2025年04月13日
ARMY Staccato C2
唐突ですがStaccato、カッコいいですよね! 今や海外メーカー数社から発売されているStaccatoのGBBですが、いくつかKSCの
STIを所有している事もあり、なかなか縁が無かったのですが・・・
ついに我が家にも来ました!ARMYのStaccato C2です♪

・・・まぁ、私のじゃなくて友人のなんですがw
始めてStaccatoを触りましたが、やっぱりカッコいいですねぇ♪ STI時代よりも丸みを帯びたグリップは握り易く、派手過ぎない
形状のスライドも好感持てます。ハンマー周りやマガジンキャッチもスチールだし、コレは良いなぁ。
で、何故友人が送ってきたかと言うと~
まずはリアサイト。

背面がのっぺらぼうなので、セレーションを入れて欲しいとの事。
出来ればスライドカバーと一体のリアサイトを別体にして、実銃には無いリアサイトノッチすぐ前のネジを無くしたい・・・
との事でしたが、ちょっと大変そう(というか少なくとももう一つ同じ部品が欲しくなる)なのでそこはパスさせてもらいました。

それと、私も気になりましたがやはりコレ。

ショートリコイルキャンセルされてるのを、復活させてほしいと。
チェンバーが一段落ちたままなのって、やっぱり気になりますしね。

ついでにこの興覚め満点なネジ切りマズルも何とかしたいところ!

ちなみに上の画像でアウターパレルの表面が何やらデコボコしていますが、保護用に透明なシュリンクで覆われていました。

シュリンクを剥いてしまえばこの通り♪ 綺麗なガンメタリックのアウターバレルが出てきました~

何と、折角だからと新品のを再購入して送ってきたそうです!
まずはこのアウターバレルのショートリコイル化から手を付けていきますが、バレルはシルバーで行きたいとの事なので・・・
元のアウターバレルは使わず、手持ちのパーツからこれらを投入する事に。

手前のはマルイのデトニクス用純正アウターバレルのバレル部分をカットしたチェンバー部分に、WAのプラチェンバーカバーの
ネジ部分を移植したもの。昨年記事にしたSilent Hawk用に作ったものでしたが、その後気が変わって使わずに保管して
いたのでした。アウターバレルはWAのWilsonプロフェッショナル等の4インチ用真鍮製コーンバレルです。
ただし、WAのコーンバレル先端がARMYのスライドに対しては少し太く、そのままでは使えません。
綺麗なメッキアウターバレルを生かすべく、スライドの内径側を拡げました。

適当な金属パイプにビニールテープを巻いて太さを調整し、ペーパーを巻いて少しずつゴリゴリと削ります。
こんな感じで拡張完了!!

ピッタリです♪

長さは後ほど調整しましょうかね~

チェンバー部がスムーズに上下動するのも確認。
で、早速組んでみると・・・

あれ? 閉鎖時にチェンバーカバー後端がスライドの天井に引っ掛かって上昇できず、閉鎖不良になってしまいます。

この原因はココ。(Batonの時と同じですが)

本来(というか設計の元になってるマルイメカの場合)は、この赤矢印の部分が先に接触するところ、隙間が開いて
いるためにチェンバー後端のフード先端がスライドの内側天井に引っ掛かってしまうんですね。
【訂正】
スミマセン、Batonの時の記憶が改変されてました(滝汗
『設計の元になってるマルイメカ』では、正しくは下の画像の矢印の部分が先に接触してます。

ですが、この部分(上下幅が狭い)を当ててるマルイメカもやや引っ掛かり気味でチェンバーが上がる&Batonでは引っ掛かって
チェンバーが上がらない事から、その横の面(上下幅が広い)を最初の接触面にしたのでした。
【訂正終わり】
Batonの時は樹脂スライドだったのでABS板を貼り付けましたが、今回はアルミスライドなのでアルミ板・・・と言っても
A1050等の軟らかい生アルミではなく、ある程度の硬さがあるA5052材からこんなL字の部品を作りました。


最初は真鍮板も考えましたが、経験上ジーナスでアルミ同士を接着した方が接着強度が高い印象だったので・・・
スライドのこの部分の塗装を・・・

こそぎ落としてアルミ地肌を出しておきます。

そこに先ほどのアルミ部品をジーナスで接着!


硬化後、組んで動作確認。すんなりと閉鎖するようになりました♪


その後しばらく動作確認して、接着したアルミ板が剥がれたりしてない事を確認。多分今後も大丈夫かと…
とりあえずショートリコイル化が出来たところで、リアサイトにセレーション追加~


50LPIの筋目ヤスリで入れました。塗装剥がし剤で塗装剥離済みです。
リアサイトは別体には出来ないものの、出来るだけ別体っぽく見えるように筋彫りを追加すると共に、イモネジをリアル化。

アウターバレルに戻ります。9mm口径のマズルを再現する為、内径に大きなC面を付けます。

更に内径をΦ12のドリルで削り、45口径のライフリングは全てサヨナラしてしまいました~

過去何度か、型取り君+ジーナスで9mmマズルを再現してきましたが、アレってセンター出すのムズイんですよね・・・
しかも今回は友人のだからあまりテキトーな事はしたくない。
という事で、3DCADでこんな部品を設計してみました♪


これを某所で3Dプリントしてもらったのがコチラ!

これをジーナスでアウターバレルに挿入、接着します。

・・・一応、ライフリングにはStaccato実銃同様の1:16(16インチで1回転)右回転ツイストを再現してみたものの・・・
この範囲だけじゃ全然分かりませんねw
スライドに戻ります。元々スライドの仕上げ直しまでは予定になったのですが、元々やや緑掛かった色合いだった上に
リアサイト一体のスライドカバーは再塗装となるので色が合わなくなってしまうので、どちらもセラコートする事にし、
であるなら折角なのでスライドを平面出ししてあげました♪



出来るだけ元の塗装も落としておこうと剥離剤を使いましたが、スライドの方は結構強固で部分的に残ってしまいましたが、
今回は鈴友コーティングさん(※)にセラコート依頼するので、ブラストも一緒にお願いするので無問題です♪
※以前からお世話になっていた鈴友さんは社長が引退されたため、元々セラコート部門を見ていた方が事業を引き継ぎ、
鈴友コーティングとして再スタートされています。皆さん応援よろしく!!
ちなみに私の自家セラコートは基本的に自分用に限定しています。ウチにはブラストを始め十分な設備も技術も無く、
本来のセラコートの性能を出せてないはずで、そんな中途半端なものでセラコートの評判を落とす訳にはいかないので~
さて、今回も長くなってしまいましたがもう少しお付き合いくださいw
最後にチェンバーカバー(マルイのプラ製、メッキ品)への刻印です。いきなりですが、下地にミッチャクロン→アサヒペンの
高強度艶消し黒で塗装後に、レーザーで文字を入れました。

が、我が家のレーザー彫刻機(LaserPecker4)は金属にも彫刻(というか印字)できる1064nmレーザーを備えているものの、
パワーは低いので深さのある刻印まではなかなか出来ません。
そこで、上の画像のものを市販のエッチング液(Amazonで1k前後)に浸して10~15分ほどすると・・・

ちょっと分かりにくいですが、文字部分のメッキだけが溶けて下地のABSが出てきます。
次に、塗装を剥離する為にツールクリーナーに浸してあげると~~

黒塗装が落ちると共に、刻印内のABSが溶けて深彫り刻印になります!!ブラボー!!!
溶け具合をちょいちょい確認しながら浸け置くか、塗装剥離後はツールクリーナーを含ませた筆などで作業しましょう~
スポンジヤスリでヘアラインを入れて~

刻印内にシルバーの塗料を流し込めばこの通り!!

文字の縁に僅かに下地メッキの銅色が見えますが、これくらいは良いでしょ!
気になるなら、ニッケルメッキしても良いかも知れませんね♪
そんなこんなしてるうちに、鈴友コーティングさんからセラコートが仕上がってきました♪

元の緑掛かった色は好きじゃないので、いつものArmor Blackです。
うーん♪ どこからどう見ても完璧な仕上がり・・・ やっぱりプロのセラコートは違いますねぇ♪
鈴友コーティングさん、ありがとうございました!!!!
という事で、次回、完成編です!!ヽ(•̀ω•́ )ゝ✧
STIを所有している事もあり、なかなか縁が無かったのですが・・・
ついに我が家にも来ました!ARMYのStaccato C2です♪

・・・まぁ、私のじゃなくて友人のなんですがw
始めてStaccatoを触りましたが、やっぱりカッコいいですねぇ♪ STI時代よりも丸みを帯びたグリップは握り易く、派手過ぎない
形状のスライドも好感持てます。ハンマー周りやマガジンキャッチもスチールだし、コレは良いなぁ。
で、何故友人が送ってきたかと言うと~
まずはリアサイト。

背面がのっぺらぼうなので、セレーションを入れて欲しいとの事。
出来ればスライドカバーと一体のリアサイトを別体にして、実銃には無いリアサイトノッチすぐ前のネジを無くしたい・・・
との事でしたが、ちょっと大変そう(というか少なくとももう一つ同じ部品が欲しくなる)なのでそこはパスさせてもらいました。

それと、私も気になりましたがやはりコレ。

ショートリコイルキャンセルされてるのを、復活させてほしいと。
チェンバーが一段落ちたままなのって、やっぱり気になりますしね。

ついでにこの興覚め満点なネジ切りマズルも何とかしたいところ!

ちなみに上の画像でアウターパレルの表面が何やらデコボコしていますが、保護用に透明なシュリンクで覆われていました。

シュリンクを剥いてしまえばこの通り♪ 綺麗なガンメタリックのアウターバレルが出てきました~

何と、折角だからと新品のを再購入して送ってきたそうです!
まずはこのアウターバレルのショートリコイル化から手を付けていきますが、バレルはシルバーで行きたいとの事なので・・・
元のアウターバレルは使わず、手持ちのパーツからこれらを投入する事に。

手前のはマルイのデトニクス用純正アウターバレルのバレル部分をカットしたチェンバー部分に、WAのプラチェンバーカバーの
ネジ部分を移植したもの。昨年記事にしたSilent Hawk用に作ったものでしたが、その後気が変わって使わずに保管して
いたのでした。アウターバレルはWAのWilsonプロフェッショナル等の4インチ用真鍮製コーンバレルです。
ただし、WAのコーンバレル先端がARMYのスライドに対しては少し太く、そのままでは使えません。
綺麗なメッキアウターバレルを生かすべく、スライドの内径側を拡げました。

適当な金属パイプにビニールテープを巻いて太さを調整し、ペーパーを巻いて少しずつゴリゴリと削ります。
こんな感じで拡張完了!!

ピッタリです♪

長さは後ほど調整しましょうかね~

チェンバー部がスムーズに上下動するのも確認。
で、早速組んでみると・・・

あれ? 閉鎖時にチェンバーカバー後端がスライドの天井に引っ掛かって上昇できず、閉鎖不良になってしまいます。

この原因はココ。(Batonの時と同じですが)

本来(というか設計の元になってるマルイメカの場合)は、この赤矢印の部分が先に接触するところ、隙間が開いて
いるためにチェンバー後端のフード先端がスライドの内側天井に引っ掛かってしまうんですね。
【訂正】
スミマセン、Batonの時の記憶が改変されてました(滝汗
『設計の元になってるマルイメカ』では、正しくは下の画像の矢印の部分が先に接触してます。

ですが、この部分(上下幅が狭い)を当ててるマルイメカもやや引っ掛かり気味でチェンバーが上がる&Batonでは引っ掛かって
チェンバーが上がらない事から、その横の面(上下幅が広い)を最初の接触面にしたのでした。
【訂正終わり】
Batonの時は樹脂スライドだったのでABS板を貼り付けましたが、今回はアルミスライドなのでアルミ板・・・と言っても
A1050等の軟らかい生アルミではなく、ある程度の硬さがあるA5052材からこんなL字の部品を作りました。


最初は真鍮板も考えましたが、経験上ジーナスでアルミ同士を接着した方が接着強度が高い印象だったので・・・
スライドのこの部分の塗装を・・・

こそぎ落としてアルミ地肌を出しておきます。

そこに先ほどのアルミ部品をジーナスで接着!


硬化後、組んで動作確認。すんなりと閉鎖するようになりました♪


その後しばらく動作確認して、接着したアルミ板が剥がれたりしてない事を確認。多分今後も大丈夫かと…
とりあえずショートリコイル化が出来たところで、リアサイトにセレーション追加~


50LPIの筋目ヤスリで入れました。塗装剥がし剤で塗装剥離済みです。
リアサイトは別体には出来ないものの、出来るだけ別体っぽく見えるように筋彫りを追加すると共に、イモネジをリアル化。

アウターバレルに戻ります。9mm口径のマズルを再現する為、内径に大きなC面を付けます。

更に内径をΦ12のドリルで削り、45口径のライフリングは全てサヨナラしてしまいました~

過去何度か、型取り君+ジーナスで9mmマズルを再現してきましたが、アレってセンター出すのムズイんですよね・・・
しかも今回は友人のだからあまりテキトーな事はしたくない。
という事で、3DCADでこんな部品を設計してみました♪


これを某所で3Dプリントしてもらったのがコチラ!

これをジーナスでアウターバレルに挿入、接着します。

・・・一応、ライフリングにはStaccato実銃同様の1:16(16インチで1回転)右回転ツイストを再現してみたものの・・・
この範囲だけじゃ全然分かりませんねw
スライドに戻ります。元々スライドの仕上げ直しまでは予定になったのですが、元々やや緑掛かった色合いだった上に
リアサイト一体のスライドカバーは再塗装となるので色が合わなくなってしまうので、どちらもセラコートする事にし、
であるなら折角なのでスライドを平面出ししてあげました♪



出来るだけ元の塗装も落としておこうと剥離剤を使いましたが、スライドの方は結構強固で部分的に残ってしまいましたが、
今回は鈴友コーティングさん(※)にセラコート依頼するので、ブラストも一緒にお願いするので無問題です♪
※以前からお世話になっていた鈴友さんは社長が引退されたため、元々セラコート部門を見ていた方が事業を引き継ぎ、
鈴友コーティングとして再スタートされています。皆さん応援よろしく!!
ちなみに私の自家セラコートは基本的に自分用に限定しています。ウチにはブラストを始め十分な設備も技術も無く、
本来のセラコートの性能を出せてないはずで、そんな中途半端なものでセラコートの評判を落とす訳にはいかないので~
さて、今回も長くなってしまいましたがもう少しお付き合いくださいw
最後にチェンバーカバー(マルイのプラ製、メッキ品)への刻印です。いきなりですが、下地にミッチャクロン→アサヒペンの
高強度艶消し黒で塗装後に、レーザーで文字を入れました。

が、我が家のレーザー彫刻機(LaserPecker4)は金属にも彫刻(というか印字)できる1064nmレーザーを備えているものの、
パワーは低いので深さのある刻印まではなかなか出来ません。
そこで、上の画像のものを市販のエッチング液(Amazonで1k前後)に浸して10~15分ほどすると・・・

ちょっと分かりにくいですが、文字部分のメッキだけが溶けて下地のABSが出てきます。
次に、塗装を剥離する為にツールクリーナーに浸してあげると~~

黒塗装が落ちると共に、刻印内のABSが溶けて深彫り刻印になります!!ブラボー!!!
溶け具合をちょいちょい確認しながら浸け置くか、塗装剥離後はツールクリーナーを含ませた筆などで作業しましょう~
スポンジヤスリでヘアラインを入れて~

刻印内にシルバーの塗料を流し込めばこの通り!!

文字の縁に僅かに下地メッキの銅色が見えますが、これくらいは良いでしょ!
気になるなら、ニッケルメッキしても良いかも知れませんね♪
そんなこんなしてるうちに、鈴友コーティングさんからセラコートが仕上がってきました♪

元の緑掛かった色は好きじゃないので、いつものArmor Blackです。
うーん♪ どこからどう見ても完璧な仕上がり・・・ やっぱりプロのセラコートは違いますねぇ♪
鈴友コーティングさん、ありがとうございました!!!!
という事で、次回、完成編です!!ヽ(•̀ω•́ )ゝ✧
デトニクス リコリコ/千束仕様風 再び!
デトニクス リコリコ/千束仕様風 完成!
デトニクス リコリコ/千束仕様風 加工編
デトニクス リコリコ/千束仕様風
マルイ M45A1
マルイ M45A1 仕上げ直し完成!
デトニクス リコリコ/千束仕様風 完成!
デトニクス リコリコ/千束仕様風 加工編
デトニクス リコリコ/千束仕様風
マルイ M45A1
マルイ M45A1 仕上げ直し完成!
もうなんでもアリですねw
メカ的な工作も含めてホビーの領域を凌駕してますねw
ライフリングのツイストは以前から気になってた部分なので
色塗った後の実際の仕上がりが楽しみです~
効果がイマイチだったりなら、トイガン的ディフォルメとして
大げさにツイストさせてみるのもいかがでしょう?
そんな感じで次回完成編!ちょー楽しみに全裸正座待機でお待ちしておりますー
>メカ的な工作も含めてホビーの領域を凌駕してますねw
エッチングパーツなどはスケールモデルでもよく見かけますし、個人でやる人も多いんじゃないですかね〜?
知らんけどw
>効果がイマイチだったりなら、トイガン的ディフォルメとして
>大げさにツイストさせてみるのもいかがでしょう?
あぁ、いや、パッと見は分かりにくいですがよく見れば分かりますー
新日本模型の波動砲にはしたくないですしおすしw
>そんな感じで次回完成編!ちょー楽しみに全裸正座待機でお待ちしておりますー
風邪などひかぬようお気を付けてw
プロ用ハンマーモデルの人気は 「Staccato」 と SFAの「Prodigy」ですね 2011のグリップのテクスチャーは各社デザインを競っていますが ウイルソンのP320やP365用グリップモジュールの スターバーストデザインを見ていると 2011グリップにも スターバーストデザインが欲しくなり 画像加工してみて~イイねぇ♪