2019年03月03日

VP9SK グリップフレーム短縮とオッサンの涙w

グリップを短くする前にしばらく空撃ち動作させて様子を見ましたが、特に壊れそうな感じもないので
グリップフレームの短縮に取り掛かります!


まずグリップフレームをアンダーレール部同様、このように三つに切り分けます。

VP9SK グリップフレーム短縮とオッサンの涙w



中抜きして短縮したグリップフレームに合わせ、サイドパネルやバックストラップも短縮。

VP9SK グリップフレーム短縮とオッサンの涙w



バックストラップの下部(ランヤード用のスリット)は切り取った部分から移植手術。

VP9SK グリップフレーム短縮とオッサンの涙w



仮組みしてモチベーションを持続させますw

VP9SK グリップフレーム短縮とオッサンの涙w



中抜きにより微妙な段差が生じてしまいます。

VP9SK グリップフレーム短縮とオッサンの涙w



バックストラップ側を削ってしまうと特徴的なテクスチャーも消えてしまうので、フレーム側に削り粉+瞬着でモリモリ。

VP9SK グリップフレーム短縮とオッサンの涙w



くっついて欲しくないところはセロテープで養生しておけば大丈夫♪

VP9SK グリップフレーム短縮とオッサンの涙w



再び仮組みしてモチベ維持w

VP9SK グリップフレーム短縮とオッサンの涙w

VP9SK グリップフレーム短縮とオッサンの涙w

おお! SKらしくなってきました!!


ノーマルマガジンを挿すとこんな感じ。

VP9SK グリップフレーム短縮とオッサンの涙w

この状態で更に空撃ちを繰り返して問題が無いか様子を見ます。


・・・おっと、ちゃんとスライドレールにシリコンオイルも吹かないとね!


・・・しかしその後すぐ、私は顔面蒼白になりました。


VP9SK グリップフレーム短縮とオッサンの涙w

VP9SK グリップフレーム短縮とオッサンの涙w

内側のレールに吹いたシリコンオイルが滲み出してるゥッ! と言うことはッッ!! ここにクラックが入ってるという事ォッッッ!!!


あああああああ


これまでオイル吹かずに作動確認していたのですが、目視では確認出来ない程度の薄ーいクラックが入っていたようです・・・

オイル吹かなかったら気が付かず、もしかしたらスライドが千切れてスッ飛んできてたかも知れません。危ない危ない・・・


クラック部分はそのままではどうしようもないので、いったんリューターで除去します。

VP9SK グリップフレーム短縮とオッサンの涙w

VP9SK グリップフレーム短縮とオッサンの涙w

この状態で半泣きの私でしたが、こうして見るとクラックはアルミ板で裏打ちしていない部分に留まっている模様。
少なくともアルミ板の裏打ちは効いてるっぽい・・・


・・・と、ここでスライド短縮方法の別のアイデアが浮かびました!!


もう一本ノーマルのスライドが必要なので、友人のまっさんに相談したところ提供頂ける事に♪ その節はありがとうございました〜


そして、届いたスライドは早速こうなりましたw

VP9SK グリップフレーム短縮とオッサンの涙w

今回は直線基調で組み合わせ、接合ラインがなるべくアルミ板で裏打ちされるようにカットラインを工夫しました。


今回のカットラインではフロントサイトのアリ溝を掘り直す必要がある反面、HKマークを温存出来ます。

VP9SK グリップフレーム短縮とオッサンの涙w



組み合わせて接着し、表面を荒削り。

VP9SK グリップフレーム短縮とオッサンの涙w



裏側の接合ラインはこの後アルミ板を貼り付けるのでほぼほぼ隠れます。

VP9SK グリップフレーム短縮とオッサンの涙w



再びアルミ板を加工し、スライドの塗装を剥離。

VP9SK グリップフレーム短縮とオッサンの涙w


その塗装剥離ですが、以前はカンペのペイントリムーバーを使っていましたが塩素フリーにリニューアルして剥離パワーが
落ちてしまったので、最近はコチラを使ってます。

VP9SK グリップフレーム短縮とオッサンの涙w

デイトナのMCペインターというもので、リニューアル前のカンペのによく似た中身です。

これがまた強力で大抵の塗装は簡単に剥離出来るので重宝してるのですが・・・


これがジーナスをも崩壊させる事にこの時点で気が付きました。

カチカチに固まってたはずのジーナスが軟らかくなってて、最初は硬化剤の配合間違えたかな?とも思いましたが、
ジーナスの箱についてる硬化サンプルに塗装剥離剤をつけてみたところ、簡単に軟らかくなったので確信しました。
1本目のスライドにクラックが入ったのは、これも要因の一つだと。

いや、よくよく考えればABSなどとかしてしまうくらいの強力な剥離剤ですから、いくら金属パテと言ってもベースのレジンを侵してしまう事くらい
想定すべきだったのですが、ジーナスは割と薬品にも強いのですっかり油断してましたね。


この2本目はアルミ板を裏打ちする前だった事もあり、剥離剤でジーナスを溶かして剥がし、接着し直しました。

VP9SK グリップフレーム短縮とオッサンの涙w

広い面で接着されてる部分までは剥離剤が入っていかないので、HKマーク部分はいったん切り離してます。
アルミ板で裏打ちする前に気付いて良かった・・・


1本目の方はクラックを除去した部分にジーナスを埋め、更に補強のため下部に2mm幅の溝を掘って1.5mm角の真鍮角棒を埋め込みました。

VP9SK グリップフレーム短縮とオッサンの涙w

VP9SK グリップフレーム短縮とオッサンの涙w

下のがその1本目、上のが今回の2本目。
金色に見えるのが埋め込んだ真鍮角棒です。出来るだけ長い範囲で埋め込んだので、かなりの補強になるはず!


再手術の痕が痛々しい1本目ですが、その後も今回補強した部分にクラックの再発は見られません。

VP9SK グリップフレーム短縮とオッサンの涙w

2本目は接合のライン変更が効いたようで、こちらも現在のところは特に問題起きてません。



2本目のアリ溝を掘り直し。

VP9SK グリップフレーム短縮とオッサンの涙w

フロントサイト直下までチェンバーカバー部が来るので、ノーマルより0.5mm浅い溝としてフロントサイトもベース側を0.5mm薄くしました。


後の塗装の事も考慮して、スッと入る程度の緩さにしておきました。

VP9SK グリップフレーム短縮とオッサンの涙w


次回、マガジン切り詰め〜仮仕上げ編です。

お楽しみに!!






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Posted by あじゃ  at 16:25 │Comments(7)HK VP9

この記事へのコメント
こっ、これは、、、、、(汗)
やはり、元気に動いてるので、この部分結構衝撃が来るんですね~!
なんにしてもケガに至る様な事で無くって良かったです。
この記事を見てると簡単に出来そうな錯覚に陥るので危険です(笑)
てか、、二本目逝ったんか~い(゜o゜)/~~~ピシー!ピシー!
Posted by ta-93s at 2019年03月03日 18:44
>ta-93sさん
>やはり、元気に動いてるので、この部分結構衝撃が来るんですね~!

裏打ちが効いてるとは言え、それ以外の部分は接着だけでは厳しいですね。
特に動作と垂直方向の接合面は弱いので、集中しちゃったんだと思います。

>なんにしてもケガに至る様な事で無くって良かったです。

まぁ、大袈裟に書きましたがそうそう千切れる事はなさそうな?感じではあります。
いや、来る時は一瞬なのかも知れないですが・・・

>この記事を見てると簡単に出来そうな錯覚に陥るので危険です(笑)

そう思われないように文章で脅してるつもりw

>てか、、二本目逝ったんか~い(゜o゜)/~~~ピシー!ピシー!

え? 実は今3本目・・・ゲフンゲフンww
Posted by あじゃあじゃ at 2019年03月03日 19:34
まさかの展開・・・

1本目はダメになって2本目があったなんて・・・

しかし、毎度のことですがスゴ~~い
Posted by Domino251 at 2019年03月03日 19:58
>Domino251さん
>まさかの展開・・・

元々リコイルの強いVP9なので、ある意味当然だったのかも知れませんがw
失敗も次に活かせば成功の元、です♪

>1本目はダメになって2本目があったなんて・・・

さらにその先もあったりしますw

>しかし、毎度のことですがスゴ~~い

あざーっす!!
VFCが出してくれれば全て解決なのですが、出さないのかなぁ・・・
Posted by あじゃあじゃ at 2019年03月03日 23:05
こんにちはー
久しぶりのコメントになります。

スライド吹っ飛びといえば、中学の頃GM5に青火薬2粒いれてマズルフラッシュ!!をやってたらスライド後半がちぎれ飛んで右目の上ギリギリにガツン!と来た思い出が。今思えば貴重なサテンブラックモデルのスライドが…。

相変わらず見事なアリ溝カットですねー。四角く溝を掘ってから前後の三角部分を削り広げる感じで作られるんですか?
まだまだーと思って削っていたら斜めになったり余計なとこ削っちゃったり、三角部をやろうとしたら底面部分まで削り込んで高さが合わなくなったりするもので、せっかちすぎるのかなぁ(。-_-。)
Posted by アンディ・ライアンアンディ・ライアン at 2019年03月04日 16:50
>アンディ・ライアンさん
お久しぶりです〜

>スライド吹っ飛びといえば、中学の頃GM5に青火薬2粒いれてマズルフラッシュ!!をやってたらスライド後半がちぎれ飛んで右目の上ギリギリにガツン!と来た思い出が。今思えば貴重なサテンブラックモデルのスライドが…。

サテンブラックは貴重ですね!!

・・・って気にするのはそこかーい!w

>四角く溝を掘ってから前後の三角部分を削り広げる感じで作られるんですか?

そうですね。糸ノコで大まかに掘ってから三角ヤスリでシコシコしてます♪

>まだまだーと思って削っていたら斜めになったり余計なとこ削っちゃったり、三角部をやろうとしたら底面部分まで削り込んで高さが合わなくなったりするもので、せっかちすぎるのかなぁ(。-_-。)

私もあるあるです!
今回はフロントサイトの基部底面も削って合わせたので、アリ溝だけで合わせるよりは幾分やり易かったですね。
それでもちょうど良い圧入具合にするのはやっぱり難しいですし、トイガンでは塗膜の厚さとかも考えると緩くしといて接着する方が良い気がします。
Posted by あじゃあじゃ at 2019年03月04日 23:56
ガバニストさん。
この加工、凄いですね。

私だったら。
普通に、アルミ用フラックスと錫60のはんだ使って。
はんだ付けで、加工すると思います。
(笑)
Posted by ロンメル at 2019年07月20日 01:06
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