2021年11月28日

SIG SAUER P224 製作記②

SIG SAUER P224の完成記事はコチラ

はい、今回はP224のマガジンキャッチに取り掛かりたいと思います。

P224の製作構想段階で一番悩まされたのがこのマガジンキャッチ。というのも、P224のそれは他のP22※シリーズとは
異なり、SIG PROやP320等と同様の構造をしているからなんです。

こちら、ブルーガン。

SIG SAUER P224 製作記②

SIG SAUER P224 製作記②

マガジンキャッチのボタンと反対側に分割ラインが見えますね? この前半分が樹脂製の抜け止めパーツになってます。

それど同様の構造の、VFC P320/M17のマガジンキャッチ。

SIG SAUER P224 製作記②

SIG SAUER P224 製作記②

ボタンの形状は異なりますが、同様の構造を再現しています。


という事で、このマガジンキャッチを使います!(部品取り寄せました)

SIG SAUER P224 製作記②

バラし方は、マガジンキャッチを押し込みながら反対側の後ろから細いピンを差し込んでロックパーツを取り外すだけ。
左右の入れ替えも簡単です。


前述のとおり形状が異なるので、キャッチ本体の塗装を剥離してから真鍮板を接着。樹脂製のロックパーツにはABS板を接着。

SIG SAUER P224 製作記②


シコシコして形状を整えていきます。

SIG SAUER P224 製作記②


マガジンを保持する突起周りを現物合わせで削ったり肉盛りしたり・・・

SIG SAUER P224 製作記②


シコシコしたマガジンキャッチにポリイミドテープを巻き付け、フレームに挿入して隙間を瞬着で埋めます。

SIG SAUER P224 製作記②


良い感じのクリアランスになりました♪

SIG SAUER P224 製作記②

SIG SAUER P224 製作記②


次にマガジンキャッチスプリングの受けをフレームに付けます。マガジンキャッチ穴の内側の真ん中に突起を付けるんですが、
ただ突起を接着するだけではスプリングの力に負けてしまうので・・・

ドリルで貫通穴を開けました。

SIG SAUER P224 製作記②


少し上にずらしてもう一つ。

SIG SAUER P224 製作記②


トリガーガードの内側にこんな長穴が開きました。

SIG SAUER P224 製作記②


ABS板からこんなパーツを作ります。

SIG SAUER P224 製作記②


これをフレーム内側から挿入!

SIG SAUER P224 製作記②

SIG SAUER P224 製作記②

丈夫な突起が出来ました♪


マガジンキャッチとしての機能も問題無い事を確認しました!

SIG SAUER P224 製作記②


トリガーガードの内側は後で綺麗に処理しましょう~

SIG SAUER P224 製作記②


並行して、トリガーガード周りの整形を行います。
まず、タナカのはちょっと幅が狭いので両サイドにABS板を接着。

SIG SAUER P224 製作記②


更に、オートウェルドをモリモリ!!

SIG SAUER P224 製作記②


ブルーガンを横に置いてじっくり観察しながら削っていきます。

SIG SAUER P224 製作記②


ここらでマガジンキャッチ周りのフレームラインも整ってきたので、マガジンキャッチも合わせて削り込み、チェッカリングを入れます。

SIG SAUER P224 製作記②

SIG SAUER P224 製作記②


実物同様に左右入れ替えもバッチリ!(どうせ入れ替えたりしないのにw)

SIG SAUER P224 製作記②

SIG SAUER P224 製作記②


グリップ周りやダストカバー周りの特徴的な面取りも、慎重にシコシコしていきます。

SIG SAUER P224 製作記②

慎重に、と言いつつもついつい削り過ぎちゃって肉を盛り直したりもしましたw まぁいつもの事ですがww


続いてテイクダウンレバー。P224のはレバー部分の形状が異なるだけでなく、軸の部分も細くなってるんですよ・・・
元のP229のはΦ9でこれをΦ8に落とすのですが、レバー部が邪魔でドリルとかに咥えて加工できないので、
こういう時は手ヤスリで頑張りますw

まずは1ヵ所0.5mm削ってその反対側も0.5mm削って8mmにします。次に90度隣の部分も同様に。そして45度隣の部分も同様に
削っていき、8角形断面にします。

SIG SAUER P224 製作記②


で、この角を滑らかに落として綺麗な円弧になるようにシコシコするとこの通り!

SIG SAUER P224 製作記②

もちろん機械で削ったような正確な円にはなりませんが、まぁ言われても気にならない程度には出来たんじゃないかと♪


ロッキングブロック(インサート)側の穴は一旦10mmに拡大して、輪切りにした外径Φ10内径Φ8のアルミパイプを仕込みます。

SIG SAUER P224 製作記②

ココで注意! テイクダウンレバーの軸部分はスライド閉鎖時にバレルのロッキングラグを押し上げる重要な部分なので、
この高さを変えないよう、10mmに拡大する時に穴の中心を上に0.5mmオフセットしておきました。
1mm直径が小さくなった軸の中心を0.5mm持ち上げれば、軸の上面の高さは元通りになるという寸法です。


アルミパイプを接着して整形。

SIG SAUER P224 製作記②


軸を削ったテイクダウンレバーを挿入し、擦り合わせ。

SIG SAUER P224 製作記②


スライドを載せて動作確認。問題無しです♪

SIG SAUER P224 製作記②

・・・って、軸が細くなってるの、知らなきゃ言われても分からないよねぇ・・・?ww


とりあえず今回はココまで! お疲れさまでした!!


まだまだ続きまーすww






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Posted by あじゃ  at 18:39 │Comments(0)SIG P224

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