2025年05月11日
BWC Para Ordnance P-10/Warthog 作動調整等
という事で待望のWarthogが届きウハウハでしたが、動かしてみるといくつか気になる点がありました。
個体差もあるとは思いますが、やけにスライドの動きが渋い。引き始めは良いのですが、ストローク終盤でキツくなり、
いっぱいまで引くとスタックしてスライドが戻らない・・・
あれやこれや原因を探し、特定したのがスライドのレール先端側の歪みでした。

このスライドの内側レールの下の面がフレームのレールと強く擦れていたので、かなり作業しにくい部分ですが長くて薄い
ヤスリなどで削ってあげました。
フレーム側のレール下面も少し研磨。

これでスライドはスムーズに動くようになりました♪
次はスライドストップ。空のマガジンを入れた場合はしっかりスライドストップが掛かりますが、マガジン無しで手動で押し上げようと
してもスライドに引っ掛かって上がりにくいのと、組み立て時にプランジャーに引っ掛かって挿入しにくかったので、赤矢印の角を
少し丸めてあげました。

すると今度はスライド操作中にスライドストップが僅かに上がってしまう事があったので、プランジャーが当たる部分にドリルで
凹みを追加してあげました。
次にディスコネクター。慣らせば良くなりそうですが、これも最初は動きが渋かったです。
ココは簡単、シアスプリングの真ん中の足の先端が曲げ加工されてる部分ですが、曲げの影響で両サイドが少し捲れたように
盛り上がっていたので、ヤスリでシコシコして均してあげました。

また、これも私のだけかも知れませんがリセットがぬるいと言いますか、カチッとディスコネクターが戻らなかったので、
ディスコネクターのこの部分を少し削って研磨しました。

が、そもそも通常ならココの上りが悪いハズが無いんですよね・・・
というのも、これはどうやら私の個体だけのようなのですが、ハンマーをハーフコックにしてもトリガーロックせず、引くとハンマーが
落ちてしまうのです。

上の画像の、ハンマーがハーフコック位置っぽいけどトリガーロックしていない状態から、少しスライドを引いてディスコネさせると
ハンマーが少し前進して、本来のハーフコック位置になります。

しかし、スライドを戻してもディスコネが効いた状態のままなので、トリガーロックされずにスカスカ動きます。
前回も貼ったこの画像の通り、各部品の形状としては問題無さそうなのですが微妙な寸法のばらつきでしょうかね・・・?

ディスコネの可動範囲が足りてないようなので、ディスコネの四角穴を大きくしようかとも考えたのですが強度的な不安が出そう
だったので、シアのこの部分を少しずつ削って調整しました。

また、ハンマーのハーフコックノッチのこの部分も少し削ってシアが入りやすくなるようにしました。

トリガーバーも微調整しました。
ちょい長くしたい時は、ハンマーダウンの状態で指を突っ込んでトリガーの根元を押さえ、もう片手の指でトリガーバーの後ろを
グッと押します。

私はどちらも中指を使ってますが、深い意味はありませんw
逆に長くし過ぎちゃった時は、トリガーバーの後ろにマイナスドライバーを突っ込んで、てこの原理でグッと前に押します。

力技に見えると思いますが、バラしてトリガーを取り出してトリガー曲げて戻して・・・とやると時間も掛かりますし、何よりも
トリガーバーが変に歪んでトリガーの動きが悪くなる事もありますので~
調整後のトリガーバーとディスコネクターとシアの位置関係は、ハンマーダウンではこのようにディスコネとシアが離れていて、

ハーフコックではディスコネとシアが接触。

フルコックではディスコネとシアが僅かに離れます。

これが本来の位置関係なので、前述のディスコネの上りが悪いのは本来の位置関係では無かったという事なんですね~
これくらいの隙間があれば、全く問題なくカチッとリセットされます♪
それと、これも購入時からでしたがトリガーを引くと深いところでグギギギっとなってやっとハンマーが落ちる感触があり、
これまでの調整でだいぶ良くなりましたがあと一歩。
どうやらグリップのこの部分に、トリガーバーの後端の角が当たっているようでした。


あ、そう言えばこのグリップの樹脂製の出っ張り部分、最初ちょっと外側に捲れていたのでドライヤー当てながら真っ直ぐに
したんですよね。もしかしたらそのせいもあるかも知れません(;^_^A
ともかくトリガーバーの上側の角だけちょっと削ってやったところ、スムーズにハンマーが落ちようになりました~

それから、コレは私のだけじゃないはず!(そう信じたいw)と思うのですが、ハンマーのこの角のトコに傷が付いてました。

この画像は一度ハンマーの側面を削り直して傷を消し、再度組んだのですが・・・ また小さな傷が!?
この子、ハンマーを組みやすいように?かどうか分かりませんが、フレーム単体ではこのようにハンマーがかなり深くまで
倒れます。

そしてその時、ハンマーがスチール製エジェクターの内角R部分に干渉している事が分かりました。

スライド無しでハンマーをパチン!と落とせばもちろんの事、スチール製エジェクターの角に亜鉛ハンマーの角が接触していれば
どうしたって傷が付いてしまいます。(スライド組めば当たらないですけどね)
エジェクターはフレームに上から挿し込んであるだけなので、抜いてから接触する部分を削りました。

これでハンマーに傷が付く事も無くなるでしょう~♪

(削ったエジェクターはこの後ブルーイングしておきました)
最後?になりますが、この子は発火モデルではあるもののこのお値段で発火させる勇気もそのつもりも毛頭ありませんので、
デトネーターを抜いてダミカモデルとして楽しみますが、ダミカの種類によっては弾頭がスライドストップに干渉し、残弾が
あるのに押し上げてしまいます。

ので、スライドストップのこの部分を削ってみました。

が、(画像ありませんが)別のラウンドノーズではまだ干渉してしまうので、最終的にこれくらいまで削りました。

削り過ぎるとフォロアーが逃げてスライドストップが上がらなくなってしまいますが、これくらいなら大丈夫そうです。
あ、そうそう。気になる?重量ですが、空マガジン込みで453gでした。

スライドやバレルにウエイトが鋳込まれたり、フレームには金属シャーシが埋め込まれてはいるものの、重くはないですね(;^_^A
ちなみに私のWAベースのガスガンは、まぁ重いマガジンのせいもありますがどちらも300g以上重かったりします。


これらに慣れちゃってたので余計に軽く感じた次第ですが、BWCももうちょっと重い樹脂を使えると良いんですけどね~
そして今度こそ最後。(だいぶ長くなっちゃってスミマセンw)
前回記事で分かるようにスライド右側のWARTHOG刻印に銀色の墨入れがされてるんですが、実銃画像では見た事ないので
墨入れを落としたい・・・ 恐らくエナメル塗料で墨入れしてるはず、とエナメル薄め液を少し付けたところ即座に墨入れの銀塗料が
溶けだしたので、いける!!と思って筆で丁寧に墨入れを除去しました!!!

ですが、元のスライドの塗装面まで荒れてしまいまして(涙)、優しく面を均してあげたのですが・・・

あっという間に地肌が出てしまいました(号泣) 最初から右側だけ塗装面が少し荒れていたので嫌な予感はしていたのですが・・・
エナメル溶剤で荒れてしまうってコレ、いつのもウレタン塗装じゃないですよね・・・?
こうなったら塗装し直すしかないのでIPAに浸けてみたところ、大変簡単に秒で塗装が落ちましたw

ウレタンならIPAでこんなに簡単に落とせないはず? まぁ仕上げ直すには好都合ではありますが、お持ちの皆様は溶剤などには
十分ご注意ください。パーツクリーナーもダメです。
折角なので、そうそう見る機会はないであろうスッピンのスライドをご覧ください♪

こんな感じに真鍮が鋳込まれてるんですねぇ。

ちょっとWAのSIG1911GSRを彷彿とさせます。
驚いたのが、スライドストップノッチにも金属が鋳込まれてるようなのです!(え?知らなかったの私だけ??)

たまにスライドストップが半掛かりになっても欠けなかったので強い樹脂だな~?なんて思ってたのですが、まさかノッチ対策
されてるとは・・・ お見それ致しました~m(_ _)m
さて、再塗装しますかね!!
個体差もあるとは思いますが、やけにスライドの動きが渋い。引き始めは良いのですが、ストローク終盤でキツくなり、
いっぱいまで引くとスタックしてスライドが戻らない・・・
あれやこれや原因を探し、特定したのがスライドのレール先端側の歪みでした。

このスライドの内側レールの下の面がフレームのレールと強く擦れていたので、かなり作業しにくい部分ですが長くて薄い
ヤスリなどで削ってあげました。
フレーム側のレール下面も少し研磨。

これでスライドはスムーズに動くようになりました♪
次はスライドストップ。空のマガジンを入れた場合はしっかりスライドストップが掛かりますが、マガジン無しで手動で押し上げようと
してもスライドに引っ掛かって上がりにくいのと、組み立て時にプランジャーに引っ掛かって挿入しにくかったので、赤矢印の角を
少し丸めてあげました。

すると今度はスライド操作中にスライドストップが僅かに上がってしまう事があったので、プランジャーが当たる部分にドリルで
凹みを追加してあげました。
次にディスコネクター。慣らせば良くなりそうですが、これも最初は動きが渋かったです。
ココは簡単、シアスプリングの真ん中の足の先端が曲げ加工されてる部分ですが、曲げの影響で両サイドが少し捲れたように
盛り上がっていたので、ヤスリでシコシコして均してあげました。

また、これも私のだけかも知れませんがリセットがぬるいと言いますか、カチッとディスコネクターが戻らなかったので、
ディスコネクターのこの部分を少し削って研磨しました。

が、そもそも通常ならココの上りが悪いハズが無いんですよね・・・
というのも、これはどうやら私の個体だけのようなのですが、ハンマーをハーフコックにしてもトリガーロックせず、引くとハンマーが
落ちてしまうのです。

上の画像の、ハンマーがハーフコック位置っぽいけどトリガーロックしていない状態から、少しスライドを引いてディスコネさせると
ハンマーが少し前進して、本来のハーフコック位置になります。

しかし、スライドを戻してもディスコネが効いた状態のままなので、トリガーロックされずにスカスカ動きます。
前回も貼ったこの画像の通り、各部品の形状としては問題無さそうなのですが微妙な寸法のばらつきでしょうかね・・・?

ディスコネの可動範囲が足りてないようなので、ディスコネの四角穴を大きくしようかとも考えたのですが強度的な不安が出そう
だったので、シアのこの部分を少しずつ削って調整しました。

また、ハンマーのハーフコックノッチのこの部分も少し削ってシアが入りやすくなるようにしました。

トリガーバーも微調整しました。
ちょい長くしたい時は、ハンマーダウンの状態で指を突っ込んでトリガーの根元を押さえ、もう片手の指でトリガーバーの後ろを
グッと押します。

私はどちらも中指を使ってますが、深い意味はありませんw
逆に長くし過ぎちゃった時は、トリガーバーの後ろにマイナスドライバーを突っ込んで、てこの原理でグッと前に押します。

力技に見えると思いますが、バラしてトリガーを取り出してトリガー曲げて戻して・・・とやると時間も掛かりますし、何よりも
トリガーバーが変に歪んでトリガーの動きが悪くなる事もありますので~
調整後のトリガーバーとディスコネクターとシアの位置関係は、ハンマーダウンではこのようにディスコネとシアが離れていて、

ハーフコックではディスコネとシアが接触。

フルコックではディスコネとシアが僅かに離れます。

これが本来の位置関係なので、前述のディスコネの上りが悪いのは本来の位置関係では無かったという事なんですね~
これくらいの隙間があれば、全く問題なくカチッとリセットされます♪
それと、これも購入時からでしたがトリガーを引くと深いところでグギギギっとなってやっとハンマーが落ちる感触があり、
これまでの調整でだいぶ良くなりましたがあと一歩。
どうやらグリップのこの部分に、トリガーバーの後端の角が当たっているようでした。


あ、そう言えばこのグリップの樹脂製の出っ張り部分、最初ちょっと外側に捲れていたのでドライヤー当てながら真っ直ぐに
したんですよね。もしかしたらそのせいもあるかも知れません(;^_^A
ともかくトリガーバーの上側の角だけちょっと削ってやったところ、スムーズにハンマーが落ちようになりました~

それから、コレは私のだけじゃないはず!(そう信じたいw)と思うのですが、ハンマーのこの角のトコに傷が付いてました。

この画像は一度ハンマーの側面を削り直して傷を消し、再度組んだのですが・・・ また小さな傷が!?
この子、ハンマーを組みやすいように?かどうか分かりませんが、フレーム単体ではこのようにハンマーがかなり深くまで
倒れます。

そしてその時、ハンマーがスチール製エジェクターの内角R部分に干渉している事が分かりました。

スライド無しでハンマーをパチン!と落とせばもちろんの事、スチール製エジェクターの角に亜鉛ハンマーの角が接触していれば
どうしたって傷が付いてしまいます。(スライド組めば当たらないですけどね)
エジェクターはフレームに上から挿し込んであるだけなので、抜いてから接触する部分を削りました。

これでハンマーに傷が付く事も無くなるでしょう~♪

(削ったエジェクターはこの後ブルーイングしておきました)
最後?になりますが、この子は発火モデルではあるもののこのお値段で発火させる勇気もそのつもりも毛頭ありませんので、
デトネーターを抜いてダミカモデルとして楽しみますが、ダミカの種類によっては弾頭がスライドストップに干渉し、残弾が
あるのに押し上げてしまいます。

ので、スライドストップのこの部分を削ってみました。

が、(画像ありませんが)別のラウンドノーズではまだ干渉してしまうので、最終的にこれくらいまで削りました。

削り過ぎるとフォロアーが逃げてスライドストップが上がらなくなってしまいますが、これくらいなら大丈夫そうです。
あ、そうそう。気になる?重量ですが、空マガジン込みで453gでした。

スライドやバレルにウエイトが鋳込まれたり、フレームには金属シャーシが埋め込まれてはいるものの、重くはないですね(;^_^A
ちなみに私のWAベースのガスガンは、まぁ重いマガジンのせいもありますがどちらも300g以上重かったりします。


これらに慣れちゃってたので余計に軽く感じた次第ですが、BWCももうちょっと重い樹脂を使えると良いんですけどね~
そして今度こそ最後。(だいぶ長くなっちゃってスミマセンw)
前回記事で分かるようにスライド右側のWARTHOG刻印に銀色の墨入れがされてるんですが、実銃画像では見た事ないので
墨入れを落としたい・・・ 恐らくエナメル塗料で墨入れしてるはず、とエナメル薄め液を少し付けたところ即座に墨入れの銀塗料が
溶けだしたので、いける!!と思って筆で丁寧に墨入れを除去しました!!!

ですが、元のスライドの塗装面まで荒れてしまいまして(涙)、優しく面を均してあげたのですが・・・

あっという間に地肌が出てしまいました(号泣) 最初から右側だけ塗装面が少し荒れていたので嫌な予感はしていたのですが・・・
エナメル溶剤で荒れてしまうってコレ、いつのもウレタン塗装じゃないですよね・・・?
こうなったら塗装し直すしかないのでIPAに浸けてみたところ、大変簡単に秒で塗装が落ちましたw

ウレタンならIPAでこんなに簡単に落とせないはず? まぁ仕上げ直すには好都合ではありますが、お持ちの皆様は溶剤などには
十分ご注意ください。パーツクリーナーもダメです。
折角なので、そうそう見る機会はないであろうスッピンのスライドをご覧ください♪

こんな感じに真鍮が鋳込まれてるんですねぇ。

ちょっとWAのSIG1911GSRを彷彿とさせます。
驚いたのが、スライドストップノッチにも金属が鋳込まれてるようなのです!(え?知らなかったの私だけ??)

たまにスライドストップが半掛かりになっても欠けなかったので強い樹脂だな~?なんて思ってたのですが、まさかノッチ対策
されてるとは・・・ お見それ致しました~m(_ _)m
さて、再塗装しますかね!!