2022年02月15日
SIG SAUER P220 Nitron Carry 加工(ほぼ)完了
(今回もちょっと記事長めです)
前回記事から(実際は昨年の大晦日から)進めていたP220 Nitron Carryのパーツ加工が完了しました。(刻印以外)
いつもはこの時点ですぐに下地サフを吹いてしまうのですが、今回は加工箇所が分かりやすいようにサフ前の状態を
紹介したいと思います。
お化粧前のスッピンをお見せするようで恥ずかしいですけど・・・ww
まずはスライドから。
あちこちにABS板を貼り付けて整形しました。
一段落ちてる部分、Carryではフルサイズよりも少し太めになってるので、ここもABS板を貼って肉増ししてます。
その面の後ろの方、エジェクションポートあたりでなだらかな円弧になってる部分の整形は特に気を使いました~
アゴ部分の両サイドの壁もABS板で前に延長。
フロント周りの面取りやR加工も、単純なようで結構ムズイんですコレが!
セレーションは前側2本を埋めて、後ろに一本手ヤスリで追加。スライド後端面はかなり削り込んでます。
エキストラクターは真鍮板から手加工で削り出しました。プランジャーも鉄ピンから削り出し。
リアルな形状に修正したブリーチはスライドと接着して一体化。
前回SUS丸棒から削り出したセフティロックが眩しい!!w 実銃では黒いですが、そのまま残そうかと♪
ブリーチは外装エキストラクターのP226用を使ったので、上面の凹みはジーナスで埋めました。
切り詰めた繋ぎ目が見えるスライド上面。
フロントサイトのアリ溝を切って、実銃同様に上面に平らな面を付けて、KSC P226R用のフロントサイトを装着。
リアサイトもKSC。アリ溝の位置を溝の半分くらい前進させてます。
続いてフレーム。
昨年末に作ったP245の時と同様に、マガジンキャッチを真鍮丸棒から削り出しました!
あの時に真鍮棒を小判型断面に削り出した際、長めにやっておいたのはこの為だったりします♪
今回もサポートプレート取り付けの溝は右側だけです
ハンマーストラットとハウジングも、KSCのを流用。
トリガーは幅広なP228用(P220のトリガー幅は8mm、P228やP226などは10mmです)を削り込んでショートリーチトリガーに。
フレーム側もトリガー幅に合わせて加工してます。
テイクダウンレバーはこれまたKSCのを加工流用し、現行型(Carryは廃番だけど…)形状に。
ハンマーもP226/228からブン取ってきて、形状修正。
フレーム後端も削り込んでます。合わせてリセットSPのハウジング?も。
デコッキングレバーとスライドストップの指掛け部分は後ろを0.5mm、下を1mm(セレーション1本分)削り、よりリアルなサイズに。
タナカの最近のモデルは両方とも熱処理されて硬いので削るのに難儀しますが、今回のはそれ以前のモノなので大丈夫でした。
KSCのレールを接合した箇所。
両方ともHWですが、メーカーが違うと色味も異なりますね♪
マグウェル部分は実銃画像を参考に、左右をこのように広げました。
マガジンは今回もタニオコバの8連を使います。長さは後端はちょうどピッタリですが、前側はガバの方が角度が付いてる分
長いのでP220のフレームに合わせてカットし、ABS板積層から作ったマガジンバンパーを装着。
しかし、こうすると8発装填した時にマガジンフォロワーが底付きしてしまい、銃に入れるとかなりギリギリな事が判明。
そこで思いついたのが、この方法。
元の長さを変えずに(羽根の折り曲げだけ内側から外側に曲げ直し)、マガジンバンパーの内側底面を斜めにしました!
こういう事です。
俺って天才かな!?w この為にもう一本マガジンを買う羽目にはなりましたが・・・ww
ともかく、これなら8発装填でも底付きの心配なくスムーズに銃に装着できる事が確認できました♪
ただ、P245の時は6発装填だったので特に問題無くフィーディング出来たのですが、7~8発装填の場合は最上部の弾が
お辞儀してしまうため、フィーディングランプに引っ掛かっちゃうんですよね。RN(ラウンドノーズ)では問題無いんですが、
弾頭の先端が丸くないJHP(ジャケッテッドホローポイント)のダミーカートでは特に。
こんなに削って大丈夫?って心配になるくらい、ロッキングブロックインサートのフィーディングランプ部分を削り込みました。
フィーディングランプが深く&前進するので、写真撮り忘れましたがバレル側のフィーディングランプもかなり削り込みました。
これで何とかクリア。何気に一番苦労したかも・・・
最後の加工はフロントストラップのセレーションです。
前回記事の実銃画像(マズルが右向きの)をよく見ると横セレーションのようです。が、ネットで見る限り他のP220画像(一般ユーザー
所有の銃)ではほとんどが縦セレーションっぽい・・・ものの、なかなか詳細な画像が見つからないのでYouTubeで実射動画を
見ていると・・・
セレーションが写ってる瞬間を発見!
この画像には写ってませんがフレームの刻印などから、ちょっと古いモデルのようですが本数は13本である事が分かります。
幅などから1mmピッチと推測し、デムバートで一本一本丁寧に彫りました!!
ちょっと手直しはしましたが、綺麗に彫れたかと♪
・・・駄菓子菓子!!!
ちょっと画像資料が少ないな~と改めて画像検索していたところ、今回作るモデルに近い時期のものを発見。
・・・ん?
何か本数が多い気がするな・・・ ちょっと待って他の動画も確認してみよう・・・
1, 2, 3, 4, ..., 13, 14, 15!何回数えても15本あるじゃーん!!!
何だよ・・・横か縦かの違いだけじゃなくて本数もバリエーション(というか時期による違い)があるのかよ・・・
まぁ、言わなきゃ誰も気付かんべ!? なぁんて一瞬思ったりもしましたが、結局後になって気になっちゃうのは自分の
性格上、目に見えているので~~
1mm厚ABS板に30LPIの筋目ヤスリでセレーションを彫りました。
平らな状態で掘った後に、丸棒に巻き付けてカーブを付けてます。
で、先ほど1mmピッチで綺麗に彫り上げたセレーションを泣く泣く削り落とし、彫刻刀を駆使してセレーション範囲を
深さ1mmに掘り込む!!
左右に貫通させちゃえば加工は楽ですがフレームの強度がガタ落ちしてしまうので、面倒ですがこんな方法を。
そこに先ほどのセレーション板を接着!!!
シコシコして、セレーションの端部を一つ一つ丁寧に彫刻刀やら三角ヤスリやらデムバートを駆使して仕上げてやりました!!!!
やり直す前より綺麗に出来たーー!!! 転んでもタダでは起きないんだぜ!!?
という事で、この後下地のサフを吹いて仕上げに取り掛かります♪
P220だから2月20日(しかも私の誕生日w)に間に合わせたいけど、ちょっと厳しいかな・・・(´・ω・`)
前回記事から(実際は昨年の大晦日から)進めていたP220 Nitron Carryのパーツ加工が完了しました。(刻印以外)
いつもはこの時点ですぐに下地サフを吹いてしまうのですが、今回は加工箇所が分かりやすいようにサフ前の状態を
紹介したいと思います。
お化粧前のスッピンをお見せするようで恥ずかしいですけど・・・ww
まずはスライドから。
あちこちにABS板を貼り付けて整形しました。
一段落ちてる部分、Carryではフルサイズよりも少し太めになってるので、ここもABS板を貼って肉増ししてます。
その面の後ろの方、エジェクションポートあたりでなだらかな円弧になってる部分の整形は特に気を使いました~
アゴ部分の両サイドの壁もABS板で前に延長。
フロント周りの面取りやR加工も、単純なようで結構ムズイんですコレが!
セレーションは前側2本を埋めて、後ろに一本手ヤスリで追加。スライド後端面はかなり削り込んでます。
エキストラクターは真鍮板から手加工で削り出しました。プランジャーも鉄ピンから削り出し。
リアルな形状に修正したブリーチはスライドと接着して一体化。
前回SUS丸棒から削り出したセフティロックが眩しい!!w 実銃では黒いですが、そのまま残そうかと♪
ブリーチは外装エキストラクターのP226用を使ったので、上面の凹みはジーナスで埋めました。
切り詰めた繋ぎ目が見えるスライド上面。
フロントサイトのアリ溝を切って、実銃同様に上面に平らな面を付けて、KSC P226R用のフロントサイトを装着。
リアサイトもKSC。アリ溝の位置を溝の半分くらい前進させてます。
続いてフレーム。
昨年末に作ったP245の時と同様に、マガジンキャッチを真鍮丸棒から削り出しました!
あの時に真鍮棒を小判型断面に削り出した際、長めにやっておいたのはこの為だったりします♪
今回もサポートプレート取り付けの溝は右側だけです
ハンマーストラットとハウジングも、KSCのを流用。
トリガーは幅広なP228用(P220のトリガー幅は8mm、P228やP226などは10mmです)を削り込んでショートリーチトリガーに。
フレーム側もトリガー幅に合わせて加工してます。
テイクダウンレバーはこれまたKSCのを加工流用し、現行型(Carryは廃番だけど…)形状に。
ハンマーもP226/228からブン取ってきて、形状修正。
フレーム後端も削り込んでます。合わせてリセットSPのハウジング?も。
デコッキングレバーとスライドストップの指掛け部分は後ろを0.5mm、下を1mm(セレーション1本分)削り、よりリアルなサイズに。
タナカの最近のモデルは両方とも熱処理されて硬いので削るのに難儀しますが、今回のはそれ以前のモノなので大丈夫でした。
KSCのレールを接合した箇所。
両方ともHWですが、メーカーが違うと色味も異なりますね♪
マグウェル部分は実銃画像を参考に、左右をこのように広げました。
マガジンは今回もタニオコバの8連を使います。長さは後端はちょうどピッタリですが、前側はガバの方が角度が付いてる分
長いのでP220のフレームに合わせてカットし、ABS板積層から作ったマガジンバンパーを装着。
しかし、こうすると8発装填した時にマガジンフォロワーが底付きしてしまい、銃に入れるとかなりギリギリな事が判明。
そこで思いついたのが、この方法。
元の長さを変えずに(羽根の折り曲げだけ内側から外側に曲げ直し)、マガジンバンパーの内側底面を斜めにしました!
こういう事です。
俺って天才かな!?w この為にもう一本マガジンを買う羽目にはなりましたが・・・ww
ともかく、これなら8発装填でも底付きの心配なくスムーズに銃に装着できる事が確認できました♪
ただ、P245の時は6発装填だったので特に問題無くフィーディング出来たのですが、7~8発装填の場合は最上部の弾が
お辞儀してしまうため、フィーディングランプに引っ掛かっちゃうんですよね。RN(ラウンドノーズ)では問題無いんですが、
弾頭の先端が丸くないJHP(ジャケッテッドホローポイント)のダミーカートでは特に。
こんなに削って大丈夫?って心配になるくらい、ロッキングブロックインサートのフィーディングランプ部分を削り込みました。
フィーディングランプが深く&前進するので、写真撮り忘れましたがバレル側のフィーディングランプもかなり削り込みました。
これで何とかクリア。何気に一番苦労したかも・・・
最後の加工はフロントストラップのセレーションです。
前回記事の実銃画像(マズルが右向きの)をよく見ると横セレーションのようです。が、ネットで見る限り他のP220画像(一般ユーザー
所有の銃)ではほとんどが縦セレーションっぽい・・・ものの、なかなか詳細な画像が見つからないのでYouTubeで実射動画を
見ていると・・・
セレーションが写ってる瞬間を発見!
この画像には写ってませんがフレームの刻印などから、ちょっと古いモデルのようですが本数は13本である事が分かります。
幅などから1mmピッチと推測し、デムバートで一本一本丁寧に彫りました!!
ちょっと手直しはしましたが、綺麗に彫れたかと♪
・・・駄菓子菓子!!!
ちょっと画像資料が少ないな~と改めて画像検索していたところ、今回作るモデルに近い時期のものを発見。
・・・ん?
何か本数が多い気がするな・・・ ちょっと待って他の動画も確認してみよう・・・
1, 2, 3, 4, ..., 13, 14, 15!何回数えても15本あるじゃーん!!!
何だよ・・・横か縦かの違いだけじゃなくて本数もバリエーション(というか時期による違い)があるのかよ・・・
まぁ、言わなきゃ誰も気付かんべ!? なぁんて一瞬思ったりもしましたが、結局後になって気になっちゃうのは自分の
性格上、目に見えているので~~
1mm厚ABS板に30LPIの筋目ヤスリでセレーションを彫りました。
平らな状態で掘った後に、丸棒に巻き付けてカーブを付けてます。
で、先ほど1mmピッチで綺麗に彫り上げたセレーションを泣く泣く削り落とし、彫刻刀を駆使してセレーション範囲を
深さ1mmに掘り込む!!
左右に貫通させちゃえば加工は楽ですがフレームの強度がガタ落ちしてしまうので、面倒ですがこんな方法を。
そこに先ほどのセレーション板を接着!!!
シコシコして、セレーションの端部を一つ一つ丁寧に彫刻刀やら三角ヤスリやらデムバートを駆使して仕上げてやりました!!!!
やり直す前より綺麗に出来たーー!!! 転んでもタダでは起きないんだぜ!!?
という事で、この後下地のサフを吹いて仕上げに取り掛かります♪
P220だから2月20日(しかも私の誕生日w)に間に合わせたいけど、ちょっと厳しいかな・・・(´・ω・`)
SIG SAUER P220 Nitron 完成!!
SIG SAUER P220 Nitron その後…
SIG SAUER P220 Nitron スライドセレーション加工
SIG SAUER P220 Nitron ブリーチ周り加工、その他
SIG SAUER P220 Nitron フレーム加工②
SIG SAUER P220 Nitron フレーム加工①
SIG SAUER P220 Nitron その後…
SIG SAUER P220 Nitron スライドセレーション加工
SIG SAUER P220 Nitron ブリーチ周り加工、その他
SIG SAUER P220 Nitron フレーム加工②
SIG SAUER P220 Nitron フレーム加工①