2020年12月27日

Beretta 92SBコンパクト ~フレーム側加工

さて、今回はフレーム側の加工です。

まず、お預かりしたグリップを重ねてみると・・・

Beretta 92SBコンパクト ~フレーム側加工


フレームより短い! のはコンパクト用なので当たり前ですが(w)、下側の穴が真上ではなく後ろ寄りにズレているのが分かります。

Beretta 92SBコンパクト ~フレーム側加工

しかしズレた先にもフレームの肉があるのは幸い。


そこでスタッドのでっぱり部分を切り取り、元のネジ穴をHW粉+瞬着で埋めつつ、切り取ったでっぱり部分をグリップの
穴位置に合わせて接着します。

Beretta 92SBコンパクト ~フレーム側加工


硬化後に整形し、移動したでっぱり部分に合わせて下穴を開けて、M4タップを切ります。

Beretta 92SBコンパクト ~フレーム側加工


で、後はグリップに合わせてフレームを切り詰めるだけ・・・と作る前は思ってたのですが、最初に貼った画像からも分かるように
バックストラップのラインが合わないんですよね~

しかし、グリップにラインを合わせてバックストラップ外形を削ると、セレーションを刻み直さなきゃならない・・・それはメンドイ・・・


という事で、こんな切れ込みを入れました!

Beretta 92SBコンパクト ~フレーム側加工


で、バックストラップをギューッと握り締めながら接着固定し、グリップに合わせてフレームをカット!

Beretta 92SBコンパクト ~フレーム側加工

Beretta 92SBコンパクト ~フレーム側加工

スクエアバットをラウンドバットにする時みたいですね♪


ただ、中に収まるメインスプリングハウジング?というか亜鉛パーツを、コレでもか!ってくらい削り倒す必要はありますが・・・

Beretta 92SBコンパクト ~フレーム側加工


こんな感じに収まります。

Beretta 92SBコンパクト ~フレーム側加工


ジーナスで接着し、フレームと一体化。

Beretta 92SBコンパクト ~フレーム側加工

Beretta 92SBコンパクト ~フレーム側加工


ハンマーストラットとスプリングも、短くカット。

Beretta 92SBコンパクト ~フレーム側加工


グリップを取り付けてみると・・・

Beretta 92SBコンパクト ~フレーム側加工

長さやバックストラップの角度はバッチリ!


ですがお尻の丸みが足りないので、結局は外形を削る事に・・・

Beretta 92SBコンパクト ~フレーム側加工


一部無くなってしまったセレーションを刻み直し。

Beretta 92SBコンパクト ~フレーム側加工


更に、上方向にセレーションを延長。

Beretta 92SBコンパクト ~フレーム側加工

Beretta 92SBコンパクト ~フレーム側加工

結局、ほぼほぼセレーション刻み直したような気が・・・ 最初から普通に外形削り込んでも良かったかも??ww


ついでにフロントストラップのセレーションも綺麗に整形しておきました♪

Beretta 92SBコンパクト ~フレーム側加工

この辺の整形ではデムバートの一枚刃が大活躍です。良いツールを買ったなぁ・・・


そして、いよいよマガジンを切り詰めます。

Beretta 92SBコンパクト ~フレーム側加工

お預かりしたマガジンは錆び錆びだったので、Vショーで入手したスズキの92SB用マガジンを使いました。


ガスガンのマガジン切り詰めは何本もやってきましたが、モデルガンでは初めて。

Beretta 92SBコンパクト ~フレーム側加工

何とか上手く出来て、ホッと一安心です♪
切り曲げの部分は、マガジン内側の幅に合わせた木片を入れてバイスで挟み、ハンマーで叩いて曲げました。


内部のボトムパーツもこんな感じに加工。

Beretta 92SBコンパクト ~フレーム側加工

Beretta 92SBコンパクト ~フレーム側加工


ボトムプレートはお預かりしたマガジンのを使い、前側をカットして整形。

Beretta 92SBコンパクト ~フレーム側加工


ショートマガジンの完成です!

Beretta 92SBコンパクト ~フレーム側加工

あ、スプリングは2巻きくらいカットしたかな・・・?(忘れたw)


このようにピッタリとフレームに収まりました♪

Beretta 92SBコンパクト ~フレーム側加工


ビーバーテール部分も短く整形。

Beretta 92SBコンパクト ~フレーム側加工


元からですが、フレームとスライド後端のラインがちょっとズレてるので、綺麗にラインが繋がるように整形。

Beretta 92SBコンパクト ~フレーム側加工

Beretta 92SBコンパクト ~フレーム側加工


ダストカバーも短くカット。

Beretta 92SBコンパクト ~フレーム側加工

チラッと写ってますが、シャーシも短くしています。
此処でも92X Centurionの時の苦い経験が生き、一発で丁度良い寸法に出来ました!!


これで一通りの加工は完了~ヾ(*´∀`*)ノ

最後に、スライドとフレームの刻印をとある巨匠にお願いしました。

鈴友さんには申し訳ないけど、今回はどうしてもレーザーじゃなく機械彫りで入れて頂きたくて・・・
お忙しい方なので仕上がりはまだ先になりますが、楽しみに待ちましょう♪


























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Posted by あじゃ  at 22:28 │Comments(4)モデルガン

この記事へのコメント
開いた口が塞がりませんね、コリャぁ・・・

ベレッタのコンパクトって大手術なんですね、毎回スゲェ!

力技で曲げちゃうのって何気に使えますよね

私もメッキモデルの時にメッキを残して加工するのにと使ったことあります

どの辺りを薄くするかとか、何処まで切り込みいれる、とかの微妙な具合で良いカーブが出るんですよね、メッキの場合は貼り合わせたところが見えない場所じゃないとダメだし、
無理するとメッキが割れちゃうんですけどね・・・あはははっ
Posted by Domino251 at 2020年12月28日 01:39
こんにちは

ぶった切ったスライド ガリガリに刻まれたフレームが

仕上がった物と同じ物とは到底思えない

私が考えるに 魔法の杖を持ち 

”ときめき らぶりぃ れぼりゅうしょん”

の呪文を使い完成させたとしか思えない
Posted by sizu at 2020年12月28日 14:17
>Domino251さん
> ベレッタのコンパクトって大手術なんですね、毎回スゲェ!

コレをね?同じマルシンベースで作ってお手軽カスタムって言いながらYoutubeでバンバン発火させてる人が居るんですよ。
知り合いなんですが、凄い人が世の中にはたくさん居るんですよね〜

>力技で曲げちゃうのって何気に使えますよね
>私もメッキモデルの時にメッキを残して加工するのにと使ったことあります

前にやられてたの覚えてます♪

>どの辺りを薄くするかとか、何処まで切り込みいれる、とかの微妙な具合で良いカーブが出るんですよね、メッキの場合は貼り合わせたところが見えない場所じゃないとダメだし、
>無理するとメッキが割れちゃうんですけどね・・・あはははっ

メッキは外側の手直し効かないから大変ですよね。
今回はどうせ部分的に手直しするし、とかなり適当にやりましたw
Posted by あじゃあじゃ at 2020年12月28日 19:26
>sizuさん
> ぶった切ったスライド ガリガリに刻まれたフレームが
>仕上がった物と同じ物とは到底思えない

3分クッキングみたいに仕上がってる別の個体がある訳じゃないですからねっ!w

>私が考えるに 魔法の杖を持ち 
>”ときめき らぶりぃ れぼりゅうしょん”
>の呪文を使い完成させたとしか思えない

その呪文をマスターしたら、指で撫でるだけでセレーションが出来たりしますかね…?
Posted by あじゃあじゃ at 2020年12月28日 19:28
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