベースのP229 Nitron Compactの製作記を始めまーす♪


事の始まりは時を遡る事、二ヶ月前。


見た感じ美品のマルイP226E2が5kで出品されていたけど、もう持ってるしなぁ~と華麗にスルー。(`・ω・´)


・・・するつもりが、終了間際になっても入札がなかったのでついついポチッとなw そしてそのまま落札ww


あぁっ! またSIGを買ってしまった!! さてどうしよう??(←買ってから考えるなw)


そうだ! 気軽に撃てるP229 Nitron Compactを作ろう!! という事で、届いてすぐに完全分解♪




フルサイズのP226からコンパクトサイズのP229を作るのは初めて、ですが幸いにも立体資料は手元に色々ありますw

両者を比べてみるとスライドやフレームの長さはもちろんの事ながら、エジェクションポートの前後長の違いや
それに伴ってテイクダウンレバーの位置も違う事も分かります。

という事で、まずはフロントシャーシの加工から始めます。




リューターを使い、まずはテイクダウンレバーの穴を後ろに4mmほど拡大。



シャーシ中央にあるテイクダウンレバーのクリックギミックは使えなくなるので、思い切ってオミットしちゃいます。


フレーム側の穴はいったんABS板ですべて塞いで・・・




4mm後ろにズラして穴を開け直します。




続いてフロントシャーシの前面を6mm弱(5.7mm狙い)カット。




すると、元のナベねじでは頭の出っ張りがスライドに干渉するようになるので・・・




ドリルで皿モミして、皿ねじに変更します。




後ろに拡大したシャーシの穴は、前側をJBウエルドで埋めました。フレームに開けた穴とぴったり合うようにします。



この部分は、ブローバックエンジンの圧力がノズル⇒バレルガイド(ホップチャンバー)⇒テイクダウンレバーを介して
掛かるのである程度の強度が必要ですが、頑丈なJBウエルド(あるいはジーナスなど)なら問題なさそうです。


とりあえず今回はココまで。

次回はバレルガイド(ホップチャンバー)やアウターバレルの加工を紹介します♪



  


Posted by あじゃ  at 21:59Comments(7)P22*系

2021年08月08日

SIG SAUER P229R カスタム完成♪

今回はタナカP229ベースのP229Rカスタムの方ですw

鈴友さんにセラコートをお願いしていたパーツが上がってきました~♪



沢山ありますが、すべてSIG。今回のP229RJumoさんのP229SAS、それから以前仕上げたMK.25
小物金属パーツをセラコートして頂きました。自家焼付塗装も良いんですが、やはり丈夫さや質感はセラコートには敵いません。
今回も完ぺきな仕上がりです。鈴友さんに感謝♪


セラコートを待つ間に仕上げておいたP229Rのフレームやスライドに組んで・・・


P229Rカスタム、完成です!!!





今回もフレームは高耐久艶消し黒、スライドはダークパーカー⇒高耐久艶消しクリアで仕上げてます。


待望のダミーカートも買いましたよ~



C-Tecの6発セットを2セット買いましたが、1諭吉以上・・・ ちょっと高いけど、マガジンに装填する時の感触とかは
やはりアルミより真鍮の方が好みなんで、満足です!


タナカのHWフレームにマルイのABSフレームからレール部分を移植したフレームもバッチリですね。




手彫りのフレーム刻印もこの通り!




スライドの刻印は基本的に元のままで、ちょっと薄い部分を追い彫りしたくらいです。




トリガーガードも違和感無く繋がってますね♪



マガジンキャッチプレートはピン位置の正しいP226用を加工移植し、セラコートして頂きました。


例のハンマー右側、フレームの斜めカットもぬかりなく再現。




フロントストラップのセレーションも彫り直し。




鉛板を仕込んで7.5g増やしたダストカバーの内側も、奇麗に仕上げました。




丸みを強くしたスライド上面。



しっかりロッキングしているのが見えますね~


ブリーチはスライドと完全一体化。




そして砲底面のフラット化!



RMR(レプリカ)もちょうど良い高さかと♪


サイトピクチャーはこんな感じです。バックアップのアイアンサイトに焦点を合わせた場合。




ドットに焦点を合わせた場合。



もうちょっとバックアップサイトを低くしても良かったかな・・・?



形状変更したテイクダウンレバーも、継ぎ目無くセラコートで仕上げて頂けました~



トリガーやマガジンキャッチもセラコートです。


その他、チャンバーカバーや自作のエキストラクターも、




形状変更したハンマーも、




RMRレプリカのマウントも、




自作したフロントサイトも、






こちらも自作したリアサイトも、



全てセラコート♪ (ホワイトドットは自分で入れました)
贅沢しすぎ??w いやぁ、やっぱりセラコートは質感や耐久性が素晴らしいですね。安心感が半端ないです♪



そして最終的にはスレッテッドバレルと、OlightのBALDR-Miniも装着しました。





ゴツくなりがちなセットアップですが、スマートに纏まったと思います♪



・・・え? モデルガンにドットサイトとライト&レーザーなんて意味無いだろって??

いやいや、これが漢のロマンって奴なんですよ奥さん!!(←誰の奥さんも見てねーよw たぶんww)


あ、このOlightのBALDR-Miniや、最近出たばかりの後継機?であるBALDR-Sについては、また別途紹介しようかと。


ではでは!!



  


Posted by あじゃ  at 22:44Comments(4)SIG P229

2021年08月06日

13周年!そしてSIG SAUER P229 Nitron Compact再び

おかげさまで、当「オラガバニスト」は本日、13周年を迎えることが出来ました!!
いつもコメントして頂いてる方々や最近ご無沙汰な方々、コメントはせずとも見に来て頂いてる方々やたまたま
フラッと立ち寄られた方々、皆さんありがとうございます♪ 最近全くガバが出てこないダメガバニストですが、
どうぞこれからも生暖かく見守って頂けると嬉しいです!!

そんな13周年を飾るのは~~


そう!! SIG SAUERです!!!(←何でやねんww)






いやぁ、やっぱP229 Nitron Compactはカッコいいなぁ~~♪






・・・え? P229 Nitron Compactなら前に紹介しただろって?

えぇ、まぁそうなんですが・・・


こういう事ですw





上のが前回ので、下のが今回のです。


コチラの画像では左が前回ので、右が今回の。





いやぁ、瓜二つですね♪(←だろうねw) そう、P229 Nitron Compact好き過ぎてもう1丁作っちゃいました♪


ただ違うのは、前回はタナカベースでしたが今回は別のメーカーです。どこのか分かるかな?


この面取られたフロントフェイスがたまらんのですよ~♪






刻印は今回も手彫り!






元々のシリアルナンバーの左に、AJを手彫りで追加。(あじゃ、の意味ではなく実銃にもあったアルファベットですw)




チャンバー部分は元のまま。このタイプのP229 Nitronもあります。




トリガーは丸みを強めにしてます。




テイクダウンレバーは形状を変更して現行型に。




セレーションもいつものように作り直して、スパイラルロールピンを入れました♪




エキストラクター(ダミー)も自作。




チャンバー周りも良い感じに出来ました~



チャンバー上面の後ろ側、僅かに角度が変わってるのが分かりますね♪


フロントサイトは純正を仕上げ直しただけ。もうどこのか分かっちゃいましたかね?




リアサイトはドット周りの形状を変更し、現行形状に。




フロントストラップのセレーションも手直ししてます。




デコッキングレバーも形状変更。



マガジンキャッチは仕上げ直してますが、スライドストップは純正のまま~


マガジンキャッチプレートも仕上げ直してます。



形状からしてバレバレ?


フレーム後部もラインを変えてます。



ハンマーはGuarderの・・・


はい。もうお分かりとは思いますが、マルイP226E2がベースです♪



あ、念のため申し上げますがWEベースではありません。安心してください、上下ともにABSですよ!
(マガジンだけWEを使いました。)


じゃあこのグリップは・・・?









この辺はまた後日、製作記で紹介したいと思います♪


お楽しみに!!







  


Posted by あじゃ  at 00:01Comments(6)P22*系

2021年08月04日

VFC/UMAREX MP5K PDW Gen.2




うむ。

皆の言いたい事は分かっておる。


確かに前回、私は

「今回、無理くり長物置き場に隙間作ってギリギリ収めたくらいなので、PDWは見送りま~すww」

などとほざいておったが、アレは嘘だ。


あぁ、いや、実際のところ、その時はそう思っていたから嘘ではない。


ただ、その数日後にポチってしまっただけの事・・・


・・・だって!置き場ガーとか言って無理やり自分を納得させようとしたって、無理だもん!! 欲しいのは欲しいんだもん!!!


という事で、こうなりましたwww



MP5A5にはVFC純正のライトハンドガードを装備。このスタイルが好きなんですよね~♪

で、一杯だった長物置き場は、グロックカービンを別の場所に追いやり、何とか収まりましたw


さて、ようやくVFCクルツ系がGen.2化されたという事で、気になるのは先日自分でGen.2化したクルツとの違い。

上が今回のPDW、下がクルツです。



リコイルスプリングガイドロッドの長さが違いますが作動には関係無いので置いといて、カットしたボルトの前面や
後ろ側など、ほぼ同じですね♪


違うのは、私がフルサイズから切り詰めたクルツのボルト後部はΦ13.5で、




この径がリコイルガイド根元のバッファースプリングの内径と同じだったため、ハマってしまうのを防ぐために
こんなパーツを取り付けていました。




一方でVFCではPDWにそんなパーツは付けず・・・




ボルト後部の径を14.5mmに拡大したようです。



これでもハンマー先端はしっかり逃げて・・・


ないじゃんww



しっかりとハンマー先端が干渉してる跡がありました。作動に影響するほどではないと思いますが、後でハンマー先端を
ちょっと削っておこうかと。

また、ボルト後部の直径を1mm拡大するくらいではバッファースプリング内径を完全に逃げることが出来ていないようで、
角にダメージが見られますね。まだ100発も撃ってないんですが、どうするか悩みどころ。しばらく様子を見ますか・・・



で、その作動ですが、届いてそのままの箱出しでは正直イマイチ・・・
ですが付属のJPバージョン用のノズルスプリングを2巻きカットして入れたところ、かなり良くなりました!
(今回は真鍮のノズルチップは入ってなかったです。バレル短いからかな?)

それでもやはりガツンと来るほどではなかったので、前回の記事最後に追記したように燃費は悪くなるものの、前回同様に
バルブロックをライブ化してやりました♪

これでガツンガツン来るリコイルに! ・・・だけど、前述のボルト後部が心配だなぁ~~(;´Д`A




  


Posted by あじゃ  at 18:15Comments(4)VFC MP5