2022年10月25日

GHK/UMAREX Glock 17

約1か月ぶりの更新となってしまいました(;^_^A

いや、進みはゆっくりながらも夜な夜なシコシコとカスタムは進めてはいるものの、9月に発売されたスプラトゥーン3が
楽しすぎて記事を書く時間が取れないというw スプラは1からずっとやってますが、我ながら飽きないものですねぇ・・・

さて! 今回のネタはちょっと前に発売になったGHK/UMAREXのGlock 17です!

独特のトリガーメカによりハンマーを廃し、ライフルクラスのロングストロークエンジンを搭載したという話題の?グロック。





削り出しスライド&アウターバレル搭載という事もありややお値段はお高めではありますが、後からカスタムスライドを
購入するよりはお得なプライスかも知れません。発売前から気になっていながらも購入に至らず・・・というところに、
友人であるともさんからお貸ししますよ~との事でお借りしちゃいました♪

まずは実射。フムフムなるほど、確かにネットで聞いていた通り、癖のある重めのトリガープルをグイッと引いてカチン!と
シアが切れる(風の)感触があり、リコイルは確かに強め。

気になる中身は後述するとして、外観をざっと見ていきましょう。









削り出しなだけあって、綺麗な仕上がりですね~♪ 個人的には外観は特に弄る必要性を感じません。


前後サイトはグロックの標準タイプ。






フロントサイトはスライド内側からネジで固定するタイプで、分解はしていませんが恐らく前後とも実物サイト準拠なのでは?




フレームの刻印は、正式ライセンスだけあって逆にアレではありますが仕方ないところです。




もちろん、Glockのマークはしっかりと入ってます。




フレームの形状も良さげです。(あんまり詳しくは無いですがw)






マガジンベースプレートにガス注入用の穴はありません。




スライドして入れるタイプです。私好み♪




マガジンの形状はパッと見は見慣れたモノですが・・・




前面にスリットがありません。



弾込めにローダー必須になりますが、リアルさを重視してるんですね♪


背面の放出バルブはこのように特大!




左のはVFCにAMGのバルブを付けたモノですが、大きさや位置の違いが分かるかと思います。



ガスルートパッキンの形状も位置も違うため、全く互換性はありません。


外観はこれくらいにしておいて、いよいよフィールドストリップ!



トリガー引いてない状態でも引いた状態でも、どちらでもOKです。

まずはエンジン部。



ハンマーレスの為、スライド後端付近に空間が無くエンジンがみっちりと詰まってます。

ローディングノズルを引き出したところ。WAマグナや長物GBBのようにノズル側がピストンになってます。



そのストローク量、実に41mm!どれだけ長いかというと、VFCのG19Xあたりで20mm、VP9でも27mmと言えば
いかに規格外のストローク量が分かると思います。ただ、かなり強めのリターンスプリングが使われています。
スライド自体のフルストローク量に対してエンジンストロークがあまりに長すぎるため、そうしないと給弾不良に
なるためだろうと思います。

リターンスプリングは長物GBBに良く見られる、中央に引きバネが入っていて、スライド後端にOリング+Cリングで
固定するタイプのようです。ライフルクラスのエンジン搭載!の謳い文句は伊達じゃない!?



ちなみに樹脂製のエンドプレートは嵌め込みで、樹脂の弾性で留まってるだけでした。


驚いたのが、シリンダー部分がスライドと一体の削り出しな事!!



鋳造スライドの廉価版が出たら買おうかな・・・なんて思ったりもしていましたが、この構造では無理かも(;^_^A


次にフレーム側を見ていきます。




ここでも驚いたのが、フロントのレールや・・・






リアのレールが、実銃同様にフレームにインサート成型されてる事!!



いや・・・GHK凄いな!? リアルさへの拘りが半端無いですね~♪


で、一番見たかったのが、このノッカー周りです。トリガーを引く前の状態。




トリガーを引いた状態。



空撃ちの場合は、他社グロックGBB同様にこの状態(トリガーを引いた状態)で保持されます。

ハンマーレスという事で、このノッカーがダブルアクションハンマー的な動きをするのか?と思いきや、この部分については
単純にトリガーバーとノッカーが連動するだけでした。

では最初に書いた、『癖のある重めのトリガープルをグイッと引いてカチン!とシアが切れる(風の)感触』は一体どこから・・・?

それはトリガー側のギミックにありました。



ちょっと見辛いですが、トリガーに取り付けられた銀色のパーツ。強めのバネが仕込まれています。

トリガーを少し引くと、そのパーツがフロントシャーシのピンに接触し、グッとトリガープルが重くなります。



そこから更にトリガーを引くと、銀色のパーツの先端がピンから外れ、カチン!とシアが切れたかのような感触になります。


合わせて、ノッカー側を見てみます。

トリガーを引く前。トリガーバーが一番前進した状態で、かつノッカーは引っ込んだ状態です。




少しトリガーを引いて、グッと重くなる手前。



トリガーバーがやや後退していますが、ノッカーの位置は変わらず。


更にトリガーを引いて、カチン!となった瞬間。



トリガーバーに連動し始めたノッカーが僅かに前進しましたが、実はこの時点ではマガジンの放出バルブにちょうど接触する
くらいで、ガスはまだ出ません。


そこから更にトリガーを引くとノッカーが前進しきって、放出バルブを押し込みます。



この短いノッカーのストロークで十分なガス放出量を稼ぐため、前述の特大バルブを採用したのでは?と思います。


普通にトリガーを引くと、グッと重いトリガーを引いてカチン!となってからもデコピンの如く勢いがついたままトリガーを
最後まで引くため、まるでシアが切れたかのような感触と共に発射サイクルに入るという訳ですね。

ちょっと嫌な書き方をすれば、強制ガク引きシステム。
昔のMGCグロックのシアにあったボールによるクリック感をより積極的に強くした、と言えば分かりやすいかも・・・?
(結果としてのトリガープルの感触は全く異なりますし、よく考えられたシステムだとは思いますが)


という事で、トリガーメカを理解できて満足したので、そのままともさんへ返却~


ではなくw

アウターバレルがカチャカチャ音がするのが気になるとの事だったので~~

社外パーツが組まれたインナーバレルガイドにU字の窪みをリューターで追加しまして、




ショートリコイルアシストのため、引きバネを追加してあげました♪



これでカチャカチャ言わなくなりましたよ~


リューターの刃が跳ねて余計なところに傷つけちゃったのはゴメンやで・・・(´・ω・`)















  


Posted by あじゃ  at 23:59Comments(2)Glock

2022年09月29日

SFA V6 Micro Compact 製作記

ちょっと更新サボっちゃいましてスミマセン(;^_^A

先日完成編をお送りしたV6 Micro Compactの製作記です。内容としては前々回の記事の続きとなります。
そう、目レーザー刻印しようとしたら間違ってスライドを切ってしまった(USO800)ところからでしたね!

製作記は何回かに分けようかとも思いましたが、そんなに多くないので一気に行っちゃいましょう!!!


ABSは接着性が良いので補強としてはさほど必要ないかも知れませんが、瞬着で接着する際にズレてしまわないように
位置決めを主目的としてピンを入れます。



断面に盛った瞬着(硬化済み)は、高さ合わせの微調整のため。

この後、瞬着を塗布して位置がズレないように注意しながら接着し、スライド先端のアゴを切り落としてシコシコしたのがコチラ。





継ぎ目が見えますかね?(塗装すれば見えなくなります)
今回はV10のポート2列分=11mm切り詰めましたが、Micro Compactとしてリアルなサイズにするのであれば、あと2~3mm
長い方が良いです。


続いてはリコイルスプリング周り。V10のプラグをカットしたスライド長さに合わせてカットします。




内径はΦ10mmの貫通穴になるので、先端約1mmを残して内径をΦ11mmに拡げます。(旋盤使いました)




リコイルスプリングガイドは、今回もKSC G26用の社外パーツを使います。スプリングはプロテックに交換済み。




この先端のフランジを薄くして、リング部品も薄く&外径Φ11mmに加工したのが手前のモノです。




前から見るとこんな感じ~(左が加工後)




根元側は、V10のリコイルスプリングガイド(樹脂製)を使います。中に仕込まれたバッファースプリングは今回使いません。




フランジ部分のみを切り取ります。




これと先ほど加工したガイド部品をM2.6のネジで結合。




バレルガイドに飛び出てる棒状の部分はこのようにカットします。




まだ長いままのバレルと、作り終えたリコイルスプリングガイドを組んでみたところ。





リコイルスプリングガイドの長さはバッチリですが、バレルが11mmほど飛び出てる状態です。


V10はスライド前面とマズルがほぼ面一ですが、Micro Compactではスライドから若干飛び出ているので、10mm
詰める事にします。ライフリングやインナーバレルのガイド部分を生かす為と、Micro Compactの段付きバレル先端形状を
ある程度は模したかったので、このようにカット。




ABSとは言え接着強度に不安が出ないように、また接着時の位置決めも兼ねてこのような形状に加工しました。




瞬着で接着。




表面を整えたらほとんど継ぎ目が見えないくらいになりました♪(塗装しますけどね)




先に切り詰めたスライドと並べてみます。



メッキのチャンバーカバー部分は嵌めてあるだけ。塗装後に接着します。


組み込んだところ。インナーバレルも10mmカットして、先端を仕上げ直してブラスブラックで黒染め済みです。



元のV10でもそうですが、アウターバレルの外径とスライド先端内径の隙間が大きく、バレルが下に寄り気味・・・


それと、やはりプラグとの隙間も気になります。そこで、ブルーイングしたプラグにABS板でこのような形状を追加しました。




上のデトニクス用プラグとよく似た形状になるので、最初はコレを使おうと思ってたのですが長さが合わなくて断念した次第です。




バレルとプラグの間の隙間が埋まりました♪




また、バレルが下寄りだったスライドとの隙間も均一になった事で、全然気にならなくなりました~




これで少しバレル先端が持ち上がったせいもあるかも知れませんが、これで実射してみると2mm高くなったリアサイトの
お陰もあり、今度はやや着弾が上寄りに・・・

という事で、フロントサイトに1mmABS板を接着。




硬化&整形後。




残すはスライドの刻印。

V10の1と0の一部を埋め、ULTRAのUの一部とRを残して瞬着で埋めます。




一部埋めた0を6にしたところで、Vと離れ過ぎてるのが気に入らなかったのでVも埋めました。




で、MICROの文字を彫るわけですが、MもCもOも後ろに残したCOMPACTの文字の中にある訳です!
(Iは無いけど縦線だけなので適当にw)

という事で、COMPACTの文字にセロテープを貼って、Oを針で粗めに点打ち。




テープをそっと剥がして、彫りたい部分に貼り直して点を打ち直します。



上の画像ではMやCの文字も同様に物理コピペ(w)済みです。


頭のVも適当な位置にフリーハンドで彫り直して、結構太めの元の刻印に合わせて出来るだけ太く彫ったのがコチラ!



いい感じ~~♪


続いては右側の刻印。SFAのロゴは細かい文字だし、データ作るのも面倒だからレーザー刻印頼もうかとも思ったのですが・・・

ここまで来たら全部やっちまえ!という事で、WAのV10のロゴマークにセロテープを貼り付け、粗めにツンツン。




コレを黒サフ吹いたV6スライドに貼り付けて・・・




今度は細かく針でツンツンしたのがコチラ。




点と点を繋いで彫り終わり!



バリ取りも兼ねて、スポンジヤスリでシコシコしてあります。


同様にWA V10のSPRINGFIELD ARMORYの文字にもセロテープを貼って粗目にツンツン。




V6スライドに貼って、




ツンツンして、




彫る!!




最終的には、こちらも出来るだけ太い線に彫り上げました。



ロゴマークはあまり太い線にしようとすると手彫りでは小さい文字が潰れてしまうので、細めのままですが。


はい。製作記としてはこんなところですかね。ハウジングとかの金属パーツは特筆する事も無いので撮ってませんし。

最後になりますが、完成編でやり過ぎちゃった感のあったバレルのダメージ塗装は、塗装し直して控え目のダメージ感にしました~





本体は綺麗めな仕上げなので、これくらいが丁度良いかと♪


何だかんだで長くなってしまいましたが、最後までご覧頂きありがとうございました!!


  


Posted by あじゃ  at 01:04Comments(2)V6 MicroCompact

2022年09月19日

SFA V6 Micro Compact

いきなり完成編!!

マルイのV10、こんなんなりました♪





あまりお金は掛けないつもりだったのですが、グリップだけはカッコ良いのにしたくてVZのOperatorⅡを奢ってしまいました♪
(セールで買ったV10本体とほぼ同じお値段ww)


ご覧の通り、スライドやバレルを切り詰め3インチサイズのMicro Compactにしましたよ~♪



マルイのV10が出た後、てっきりサードパーティーから3インチ化スライドセットとか出まくるのでは!?なんて期待してたんですが、
どうやらそんな感じでも無いようで・・・ せいぜいM1991コンパクトとかTikiのキットくらい?(上下アレなので絶対買いませんけど)

ところで元のV10のバレル長は88.4mm=3.48インチなので公称3.5インチで納得ですが、今回実はこれでも10mmしか短くして
ません。78.4mm=3.09インチになってる訳ですが、実銃Micro Compactの画像を見るとこれより2~3mm長そうなんですよね。
過去、WAベースでいくつか3インチサイズを作った事もありましたがやはりバレルは80mm=3.15インチ前後で、自分で3インチと
言いながらもかなり気がかりではあったのですが、恐らく実銃も3インチと言いながら3.1~3.2インチなんじゃないかと、今回改めて
思った次第です。(違ったらゴメンw)


で、実銃Micro Compactには存在しませんが、元のV10を生かしてV6仕様にしてみました!(`・ω・´)




コンシールドキャリーを意識して、スライド各部の角に面取りを入れてます。




V6仕様のバレルは実銃Micro Compactのバレル形状とは少し違いますが、特別仕様って事でw



バレルだけビンテージ塗装してみましたが、ちょっと大袈裟過ぎたかな・・・ 綺麗な本体とも合わないし、後でやり直そうかと(;^_^A
あ、リコイルスプリングはG26用カスタムパーツを加工流用して2段式にしてあります。


着弾修正の為、フロントサイトは1mm背を高くし、ホワイトドットを追加。




V10では角張ったフレームですがMicro Compactには合わない気がしたので、通常のフレームに近い形状にしました。




左側のスライド刻印は一部元の刻印を生かしつつ、V10 ULTRA COMPACTからV6 MICRO COMPACTに手彫りで打ち換え。




スライド右側のロゴマークや、




SPRINGFIELD ARMORYの文字、フレームの刻印は全て手彫り!(トリガーガード部は元のまま)




エジェクションポート周りも丁寧に面取りし、チャンバー部分はメッキを生かしてナイロンたわしでヘアラインを入れました。




移植したWAのリアサイトは面出ししてブルーイング。






面取りを追加したサムセフティもブルーイング。



やや厚ぼったいビーバーテイルを削り込んで、ややシュッとした感じ(どんなだw)にしました。

そのビーバーテイルも、もちろんブルーイング。




ハンマーも面出ししてブルーイング。




ハウジングは好みでラウンド形状にしました♪





架空のV6だけど、実銃SFAのラインナップにもありそうなイメージを出そうと、敢えてV10同様のストレートセレーションの
ままにしました。


なので、フロントストラップも角張った形状から丸い形状に変更しつつも、チェッカリングは無し。






まぁ、ぶっちゃけ面倒臭いってのが一番ではありますがw



マガジンキャッチやプランジャーチューブも、面出ししてブルーイングしてあります。


トリガーにはイモネジを追加。




下からの眺め・・・グヘヘヘ♪




真正面から!!




ホールドオープン♪




うーん、やっぱり大袈裟だな・・・




・・・という事で、V6 Micro Compact完成編はこれにて終了!!






製作記はまぁ、いつものような内容なので割愛・・・せずに頑張ってちゃんと書きたいと思います!!ww


  


Posted by あじゃ  at 19:50Comments(6)V6 MicroCompact

2022年09月13日

マルイ V10 Ultra Compact カスタム開始!

という事で先日入手したマルイのV10を弄っていきましょう~♪

まず最初に手を付けたのは、意外にも?スライドとフレーム側面の平面出し。





元々、艶消し黒塗装の為にあまり目立ちませんが、特にスライドのヒケが気になったので後々の作業も考えて軽くシコシコと
240番~400番のペーパーでガッツリと面出ししておきました。

あ、グリップはとりあえずホーグの木グリに替えてますが、最終的には違うのにする予定です。


お次はやはり、親指の付け根に当たって痛いサムセフティの面取り!





握った時に痛くならなくなりました。やっぱり見た目的にも機能的にも、この面取りは無いとおかしいよね・・・?
後で塗装剥離して、ブルーイングで仕上げます。


スライドストップは普通のコルトタイプ?




なので、シコシコしてSFAで良く見る内Rがあるタイプにしました。



つか、マルイにはMEUのスライドストップがあるだろうに、何故・・・?


こちらは全面塗装を剝いだので、早々にブルーイングで仕上げちゃいます。




そして、リアサイト。



サードパーティーからスチール削り出しの背の高いリアサイトが発売されてるので、それを使うのが簡単なのですが・・・

あまりお金を掛けたくなかったのと(w)、散々弄り倒してきたWAガバのリアサイトが余ってたのでそれを使います~



この通り裏側の形状が全然違うので、リューターでゴリゴリとやりまして・・・


こうなりました!



見えなくなる部分なので、見た目は結構適当w ですが削り過ぎるとドブテイルの前面に外から見える隙間が出来てしまうので、
実際は現物合わせで割と慎重に作業しました(;^_^A ネジ穴もズレないように慎重に。


ドブテイル部分もそのままではキツいので、サイトの前面を削ってスライドに合わせ、無事に取り付け出来ました♪





ノバック刻印はありませんが、あまりそこには拘らないのでヨシ!!(実銃画像見ても無いのも多いですし)


ついでにイモネジもリアル化~



M3イモネジを切らしてしまってたのでジャンク箱にあったM3.5イモネジを使いましたが、見た目的にはM3の方が
良さそうです(;^_^A


純正リアサイトとの差はちょうど2mm。



前後のサイト間距離(サイトレディアス)=約130mmから計算すると5m先で約77mm弱着弾が上がるので、
ちょっと上がりすぎるかも知れません。リアサイトの見た目的にはちょうど良い高さなんですけどね~


あと、ちょっと気になったのがハンマーダウン時の倒れ込み量。



ちょっと倒れ込み過ぎなんですよね・・・


試しに、ハンマー根元右側の少し凹んでる部分に1mm厚のゴム板を貼り付けてみました。




ハンマーダウン時。



うん、いい感じ!! 作動にも影響無さそうです。

・・・ただ、撃ってるうちにゴム板がシャーシに当たってすぐにボロボロになってしまいまして、今は元に戻してます。
鉄板とか貼り付けるのも考えましたが、長い目で見ると今度はシャーシの方が変形してしまいそうだし・・・


それはまた後で考える事にして、次は刻印!

フレームの刻印を全て瞬着で埋めてサフを吹き、エクセルで作ったデータを印刷してペタッと♪




手彫り完了!!




フレームの刻印を埋めるついでに、EP跡やゲート跡も埋めてしまいました♪





他にも弄ってますが、その辺はまた後日紹介します。


で、スライドの刻印は目からレーザーを出して彫ります。初めて使うけど大丈夫かな・・・





ああああああ!!出力調整ミスって変なところ切ってしまった!!!何やってんの俺!!!!


・・・などというつまらない冗談はさておきw


もうどうなるかは想像ついたかと思いますが、次回に続きます♪





  


Posted by あじゃ  at 23:37Comments(0)V10 UltraCompact(AB)

2022年09月08日

マルイ V10 Ultra Compact

今回はマルイのV10黒。発売は3年ほど前でしたっけ?




先だってシルバーモデルが出た時から気にはなっていたんですよね。




でもウチには14年前に弄ったWAのV10がシルバーブラックもあるしなぁ~とスルーしていたのですが、とあるショップさんの
セールで税込み12kになってるのを見て思わずポチッとな♪


とは言え、レビューなんて今更なのでサラッと行きましょう。

全体のプロポーションは上の2枚の写真の通り、定評のあるマルガバ系という事でほぼほぼ文句無しですね♪

それでは細部を、マズルから。



インナーバレルが黒メッキされてるのは嬉しいですね♪ バレルとスライドの隙間が大きめなのがちょっと気になるかな?


アウターバレルは樹脂製ながら、形状はWAよりリアルです。



チャンバー部分はシルバーメッキで、銃身部分は黒塗装の別パーツになってます。芸が細かいなぁ~


スライドの刻印は左側は太くしっかり入ってます。




スライド右側はマルイらしく海外での販売も考慮してか、のっぺらぼう。
いろんなショップさんで、SFA刻印を入れたリアル刻印カスタムも良く見ますよね。



フレームの刻印もマルイらしく、リアルじゃありませ~ん。
前述のリアル刻印と謳ってるショップカスタムでも、ココはそのままなのが多いのは残念です。まぁ直すとなると
埋めて彫って再塗装しなきゃだし、そうなると高くなっちゃうでしょうから致し方無し・・・ですかね(;^_^A


発売当初から下着弾の主要因と言われている、見た目もかなり低いリアサイト。



私のもやはり下に弾が飛んでいきます。マルイさん、ここは直さないつもりなのかな?


それとこのサムセフティ。



以前から「握ると角が当たって痛い!」なんて聞いていて、そんな大袈裟な・・・と思ってましたが、コリャ確かに痛いわww


だって普通は大きく面取りされている、軸周りから後ろのカーブ部が全く面取りされてないんだもの!



え、こんな面取りの無いサムセフティなんて初めて見るんですけど・・・? 実銃V10の画像を検索してみてもどれも普通に
面取りされてるし、何でわざわざ非アンビで面取り無しのセフティを新規(ですよね?)に作ったのか、謎すぎます。


それはさておき、念のため、スライド内側に割れ対策済みの印である丸凹がある事を確認。




シルバーの初期ロットではスライド割れ問題があったようで、その原因か?とも言われていたリアサイトスクリューの穴ズレは
問題なさそうに思います。



実際にどんな対策されたのかは把握してませんが、とりあえずは安心です。
後から出た黒では最初から対策済みスライドなのかしら??

【9/8追加】
マルイさんHPに記載ありましたw
https://www.tokyo-marui.co.jp/news/v10/

>【1】 塗料の密着性を高めるために使用した、特定の洗浄液によるケミカルストレス
>【2】 スライドの成型条件不備

だそうです。
この内容が2020年の4月で、オールブラックモデルはその一年後の発売なので、全て対策済みと考えて良さそうですね。
【追加ここまで】


ここらで、前述の我が家のWA製V10(のセレーションやらダストカバー長やら弄り倒したカスタムw)と並べてみましょう~♪







ふむ! 14年前にカスタムしたにしては見劣りしないじゃない!?
まぁ、当時は今より未熟ながらも平面出しして丁寧に仕上げた訳で、それで見劣りしてたら泣いちゃう訳ですがw
ずっと気になってたダストカバー長(当時、実銃画像から長さを決定)も、ほぼほぼ同じ!良かった♪


お次に重量の比較。まずはWAから。



実ホーグ付きで736gと、さすがHW&メタルアウターバレルだけあって良い重さ&バランスであります。


一方マルイは、



707gと、ABSながら大健闘!?

・・・と言いたいところですが、実はグリップだけで172gも稼いでるんですよね~




なので、グリップ(とスクリュー)を外すと533gとだいぶ軽量化(;^_^A




そこに実ホーグを付けても571gとなり、WAとの差は165gとなりました。



別に重くなきゃダメって訳ではないですし、逆にこれくらいの軽さの方がサバゲとかには実用的かも知れないですね。
持った時の重量バランスも、グリップ周りばかりが重いデフォよりもこちらの方が好みです。


という事で、何だかとりとめのない記事になってしまいましたが、14年前の答え合わせという個人的な目的は達成
出来たのでヨシとさせて頂きます!ww


さてこのマルイのV10、どう料理しようかな~??


お楽しみに♪




  


Posted by あじゃ  at 00:16Comments(4)V10 UltraCompact(AB)

2022年08月28日

VFC/LAR(FAL) Type1

FALという銃を知ったのはこの趣味を始めて間もない頃でした。(37年前)

アレは忘れもしないGun誌の・・・ いや、コンマガだったか・・・?(忘れてるじゃんw)

とにかく、スラッとスリムなレシーバーに長いバレル、グリップの後端がピッと立ったスタイルがまるでセクシーな女性のようで
一目惚れしたのだけは覚えてます。

JACからL1A1が発売されるもグリップ形状がワタシ的にはコレジャナイ感があり、購入には至らす。(高くて買えなかったしw)

その後、いくつかの海外メーカー製電動ガンも出ていたようですが、電動ガンには興味なかったのでスルーしていました。


そんな今年4月、VFCから正式に発売のアナウンスがあり、即予約したのがVFCのLAR(FAL)です。

それが遂に昨日到着!この日を何年待ったことか!!



いやーん!!ヤバいヤバいヤバい!!!めっちゃセクスィ~~~!!!!


・・・スミマセン取り乱しましたww

追って鉄削り出しレシーバーのDX版も出るそうですが、こちらはダイキャストレシーバーのSTDです。

それでもこの質感なら文句ないのでは? バレルとアッパー、アッパーとロアなどのガタツキも皆無でガッチガチです♪





このダイキャストレシーバーの材質は不明ですが、もしも同社VP9等のスライドと同じだとすると亜鉛合金かも?
(アルミだと思ってたVP9のスライドが社外アルミスライドの2倍近い重量なのと、亜鉛用ブルー液で染まる事から)

・・・知らんけどw


正直、DX版の鉄削り出しレシーバーも気になりますけどね~ お値段が倍近くなるのと、嵩張りそうな木箱は不要なんですよねw


そのレシーバーやフロントサイトのガード部分、コッキングハンドル周り、ハンドガード内のバレルやガスシリンダー等の
一部のパーツや実銃もプラ製のストック等を除き、全て鉄製!

フルアジャスタブルなリアサイトも、




バレルのフロントセクション&ハイダーも、




セレクターもトリガーも分解用レバーも、



全部、鉄!


ロアレシーバー内部のハンマーやシア等々、この画像に写ってる部品も、ほぼ全て鉄。



(ハンマースプリング後ろのブロックだけは非鉄)

アッパーに取り付けられたマガジンキャッチ、ボルトストップレバー、フルオートシア(?)も、全て鉄。




そして、キャリングハンドルで持った時の前後のバランスもバッチリ!


(実銃もこうなのかは知りませんけどw)


で、肝心の動作ですが、これがまた箱出しでめちゃくちゃ快調!音がデカく、リコイルも強い!!

基本、箱出しから何もする事はありませんが少しだけ。

セレクターと分解レバーにはロアレシーバーに傷が付かないよう、透明な保護シートが付けられているので取り外す必要があり、
セレクターの方はこのようにセレクターを上まで回転させて簡単に取り外すことが出来る一方、



分解レバーの方は透明シートが粘着付きで貼られていたので剥がすのに一苦労しました。


あと、セレクターのプランジャーがロアレシーバーの凹みにガッツリと噛みつき、動きがめちゃくちゃ硬い!

何度も動かしていればそのうち馴染んだのかも知れませんが、気が短い私はプランジャーをバラして先端を滑らかな球Rに
仕上げてグリスを塗布。



スムーズにセレクターを動かせるようになりました♪ ちなみにセレクター軸の先端にはOリングが乗ってる(だけな)ので、
分解時に無くさないように注意しましょう~


あと、VFCでは個人的にお約束な、注入バルブの注入側Oリングを除去。



ガス注入時に音がするようになります。


テイクダウン。



分解レバーの操作は、かなりスプリングが強くて指が痛くなりますw 最初はレバーを後ろに倒してもテイクダウン出来ませんでしたが、
一度真ん中のピボットピンを外して上下分離した後はテイクダウンできるようになりました。

ちなみにボルトの後ろには実銃には無い長さ約31mmの樹脂製バッファーがありますが、コレを抜くとフルストロークで動かすことも
可能です。(とは言っても耐久性とかがどうなるかは不明ですし、サイクルやリコイルは落ちちゃいます。)



いや~夢にまで見た(かどうか覚えてませんがw)FALが、ほぼフルスチールのガスブロで手に入るなんて正に夢のようです!






置き場所も無い(それはそれで大問題w)ので、しばらく添い寝しようと思います♪



  
タグ :VFCLARFALSTD


Posted by あじゃ  at 22:56Comments(30)長物GBB / ガスガン

2022年08月20日

マルイ SIG SAUER P226E2 & P229 Nitron Compact手直し

今回のネタは、マルイベースのP226E2とP229 Nitron Compact♪



どちらも以前カスタムした子たちです。

マルイ SIG SAUER P226E2 仕上げ直し 完成!

13周年!そしてSIG SAUER P229 Nitron Compact再び

見た目はこの時と全く変わってません!

P229の方はGraygunsタイプのトリガーにしてましたが、今回元に戻しました。やっぱり見慣れたこの形状が好きで・・・




んで今回何をしたかと言うと、主にダブルアクションのトリガープル改善です。

特に、響き打ち化したP226E2はその時の記事にも書いたように、ハンマースプリングを強いものに交換していたので、元から
重めだったダブルアクションのトリガープルが更に激重になってたんですよね。響き打ち化してるので常にハーフコックから
ハンマーが起き始めるのですが、ダブルアクションの引き始めに大きな空走区間(トリガーストロークの1/3くらい)があり、
途中から激重になってました。

この空走区間が勿体ない! という事で、トリガー上部のトリガーバーと連結するピンの位置を変えたいと思います。

元の状態がコチラ。




脳内で色々と計算し(行き当たりばったりとも言うw)、最終的にピンの位置を約4mm右下(トリガーピン方向)に移動しました。



トリガーバーと干渉するようになる部分も削っています。


それに合わせてトリガーバーの先端も下方に曲げます。




フロントシャーシに干渉しやすい部分を削ったり・・・




フロントシャーシも、内側の角を削ったりしました。




先端を曲げた後も、平行になるように微調整。





ココの調整は結構シビアで、少しでもズレてるとトリガーバーの動きが悪くなります。


また、この加工によりシングルアクション時にハンマーがトリガーバーを押す量が減ってしまうため、ハンマーに
ネジを立てたり・・・




シングルアクションのトリガーストロークも元々長めなのが更に長くなってしまうので、シアの可動量を減らすべく
イモネジを立てたりもしました。




加工が終わって組み込んだところ。



加工前の写真も撮っておけば良かったですが、トリガーがレストポジションでトリガーバーが3mmほど前方に移動。
ハンマーがハーフコックの位置(響き打ち化しているのでこれがレストポジション)でちょうどトリガーバーと連結する
状態となります。


ハンマーをコックした状態。



ハンマーに立てたネジによってトリガーバーが前方に押され、トリガーが適切な位置になってます。


トリガーを引いた状態。



ちょうど引き切ったあたりで、シアがハンマーを開放。

この言わば当たり前の状態に持っていくのが、なかなか大変でありました(;^_^A


さて、今回の加工によりトリガーストローク全域にハンマーを起こす力が分散され、トリガープルを大きく改善する事が
出来ましたが、ハンマースプリングが強いのでまだ重い! 放出バルブはノーマルのを加工してスプリングを弱くしたりも
していましたが、より軽い力で解放できそうなAMGのハイアウトプットバルブを使ってみる事に。

我が家では海外ガスブロ等によく使ってますが、今回は手元にあったWEグロック用を使用。



左がAMG、真ん中がノーマル、右のはWE/P229用マガジンに付けた、どこか忘れた(w)海外製のマルイP226用カスタムバルブ。


ノーマルバルブの突出量はこれくらいに対して・・・




違う機種用という事もあり、AMGでは0.5mmほど引っ込み気味になります。



が、コレがまたちょうど良かった! スプリングが無い故、元々軽く開けるAMGのバルブで、更にバルブロックに必要な
ストロークが0.5mm減った事で、ハンマースプリングをノーマルに戻してもしっかり作動するようになりました!
逆に、バルブの開放量が減った事による作動の悪化は全く感じません。


ちなみにAMGのハイアウトプットバルブ(Gen2)ですが、各メーカー各機種ごとに用意されているものの、どう見ても
同じ寸法のも多いような気が・・・



左からWEグロック用、WE/M9、VFC/FNS-9用ですが、ボディの仕上げが異なる以外、形状やバルブの長さとか同じような
気がしてます。過去、VFC/VP9用とかVFC/グロック用とかも違いが分かりませんでした。一体何が違うんだろう・・・?
今回、手持ちのマルイP226系マガジン全てに組むため、ストライクアームズさんに複数在庫があったWE/M9用に
組み替えましたが、全く問題ありませんでした♪


P229E2で加工が上手く行ったので、トリガープルが重くなるのを嫌って響き打ち化を見送っていたP229 Nitron Compactにも
響き打ち化&今回の加工を施しました!




やっぱり、P226/229のハンマーレストポジションはこうでないとね♪

P226E2



P229 Nitron Compact



やっぱりSIG SAUERはカッコいいなぁ~♪










特にP229 Nitron Compactなんか最高にカッコいいと思うんですけどね。何でサードパーティー含めてどこも出さないんだろ??








  


Posted by あじゃ  at 22:02Comments(4)P22*系

2022年08月17日

HK VP9SK フィンガーレスト付きマガジンなど

今回はVP9SKです。

以前(って、もう1年経つのか・・・早いな・・・)、実物フィンガーレスト付きマガジンフロアープレートを入手したっきり
放置していましたが、重い腰を上げてマガジンを切り詰めます!

実は昨年の記事の後、Virnaさんから新品のマガジンをお譲り頂いてました。(その節はありがとうございました♪)

今回はマガジンケースを24mmほど切り詰めます。




前回同様、中抜き工法で。





リューターやヤスリで1日掛けて削りました・・・ これが面倒でなかなか手を付けられなかったんですよね(;^_^A


ジーナスで接着!




残弾確認穴も11から下はジーナスで埋めてしまいます。



ジーナスで接着する部分は、予め塗装を剥離するのをお忘れなく!


ベースを留めるネジ穴は下穴を深く開け直し、M2.6のタップを切ります。




結構深くまでネジを切りました。




実物マガジンフロアプレートに、抜け止めのためΦ5のドリルで凹みを追加。



この画像では元のネジでベースを固定していますが、この後長いM2.6のネジを購入して交換しておきました。
このネジにガス圧が掛かるので、なるべく長い方が安心かな~と。


切り詰めたマガジン本体の比較。左が前回ので右が今回の。



2mm弱、今回の方が短くなってます。


フロアプレートを取り付けて比較。




部分的に塗装が剥がされて情けない姿ですが、鈴友さんにセラコートをお願いすれば左のような綺麗な仕上がりになるはず!




とりあえず本体に装着~♪



ピッタリ!!ガス漏れも無し!!やったね!!!ヾ(*´∀`*)ノ


ついでに、アウターバレルも切り詰めちゃいます♪ ・・・え? アウターバレルはもう切り詰めてあるだろって?

はい、3年前にノーマルアウターバレルを切り詰めてライフリングも再生していたのですが・・・



完成して割とすぐに、チャンバーカバー部分の角にクラックが入ってしまいまして(´;ω;`)
VFCのVP9の弱点の一つです。最近のロットのは改良されてたりするんだろうか・・・?


で、それからずっとDetonatorのアウターバレルが再版されるのを待ってたのですが、待てど暮らせど再版されず。
そんなところに、先日SFP9Mを組んだ時に元々組んでいたSFP9のアウターバレルが余ったので、ぶった切りました!!




中抜きして、ジーナスで接着~




材質は異なれど、一度やってるので楽勝でしょ♪ ・・・なんて余裕ぶっこいてたらミスりましたw

実銃SKのバレルには無い先端の面取りの分、前回はちゃんと計算して長めに切り詰めてから先端を削り落としていたのに、
それをすっかり忘れて切り詰めてしまったので、仕方なく面取り部分にジーナスを盛る羽目に。



後から目地が出ないことを祈るしか・・・(;^_^A


ちなみに、バレルの加工をしている間にDetonatorからアウターバレルが再版されましたw



使うか分からないけど、次いつ出るか分からないのでとりあえず買っておきましたww


次に、グリップのサイドパネルにVP刻印のプレートを埋め込みます~



これは以前、SFP9のフレームにSFP刻印のプレートを埋め込んだ時に一緒に作っておいたモノです。
右が黒サフを適当にペタペタと塗った状態。


ドリルやリューターを使い、このプレートより一回り大きな凹みをサイドパネルに彫ります。



フリーハンドなのでちょっと歪んでますが、最終的に気にならない程度に頑張りますw


オートウェルドで接着し、半乾きの状態ではみ出した接着剤を除去。




硬化後に溝部分や文字部分を細く削ったマイナスドライバーでシコシコして綺麗に仕上げます。




残るはスライドの刻印ですかね。問題は、刻印を埋めた個所に別の文字をレーザーで彫ると綺麗に仕上がらない点。
(金属とパテ部分でレーザーによる彫られ具合が変わるので、鈴友さんでは出来なくは無いが仕上がりは保証できないとの事)

さて、どうしたものか・・・(方策案はあるけどちょっと面倒臭い方法でして・・・ww)



  


Posted by あじゃ  at 18:03Comments(0)HK VP9

2022年08月15日

14周年&タナカ トカレフTT-33 HWモデルガン

あー・・・ スミマセン・・・ 更新サボってる間にオラガバニスト開設から14周年過ぎてましたww
いつもご覧頂きありがとうございます! 例年の如くプレゼント企画などはありませんが、お暇な時に覗いてって下さい♪


という事で(?)、今回はすでに発売から1ヶ月経ち、今更ではありますがタナカのトカレフです。



発表時は買うつもりではなかったんですが、ついついポチッとしてしまいましたw


発売直後から皆さん絶好調の発火を楽しんでおられるご様子で、そんな皆さんの動画を拝見して私は満足してしまうというw
(一部、バレルが一発で破損した方もおられましたが、無事に対応してもらえたでしょうか・・・?)

という事で私は発火もせず、外観の出来も良いので大した事はしていませんが、ちょこちょこッと弄った部分をご紹介。


実銃について詳しくはありませんが、テカテカでパーティングラインが残ってるバレルはちょっと気になります。




前撃針を抜いて適当なドリルを突っ込み電動ドリルで回しながらペーパーを当て、パーティングラインを消してヘアライン仕上げに。






チャンバー部分も同様にヘアライン仕上げに。




お次はプレス加工の断面モロ出しのエキストラクター。




スライド上面のピンはダミーで、ブリーチ側から細いイモネジで止められています。



実銃とは支点を変えてるのは先端の可動域を増やすため? ふむふむ、興味深いです。


プレス加工の断面を綺麗にヤスリで仕上げます。




ついでに爪の部分も綺麗にシコシコしました♪



カートのリムに引っ掛かる面もフラットにしましたが、そのおかげか?皆さん引っ掛かりやすいと仰られてる手動での排莢は
かなりスムーズです。


ブルーイングして組み付け~




外観で気になったのはコレも。



デフォルトのハンマーダウン状態ですが、SIGのように響き打ちになっていてハンマーが少し起き気味なんですよね。
ハドソン時代のガスガンは持ってないので分かりませんがその頃の名残りなのか?あるいはタナカによる快調動作や
耐久性向上の為のアレンジなのか?はたまたハンマーダウン時に長めのファイアリングピンがブリーチフェイスから
飛び出たままにしないようにとの安全対策なのか??理由は分かりませんが、残念ながらリアルではないので・・・


リアシャーシアッセンブリーをフレームから引き抜き・・・




ハンマーの下の角にあるピンを抜きます。(分解しなくて大丈夫)




これだけで、ハンマーが完全レストポジションになります♪



ただし前述の通り響き打ちにしている理由が分からないので、発火派の人はやらない方が無難かも??


最後に、コレはシングルカラムのマガジンあるなるなんですが、フル装填に近づくほど2発目以降の弾頭がお辞儀
していくんですよね。




この状態でブリーチが初弾を前に押し出そうとする時、その初弾もお辞儀してしまいます。



するとフィーディングランプに引っ掛かり、スムーズに装填されない事があるんですよね。
この現象はこのトカレフに限らず、以前作ったSIG SAUER P225P220 Nitron Carryでも調整に苦労しました。
(これらに使ったマルシンM39やタニオコバGM-7以外に、GM-5のマガジンなどでも同様の現象が起きますよね?何でだろ??)


まぁ~流石に今回はそんなにガッツリ引っ掛かるわけではないので、調整も大変じゃないでしょ~♪

と、フィーディングランプをちょっと削ってみました。




良くはなりましたが、2枚上の画像からも分かるように今回のカートは先端がちょっとエッジっぽくなってる事もあり、スライドを
ゆっくり操作するとまだ引っ掛かります。(フィーディングランプが削られる)

もっと削るか~・・・・


あばばばばばb



フィーディングランプの直ぐ下に、スライドストップ抜け止めのクリップ用スタッド(パーツ名はクリップフック)の穴が開いてるの、
すっかり忘れてましたわ・・・(´;ω;`)


泣きながらも、とりあえず組んでみる。



中のスプリングはインナーシャーシをフレームに組む際に、一旦クリップフックをインナーシャーシ内に退避させ、最後に
フレームの穴からクリップフックを飛び出させるため(だけ)のモノ。

こんな状態でもフィーディングはスムーズになりましたが、やっぱり気になっちゃいますよね(´・ω・`)

パーツリストを見ると、新製品発売後は6か月間パーツ売りはしないとの事でどうしたもんかな~と悩み、閃きました!

ジャンクパーツの亜鉛丸棒を外径Φ6.4に削り、内径にM4ネジを切ります。M4ネジも適当な長さにカット。
クリップフックは一段太くなってる部分(フレームの内側に引っ掛かる段差)を削り、Φ5にします。




この亜鉛パーツを、Φ6.4のドリルで拡げたインナーシャーシの横穴に挿入、接着します。






で、フィーディングランプを再度整形。




軽くブルーイングしました。




クリップフックにはΦ4の凹みがあるので、そこにM4ネジをオートウェルドで接着。




これを外側からネジ込むようにするわけです。




無事にリカバリー出来ました!!\( 'ω')/




私が弄ったのは以上になります。何かの参考になれば幸いです♪


あ、そうそう。オートのモデルガンを買った時、真っ先にマガジンリップの内側のエッジを丸めるのが私のルーチンなんですが、
このトカレフのは最初から綺麗にエッジが除去されてました。



錆びにくいSQP処理がされているらしいので、最初からエッジが処理されているのは大変ありがたいですね~♪

フォロワースプリングやエキストラクターはSQP処理されてないらしく、すぐ錆びちゃうみたいですけど!ww



  


Posted by あじゃ  at 18:04Comments(2)モデルガン

2022年08月01日

S&W M13 オリジナルカスタム完成!

今回はいつもと同じ仕上げじゃつまらないな~と、下地をシルバーで仕上げました。
ちょいダメージ仕上げっぽくしようかな?と。



こちらはシコシコを挟みながらET-STを3回ほど吹き、ウレタンクリアーでコーティングした後に再度シコシコして
柚子肌を消しているところです。

その後、上塗りでダークパーカー+銃Ⅰ上澄みをブレンドして吹いたところで・・・

このままでいっか!?ってなっちゃいましてww

で、こうなりました♪






ノーマルM13を切り詰めた設定のバレルには、先端に長穴マグナポートと上面に4つのホールを開けてみました♪






マズルはこんな感じ~



エジェクターロッドはフルレングスです♪


バレルは安心・安全の完全閉塞。






ヨーク前面は形状を変更しています。




上の画像をご覧の通り、シリンダーは以前買ったM19に付いていたカスタム品のを使いましたので実ダミーカートを装填可能♪




一応再度申し上げますが、フレームはペガサス用ですので撃発機構はありません!!



なので、実ダミカのプライマーを叩く心配が一切無いんです♪
センターピンで削れたところがシルバーになってるのも狙い通り~♪


ハンマーも10年前にペガサスのをデホーンドした奴なので、ハンマースパー根元の穴がちょっぴり顔を出しかけてます(;^_^A



あ、リアサイトの丸みも修正しました~


トリガーはストラウプを仕上げ直した時に二つ加工した余りを使いました。




アドレス刻印はリアル刻印になる前のものでしたので、MADE IN JAPANの一部を埋めてMADE IN J A にした後、
JをUに変えてSを手彫り。一番下の行は全て埋めてSPRINGFIELD, MASS.を手彫りしました。




モノグラムは追い彫りと、下のREG. U.S. PAT. OFF.を手彫り~




元々Carry Gun PCにするつもりだったペガサスのフレームなので、10年前に加工したセレーション入り。



実銃でもM13ベースのカスタムという設定なので、何でも有りですw


ボールプランジャーを使ったヨークロック。



しっかりと機能してくれます♪


フレームにはモデルナンバーを手彫り。



シリアルナンバーは面倒臭くて入れてませんがw


もちろん今回もスイングアウトすると見えるフレーム内側、綺麗に仕上げてます!






グリップはこれまた以前、タナカのファイティングストック(木材はソノキリン)をベースにショートバナナに加工し、更にS&Wの
実グリップからメダリオンとスクリューを移植したモノ
です。





なかなか落ち着き先が見つかりませんでしたが、この子にはバッチリ似合ってるんじゃないかと!!


最後に、M13繋がりでP.P.P.とCarry Gun PCと一緒に♪






大・中・小、皆さんはどれがお好みですか?


私は・・・


選べないぃぃいいい!!!ww


  


Posted by あじゃ  at 00:19Comments(4)S&W M13

2022年07月27日

S&W M13 オリジナルカスタム開始~

さて、このところストラウプP.P.P.Carry Gun PCと立て続けにタナカのM13ベースでカスタムをしてきてふと気が付いたのですが・・・

何かいっぱい部品余ってね!?

って、そりゃそうですよねw ストラウプではM13モデルガンのフレームしか使ってないので内臓は丸々残ってるし、
Carry Gun PCでは10年前にペガサスベースで仮完成していたところからバレルだけブン取ったのでフレームも
内臓も残ってるし、M13モデルガンから切り離したバレルもあるわけで・・・

そうだ!ペガサスのボディにモデルガンの内臓を組み込んで、適当に一つでっち上げてみるかな!!


という事で、まずはM13モデルガンから切り離したこのバレル。




これをこんな風に短く加工。




中途半端に残った左側の刻印は埋めちゃいます。




フレームに入り込む部分はこんな形にしました。




フォーシングコーンはペガサスのを加工します。




安全性と重量アップを狙い、バレル内には鉛を埋めて完全閉塞しちゃいましょう!

用意したのは、釣り具用品のホゴオモリ。8号サイズが直径9mm、長さ約42mmでちょうど良さそうだったので
密林で買ってみました。




鉛はとても軟らかく、ノコギリで切るのもヤスリで削るのも楽チン!なので、このようにバレル内にピッタリ収まるよう加工しました~




こんな風に収まります。





あ、クラウンはイレブンディグリーっぽく、更に逆R付けてみました♪


ヨークのロックには今回、外径M4長さ8mmのボールプランジャーを使います。これも密林で発見しました♪



お尻にはイモネジみたいに六角穴が開いてるので、その部分を切り飛ばしたのが一番右のです。


ヨークに穴を開け、M4タップでネジを切ります。




ちょっとネジ込みにくいですが、先ほどのボールプランジャーを取り付け。




突出量を調整できるので、ちょうど良いクリック感でヨークを固定できます♪




フレームの加工。
ストラウプの時と同様、塗装後に削れても下地がシルバーになるように、溝を彫ったところにジーナスを詰めました。



その上の円弧形状や、ハンマーノーズブッシングのモールド再現も今まで通りに行います。
ペガサスなのでハンマーノーズの穴は超硬インサートで塞がれてるので、完全に見た目だけ!ですがw


ボールプランジャーが擦れる部分もジーナスで埋めてみました~




と、実はここまではシルバーで仕上げる気満々!!

だったのに何故か大ボケをかましてしまい、フレーム刻印をM13にしてしまいましたw



まぁ、仕上がってみれば結果オーライでしたけど・・・ww



という事で、次回完成です!! どんなカスタムになったのか!? お楽しみに♪



  


Posted by あじゃ  at 18:13Comments(4)S&W M13

2022年07月25日

BWC SW1911SC E-Series 4-1/4inch 2022

前にも見た事あるタイトルだな?

はい、3月にBWC SW1911SC E-Series 4-1/4inchを紹介しましたが、先日(と言っても5月)2022バージョンとして
再版されたので、今度はオールブラックを買ってしまいました!!




5月に買ったのに紹介が遅れたのは、この青いグリップ・・・ LOK GripsのG10でとてもカッコ良いのは確かなんですが、
このモデルには個人的にどうしても純正(アルタモント)のグリップを付けたくて・・・
(BWCでの再販が遅れたのも、このアルタモントのグリップがなかなか再生産されなかった為だとか。)

しばらく探していましたが、ラウンドバットとなるとほとんど見かけませんね・・・

という事で、仕方なく普通の形状のをゲット。



左のラウンドバットのは前回のSW1911SCのモノで、右のが今回ゲットしたモノ。ちょっと色味が濃い目で良い感じです。


これを、ヤスリで削っちゃいます!!



表面のコーティングも削ってしまいますが、何とかなるでしょうww


ほら、ね?



ただ単に削ったところに何回かTrue Oilを塗ってシコシコしただけですが、ビックリするくらい削った跡が分からなくなりました!


それと、今回のグリップにはアンビカットが無いので・・・




リューターでチュイーン!とな♪



自作トリマー治具がここでも活躍してくれました~


で、早速取り付け!





元のLOKグリップにはフレームに嵌り込む形状のグリップウェイトがガッチリと接着されていたため、このグリップ交換で
軽くなってしまいましたが、今回の2022バージョンではスライドに錘が鋳込まれているので、約40g重量アップしています。


また、他にも前回から細かい部分が変更されてます。

マコーミックタイプのアルミトリガー。



細かいですが、スライドストップの面取りも無くなってますね。


グリップセフティはナロータイプ、ラウンドバットハウジングはチェッカリングに。




ブッシングはSUS製削り出し。



ちょっとエッジが立ち過ぎだったので、この後面取り追加しました。


マガジンはニッケルメッキだったのがSUS製に。




今回、ちょっと気になったのがフロントストラップのチェッカリング。



前回の(画像下)は側面も綺麗に揃ってるのですが、今回の(画像上)のは手加工されているようでちょっと不揃い・・・
この部分、ちょうどこの部分に拘ってTRPを仕上げたばかりでもあり、結構気になってしまいます。どうすっぺ(´・ω・`)


ともかく、これでスライドシルバーとオールブラックが揃いました♪








カッコよすなぁ~(*´Д`)




  


Posted by あじゃ  at 18:03Comments(6)SW1911Scモデルガン

2022年07月23日

Walther P990 カスタム 完成!

P990、完成です♪



今回は加工したスライドのみ塗装。ダークパーカー後に高耐久艶消しクリア・・・だったと思います。(記憶喪失w)


デコッキングボタンの無いのっぺりとしたスライドもバッチリ再現!






刻印もこの通り~




正直、のっぺりし過ぎててあまり好きじゃなかったP990ですが、こうして見ると意外と良いかも♪







でもやっぱり、マルゼンにはP99Cデザインのフルサイズも出して欲しかったなぁ~
P99も実銃Waltherのストライカー方式の中では何世代も前になっちゃったので、今更出さないだろうけど・・・(´・ω・`)




  


2022年07月21日

Walther P990 カスタム 加工編

すでに依頼主であるVirnaさんがブログにアップして頂いてますが、今回のネタはP990です!
P99のダブルアクションオンリーな子ですね。随分前にお願いされてたのを、ようやく手を付けた感じです。
いつもお待たせしちゃってスミマセン(;^_^A

ベースはもちろんコチラ、マルゼンのP99。




早速ですがスライドを分解し、デコッキングボタンを取り外してポッカリ開いた穴をオートウエルドで埋めます。




内側は余計な加工をしなくて済むようにテープで養生しておきました。




硬化後、シコシコしていきます。



P99の刻印は一旦埋めました。


瞬着やUVレジンを武器に、スと格闘しますw



スライド上面のセレーションは角ヤスリやデムバートなどを使って綺麗に繋げましたよ~♪


ついでにスライド右側面のライセンス刻印も埋めてしまいます。




下地のサフを吹いたところ。



ワルサーのバナーは追い彫りしておきました。


ここにP990の刻印を手彫りします。




次に中身をダブルアクションオンリー化します。

と言っても、めっちゃ簡単ですw 基本的にはハンマーに付いてる爪状の部品を取り外すだけでOKですww




外した部品。




今回、どうせダブルアクションオンリーならディスコネクトもしなくて良いんじゃね?
と、トリガーバーの突起を削り取ってしまいました!



これにより、スライドを引く時の抵抗を最小限に出来ます。ハンマーを起こす抵抗も無く、フレーム側からスライド作動に
干渉する部品で残るのはバルブロックを解除する時だけ。超絶スムースブローバックの出来上がり!!

・・・ですが、ディスコネクトしないので、ホールドオープン時にトリガーを引くとエジェクションポートからボフッとガスが一瞬出ますw
トリガーバーの突起はそのままでも良かったかも(;^_^A


あと、これはダブルアクションオンリー化に関わらずですが、マルゼンP99ってダブルアクションの引き終わりで急に重くなって、
どうしてもガク引きっぽくなりがちじゃないです?
ダブルアクションの引き終わり直前に、下の画像中央にある小さな段差がリアシャーシに接触してトリガーバーを下げるんですが、
この斜め具合を少しなだらかにしてあげると、だいぶスムーズになります。




あと、これは個体差ありそうですがコッキングインジケータ。



この先端に細い溝が切られてるのですが、そのエッジが穴の角に引っ掛かる事があるので、角を落としてあげました。


と言ったところで、加工完了です♪

完成編は次回!!


  


2022年07月20日

Cybergun/AW CANiK TP9 ちょいと?内部カスタム

それではTP9をちょっとだけ弄っていきたいと思います。と言いつつ記事的には結構長くなりますスミマセンww

まずはスレッドプロテクターですが、締めこむとスライド前面にギリギリ!
(ちなみにM14逆ネジです。逆ネジ嫌いなんだよな・・・)



私のは大丈夫でしたが、モノによってはスライドに当たって傷が付く事もあるそうです。
また、撃ってるうちにすぐに緩んできちゃうので・・・

適当な細いOリングを入れてあげます。




バレルのねじ切り根元に装着して・・・




締めこめばこの通り。



ゆるみ止めと適度な隙間の確保の一石二鳥です♪


次はアウターバレル。ホールドオープン時に前後に動き、カチャカチャして気になるので、引きバネを追加します。
バレルガイドにΦ3.3の穴を開けます。




ちょっと深く彫り過ぎてしまいましたが、前側のネジのところまで。



外径3mm、線径0.3mmのステンレス製引きバネを適当な長さにカットして使います。


アウターバレルにはΦ1.5の穴を開けて、このように組めば完成!




いよいよ前回書いたトリガーフィーリングの改善に取り掛かります!(`・ω・´)
と言っても大きく構造を変えるのは難しいので、過度な期待は禁物ですw

トリガーフィーリングを文章や画像でお伝えするのは難しいですが、こちらがデフォのコッキング位置。(①)




トリガーを引いていくと、この辺でトリガーバーと連動したバルブノッカーが放出バルブに接触。(②)




ここからは一気に引き切ります。(③)



ハンマーは無いのでシアが切れる感覚は一切なく、②~③の間にブローバック完了。

リセットはここまで戻す必要があります。(④)




という事で、この②~③の長さと重さ、それと④のリセットの長さを改善していきましょう~♪


まずは、放出バルブを直接押す機構なので、手っ取り早く効果が期待できそうな放出バルブの交換をやってみました。
特にTP9用というのはまだ見掛けないので、今回はAMG製のVFC/VP9用のバルブを使います。(写真左)




VFC用ですが、問題無く取り付け出来ました♪



バルブの突出量がデフォより0.2mmほど少なくなりますが、全然問題ありません。
このAMGの放出バルブはスプリングが無い(ガスの流速と圧だけで閉じる)ので、より軽い力で開けることが出来るのですが、
これだけでも体感できるレベルでトリガーが軽くなりますよ~


次に、バルブノッカーの初期位置を変更します。

ノッカーのお尻にM1.4のナベ小ねじを立てます。



現物合わせでネジの頭を少々削っています。


リアシャーシに組んだ状態。



ネジの頭がピンに当たり、初期位置がネジの頭の分前進します。


ちなみにノッカーの上の方、銀色に見える部分は薄いアルミ板を貼ってありますが、これはノッカーの上に組むパーツ
(コッキングインジケータを引っ掛ける部品)の初期位置を元に戻すためです。



調整のために何度も分解組み立てを繰り返しましたが、ハンマーが無いので非常に簡単なのは助かりますねw


すると、リアシャーシからノッカーの先端が僅かに飛び出した状態になります。



フレームに組んでガスの入ったマガジンを装着する時に、この先端が放出バルブに引っ掛からないギリギリを狙いました。
これにより、前述④のリセット位置を早めることが出来ます。


次に②~③のストローク短縮ですが、バルブを変えた状態で色々試したところ、1mmほど短くしても動作に影響が無い
事が分かったので、そのままトリガーバーの後端を1mm短くしました。



削り過ぎると放出バルブを開く量が足りなくなり動作が悪くなるはずなので、要注意です。


ちなみにこのTP9ではドライファイアする(マガジン無しでトリガーを引く)と、グロックのようにトリガーが後退した位置で
保持される機構が付いてます。それがこの銀色の小さなパーツ。



マルイグロックのようにシャーシの段差にトリガーバーを引っ掛けるのではなく、わざわざバネ仕込みの別パーツを奢って
くれていますが、残念ながら実銃のTP9はグロックのセイフアクションとは違い(恐らく)コンベンショナルなストライカー方式なので、
ドライファイア後もトリガーは初期位置に戻るんですよね。(なのでコッキングインジケータもローディングインジケータも付いてると)

なので、私はこの銀色のパーツは外してしまいました。最初はバルブロックの役目もあるのかな?と思いましたが、
外しても作動に影響はありませんでした。(前述の②~③の間にトリガーを戻すほどの速射が出来る人なら影響あるかもw)

恐らく、これの主目的はスライド引いて初弾の準備が整うまではトリガーを引いても作動させないようにするためでしょう。
なので、このパーツを外すとスライド引かなくてもガスが入っていればトリガーを引くだけで作動しちゃいますw
それはそれでリアルではありませんが、私は見た目のリアルさを優先した次第です。(付けたままでも問題ありません)


それから、ちょっと強いかな?と感じたトリガーセフティのバネを2巻きカット&トリガーバーの引きバネを少し伸ばしてテンションを
弱くしてやりました。




最後に、トリガーの初期位置をもうちょいリアルにすべく、トリガー根元前面のフレーム内側に0.5mmのABS板を貼り付け。




トリガーセフティもちょこちょこっと削って、(実銃のようにかなり飛び出た)状態にしたのがコチラ。(⑤)



①と比べると、トリガー本体前面がほぼ垂直になってるのが分かるかと。


トリガーを引いていき、バルブを押し始めるところ。(⑥)



②と比べてだいぶ後ろに寄りました!(バルブ交換とトリガーバー後端削りの効果)


ここからグッと一気に引く必要があるのは変わりませんが、ストロークがかなり短くなってるのでガク引きになりにくくなりました♪(⑦)




ブローバック後、トリガーを戻してリセット。(⑧)



これも④と比べて劇的に改善しました!ほぼ⑥の位置と変わらないです。(ノッカーの初期位置変更の効果)

実際、だいぶ違和感やストレス無く撃てるようになりました。最初からコレなら大きな不満は無かったかも・・・ですが、
量産では個体差もあるのでここまで攻めるのは難しいのかも?(そもそもバルブがAMG製だしw)

初速も0.2gで80~82m/sと安定しています。(わざとゆっくりトリガーを引くと60台に落ちますが)




すっかり記事が長くなってしまいましたが、ついでにインナーバレルも交換しましょう!

BB弾をチャンバーに送った状態ではBB弾の全周がパッキンに保持され、発射された後にホップの突起に引っ掛かる、
いわゆる『つまづきホップ』のためか、ホップ調整が安定せずに弾道が乱れがち。

なので、マルイ純正インナーバレル(今回はデフォよりちょっと短めの100mmを使用。ともさん、ご提供ありがとうございました♪)
に交換します。



今回、ホップラバーは宮川ゴムのにしてみました。(余ってたのでw)

そのまま組んで弾棒でチェック(詳しくは以前VP9でやったコチラの記事をご確認ください)してみると1.5mmほどの前後遊びが
あったので、ホップラバーの後ろを1.5mmカットし、電動ドリルでグルグル回しながら砥石ビットを当てて整形します。




インナーバレルの側面溝を前方に1.5mm拡大。

元の位置に置いたところ。




1.5mm後ろにズラしたところ。



バレルが前方にズレやすいはずですが、バレルガイドで挟み込むと割としっかり固定されるのでしばらくは様子を見ます。


ホップアームの窓も後ろに1.5mm拡張。




そしてホップアームに2mm厚のABS板を接着し、後ろに1.5mm延長します。




組んだ状態。




面倒な加工ではありますがその効果はかなりのモノで、スゥ~っと安定したホップ弾道になりました♪
めったに撃たないけど、やっぱり当たる銃の方が気持ち良いですもんね!


という事で、今回はこれでおしまいです♪ ご覧頂きありがとうございました~!!


  


2022年07月18日

Cybergun/AW CANiK TP9 Elite Combat FDE

2週間ほど前になりますが、1月に予約していたCybergunのCANiK TP9 Elite Combat FDEがようやく到着しました♪






CANiK TP9って何ぞ!? えっと、スミマセン私もあまり詳しくは無いんですが(w)、CANiKはトルコの銃器メーカーで、
TP9はご覧の通り流行りに乗ったストライカー方式のポリマーオート。フレーム周りの構造はP99を参考にしたのか
類似点は各所に見られるものの、銃のデザインそのものは割とスタンダードな風にも思います。(個人的な感想です)

TP9標準モデルは比較的安価ながら性能は悪くないらしく、アメリカでも一定の評価を得ているとか?そこに目を付けたのか、
はたまたリリース当初から存在したのかは存じませんが、あのグロックカスタム等で有名なSAIが監修したのが、この
Elite Combatです。(←実銃HPリンク)

それをCybergun/AWがGBBでリリースしたのが今回のモノ、ですね。

実銃ではSAIが手掛けたとされるのは、まずはこのスレッデッドバレルとスレッドプロテクター。





プロテクターの形状がちょっと違ったりバレルのフルートのエッジが甘かったりもしますが、まずまずの再現度でしょうかね。
ちなみにスレッドプロテクターはスチール製です♪


チャンバー部にSAIの文字が見えます。



Turkeyの部分がTaiwanになってるのはご愛敬ですw


スライドの刻印はもうちょっと頑張って欲しかったところ・・・ まぁ、雰囲気は悪くないです。




トリガーもSAIならでは、な形状です。




(この画像は、後日紹介予定ですがちょっぴり手を加えてるのでデフォとは異なります)

赤くて幅広なトリガーセフティが目を惹きますね♪


前後サイトもSAIです。





フロントのみオレンジの集光ファイバーで、リアはブラックアウト。鋳造ながら、なかなか良い出来かと♪


マグウェルもSAIプロデュース。





マグウェルは実銃ではアルミ削り出しですが、コチラはパッと見は樹脂製?かと思いきや、ちゃんと金属でした。(材質は未確認)

マガジンエクステンションの方は実銃ではこれまたアルミ削り出しですが、こちらは残念ながら樹脂成型品。
+3の刻印は実銃では15発マガジンに取り付けて18発になるところですが、こちらは単なる分厚いマガジンバンパーですね。
パーティングラインを消して綺麗に仕上げ直したいところです。(やるとは言ってないw)


フレームの刻印は割とリアル。



GBBではマガジン無いと撃てませんけどねw


実銃には無い5角形にFのマークが・・・



ブラックモデルではさほど目立たないようなのですが、FDEではバッチリ目立ちますね~w


フレームのシボは大人し目です。
実銃も同様ですが、SAI監修でスティップリングワークして欲しかったなぁ~(コストアップは考慮しないw)



グリップ部分の刻印は、実銃でもこのCANiK文字のと丸いモノグラムのと2種類あるようです。


バックストラップは交換式。



だけど交換ストラップは付属無し、ですw


エキストラクターは金属製、無可動。



ただしスライド上面にあるローディングインジケータはスプリング内蔵で可動式、スライド閉鎖に合わせて少し出っ張ります。


リアサイト基部はマイクロダットサイト用のカットのカバーとなってます。




ネジを2本外すと、しっかりと掘り込まれた基部が出てきます。





掘り込みの深さや形状など、実銃画像などを見る限りはかなりリアル!
ただ、残念ながら各種ダットサイト用のマウントは付属せず・・・別売されるのかしら?このままじゃ何も載せられません・・・


コッキングインジケーターもライブです。

トリガーを引いたところ。




スライド引いた後。



まぁ、コッキングインジケーターと言っても実はこの銃、ハンマーが無いんですが・・・ その辺はまた後述します。
下の四角い窓には実銃ではシリアルナンバーが入ってますが、潔くのっぺらぼうですw


CANiKライセンスを示す刻印はエジェクションポートの内側に。普段は目立たなくて良き!



そう言えば、Cybergun/VFCのFNS-9も同じ位置でした。


という事で、外観に関して全体的な仕上がりは綺麗で、大きな不満は無いですね。刻印とかはまぁ、トイガンなんで仕方ない
部分もあるでしょうし・・・

作動に関しては、ブローバックはまぁまぁ、ってところでしょうか。VFCのように異形ピストンとかではなく普通の円形ですし、
特に驚くほど良い訳でも悪い訳でも無いといったところ。まぁ、普通に動きますw


ただ、上にちょっと書いたようにハンマーがありませんで・・・



ズバリ言ってしまうと、30年前のMGCグロックと同様、トリガーを引く動作がそのまま放出バルブを押すタイプでして、今時の
GBBとしてはトリガープルの感触にかなりの違和感を覚えます。トリガーをゆっくり引くと銃口から僅かにガスが漏れてから
動作して初速が落ちるため、あるところから一気に引ききる必要があります。


これまでの画像をご覧の通り、フレームにハンマーメカを仕込むスペース的な余裕が無かったわけでも無いと思うんですよね。



同じくAW製造のArchon Type Bの方がよっぽどフレーム側スペースは小さい中に専用のハンマーメカ仕込んでましたし、
AW=WEはコッキングインジケータを備えたXDM(マルイコピー)も製造してましたし。

なんで今更こんなメカにしたのかなぁ・・・
いや、部品点数少なくてコストを抑えられるのは分かるんですが、それ以外のメリットが見当たらないんですよね・・・


という事で、そんなトリガープルの改善含めて次回は中身をちょいと弄っていきたいと思います!!







  


2022年07月11日

H&K SFP9M

もう1ヶ月ほど前になりますが、DetonatorからSFP9Mのスライドセットが発売されたので買っちゃいました!
SFP9Mと言えば2年前でしたっけ?自衛隊が採用した事で有名になりましたよね♪ あの頃から出たら欲しいと
思ってましたが、ようやくDetonatorから発売になりました!

早速、以前同じくDetonator製のSFP9スライドを組んでフレーム刻印をSFPに直してた子に組んであげました~






SFP9Mの外観上の特徴である、これでもか!ってくらいに沢山切られたセレーションや錨&トライデントのマークが
バッチリとシャープに再現されてて、控え目に言って最高!です♪










ベースのVFC VP9も何だかんだで息の長いモデルで、細かい改良が幾度もされているので組み込むモデルによっては
多少の擦り合わせが必要になるようです。
今回組んだのはローディングノズルの形状から割と新しめの個体だと思うのですが、何ヶ所かシコシコしてあげました。

まずはリアサイト。DX版付属のCRUSADERのスチール製ですが、キツかったのでサイトの前面の角付近を少し削りました。
(前に組んでたSFP9ではすんなり組めたんですが)




また、フレームのフロント&リアシャーシのレール幅方向もキツめだったので、シコシコ。
(ここも前のSFP9ではすんなり組めてました)




アウターバレルとバレルガイド先端もちょっとキツめだったので、バレル側をシコシコと。
(ここも前のSFP9では問題無しでした)




ココは以前のSFP9でも削りましたが、下の画像中央左寄りにイモネジが見えますが、その角部分がマガジンに
干渉するので削ってます。




その他は私の場合は特に問題ありませんでしたが、ネットで拝見するとトリガーバーの調整で手こずられてる方も
いらっしゃるようでしたので、ある程度の覚悟は必要なのかも?です。

組み上がってしまえば、純正スライドの約半分の重さしかない(と言うか、純正スライドがアルミにしては重い)事も
あり、これまたCRUSADERのリコイルスプリングガイドセットと合わせてかなりの爆速ブローバックが楽しめます♪
スライドスピードが速すぎて、スライドストップが掛からなくなっちゃうくらいw(VP9のままでもその傾向があるので、
私のVP9は全てフォロワースプリングをMP7の長いのに交換してます)


という事で最後は横から。





うん、やっぱりVP9/SFP9はカッコいいな!!自衛隊GJ!!!




  


Posted by あじゃ  at 19:36Comments(4)HK VP9

2022年07月02日

S&W M13 Carry Gun PC バレル加工

S&W M13 Carry Gun PCの製作記、ラストを飾りますのはバレルです♪

と言っても、完成記事の冒頭にリンクを貼ったように10年前にペガサスで仮完成まで行っていまして、バレルもその時に
加工したモノで当時その加工記事もアップしてましたので、そちらをご覧頂くとして今回はこれにて終了~~


・・・だったらこんな記事わざわざ書くな!って怒られそうなので(w)、当時の記事からバレル加工部分を抜粋して紹介したいと
思います♪

(~中略~)
Smith & Wesson Model 13 .357 Carry Gun Special Edition Performance Centerモデルです!(長っwww)

このバレルを再現するため、犠牲になったのはこの子・・・同じくタナカのペガサスM66 4インチ



何やら刻印周りに黒い線が・・・? コリャなんだ??


・・・あw




これが、こうなりますww



はい。見ての通り、刻印を後ろにズラすためにわざわざこんなことをしてみました。
普通に刻印埋めて、新たに手彫りでも良かったのですが・・・

ネタ的に面白いかな?とwww


そして、シュラウドの前あたりでカット。内側を大きめに面取りします。




カットした先っぽには銃口部分のライフリングがありますので、これも使います。

フロントサイトなどはゴッソリと削り取り、先端のクラウン部分を残してアウターバレルに入る径に削り込みます。




これらを並べるとこんな感じ~




組み合わせた図。




これで大まかな形状が出来ました♪

後はフロントサイト付けてマグナポート開けるだけです♪ (それがまた大変だったのですがww)

(~中略~)

バレルの上面のリブ?はM66(M19)よりも固定サイトのM13のほうが薄いので、削りこみます。




そこに、1mm厚のABS板を貼り付け、フロントサイト基部を残して後ろ約半分を一段落とします。



完全に落とすのではなく、極薄く残すのがポイントです♪ 0.1mmくらい?(テキトーww)


別パーツで取り付けた銃口部分の継ぎ目には溶きパテを塗っておきましょう~




さて、問題のマグナポート。穴をポコポコと開けていきます。



まぁ、デトCIAでも何回もやってるし~♪ ・・・と余裕ぶっこいていたら、開けた穴が大き過ぎましたwww


・・・その後は必死すぎて写真撮ってませんww

大きくし過ぎた穴に瞬着を盛り、イメージに合う大きさのマグナポートがようやく完成~~



修正痕が痛々しいww


続いては、フロントサイトの取り付けです。
位置決め&補強のため、3mmのピンを立てておきます。




そこに、ABS板の積層で作ったフロントサイトを接着!!



セレーションは50LPIの筋目ヤスリです。


全ての加工が終わったところで、サフを吹きます。



500番の溶きパテを薄め液で溶いてエアブラシで吹いてるので、ちょっとザラザラしてます。
マグナポート周りの修正痕も問題無さそうでとりあえずは一安心♪


乾燥後にシコシコして、下地にキャロムのブラックスチール、更にシコシコしてから銃1+ブラックパーカーの
ブレンドで塗装してみました。





今回は艶ピカじゃなく、半艶のままで仕上げようかなぁ・・・
実銃もそんな感じだし、ベタベタ触ってガチャガチャ動かしたいし・・・


と、ココまでが当時の記事です。

今回、モデルガンとして仕上げるにあたりインサートを仕込んだり、外形が僅かに歪んでいたのを修正したくらいで、ほぼ当時の
まま使用しました~

全体の塗装はダークパーカーに少量艶消し黒をブレンドして吹き、最後に半艶クリアーでコーティングして完成したのが
先日の完成記事と言うわけです。


さて、次は何にしようかな~?


  


Posted by あじゃ  at 23:12Comments(2)S&W M13 Carry Gun PC

2022年06月29日

S&W M13 Carry Gun PC ダミーブレットとか

今回のM13 Carry Gun PCにも、P.P.P.同様にC-Tecのダミーブレットを取り付けています。
ただし、P.P.P.ではディテクティブ用を使いましたが、今回はM19用。実は、ストラウプの仕上げ直し完成記事の時にも
それを付けていました。

M19用ダミーブレットの弾頭部分はこのようにJHPを模していて、鉛色部分と銅色部分の2ピースに分かれてます。




それはリアルで良いのですが、長い事もあって取り付け時にシリンダー前面ギリギリになるんですよね。




ですが、前にも書きましたがKフレームの.357シリンダーよりも、実弾(これはダミーカート)はこれくらい短いのです。



ちなみにコルトリボルバーはシリンダーが短いので.357弾がギリギリで正解ですが、S&Wはちょっとシリンダーが長めなのが
多い気がします。


で、せっかくリアルな2ピース構造ですが、銅色部分を使わず先端の鉛色部分だけ使う事に。



鉛色部分はインサートの逃げの為、一部削りました。また、それを奥までねじ込めるようにナット側のネジ内径を半分ほどΦ3.5の
ドリルで掘り込んでます。


M13のシリンダーに装着したところ。



やや奥まった弾頭を再現出来ました♪


次はフレームの刻印です。
元のS&Wモノグラムは瞬着で埋め、S&W Performance Centerのモノグラムと、MOD.13-4のモデルナンバーを手彫りんぐ。



ちなみにバレルはフォーシングコーンを残すように根元にノコギリを寸止めで入れて、除去してます。
とある方からバレルを引っこ抜く方法も教わったのですが、上手くいきませんでした(´・ω・`)


いつものように自前のデータを印刷してテープで貼り付けた上からツンツンして、剥がして点と点を針で繋いでいきます。



今回のPCモノグラムは何種類かある中でもシンプルな方ではあるものの、外径の二重線などの細かい部分はやはり気を遣います。


彫り終わったところ。



綺麗に彫れましたぁ!!


次回、一番の特徴であるバレル加工の紹介で製作記は終了です。

お楽しみに~♪


  


Posted by あじゃ  at 23:33Comments(0)リボルバーS&W M13 Carry Gun PC

2022年06月28日

S&W M13 Carry Gun PC デホーンドハンマー

それではデホーンドハンマー加工の紹介ですが、一つ注意点を紹介します。

昨年の6月発売と同時に同じ通販ショップで3丁大人買いしたタナカのM13ですが、ハンマーが2種類ある事が分かりました。



Ver.3なのでハンマーノーズ部分の上が抜けているのはどちらも同じですが、ご覧の通り右のはペガサス共用だったVer.1の
名残りである、シリンダーのセンターピンを叩く部分の穴が残っています。(ペガサスではここにスチールピンが入ってます)

まぁ、その穴だけなら何とでもなりますしさほど気にもならないのですが、問題はその上のハンマーノーズが収まるスリットの奥。



奥まった部分なのでかなり見えにくいのですが、ハンマースパーの根元付近に深い凹みがあるんです。
(最近のは知りませんが昔のペガサスではハンマーノーズ用のスプリングがココに収まってました)


深さが分かりやすいように真鍮棒を凹みの奥に突っ込んで印をつけて・・・




出して横に置いてみるとこの通り!かなり深く、スパーの根元ギリギリまであります。



これを根元からデホーンドすると、穴が出てきちゃうんですよね・・・


こちらは以前、古いペガサスでデホーンドしたもの。



これでも当時、凹みには気付いていて穴が開かないようにと気を付けながら加工しましたが、仕上げたら筋が出てしまいました。


なので、今回はセンターピン部分に穴の無い=ハンマースパー根元の深い凹みが無い方のハンマーを使って、デホーンド♪





最後のペガサスの名残りである不要なピン穴は、ハンマー幅より1mmちょい長めに切り出したΦ2の鉄ピンを入れて両端を叩いて
カシメて、共削りしました。


ブルーイング後もだいぶ目立たなくなったと思います♪





ホントはもっと薄い色で染めたかったけど、材質の違いがモロに出ちゃったので仕方なく濃い目に。
あ、ハンマーノーズもいつものように形状修正してます。短くなるので今回も発火不可。


凹み無しのハンマーなので、背中も綺麗なまま♪




ちなみにタナカに電話で確認したところ、ちょうどこの時期(M13初回生産時)に穴有りから穴無しに切り替わったとの事。
全ての機種・個体が本当にそうかは分かりませんが、実際私がその後買ったスモルトやK-Compなどは穴無しでした。

今回みたいな形状のデホーンドをする方は、穴の有無にご注意ください♪




  


Posted by あじゃ  at 19:27Comments(0)S&W M13 Carry Gun PC