2015年11月30日
S&W Shorty 40 仕上げ直し開始
やべっ! 10日間くらい開いちゃいましたが、ご安心下さい。生きてますよ!
えっと、今回はJumoさんからのご依頼で、こちらのショーティ40(モデルガン化済み!)を仕上げ直して欲しいと・・・
お話頂いたのはこちらの記事よりも前、もう半年以上前でしたね。遅くなってスミマセン(;^_^A
モデルガン化の詳細については、こちらをご覧下さい。当然分解して見ていますが、物凄い手間が掛けられてます。
思わず、『すげぇ~~~!』と一人で唸ってしまいました。
せっかく2トンに塗り分けられてますが、オールシルバーにして欲しいとの事です。
・・・ふむ。なるほど分かりました!やりましょう!!
参考にする実銃の画像はこちら。
ステンレススライド+アルミフレームなのかな?
この写真では分かりにくいですが、スライドは側面の最外面だけポリッシュされてるようです。
今回は基本的にスライドとフレームの再仕上げで大きな形状変更は行いませんが、ちょこっとだけ形状修正しました。
まず、スライド(すでに塗装剥離&研磨、上面のPLを除去してあります)のエキストラクターピンのところ。
こんな感じに座グリ?を追加。
このエジェクションポートに・・・
C面取りを追加。
加工はこんなところですかね。
スライド側面前方の余計な段差やフレームのチェッカリング部分などの形状違いも気にはなりますが、かなり大掛かりでフライスとか
じゃないと綺麗に修正するのは難しいのと、やはりワンオフのカスタム品となるとリスクが大き過ぎるので見送ります(:^_^A
年内に仕上がるかな~? 出張が一番の懸念点ですかね・・・
えっと、今回はJumoさんからのご依頼で、こちらのショーティ40(モデルガン化済み!)を仕上げ直して欲しいと・・・
お話頂いたのはこちらの記事よりも前、もう半年以上前でしたね。遅くなってスミマセン(;^_^A
モデルガン化の詳細については、こちらをご覧下さい。当然分解して見ていますが、物凄い手間が掛けられてます。
思わず、『すげぇ~~~!』と一人で唸ってしまいました。
せっかく2トンに塗り分けられてますが、オールシルバーにして欲しいとの事です。
・・・ふむ。なるほど分かりました!やりましょう!!
参考にする実銃の画像はこちら。
ステンレススライド+アルミフレームなのかな?
この写真では分かりにくいですが、スライドは側面の最外面だけポリッシュされてるようです。
今回は基本的にスライドとフレームの再仕上げで大きな形状変更は行いませんが、ちょこっとだけ形状修正しました。
まず、スライド(すでに塗装剥離&研磨、上面のPLを除去してあります)のエキストラクターピンのところ。
こんな感じに座グリ?を追加。
このエジェクションポートに・・・
C面取りを追加。
加工はこんなところですかね。
スライド側面前方の余計な段差やフレームのチェッカリング部分などの形状違いも気にはなりますが、かなり大掛かりでフライスとか
じゃないと綺麗に修正するのは難しいのと、やはりワンオフのカスタム品となるとリスクが大き過ぎるので見送ります(:^_^A
年内に仕上がるかな~? 出張が一番の懸念点ですかね・・・
2015年11月21日
マッコイ!!!
井浦先生からのご依頼です。
今回もマッコイガバ!
スタッグ?のグリップがフィットしてなかったので、座グリを調整してピッタリ取り付け出来るようにしました♪
まずは下地処理。
IPAに浸けて塗装を全剥離。比較的簡単に剥離できます。
するとよりハッキリと加工痕が見えてきます。
これをシコシコして全て消します~
サフを吹き、同様に金属パーツにも残ってる加工痕をシコシコして~~
これで下地準備完了!!
あ、そうそう。マッコイガバってかなりの確率でグリップスクリュースタッドがねじ込まれたフレームの穴がバカになってますが、
今回は4本全部ナメてましたw 瞬着を盛ってM6タップ(ミリネジ)切って復活させておきましたー
さて、今回はどんな彫りになるのでしょうか!? 請うご期待!!!(`・ω・´)
今回もマッコイガバ!
スタッグ?のグリップがフィットしてなかったので、座グリを調整してピッタリ取り付け出来るようにしました♪
まずは下地処理。
IPAに浸けて塗装を全剥離。比較的簡単に剥離できます。
するとよりハッキリと加工痕が見えてきます。
これをシコシコして全て消します~
サフを吹き、同様に金属パーツにも残ってる加工痕をシコシコして~~
これで下地準備完了!!
あ、そうそう。マッコイガバってかなりの確率でグリップスクリュースタッドがねじ込まれたフレームの穴がバカになってますが、
今回は4本全部ナメてましたw 瞬着を盛ってM6タップ(ミリネジ)切って復活させておきましたー
さて、今回はどんな彫りになるのでしょうか!? 請うご期待!!!(`・ω・´)
2015年11月17日
MULE Charter Arms Bulldog 調整
今回は小ネタです(;^_^A
先日、Herrett'sのShooting Aceグリップを取り付けるためにストラットの受けを加工したBulldogですが、フレームに
半掛かりになってるのが気になったので、アルミで作り直しました。
手元にあった2mm厚のアルミ板を切り出し、オフセットして穴開け。
更にストラットが干渉しないようにフレーム(シャーシ)側もちょっとだけ加工。
これを組むとこんな感じに。
ハンマーダウンでスクリュー穴ギリギリだったストラットに余裕が出来ました。
ハンマーを起こしてもギリギリスクリューに干渉しない程度になってます。
ただ、実際は更にハンマーを起こすとストラットがもっと斜めになって干渉するので、ネジを削らないで済ますには
ストラットの受けをもうちょい前にずらさないとダメっぽいです。
まぁ、私のはグリップスクリュー削っちゃったんで良いんですけどねww
ちなみに、心配していた作動に関しては特に影響無さそうな感じでした。
という事で、Bulldogでスクリューが干渉してグリップが取り付けられない方の参考になれば・・・
それから、ガチャガチャ遊んでるうちに各部がスムーズになってきて気付いたのですが、シングルアクションでハンマーを
起こし始める時に引っ掛かるんですよね。ほんのチョイと(触れる程度に)トリガーを引いた状態では引っ掛からないので、
フレームの内側に0.3mmのブリキ板を貼り付けてトリガーの初期位置を僅かに後退させました。
これくらいで十分ですが、逆に厚すぎるとシリンダーストップを下げられなくなったり、シリンダーハンドがラチェットに掛からなく
なってシリンダーを回せなくなったりするので注意が必要です。
あと、シングルアクションでゆっくりハンマーを起こすと、5連発の1箇所(必ず同じ箇所)だけシリンダーが回り切らない・・・
ラチェットの個体差もあると思いますがパーツを取り寄せるのも面倒なので(w)、シリンダーハンドの先端を僅かに内側に
曲げてみました。
コレくらい曲げてやったら、全箇所回り切るようになりました♪ (他の4箇所が渋くなるような事も無し)
ただし、亜鉛なので下手にやるとポッキリ逝きます。曲げは慎重に慎重に・・・
そんなブルちゃんと、今夜も枕を共にして寝るのであります♪
先日、Herrett'sのShooting Aceグリップを取り付けるためにストラットの受けを加工したBulldogですが、フレームに
半掛かりになってるのが気になったので、アルミで作り直しました。
手元にあった2mm厚のアルミ板を切り出し、オフセットして穴開け。
更にストラットが干渉しないようにフレーム(シャーシ)側もちょっとだけ加工。
これを組むとこんな感じに。
ハンマーダウンでスクリュー穴ギリギリだったストラットに余裕が出来ました。
ハンマーを起こしてもギリギリスクリューに干渉しない程度になってます。
ただ、実際は更にハンマーを起こすとストラットがもっと斜めになって干渉するので、ネジを削らないで済ますには
ストラットの受けをもうちょい前にずらさないとダメっぽいです。
まぁ、私のはグリップスクリュー削っちゃったんで良いんですけどねww
ちなみに、心配していた作動に関しては特に影響無さそうな感じでした。
という事で、Bulldogでスクリューが干渉してグリップが取り付けられない方の参考になれば・・・
それから、ガチャガチャ遊んでるうちに各部がスムーズになってきて気付いたのですが、シングルアクションでハンマーを
起こし始める時に引っ掛かるんですよね。ほんのチョイと(触れる程度に)トリガーを引いた状態では引っ掛からないので、
フレームの内側に0.3mmのブリキ板を貼り付けてトリガーの初期位置を僅かに後退させました。
これくらいで十分ですが、逆に厚すぎるとシリンダーストップを下げられなくなったり、シリンダーハンドがラチェットに掛からなく
なってシリンダーを回せなくなったりするので注意が必要です。
あと、シングルアクションでゆっくりハンマーを起こすと、5連発の1箇所(必ず同じ箇所)だけシリンダーが回り切らない・・・
ラチェットの個体差もあると思いますがパーツを取り寄せるのも面倒なので(w)、シリンダーハンドの先端を僅かに内側に
曲げてみました。
コレくらい曲げてやったら、全箇所回り切るようになりました♪ (他の4箇所が渋くなるような事も無し)
ただし、亜鉛なので下手にやるとポッキリ逝きます。曲げは慎重に慎重に・・・
そんなブルちゃんと、今夜も枕を共にして寝るのであります♪
2015年11月15日
Surefire XC1-A
Surefire XC1-A + CZ P-07
XC1・・・買っちゃいました! レプリカじゃないよホンモノだよ!!w
清水の舞台から飛び降りて両足を複雑骨折した気分ですが、後悔はしていない!!ww
実物発売前から流通してた(w)レプリカより少しだけですがコンパクト。(M&Pにもしっかりと取り付け可能です)
後端のスイッチは前へ押し込むのではなく、下に押し下げるタイプになりました。ドロウ時の不用意な発光を防ぎつつ、
操作もしやすいナイスなデザインだと思います!
横のスイッチは左から押し込んで連続点灯。右から押し込んで消灯。
レプリカは中立位置が消灯でどちらから押し込んでも点灯するのは便利ですが、咄嗟の操作だと消灯したつもりがまた
押し込んじゃって点灯したりするので、確実な操作としては本家の方が良いのかも?
レールへの着脱もレプリカとは違いました。
レプリカではロックパーツを全部抜き取らないとレールへの着脱が出来ませんでしたが、本家のはネジを緩めるとロックパーツが
斜め下に移動してくれます。
ネジを締めると上に持ち上がって溝に嵌ると同時に、レールを締め上げます。
これもナイスなアイデアですが、レール部分は幅方向に余裕があるので、左右のロックパーツが均等に持ち上がるように
気を付けながら締め付けないと、ライトが斜めになります(;^_^A (少しだけですけど)
それでは気になる明るさチェック!
今回も引き合いに出されるX200B。確か公称65ルーメン。
この状態(ISO80、シャッタースピード1/30、ホワイトバランス)を固定し、これまたいつものレプリカM600A。公称188ルーメン?
真ん中のキツめのスポット部は結構明るいです。
んで、最後にXC1-A。公称200ルーメン。
真ん中のスポットの明るさはレプリカM600Aほどではないですが、広い範囲を照らす綺麗な拡散光で近距離用に特化した印象。
ご覧のとおり、明るさは十分です。
色はX300Uと同様に、ちょっと黄色っぽさがありますね。
LEDの白い光に慣れてると変な感じがして人によっては鼻水色とも言われるようですが(w)、太陽光の色に近づけてるのかな?
『LEDは白い光』という先入観を取り除いて見てみると、実際の目でもより自然な色に見えますよ~
このXC1で驚くべきはこの小型さと、この光量を1.5Vの単4電池1本で出しちゃうってところ!(比較の二つはCR123Aを2個で6V!)
単4型のリチウム電池が1本付属してきますが、1.2Vのエネループを使っても上の写真のように同等の明るさで照らしてくれます。
このランニングコスパは最強です♪
XC1・・・買っちゃいました! レプリカじゃないよホンモノだよ!!w
清水の舞台から飛び降りて両足を複雑骨折した気分ですが、後悔はしていない!!ww
実物発売前から流通してた(w)レプリカより少しだけですがコンパクト。(M&Pにもしっかりと取り付け可能です)
後端のスイッチは前へ押し込むのではなく、下に押し下げるタイプになりました。ドロウ時の不用意な発光を防ぎつつ、
操作もしやすいナイスなデザインだと思います!
横のスイッチは左から押し込んで連続点灯。右から押し込んで消灯。
レプリカは中立位置が消灯でどちらから押し込んでも点灯するのは便利ですが、咄嗟の操作だと消灯したつもりがまた
押し込んじゃって点灯したりするので、確実な操作としては本家の方が良いのかも?
レールへの着脱もレプリカとは違いました。
レプリカではロックパーツを全部抜き取らないとレールへの着脱が出来ませんでしたが、本家のはネジを緩めるとロックパーツが
斜め下に移動してくれます。
ネジを締めると上に持ち上がって溝に嵌ると同時に、レールを締め上げます。
これもナイスなアイデアですが、レール部分は幅方向に余裕があるので、左右のロックパーツが均等に持ち上がるように
気を付けながら締め付けないと、ライトが斜めになります(;^_^A (少しだけですけど)
それでは気になる明るさチェック!
今回も引き合いに出されるX200B。確か公称65ルーメン。
この状態(ISO80、シャッタースピード1/30、ホワイトバランス)を固定し、これまたいつものレプリカM600A。公称188ルーメン?
真ん中のキツめのスポット部は結構明るいです。
んで、最後にXC1-A。公称200ルーメン。
真ん中のスポットの明るさはレプリカM600Aほどではないですが、広い範囲を照らす綺麗な拡散光で近距離用に特化した印象。
ご覧のとおり、明るさは十分です。
色はX300Uと同様に、ちょっと黄色っぽさがありますね。
LEDの白い光に慣れてると変な感じがして人によっては鼻水色とも言われるようですが(w)、太陽光の色に近づけてるのかな?
『LEDは白い光』という先入観を取り除いて見てみると、実際の目でもより自然な色に見えますよ~
このXC1で驚くべきはこの小型さと、この光量を1.5Vの単4電池1本で出しちゃうってところ!(比較の二つはCR123Aを2個で6V!)
単4型のリチウム電池が1本付属してきますが、1.2Vのエネループを使っても上の写真のように同等の明るさで照らしてくれます。
このランニングコスパは最強です♪
2015年11月12日
CAW Remington M1875 完成!
先日のマッコイ記事の最後に書いたCAWのレミントンM1875が、井浦先生の手によりエングレーブされて戻ってきました!
ん~~! 今回も素敵な彫りですよ!!
今回はシルバー仕上げ。
下地に吹いておいたサフを軽く研ぎ直し、EX-STをエアブラシで吹いてからウレタンクリアーでサッとコーティングし、エナメル黒で
スミ入れして完成!!
トリガー/ハンマースクリュー付近のアラベスク模様(って言うのかな?)はご依頼者さまが用意されたものを貼り付けてます♪
接着剤がはみ出さないように慎重に慎重に・・・
ハンマーとトリガーはケースハードン風に~ との事だったのですが、こんな感じで良いでしょうか?(;^_^A
ケースハードンというか虹色に・・・ ケースハードン難しい・・・
ハンマーのチェッカリングは目を立て直しておきました。
ハンマーノーズはニッケルメッキ。
その他、グリップスクリュー以外のスクリュー類も見える部分をニッケルメッキしてます。
ハンマーやトリガーのスクリューもそうですが、こんな小さいスクリューにまでエングレ! 凄い!!
でもスミ入れも大変!!w
エジェクターロッドやシリンダーのセンターロッド?は磁石が付きますが、ポリッシュしてしばらく放置しても錆びる様子が
無かったのと、ウチのやり方では広い範囲を綺麗にニッケルメッキ出来ないので、そのまま組みました。
バックストラップからの眺めがまた良いですね~♪
純正のグリップについては特にご指示頂いてませんでしたが、もしかしたら別のグリップにするかな?と思いつつ、
そのままだとしたら未仕上げのグリップではちょいと不釣合いになってしまうので、表面を研磨して軽くTru-Oilで
仕上げておきました。あまり艶々にはせず、しっとりと落ち付いた感じにしてます~♪
横の縞模様は最初、機械加工痕か?と思いましたがいくらシコシコしても消えなかったので、こういう木目なのだと
思います。たぶん。
上からの眺めも素敵ですね~♪
今回の先生のサインはグリップエンドに!
テンション上がります~♪
今回もこのような芸術作品を仕上げさせて頂き、ありがとうございました!!
P.S.
ご依頼者さまが作動時の傷付きを気にされてると井浦先生からお聞きしてました。
エングレ+塗装仕上げなのでそうガチャガチャと動かされるわけでは無いと思いますが、カートの出し入れとかで
どうしたってちょっとは動かしますもんね。
という事で、なるべくシリンダーに傷が付かないようにと、かなり強めだったボルト側のリーフスプリングの幅を半分くらいまで
削り込んでおきましたー
シリンダーと接触するボルトもポリッシュ、シリンダーのウレタンコーティングもして、その他干渉してる部分を下地仕上げ前に
重点的に研磨しましたので、出来るだけの事はしたつもり!
一応、シリンダー1周分だけ動かしてみて一発で傷が付くような事がないことは確認したものの、もちろん何度も動かしていれば
剥げる可能性はあるので、ご注意下さい♪
ん~~! 今回も素敵な彫りですよ!!
今回はシルバー仕上げ。
下地に吹いておいたサフを軽く研ぎ直し、EX-STをエアブラシで吹いてからウレタンクリアーでサッとコーティングし、エナメル黒で
スミ入れして完成!!
トリガー/ハンマースクリュー付近のアラベスク模様(って言うのかな?)はご依頼者さまが用意されたものを貼り付けてます♪
接着剤がはみ出さないように慎重に慎重に・・・
ハンマーとトリガーはケースハードン風に~ との事だったのですが、こんな感じで良いでしょうか?(;^_^A
ケースハードンというか虹色に・・・ ケースハードン難しい・・・
ハンマーのチェッカリングは目を立て直しておきました。
ハンマーノーズはニッケルメッキ。
その他、グリップスクリュー以外のスクリュー類も見える部分をニッケルメッキしてます。
ハンマーやトリガーのスクリューもそうですが、こんな小さいスクリューにまでエングレ! 凄い!!
でもスミ入れも大変!!w
エジェクターロッドやシリンダーのセンターロッド?は磁石が付きますが、ポリッシュしてしばらく放置しても錆びる様子が
無かったのと、ウチのやり方では広い範囲を綺麗にニッケルメッキ出来ないので、そのまま組みました。
バックストラップからの眺めがまた良いですね~♪
純正のグリップについては特にご指示頂いてませんでしたが、もしかしたら別のグリップにするかな?と思いつつ、
そのままだとしたら未仕上げのグリップではちょいと不釣合いになってしまうので、表面を研磨して軽くTru-Oilで
仕上げておきました。あまり艶々にはせず、しっとりと落ち付いた感じにしてます~♪
横の縞模様は最初、機械加工痕か?と思いましたがいくらシコシコしても消えなかったので、こういう木目なのだと
思います。たぶん。
上からの眺めも素敵ですね~♪
今回の先生のサインはグリップエンドに!
テンション上がります~♪
今回もこのような芸術作品を仕上げさせて頂き、ありがとうございました!!
P.S.
ご依頼者さまが作動時の傷付きを気にされてると井浦先生からお聞きしてました。
エングレ+塗装仕上げなのでそうガチャガチャと動かされるわけでは無いと思いますが、カートの出し入れとかで
どうしたってちょっとは動かしますもんね。
という事で、なるべくシリンダーに傷が付かないようにと、かなり強めだったボルト側のリーフスプリングの幅を半分くらいまで
削り込んでおきましたー
シリンダーと接触するボルトもポリッシュ、シリンダーのウレタンコーティングもして、その他干渉してる部分を下地仕上げ前に
重点的に研磨しましたので、出来るだけの事はしたつもり!
一応、シリンダー1周分だけ動かしてみて一発で傷が付くような事がないことは確認したものの、もちろん何度も動かしていれば
剥げる可能性はあるので、ご注意下さい♪
2015年11月09日
MULE Charter Arms Bulldog 続き
下の一枚は前回の記事に追記として載せたのですが、その他の進捗もあったので改めて1回分の記事にしちゃいます!
ケースもリム部分のエッジを丸めてポリッシュして、中にスプリング入れて空撃ち用カートリッジにしました♪
ん! イイ感じ!! このまま放置してケースがくすんで来れば完璧♪
更に、プライマー部分もエッジを丸めてポリッシュ!!
ウホ♪ めっちゃリアルじゃね!?(^ω^)
前回、グリップスクリューが干渉して取付出来なかったヘレッツのグリップですが、ハンマーダウンでは干渉せず、ハンマーを
起こす時だけストラットと干渉する程度なので、これくらいの干渉量ならば・・・
と、グリップスクリューを削っちゃいました!!
ウェストの括れがちょっと強度的な不安を感じさせますが(;^_^A 思いっきりねじ込まなければ大丈夫!!(たぶんw)
確かVZのJフレームグリップのスクリューも途中細くなってたし・・・(そのスクリューとは材料の強度が違うかもしれないけど)
と、それだけだと干渉回避にはもうちょい足りないので、ハンマースプリングの受け部品の前側を少し削って前方へズラします。
後ろ側の引っ掛かりが甘くなっちゃいましたが、ギリギリ大丈夫みたいです。(そのうち真鍮か何かで作り直そう・・・)
こんな感じでハンマーダウン時のクリアランスを確保。
ハンマーを起こした時。
それと今回気付いたのですが、グリップフレームの幅が約8mmに対してヘレッツのグリップの内側寸法が8.5mmほどあり、
幅方向にガタがあるので、手持ちの0.5mm厚ゴムシートを適当に切り抜いて右側に挟みました。
他の実物グリップはどうなんだろ・・・?
とまぁ、そんなこんなで無事に装着完了!!
この通り、ちゃんとハンマー起こせるようになりました♪
ウチのブルちゃんも、ガチャガチャ遊んでるうちにだいぶスムーズになってきました。
サイズもディテクティブくらいでちょうど良いし、ずっとニギニギしてニヤニヤしてます♪(変態)
【11/10追記】
一部の方(w)のリクエストにお応えして、グリップアダプター付けてみました♪
Tylerの20A-#1、一般的にはS&WのJフレーム用として知られてますがCharter Armsにも合います。
ただ、やっぱりグリップがちょっと前後に長いかな…
サービスサイズのグリップには合うと思います!
ケースもリム部分のエッジを丸めてポリッシュして、中にスプリング入れて空撃ち用カートリッジにしました♪
ん! イイ感じ!! このまま放置してケースがくすんで来れば完璧♪
更に、プライマー部分もエッジを丸めてポリッシュ!!
ウホ♪ めっちゃリアルじゃね!?(^ω^)
前回、グリップスクリューが干渉して取付出来なかったヘレッツのグリップですが、ハンマーダウンでは干渉せず、ハンマーを
起こす時だけストラットと干渉する程度なので、これくらいの干渉量ならば・・・
と、グリップスクリューを削っちゃいました!!
ウェストの括れがちょっと強度的な不安を感じさせますが(;^_^A 思いっきりねじ込まなければ大丈夫!!(たぶんw)
確かVZのJフレームグリップのスクリューも途中細くなってたし・・・(そのスクリューとは材料の強度が違うかもしれないけど)
と、それだけだと干渉回避にはもうちょい足りないので、ハンマースプリングの受け部品の前側を少し削って前方へズラします。
後ろ側の引っ掛かりが甘くなっちゃいましたが、ギリギリ大丈夫みたいです。(そのうち真鍮か何かで作り直そう・・・)
こんな感じでハンマーダウン時のクリアランスを確保。
ハンマーを起こした時。
それと今回気付いたのですが、グリップフレームの幅が約8mmに対してヘレッツのグリップの内側寸法が8.5mmほどあり、
幅方向にガタがあるので、手持ちの0.5mm厚ゴムシートを適当に切り抜いて右側に挟みました。
他の実物グリップはどうなんだろ・・・?
とまぁ、そんなこんなで無事に装着完了!!
この通り、ちゃんとハンマー起こせるようになりました♪
ウチのブルちゃんも、ガチャガチャ遊んでるうちにだいぶスムーズになってきました。
サイズもディテクティブくらいでちょうど良いし、ずっとニギニギしてニヤニヤしてます♪(変態)
【11/10追記】
一部の方(w)のリクエストにお応えして、グリップアダプター付けてみました♪
Tylerの20A-#1、一般的にはS&WのJフレーム用として知られてますがCharter Armsにも合います。
ただ、やっぱりグリップがちょっと前後に長いかな…
サービスサイズのグリップには合うと思います!
2015年11月05日
MULE Charter Arms Bulldog
MULE(CAW)のチャーターアームズ ブルドッグ、ようやく入手しました!!
9月にMULE直販で発売されたものの代引きだと妻子持ちには何かとツライものがあり(w)、涙を飲んで見送りましたが
この度一般小売店にも入荷したため迷わずポチっとなー!!
ずっと前から用意してた.44 SPLのダミカも心なしか嬉しそうです♪
ご覧のとおり、グリップはオーバーサイズの下丸チェッカーのタイプにしました。4種類の中から選べますが、これが一番人気かな?
到着するまでドキドキしてましたが、綺麗な木目で良かった!!
仕上げも凄く綺麗で、これは値段だけの価値あり・・・むしろサービスプライスですね!!
写真で見てた印象より、結構丸っこくてズングリむっくりな感じがまた愛おしいw
ブルドッグと言えば、.44口径5連発のシリンダーの薄さ!!
ダミカはインサートで奥まで入らないので付属のカートリッジを入れてみると、リム同士がほとんどくっ付いちゃうくらい♪
シリンダー外径とリムの隙間もほんの少ししかありませんが、それでもフレームのラグがキッチリとシリンダーの抜け止めとして
機能してるのは驚きの精度と言えるのではないでしょうか!?
何ともメカメカしいフレーム周りがS&Wともコルトとも違う魅力を醸し出してます♪
サムピースはS&Wと同じく前に押してスイングアウトしますが、シリンダーの回転方向はコルトと同く射手から見て右回転。
でも、S&Wともコルトとも違い、エキストラクターロッドの一段太い部分がフレームに嵌ってロッキングするんですね。
知らなかったぜぇ~~~!!
フレームのシリアルナンバー刻印。
もしかしてコレ、ユニーク(個別)シリアルですか!? 凝ってるな~!
箱出しでの作動は硬め。
シリンダーハンドなどは常に出ているためシリンダーを戻す時に引っ掛かりましたが、何度か出し入れしてたらだんだん
スムーズになってきました。
外観はご覧の通り良く出来てますが、ちょっとだけ気になるのがバレル側面の筋? 刻印の上下に斜めの線が見えるんですよね。
金型の駒の割り線かなー? まぁ、他の出来が良いだけにこんな重箱の隅くらいしか突っ込むところがありませんw
そして、このブルドッグの為に数年前から用意してたアイテムを装着!!
Herrett'sのShooting Aceグリップです♪
オープンバックならぬオープンフロントという、非常~~に特徴的なスタイルが魅力のこのグリップ、
実は数年前に某オークションで『Jフレーム用だよ♪』というので落札したら、何とチャーターアームズ用だったという曰く付きw
安かったし、こんなの逆にレアだろ!と思ってずっと保管していたのがようやっと陽の目を見ることが出来ました♪
すんごく好みの分かれるスタイルとは思いますが、どうでしょ?
ただ・・・
これだとハンマー起こせません(滝汗
ハンマーダウンでは辛うじて干渉しませんが・・・
ハンマーを起こそうとするとガッツリとストラットとスクリューが干渉しちゃうんです(´・ω・`)
という事で、陽の目を見たのはほんの一瞬で元のグリップに戻しましたとさww
さてさて、付属のカートリッジも良く出来てます。
上がダミカですがケース部分はほぼ同じ長さで、ちょっとだけ短い弾頭部分がネジで外れるようになってます。
全て真鍮削り出しなので・・・
弾頭部分を自家銅メッキします!!
※やり方は以前も紹介したとおりで難しくはないものの、大事な事なので今回も書いておきますが、使用した溶液には銅イオンが
含まれており、そのまま流して捨てる事は環境保全上NGです。私は会社で出た廃液を処理する際に一緒に業者に引き取って
もらってます。
で、銅メッキ完了~♪
一番左のは下地研磨や脱脂が不十分だったのかちょいとムラになっちゃいましたが、まぁいっかw
うん、良い雰囲気!!
ケースもリム部分のエッジを丸めてポリッシュして、放置してちょっとくすんできたらもっと良い雰囲気になりそうですね~♪
中にスプリング入れたら、良い空撃ち用カートリッジになりそうです!
MULEさん、次はアンダーカバーお願いしますっ!!! 絶対に買いますから!!
・・・これを買うCAW詐欺と言う。(←誰が上手い事言えと
でも絶対買うw
9月にMULE直販で発売されたものの代引きだと妻子持ちには何かとツライものがあり(w)、涙を飲んで見送りましたが
この度一般小売店にも入荷したため迷わずポチっとなー!!
ずっと前から用意してた.44 SPLのダミカも心なしか嬉しそうです♪
ご覧のとおり、グリップはオーバーサイズの下丸チェッカーのタイプにしました。4種類の中から選べますが、これが一番人気かな?
到着するまでドキドキしてましたが、綺麗な木目で良かった!!
仕上げも凄く綺麗で、これは値段だけの価値あり・・・むしろサービスプライスですね!!
写真で見てた印象より、結構丸っこくてズングリむっくりな感じがまた愛おしいw
ブルドッグと言えば、.44口径5連発のシリンダーの薄さ!!
ダミカはインサートで奥まで入らないので付属のカートリッジを入れてみると、リム同士がほとんどくっ付いちゃうくらい♪
シリンダー外径とリムの隙間もほんの少ししかありませんが、それでもフレームのラグがキッチリとシリンダーの抜け止めとして
機能してるのは驚きの精度と言えるのではないでしょうか!?
何ともメカメカしいフレーム周りがS&Wともコルトとも違う魅力を醸し出してます♪
サムピースはS&Wと同じく前に押してスイングアウトしますが、シリンダーの回転方向はコルトと同く射手から見て右回転。
でも、S&Wともコルトとも違い、エキストラクターロッドの一段太い部分がフレームに嵌ってロッキングするんですね。
知らなかったぜぇ~~~!!
フレームのシリアルナンバー刻印。
もしかしてコレ、ユニーク(個別)シリアルですか!? 凝ってるな~!
箱出しでの作動は硬め。
シリンダーハンドなどは常に出ているためシリンダーを戻す時に引っ掛かりましたが、何度か出し入れしてたらだんだん
スムーズになってきました。
外観はご覧の通り良く出来てますが、ちょっとだけ気になるのがバレル側面の筋? 刻印の上下に斜めの線が見えるんですよね。
金型の駒の割り線かなー? まぁ、他の出来が良いだけにこんな重箱の隅くらいしか突っ込むところがありませんw
そして、このブルドッグの為に数年前から用意してたアイテムを装着!!
Herrett'sのShooting Aceグリップです♪
オープンバックならぬオープンフロントという、非常~~に特徴的なスタイルが魅力のこのグリップ、
実は数年前に某オークションで『Jフレーム用だよ♪』というので落札したら、何とチャーターアームズ用だったという曰く付きw
安かったし、こんなの逆にレアだろ!と思ってずっと保管していたのがようやっと陽の目を見ることが出来ました♪
すんごく好みの分かれるスタイルとは思いますが、どうでしょ?
ただ・・・
これだとハンマー起こせません(滝汗
ハンマーダウンでは辛うじて干渉しませんが・・・
ハンマーを起こそうとするとガッツリとストラットとスクリューが干渉しちゃうんです(´・ω・`)
という事で、陽の目を見たのはほんの一瞬で元のグリップに戻しましたとさww
さてさて、付属のカートリッジも良く出来てます。
上がダミカですがケース部分はほぼ同じ長さで、ちょっとだけ短い弾頭部分がネジで外れるようになってます。
全て真鍮削り出しなので・・・
弾頭部分を自家銅メッキします!!
※やり方は以前も紹介したとおりで難しくはないものの、大事な事なので今回も書いておきますが、使用した溶液には銅イオンが
含まれており、そのまま流して捨てる事は環境保全上NGです。私は会社で出た廃液を処理する際に一緒に業者に引き取って
もらってます。
で、銅メッキ完了~♪
一番左のは下地研磨や脱脂が不十分だったのかちょいとムラになっちゃいましたが、まぁいっかw
うん、良い雰囲気!!
ケースもリム部分のエッジを丸めてポリッシュして、放置してちょっとくすんできたらもっと良い雰囲気になりそうですね~♪
中にスプリング入れたら、良い空撃ち用カートリッジになりそうです!
MULEさん、次はアンダーカバーお願いしますっ!!! 絶対に買いますから!!
・・・これを買うCAW詐欺と言う。(←誰が上手い事言えと
でも絶対買うw
2015年11月02日
出遅れましたがG42です
先日、出張から戻るなり友人からこの子を預かりました。
はい、先日発売されて人気沸騰中?のHogwards G42です。好きなように弄って!ってww
すっかり出遅れた感がハンパ無いので(w)、今回はちょいと長くなりますが一気に書いていきたいと思います。
小さい小さいとは聞いていましたが、確かにグロックとしては小さいですね!
でも、.380オートとしてはどうなんだろ? という事で、手持ちのWA ベレッタM1934およびマルシン FN M1910と並べてみました。
サイズとしてはどれも似たようなものですが、G42はスライド周りのボリューム感がありますね。
試しにベレッタM1934に重ねてみる。
FN M1910にも重ねてみる。
完全に隠れちゃったww
うん。想像はしてたけど、.380オートとしてはG42が格別小さいというわけではないですね(;^_^A
しかし、実銃のG42はショートリコイルやセイフアクション構造などにより、操作性や実射性能、安全性などの点で大きく
違うのでしょうし、ポリマーオートならではのグリップの薄さによる携帯性の高さは特筆モノです。
これが80~100年分の進化として十分なのかどうかは(実銃の)市場が判断する事でしょう・・・
話をトイガンに戻します(;^_^A
外観はミリブロでもすでに多くの方がレビューされている通りで良く出来ていると思いますが、最初に気になったのが
マガジンベース。プランジャーはただのモールドでプラの弾性でベースに止まってるんですが、マガジンを叩き込むと
このようにズレちゃうんですよねー
ここはプランジャーで止めて欲しかったなぁ・・・(´・ω・`)
それと気になるマガジン挿入時の引っ掛かり。
挿入角度によってはリップ下部の突起がマガジンキャッチに当たってしまうので、マガジンキャッチの角を落としました。
マガジンの方を削っても良いと思いますが、友人がスペアマガジン買ったらまた引っ掛かるので・・・
左右入れ替えられる構造だけど、入れ替えないよね?(反対側削ってないからね~ww)
さて、続いて気になる中身を見て行きましょう~~
バレルです。
引きバネが追加されてますね。
左側はバレルガイドが剥き出し。
アウターバレルをチルトアップさせる羽は右側にしかなく、その羽とシャーシの間にかなりの隙間があるので、チェンバー上面が
やや右肩上がりになってしまいます。
水平の状態。
右肩上がりの状態。
閉鎖状態。(指で押して極端に再現してますが)
そこで、1mm厚のABS板を0.8mm厚ほどに調整して平行四辺形に切り出し、シャーシの内側に接着。
それと、この部分にバリというかでっぱりがあってスライドと干渉してたので、整形してブルーイングしておきました。
ガタが減ってスムーズになった事もあり、真っ直ぐ持ち上がるようになりました!
全くロッキングされてない個体もあるようですが、この子は大丈夫みたいです?
スライド上面ツライチとまでは行きませんが、実銃もツライチじゃないのでリアルなんじゃないかと・・・
心配してたバレルガイドとシャーシのガタは、大きな問題になるほどのものではありませんが・・・
スライド閉鎖時にほ~んのちょっとだけ前後にガタ付くので、スライドロックに0.1mmのSUS板を接着してガタ取り。
フロントシャーシのリコイルスプリングガイドを受ける部分に半月状に切り出したビニールテープを貼り付け。
合わせて0.2mm程の変化ですので、重箱の隅レベルですけどね(;^_^A
それとバレル周りでは、この鉄板プレスのホップ用パーツ。(名前知らんw)
この状態でホップ最強なんですが弱めていくとどんどん上昇していき、アウターバレルの下降を妨げやがります・・・
それでも作動できるくらいのクリアランスはあるのですが、気に入らないのでこのパーツ
のU字部分を曲げてもっと平らに近くしてやろうとしたら、焼入れされてて硬いためあっさりと根元で折れやがりましたので(w)、
仕方なく0.3mm厚のブリキ板を曲げてホップラバーを押さえる部分を新造しました。
接着ですが結構ガッチリ付いてるので剥がれはしないでしょう。たぶんw
これでホップ最強にして(一番下に下げて)、適正なホップが掛かるようにブリキ板を曲げて調節。人力可変ホップですww
んが、撃ってみるとちょっとホップの掛かりが不安定・・・
そこで、ホップラバーを魔ホップパッキン(マルイ硬度)に交換した上で、こんな形状に変更。
流行の長掛けホップ的な感じぃ~?(←良く分かってないw)
コレが効いたのか? 結構安定して飛ぶようになりました♪
次にトリガーの感触の悪さ。
見た目は悪くないんですけどねw
一つはガタです。
トリガーピン径が4mmに対してトリガーの穴径が4.5mmくらいあるので、上下左右にガッタガタです(滝汗
そこで、ジャンク箱にあった真鍮の薄肉スリーブをトリガー穴に挿入。
本当はトリガーが入るフレームの穴の幅も隙間が大きいので詰めたいところですが、このスリーブでだいぶ良くなったので
これでいいやw
もう一つは、トリガースプリング(というかトリガーバーの引きバネ)が軽く、トリガーセフティを引く途中でトリガー自体も動き出し、
結果としてトリガーセフティが若干フレームに引っ掛かるような感触。
これが気に入らないので・・・
トリガーセフティのこのヒゲバネ?
を、このように薄く削ってバネを弱くしてやりました。
ふにゃふにゃにはなりますが、トリガーセフティの機能はキチンと果たします。
これでトリガーセフティがフレームに引っ掛かる感触が無くなりました♪
それから、スライドを引く時に感じるゴリゴリ感。
開けて見ると、ハンマー根元付近に何かがガッツリと干渉しているご様子。(恐らく全個体でこの部分が干渉してると思います)
変形した部分をヤスリで整えておきましょう~
原因はこのハンマーコッキングプレート?の先端の角の強干渉なので、角を落としてエッジを丸めてあげました。
それからローディングノズル。引っ張り出して手を離しても、ピストンカップに引っ掛かったりします。
これはローディングノズル後端の縁の面取りを整形し直す事で完治!
私は何も考えずに全周やっちゃいましたが、この後端面ってスライド閉鎖時の衝撃がかかるので、引っ掛かる部分を
特定してそこだけ処理した方が良いかも知れません(;^_^A もちろん、引っ掛からない人はやらなくてOKですよ~
ローディングノズルが引っ掛かると言えば、スライドオープンでローディングノズルが引っ込みきらないのが凄く気になる!
これはノズルのガス流入口周辺がハンマーに干渉してるためで、その流入口後方の突起を削るのも良いのですがそれでも
引っ掛かるので、思い切ってハンマーを削りました。
削り過ぎるとハンマーがコックされなくなるので注意が必要です! もしそうなったら、シアを削って再調整出来ますけどね。
(私はそれで再調整しましたww)
平らに削っただけだとスムーズにコッキング出来ないかな?と思って、元の形状に近い感じに整形。
スライドの引きが結構スムーズになった感じ♪
マガジン抜いた状態でスライドは上下にガタが有りますが、押し下げた状態ではノズルが引っ掛かるけど、マガジン入れて
押し上げられた状態ではノズルがスコンと引っ込むくらいで良いかと。
ちなみに、これが給弾不良の原因と考える方もいらっしゃると思いますが、実際はローディングノズルのガス流入口がハンマー
に引っ掛かるという事は給弾されるところまで後退している事になるのでので、真の原因はココではないと思います。(後述します)
あ、でも、もしも個体差とかでローディングノズル全体がハンマーに擦れてたりしたら話は別ですが・・・
あと、この子も発生したスライドオープンでトリガー引くとハンマーが落ちてしまう不具合について。
トリガーバー後端の突起がハンマーコッキングプレート?で押し下げられてディスコネクトした後、下がった状態を保持するのは
ローディングノズルそのもの(赤い線の部分)になります。
トリガーバーが樹脂と擦れるから、トリガーバーのスプリングも弱めなんだろうなぁと推測。
それでこの部分、ローディングノズルの角Rがあるので、トリガーバー後端の突起が少しでも外側に逃げると、トリガーバーが
僅かに上がってしまい、トリガーを引くとハンマーが落ちてしまうんですね。
なので、この子はトリガーバー後端の突起を黄色矢印のようにやや内側に曲げてやったら治りました!
一応の注意点としては、ローディングノズルが完全に引っ込んだ状態でスライドがフルストロークした状態だと、トリガーバーの
突起が赤線の範囲から外れてしまうのでトリガー引くとハンマーが落ちちゃいますが、通常作動中にフルストロークした瞬間に
再度トリガーを引くなんて芸当は恐らく誰にも出来ないので問題無いかとw
さて、ココからどんどん薀蓄(うんちく)臭くなる上に失敗談なので、メカに興味ない方は読み飛ばし推奨ですww
このハンマーですが他のガスブロでは大抵、ハンマーダウン寸前にバルブノッカーがロックされるんですが、
この子の場合ハンマーが半分くらい倒れたところですでにノッカーがロックされてしまいます。ハンマーが倒れる慣性力の
おいしい所を使えてない感じ?
そこで、ノッカーを押す部分を削ってみました。
ハンマーが完全にダウンするちょい手前でノッカーがロックするようになりました。(マグロと同じ程度)
・・・でも、この効果は有ったのか無かったのか非常に微妙なところで有ります(;^_^A
下手に弄ると動きが渋くなったりしますし、実際、上の画像の後も何度も微調整してますが、ぶっちゃけ形状的にミスったな~とか
そもそもこんな小さいハンマーで慣性力とか言っても仕方ないか~と思う今日この頃なので、弄らない事を推奨しますww
さて、噂の給弾不良について。
冷えてガス圧が足りなくなるとスライドが後退不足になって給弾不良が発生しやすくなるからマガジンをしっかり温めてあげる・・・
これは確かに事実です。
が、他にも原因がありました。
この子、スライドを一杯に引いた位置でローディングノズルを一杯に引き出した状態だと、マガジンのBB弾がノズルのアゴに
僅かに引っ掛かって上がって来れないんです。
コレは私の持論ですが、GBBにおいて基本的にはローディングノズルのリターンスプリングはホールドオープン時に見栄えが
良くなるようにノズルを引っ込める為だけにあるもので、実際、大抵のGBBではリターンスプリングが無くても作動し、
ローディングノズルも機械的に後退して給弾します。ところが、この子の場合は作動はしても給弾しなくなるんですね。
つまり、今の状態ではノズルを給弾出来る位置まで引き戻すのを、機械的な寸法だけでなくノズルのリターンスプリングにも
頼ってるんですね。
WAガバに詳しい人なら、コマンダーやコンパクトガバ等のスライドストロークが短い機種にSCWフルサイズ用のブリーチを
組んだ状態と言えば分かって頂けるかと・・・(ガツガツ動くが、給弾不良が起こる)
ここで、リターンスプリングを強い物に変えるという対処療法もありますが、ちょうど良い引きバネがジャンクパーツに無かったので・・・
こんなパーツを2mm厚ABS板から自作!
これを、スライドのこの部分に接着します。
この加工で、元々ローディングノズルのストロークはこれくらいあったのが、
こんな感じにピストンカップギリギリになります。
これでも前述の面取り加工もあり、カップとの間には隙間が出来るので排気には問題ないはず。
これで、BB弾が上がってこれる位置までローディングノズルが機械的に後退するようになりました。
・・・駄菓子菓子!!
若干ながらもリコイルが減少した上に、少し連射しただけでマガジンが冷えてスライド後退不足による給弾不良が発生するのは
元と変わりませんでした。排気が不完全なのか、発射音も小さくなったし。
なので、上記は廃案! ABS板剥がして元通りにしましたーーー
それにしても何でこんなに冷えやすいのか?
マガジンが小さいから?
それは事実ですが、どうもそれだけではないような?
色々調べてみると、ガスカット(ノッカーロック解除)のタイミングが変な事に気付きました。
普通のGBBでは、ピストンストローク(ローディングノズルの可動ストロークではなく、ローディングノズルが作動時にガス圧を
受ける範囲のストローク)よりも、ガスカットまでのストロークが短い・・・つまりピストンストロークよりも先にガスがカットされます。
例えばマルイG18Cではピストンストローク21.5mmに対してガスカットは17.5mmなので、4mm早くガスがカットされてます。
ところがこの子、それが逆にピストンストロークよりもガスカットストロークが長いんです。具体的な数値で言うと前者18mmに対して
後者が22mm。ローディングノズルがピストンから開放された後、4mmもの間マガジンから無駄なガスが流れてるという事!?
これが冷えの早さの原因かも!??
という事で、ガスカットを早めてみる事に。
以前作ったWAベースの小ガバでは亜鉛の切れ端をブリーチに接着しましたが、この子の内蔵パーツはシャーシとかを除いて
殆ど磁石が付く材質なので、薄いステンレスの板(0.1mm厚)を細長く切り出して先端を斜めにカットして曲げ、5mmほどズラして
ノッカーロック解除プレート?に接着。
5mmズラして出来た隙間は接着剤で埋めます。
ノッカーロック解除プレート加工前。
加工後。
ガスカットストロークを5mm短くする狙いでしたが、0.1mm板厚分増えた為か?加工後は16mmになりました。(6mm短くなった)
ピストンストローク18mmに対してガスカットが16mmなので、他の銃とそう変わりません。
※ガスカットストロークの確認は、ハンマーダウンでマガジンを抜き、下から覗き込んでジワジワゆっくりとスライドを後退させ、
飛び出してたノッカーが引っ込むところでスライドを止めて、その時のストロークをノギスで測ってます。
結果・・・ これまたリコイル減少orz
リコイル減少、つまりスライドがフルストロークする為に必要なエネルギーに対してマージンが減り、結局マガジンが冷えれば
スライド後退量不足による給弾不良が発生するのは変わらず。
この辺りで0.1g単位で測れるキッチンスケールを買ったので実射燃費を測定してみると、ノーマル状態では1発当たり0.18~0.19g
なのが0.13~0.14gとなっていて燃費が良くなってるのは確実なのですが・・・ (ちなみにマグロG18Cは0.17~0.18gくらい)
ならば、と、ガスカットのタイミングを再度変更して18mmにしてみるとリコイルが元に戻りはしたものの、燃費もノーマルと変わらなく
なりました。(何でじゃ~!?涙)
という事で、これまた廃案! 元に戻しました!!!
そんなこんなでエンジン周りでも色々やってみましたが、リコイル(撃ち味)を犠牲にせずに作動性(給弾不良)を改善するのは
難しかったです。このサイズでこのリコイルを出す為にメーカーも苦労したんでしょうね。無茶しやがって・・・ww
とは言え、記事前半の小加工を行い、マガジンを人肌程度に温めて19℃の室温で4秒1発くらいのペースで撃てば、10発装弾で
給弾不良無くスライドストップ掛かりますし、1チャージで25発前後撃てますから十分なんじゃないかと・・・
以上、長くなりましたが、G42に関しては今のところココまでです。
期待してたsizuさん、スミマセンwww
はい、先日発売されて人気沸騰中?のHogwards G42です。好きなように弄って!ってww
すっかり出遅れた感がハンパ無いので(w)、今回はちょいと長くなりますが一気に書いていきたいと思います。
小さい小さいとは聞いていましたが、確かにグロックとしては小さいですね!
でも、.380オートとしてはどうなんだろ? という事で、手持ちのWA ベレッタM1934およびマルシン FN M1910と並べてみました。
サイズとしてはどれも似たようなものですが、G42はスライド周りのボリューム感がありますね。
試しにベレッタM1934に重ねてみる。
FN M1910にも重ねてみる。
完全に隠れちゃったww
うん。想像はしてたけど、.380オートとしてはG42が格別小さいというわけではないですね(;^_^A
しかし、実銃のG42はショートリコイルやセイフアクション構造などにより、操作性や実射性能、安全性などの点で大きく
違うのでしょうし、ポリマーオートならではのグリップの薄さによる携帯性の高さは特筆モノです。
これが80~100年分の進化として十分なのかどうかは(実銃の)市場が判断する事でしょう・・・
話をトイガンに戻します(;^_^A
外観はミリブロでもすでに多くの方がレビューされている通りで良く出来ていると思いますが、最初に気になったのが
マガジンベース。プランジャーはただのモールドでプラの弾性でベースに止まってるんですが、マガジンを叩き込むと
このようにズレちゃうんですよねー
ここはプランジャーで止めて欲しかったなぁ・・・(´・ω・`)
それと気になるマガジン挿入時の引っ掛かり。
挿入角度によってはリップ下部の突起がマガジンキャッチに当たってしまうので、マガジンキャッチの角を落としました。
マガジンの方を削っても良いと思いますが、友人がスペアマガジン買ったらまた引っ掛かるので・・・
左右入れ替えられる構造だけど、入れ替えないよね?(反対側削ってないからね~ww)
さて、続いて気になる中身を見て行きましょう~~
バレルです。
引きバネが追加されてますね。
左側はバレルガイドが剥き出し。
アウターバレルをチルトアップさせる羽は右側にしかなく、その羽とシャーシの間にかなりの隙間があるので、チェンバー上面が
やや右肩上がりになってしまいます。
水平の状態。
右肩上がりの状態。
閉鎖状態。(指で押して極端に再現してますが)
そこで、1mm厚のABS板を0.8mm厚ほどに調整して平行四辺形に切り出し、シャーシの内側に接着。
それと、この部分にバリというかでっぱりがあってスライドと干渉してたので、整形してブルーイングしておきました。
ガタが減ってスムーズになった事もあり、真っ直ぐ持ち上がるようになりました!
全くロッキングされてない個体もあるようですが、この子は大丈夫みたいです?
スライド上面ツライチとまでは行きませんが、実銃もツライチじゃないのでリアルなんじゃないかと・・・
心配してたバレルガイドとシャーシのガタは、大きな問題になるほどのものではありませんが・・・
スライド閉鎖時にほ~んのちょっとだけ前後にガタ付くので、スライドロックに0.1mmのSUS板を接着してガタ取り。
フロントシャーシのリコイルスプリングガイドを受ける部分に半月状に切り出したビニールテープを貼り付け。
合わせて0.2mm程の変化ですので、重箱の隅レベルですけどね(;^_^A
それとバレル周りでは、この鉄板プレスのホップ用パーツ。(名前知らんw)
この状態でホップ最強なんですが弱めていくとどんどん上昇していき、アウターバレルの下降を妨げやがります・・・
それでも作動できるくらいのクリアランスはあるのですが、気に入らないのでこのパーツ
のU字部分を曲げてもっと平らに近くしてやろうとしたら、焼入れされてて硬いためあっさりと根元で折れやがりましたので(w)、
仕方なく0.3mm厚のブリキ板を曲げてホップラバーを押さえる部分を新造しました。
接着ですが結構ガッチリ付いてるので剥がれはしないでしょう。たぶんw
これでホップ最強にして(一番下に下げて)、適正なホップが掛かるようにブリキ板を曲げて調節。人力可変ホップですww
んが、撃ってみるとちょっとホップの掛かりが不安定・・・
そこで、ホップラバーを魔ホップパッキン(マルイ硬度)に交換した上で、こんな形状に変更。
流行の長掛けホップ的な感じぃ~?(←良く分かってないw)
コレが効いたのか? 結構安定して飛ぶようになりました♪
次にトリガーの感触の悪さ。
見た目は悪くないんですけどねw
一つはガタです。
トリガーピン径が4mmに対してトリガーの穴径が4.5mmくらいあるので、上下左右にガッタガタです(滝汗
そこで、ジャンク箱にあった真鍮の薄肉スリーブをトリガー穴に挿入。
本当はトリガーが入るフレームの穴の幅も隙間が大きいので詰めたいところですが、このスリーブでだいぶ良くなったので
これでいいやw
もう一つは、トリガースプリング(というかトリガーバーの引きバネ)が軽く、トリガーセフティを引く途中でトリガー自体も動き出し、
結果としてトリガーセフティが若干フレームに引っ掛かるような感触。
これが気に入らないので・・・
トリガーセフティのこのヒゲバネ?
を、このように薄く削ってバネを弱くしてやりました。
ふにゃふにゃにはなりますが、トリガーセフティの機能はキチンと果たします。
これでトリガーセフティがフレームに引っ掛かる感触が無くなりました♪
それから、スライドを引く時に感じるゴリゴリ感。
開けて見ると、ハンマー根元付近に何かがガッツリと干渉しているご様子。(恐らく全個体でこの部分が干渉してると思います)
変形した部分をヤスリで整えておきましょう~
原因はこのハンマーコッキングプレート?の先端の角の強干渉なので、角を落としてエッジを丸めてあげました。
それからローディングノズル。引っ張り出して手を離しても、ピストンカップに引っ掛かったりします。
これはローディングノズル後端の縁の面取りを整形し直す事で完治!
私は何も考えずに全周やっちゃいましたが、この後端面ってスライド閉鎖時の衝撃がかかるので、引っ掛かる部分を
特定してそこだけ処理した方が良いかも知れません(;^_^A もちろん、引っ掛からない人はやらなくてOKですよ~
ローディングノズルが引っ掛かると言えば、スライドオープンでローディングノズルが引っ込みきらないのが凄く気になる!
これはノズルのガス流入口周辺がハンマーに干渉してるためで、その流入口後方の突起を削るのも良いのですがそれでも
引っ掛かるので、思い切ってハンマーを削りました。
削り過ぎるとハンマーがコックされなくなるので注意が必要です! もしそうなったら、シアを削って再調整出来ますけどね。
(私はそれで再調整しましたww)
平らに削っただけだとスムーズにコッキング出来ないかな?と思って、元の形状に近い感じに整形。
スライドの引きが結構スムーズになった感じ♪
マガジン抜いた状態でスライドは上下にガタが有りますが、押し下げた状態ではノズルが引っ掛かるけど、マガジン入れて
押し上げられた状態ではノズルがスコンと引っ込むくらいで良いかと。
ちなみに、これが給弾不良の原因と考える方もいらっしゃると思いますが、実際はローディングノズルのガス流入口がハンマー
に引っ掛かるという事は給弾されるところまで後退している事になるのでので、真の原因はココではないと思います。(後述します)
あ、でも、もしも個体差とかでローディングノズル全体がハンマーに擦れてたりしたら話は別ですが・・・
あと、この子も発生したスライドオープンでトリガー引くとハンマーが落ちてしまう不具合について。
トリガーバー後端の突起がハンマーコッキングプレート?で押し下げられてディスコネクトした後、下がった状態を保持するのは
ローディングノズルそのもの(赤い線の部分)になります。
トリガーバーが樹脂と擦れるから、トリガーバーのスプリングも弱めなんだろうなぁと推測。
それでこの部分、ローディングノズルの角Rがあるので、トリガーバー後端の突起が少しでも外側に逃げると、トリガーバーが
僅かに上がってしまい、トリガーを引くとハンマーが落ちてしまうんですね。
なので、この子はトリガーバー後端の突起を黄色矢印のようにやや内側に曲げてやったら治りました!
一応の注意点としては、ローディングノズルが完全に引っ込んだ状態でスライドがフルストロークした状態だと、トリガーバーの
突起が赤線の範囲から外れてしまうのでトリガー引くとハンマーが落ちちゃいますが、通常作動中にフルストロークした瞬間に
再度トリガーを引くなんて芸当は恐らく誰にも出来ないので問題無いかとw
さて、ココからどんどん薀蓄(うんちく)臭くなる上に失敗談なので、メカに興味ない方は読み飛ばし推奨ですww
このハンマーですが他のガスブロでは大抵、ハンマーダウン寸前にバルブノッカーがロックされるんですが、
この子の場合ハンマーが半分くらい倒れたところですでにノッカーがロックされてしまいます。ハンマーが倒れる慣性力の
おいしい所を使えてない感じ?
そこで、ノッカーを押す部分を削ってみました。
ハンマーが完全にダウンするちょい手前でノッカーがロックするようになりました。(マグロと同じ程度)
・・・でも、この効果は有ったのか無かったのか非常に微妙なところで有ります(;^_^A
下手に弄ると動きが渋くなったりしますし、実際、上の画像の後も何度も微調整してますが、ぶっちゃけ形状的にミスったな~とか
そもそもこんな小さいハンマーで慣性力とか言っても仕方ないか~と思う今日この頃なので、弄らない事を推奨しますww
さて、噂の給弾不良について。
冷えてガス圧が足りなくなるとスライドが後退不足になって給弾不良が発生しやすくなるからマガジンをしっかり温めてあげる・・・
これは確かに事実です。
が、他にも原因がありました。
この子、スライドを一杯に引いた位置でローディングノズルを一杯に引き出した状態だと、マガジンのBB弾がノズルのアゴに
僅かに引っ掛かって上がって来れないんです。
コレは私の持論ですが、GBBにおいて基本的にはローディングノズルのリターンスプリングはホールドオープン時に見栄えが
良くなるようにノズルを引っ込める為だけにあるもので、実際、大抵のGBBではリターンスプリングが無くても作動し、
ローディングノズルも機械的に後退して給弾します。ところが、この子の場合は作動はしても給弾しなくなるんですね。
つまり、今の状態ではノズルを給弾出来る位置まで引き戻すのを、機械的な寸法だけでなくノズルのリターンスプリングにも
頼ってるんですね。
WAガバに詳しい人なら、コマンダーやコンパクトガバ等のスライドストロークが短い機種にSCWフルサイズ用のブリーチを
組んだ状態と言えば分かって頂けるかと・・・(ガツガツ動くが、給弾不良が起こる)
ここで、リターンスプリングを強い物に変えるという対処療法もありますが、ちょうど良い引きバネがジャンクパーツに無かったので・・・
こんなパーツを2mm厚ABS板から自作!
これを、スライドのこの部分に接着します。
この加工で、元々ローディングノズルのストロークはこれくらいあったのが、
こんな感じにピストンカップギリギリになります。
これでも前述の面取り加工もあり、カップとの間には隙間が出来るので排気には問題ないはず。
これで、BB弾が上がってこれる位置までローディングノズルが機械的に後退するようになりました。
・・・駄菓子菓子!!
若干ながらもリコイルが減少した上に、少し連射しただけでマガジンが冷えてスライド後退不足による給弾不良が発生するのは
元と変わりませんでした。排気が不完全なのか、発射音も小さくなったし。
なので、上記は廃案! ABS板剥がして元通りにしましたーーー
それにしても何でこんなに冷えやすいのか?
マガジンが小さいから?
それは事実ですが、どうもそれだけではないような?
色々調べてみると、ガスカット(ノッカーロック解除)のタイミングが変な事に気付きました。
普通のGBBでは、ピストンストローク(ローディングノズルの可動ストロークではなく、ローディングノズルが作動時にガス圧を
受ける範囲のストローク)よりも、ガスカットまでのストロークが短い・・・つまりピストンストロークよりも先にガスがカットされます。
例えばマルイG18Cではピストンストローク21.5mmに対してガスカットは17.5mmなので、4mm早くガスがカットされてます。
ところがこの子、それが逆にピストンストロークよりもガスカットストロークが長いんです。具体的な数値で言うと前者18mmに対して
後者が22mm。ローディングノズルがピストンから開放された後、4mmもの間マガジンから無駄なガスが流れてるという事!?
これが冷えの早さの原因かも!??
という事で、ガスカットを早めてみる事に。
以前作ったWAベースの小ガバでは亜鉛の切れ端をブリーチに接着しましたが、この子の内蔵パーツはシャーシとかを除いて
殆ど磁石が付く材質なので、薄いステンレスの板(0.1mm厚)を細長く切り出して先端を斜めにカットして曲げ、5mmほどズラして
ノッカーロック解除プレート?に接着。
5mmズラして出来た隙間は接着剤で埋めます。
ノッカーロック解除プレート加工前。
加工後。
ガスカットストロークを5mm短くする狙いでしたが、0.1mm板厚分増えた為か?加工後は16mmになりました。(6mm短くなった)
ピストンストローク18mmに対してガスカットが16mmなので、他の銃とそう変わりません。
※ガスカットストロークの確認は、ハンマーダウンでマガジンを抜き、下から覗き込んでジワジワゆっくりとスライドを後退させ、
飛び出してたノッカーが引っ込むところでスライドを止めて、その時のストロークをノギスで測ってます。
結果・・・ これまたリコイル減少orz
リコイル減少、つまりスライドがフルストロークする為に必要なエネルギーに対してマージンが減り、結局マガジンが冷えれば
スライド後退量不足による給弾不良が発生するのは変わらず。
この辺りで0.1g単位で測れるキッチンスケールを買ったので実射燃費を測定してみると、ノーマル状態では1発当たり0.18~0.19g
なのが0.13~0.14gとなっていて燃費が良くなってるのは確実なのですが・・・ (ちなみにマグロG18Cは0.17~0.18gくらい)
ならば、と、ガスカットのタイミングを再度変更して18mmにしてみるとリコイルが元に戻りはしたものの、燃費もノーマルと変わらなく
なりました。(何でじゃ~!?涙)
という事で、これまた廃案! 元に戻しました!!!
そんなこんなでエンジン周りでも色々やってみましたが、リコイル(撃ち味)を犠牲にせずに作動性(給弾不良)を改善するのは
難しかったです。このサイズでこのリコイルを出す為にメーカーも苦労したんでしょうね。無茶しやがって・・・ww
とは言え、記事前半の小加工を行い、マガジンを人肌程度に温めて19℃の室温で4秒1発くらいのペースで撃てば、10発装弾で
給弾不良無くスライドストップ掛かりますし、1チャージで25発前後撃てますから十分なんじゃないかと・・・
以上、長くなりましたが、G42に関しては今のところココまでです。
期待してたsizuさん、スミマセンwww