2011年02月12日

九四式拳銃 完成♪

九四式拳銃、最後に金属パーツの仕上げを行います。

一番最初に加工したトリガーバーはドブ浸けブルーイングで均一な黒に。
トリガーやマガジンセフティ、マニュアルセフティなどは研磨してストローフィニッシュっぽく染めようと思ったら
ケースハードンっぽく・・・ まぁ、これはこれで綺麗に出来たと思うので良しとします!(`・ω・´)


と言うことで、ようやく全てが揃い組み上がりました~ヽ(´ー`)ノ

いやぁ、我ながらリアルっぽいモノが出来たと思います♪


・・・


・・・・・見たい?w




それでは~



あ、その前におさらいとして、デフォルト状態を再確認しときましょうw





次に、rroyceさんのブログ記事より参考にさせて頂いた実銃画像を・・・










そしてお待ちかね!(?) 今回のカスタム完成品です~♪
はじめに断ってきますが、HWSのモデルガンを仕上げ直したものですので誤解無きよう・・・


誰も誤解しないって?w


ま、まぁ、それでは一気にどうぞ!!!
























  


Posted by あじゃ  at 00:21Comments(32)HWS 九四式拳銃

2011年02月10日

九四式拳銃 メダリオン複製

今回は館長さまの九四式拳銃でポイントとなる、メダリオンの取り付けに取り掛かります。

何のメダリオン?? 私も良く分からないのですが、館長さま所有の(↓)フランクリンミント製ベビー南部の
左側グリップに取り付けられていたメダリオンを、九四式の左側グリップにも同様に取り付けたいとのご要望です。



『五芒星』を調べてみると、Wikipediaに以下のように書かれていました。

【大日本帝国陸軍】
『明治最初期から昭和の太平洋戦争直前まで、帝国陸軍の将校准士官が正装・礼装時に着用する正衣(大礼服)の
正帽の天井には、金線(銀線)で五芒星が刺繍されていた。
「陸軍服制」(明治33年勅令第364号)によると、大将から兵卒まで、帝国陸軍の軍帽には五芒星が刺繍されていた。
桜花の萼(がく)の形を模しているとも、弾除け(多魔除け)の意味をかついで採用されていたとも言われており、
その起源や意味についてははっきりしない。
また陸軍軍属においても、親任官以下全ての陸軍軍属が着用する軍属従軍服(軍属服)では、五芒星を模した
臂章が制式(昭和18年制)であった他、平服着用時に佩用するバッジ型(七宝焼き)の徽章でも五芒星が使われていた。』


うーん、良く分かりませんが大日本帝国陸軍にまつわる紋章のようですね(・∀・)


とにかく、このメダリオンを入手しなければなりません。(ベビー南部からブン取る訳にもいかないので)

早速、販売元のフランクリンミントに電話するも、限定品のためパーツ販売はしていないとの事。


うーむ・・・

では~と、製造元(と思われる)マルシンに電話してみましたが、『フランクリンミントの部品はこちらでは取り扱っておりません』
とあっさり撃沈。


・・・仕方ありません。

こうなれば偽造複製するのみ!!(`・ω・´)


という事で、DIY店に行って型取り君もしくは型想いなどのお湯で温めて型を取るアイテムを探したのですが、あいにく
そのお店には置いていない模様。その代わり、こんなのを見付けて来ました。



2色の粘土状のゴムを混ぜ合わせると、約30分で硬化する型取り用のシリコンゴムです。


物は試しと、お預かりしたベビー南部のグリップから取り外したメダリオンに練り合わせたシリコンゴムを押し付け、
30分待ちます。





被さってしまった周りをカッターで切り取り、メダリオンを外すと一応は型が取れた模様・・・





そこに、プラリペアを流し込みます。





硬化したのを確認し、取り出すと・・・



何とか複製できました!

んが、型取り時に気泡が入ったのかところどころ余分な肉が付いてたり、表面も凸凹してて綺麗じゃない・・・

それを何とか顕微鏡で修正して塗装に入るのですが、昔からのやり方でシルバー下地+クリアイエロー等で再現するか?
いや、最近はもっとゴールドっぽく仕上がる方法があるんじゃね?と、まずはメタルカラーのゴールドで塗装してみたの
ですが、磨いてみても何だか銅の色っぽくて気に入りません。

ガンダムマーカーのゴールドは発色自体は悪くないのですが、真鍮色って感じでこれもイマイチ。

ハセガワの『トライツール ゴールドミラーフィニッシュ』は”付着させる素材に柔軟な特殊フィルムを使用したことで「伸びる」、
つまり曲面へ追従でき・・・”という触れ込みでしたが、厚すぎて全然追従しません。(クソ高かったのにー)


そうこうしているうちにディテールが潰れてしまったので、やり直すことにしました。

細かい形状修正も大変なので、もう一度型取りからチャレンジ~♪

今度はシリコンゴムを丸めて、気泡が入らないようにメダリオンの真ん中の凸部分から徐々に押し当てて行きました。
そして、今度はプラリペアではなく2液のエポキシ接着剤を流し込んで複製。



今度は表面も綺麗に複製できたようです♪


そして、結局塗装はステンレスシルバーをエアブラシで吹き、その上からクリアイエローとクリアオレンジを適当に
ブレンドしてこれまたエアブラシで吹きました。



一番最初に考えていた方法で結局は落ち着いた訳ですねww


メダリオンも出来たので、グリップにφ12.2程の穴を開けます。
本当はφ12.5くらいの座グリが出来ればベストなのですが、そんな刃もボール盤も無いので、電動ドリルでφ10の
穴を開けてから、テーパリーマで表側から穴を拡げ、メダリオンがピッタリ収まるようにしました。

って簡単に書きましたが、このグリップは亜鉛ダイキャストなんですよ~(;´Д`)
穴開けるだけでも一苦労でした・・・





グリップの周囲はややバリっぽいので、それを処理して全体を艶有り黒で塗装します。
使ったのは下地にミッチャクロン、仕上げにソフト99のホイール用スプレーです。





あまり艶々テカテカしてるのは本体の仕上げに似合わなかったので、真鍮ブラシで擦って若干くたびれ感を演出。




さて、最後の難関を乗り越え、次回!ついに完成編です!!!  


Posted by あじゃ  at 00:49Comments(27)HWS 九四式拳銃

2011年01月26日

九四式拳銃 仕上げ塗装

それではいよいよ、下地塗装を終えた九四式拳銃の仕上げ塗装を行います♪

手法はエコー1さんの真似っこな訳ですが、塗料はインディのパーカーシールではなく、G.スミス.Sの『銃Ⅰ』
エアブラシで吹きました。色味的にはこちらの方がイメージに合うかな~と・・・



エコー1さんに寸止めのアドバイスを頂いたものの、こりゃ難しいっすw 結局、若干のムラを残しつつ全面に
吹いてしまいました(;´Д`)
ただ、『銃Ⅰ』(に限らずブルー系塗料全般)はスプレー吹きではラメ感が気になったものの、エアブラシで
吹いたお陰か全くと言って良いほどラメ感が感じられない事が分かったのは収穫でした。



さて。そんなこんなで真っ黒になってしまった訳ですが、乾燥してから目の細かいスポンジヤスリで丁寧に
シコシコしたところ・・・



おぉ! こりゃイイんジャマイカ!?? エッジ部は下地の銀が露出、部分的に薄くなった『銃Ⅰ』の色の下にも
銀色が見え隠れし、なんちゅーかビンテージ感?出ちゃってませんかコレ??(^ω^)


手彫りの刻印はこんな感じになりますた~





初の手彫り、私としては上出来かと・・・




あ、『SPG HWS』はグリップで隠れるので無視して下さいww

次回、いよいよ完成・・・か!??  


Posted by あじゃ  at 00:23Comments(20)HWS 九四式拳銃

2011年01月15日

九四式拳銃 下地塗装

それでは九四式拳銃の下地塗装に入ります。

ナイロン系のため剥がれやすいという話を聞きましたので、ペーパーは400番までにした上でミッチャクロンを吹きました。

そして、ブライトステンレスをスプレー缶のまま塗装。





乾燥を待ち、まだ荒い表面をスポンジヤスリで整えてからキャロムのステンレスシルバーをエアブラシ吹き。





・・・ん? シルバーって??


そうです。エコー1さんミリガバの真似っこです!!


さあ~ 上手く出来るかな??
  


Posted by あじゃ  at 01:31Comments(10)HWS 九四式拳銃

2011年01月11日

九四式拳銃 刻印変更

さて、T館長さまの九四式拳銃の続きです。

前々回も使用したこちらの画像を見て、刻印が違うな~と思いました。



刻印が違うと言っても、文字の内容は合ってます。気になったのは文字の大きさ。
実銃のほうが二回りくらい小さいようです。

実銃の刻印は、それはもう形状と同様に時期によって字体も大きさもマチマチで、HWSも実銃をリサーチして
いるそうなのでこの大きさのものもあると思いますが、今回は右の実銃画像に合わるべく刻印彫り(彫り直し
ではなく別の場所に彫る、という意味)に初挑戦したいと思います♪


結構文字が太いので、いつもの刻印掘り直しに使う針ではなく、今回はこのような先端が尖った形状の
リュータービットを使用します。(※ビットを使うだけで、ピンバイスにチャックして手彫りです)





一旦元の刻印をいつものロックタイトの瞬着で埋め、画像を見ながら鉛筆で文字を下書きし、彫っていきます。



大きい文字が元の刻印を埋めた痕です。結構大きさ違いますよね。



右側は製造年月と製造番号なので、当然ながらこのように全然違います。





これも一旦元の刻印を埋め、数字を彫りました。





数字以外の文字やマークは瞬着を浅く流してから彫り直し、数字の彫りと違和感が出ないようにしています。



ちょっと字体が違うくね?とかの細かい突っ込みは無しの方向でw


実銃画像だと昭10の下に何やら彫ってあるようなのですが、文字が判別できず断念。他の実銃画像を見ても何やら
彫ってあるのですが、写真によって文字が違うようにも見えます。どなたか情報お持ちでしたら是非ご連絡下さい!  


Posted by あじゃ  at 00:11Comments(18)HWS 九四式拳銃

2011年01月09日

九四式拳銃 形状修正その3

九四式拳銃、前回レール部分の形状修正を行いましたが、今回は形状修正とまでは言えないちょっとした手直し。

それはサイドプレート?と言いますか、インナーシャーシが露出している部分です。

実銃だとフレームと共削りされてほぼ隙間なくピッタリしてますので、隙間に瞬着を流し込み、フレームの面と面イチに
なるように削ります。





同様に、後端のプレートも処理します。





そして、これがミソとなるカシメ痕を再現。



これが意外と難しい・・・ドリルの穴開け時に使うセンタポンチ(チン○ではない)でガンッとやるのですが、何も考えずに
プレートとフレームの間にポンチを当ててやると、柔らかいフレームのほうばかり凹んでしまいます。ですので、やや
プレート寄りにポンチを当て、ズレないように注意しながらハンマーでガンッとブッ叩く必要があります。


サイドプレートはまだ反対面を平らな床に置けるので良いのですが、リアエンドプレートは厄介です。



細い先端のフレーム形状から、床に置いては出来ないので結局オマタに挟みながらガンッとやりました。


同様の作業をされる方は、くれぐれも手が滑ってセンタポンチでチ○ポをヒットしないようにお気をつけ下さい!(`・ω・´)  


Posted by あじゃ  at 00:48Comments(8)HWS 九四式拳銃

2010年12月27日

九四式拳銃 形状修正その2

九四式拳銃、続いての形状修正は、スライドレール?の部分です。

rroyceさんのところの実銃画像をよく見ると、リアサイト前方のスライドレールの部分が他の初期型実銃写真や
モデルガンの形状と異なり、上下の幅が狭いのです。

<左がモデルガン、右がrroyceさんところの最初期型実銃>


実銃のほうは、スライドとボルト?を連結する部品(上の画像でレールのところに見える小判状の部品)の幅と
同じくらいのレール幅になってるのが分かると思います。

他の初期型実銃の画像をネットで見てもこの形状はrroyceさんのところの画像しか見当たらなかったのですが、
これが最初期型の特徴なのか・・・? 正直言って再現すべきかどうかかなり悩んだのですが、これを目指すと
決めたんだし~ 結構目立つ部分だし~~



という事で、シコシコ削って幅を狭くしました!!



表面のシボというか梨地処理も全てペーパーで落としました。形状が複雑だから大変です(´Д`;)



リアサイト部分のフレーム側のレールには、ABS板を接着して整形。





実はこれをやったのには他の理由もありまして、ノーマルのままだとスライド上面がリアサイト下部のフレームに
擦れてしまうんですが、最終的には塗装で仕上げる為にココを何とかしたかったので、フレームのレールに接着した
ABS板を微調整して、スライド上面が擦れないようなクリアランスを設けました。




これらの加工と同時にスライドがスムーズに動くように、インナーシャーシのフレームからの突出分を削ったり
して結構調整してます(;^-^A

続く・・・
  


Posted by あじゃ  at 01:18Comments(8)HWS 九四式拳銃

2010年12月25日

九四式拳銃 形状修正その1

今回は上海から投稿ですよー(´・ω・`)

24日夜に移動し、上海の街はクリスマスムード一色!!

・・・なぁ~んて事は全く無くw、たま~にサンタの帽子を被った女の子がチラホラと・・・どうせなら全身コスして頂きたい。

そして街には何故か、終わったはずの上海万博マスコットのポスターや像が、あらゆるところに設置されたままになってました。
彼らは朽ち果てるまでその場に放置されるのかも知れませんww



あ~さてさて。今月頭に紹介したT館長さまの九四式拳銃ですが、ちゃんと進めてましたよ~


細かい部分の形状修正から紹介していきます。

まずは前回の記事で、左側面の画像に見えるトリガーバーなのですが、いくら自殺拳銃の異名を取るこの銃とは
言っても、前側がフレームから突出し過ぎのように見えます。

この突出量を減らすために、トリガーバー後ろの内側に0.2mmの銅板を接着。





これだけではまだ足りないので、結局はトリガーバー外側を削ることになるんですけどねー



まぁ、銅板貼らないよりは削り量も少なくはなっています。前側の突出は若干残す感じに。



さてこの九四式拳銃ってば、初期型~中期型~後期型・・・と形状がコロコロ変わって行ったらしいのですが、初期型と
呼ばれる中にも微妙な形状の違いがある模様・・・(間違い探しレベルですが)

っつか、ネットで拾う初期型九四式拳銃のどの画像を見ても、全部微妙に形状が違うんですけどww


・・・という事で、いくつかの画像の中でrroyceさんのブログ記事から数枚の最初期品の実銃画像をお借りし、とりあえずそれを
目指してみることにしました。(rroyceさん、リンク快諾ありがとうございます♪)


それでですね、その実銃画像を見るとトリガーガードの上の括れラインがちょっと違うんですよ。
その実銃はもっとキュキュッ♪と括れてるように見えるんです!(私にはw)


ということで、ゴリゴリしました♪



気付いたらインナーシャーシ止めるネジ穴まで貫通しちゃったけど、瞬着で塞いだから大丈夫w



それにしても、やっぱりこの材質はABSじゃないですね。PA(ポリアミド=一般的にはナイロン)系?
耐水ペーパーかけると、HW樹脂のように樹脂が水を吸うような感触があります。


ぜっぷさんも1911カービンの時に言ってましたけど、この材質は塗装時に注意が必要っぽいです!


  


Posted by あじゃ  at 19:20Comments(12)HWS 九四式拳銃

2010年12月07日

九四式拳銃

うーん・・・

何だろうこのカタチは・・・


これほどまで『ブサカワ』という表現が当てはまる銃はそうそう有りませんねぇ。


九四式拳銃です。10月に発売され、大人気(らしい)HWS製のモデルガン。





私にしては珍しい?


ですよねーww

実はこのコ、某日に某モデルガンミュージアムの館長さまと食事をご一緒させて頂いた時に、話の流れで仕上げ直しをご依頼頂いたのです。



さて、キミは一体どの角度で撮ると可愛く(もしくはカッコ良く)見えるん?(`;・ω・)











・・・どっから見ても『ブサカワ』か『キモカワ』としか言えませんが何かww


イヤ~でもホントにコレ、見れば見るほど愛嬌があるというか、クセになるカタチしてますよ♪


さて、今まであまり馴染みの無かった方面の銃ですが、一体どうなる事やら?(;´Д`)


ネットで資料を集めて~

いざ!シコリマクリスティ!!(`・ω・´)  


Posted by あじゃ  at 00:12Comments(14)HWS 九四式拳銃