2023年12月21日

Voisky SIG SAUER P250 完成

年末でバタバタしてたので、記事アップが遅くなってスミマセン〜

スライドをインディのパーカーシール+高耐久艶有り黒のブレンド→高耐久半艶クリアーを吹いて、完成です!!





本当はグリップフレームもいくつか気になる部分があるので何とかしたいところですが、スライド周りが仕上がったら
満足しちゃったので、しばらくはこのままかな…(;´Д`A






それでは、いつものように前の方から見ていきましょう〜♪

スライド前進位置の調整、ライフリング再現&完全閉塞化したマズル、穴内径の段差除去、アゴの角R追加、
リコイルスプリングガイドの長さ調整&先端穴開け。





セラコートしたので分かりにくいと思いますが、リコイルスプリングガイドはデフォでステンレス製!
FCU内の各ピン類もステンレス製で、何か変なところに金掛かってたりしますw


ちなみにスライド後端はこれくらいの位置。



実銃でもスライドが前進気味で個体差もあるようなので、この辺はお好みで…


ショートリコイルして上向いたバレルがリアルです♪




PLやヒケを除去した上面や前後サイト。







リアサイト前のピンはソリッドピン(これもステンレス製w)でしたが、スパイラルロールピンに変更してます。


一度削り落としてABS板で埋めてから入れたレーザー刻印。






ヒケが酷かったチェンバー周りもスッキリ!




砲底面には非貫通の穴…と言うか凹みを追加しました。



しつこいようですが、非貫通でファイアリングピンは出て来ません。

ハンマー等、よく目に入るリア周りもしっかり仕上げました♪



FCUシャーシはサフ代わりに高耐久シルバーを吹いてシコシコしてから、EX-STで仕上げてます。


凹みの内側もヒケ処理したセレーション。






指掛け部分を形状修正したスライドストップ。セラコート後に研磨して、実銃同様に艶を出しました〜






先ほどのハンマーの他、トリガー、テイクダウンレバー、マガジンキャッチも全てセラコート。






作動含めた再現に苦労したAFPB機構。












マガジンも綺麗に仕上がりました♪







樹脂製マガジンとは思えないでしょ(*´ω`*)


フィールドストリップ。




ほとんど樹脂製ですが、パッと見は分からないかと♪




テイクダウンレバー外すだけでFCUを取り出せるのは便利ですね〜




そして、完全分解! 実銃とほぼ同じパーツ構成、点数です。違うのはハンマースプリングが実銃は二重な事くらい?




さて、ここまでの画像ではKSCのダミーカートを突っ込んで撮影してまして、そのまま装填や排莢を楽しむ事も出来ますが、
エキストラクターやエジェクターも樹脂製なので何度もやると摩耗や変形の懸念があり、お勧めしません。

やはり付属のプラカードで遊ぶのが安心♪ なのですが、オレンジ色のカートはなぁ… (´・ω・`)

そんなところに、ヤフオクで3Dプリント製のちょっとリアルなカートを発見!!



12発で送料込み1,500円というのもリーズナブルですよね♪ 全長や弾頭径、ケース部のテーパ等々かなり正確な寸法で作られてます。
ただしリム部分だけは3Dプリントの為か外径約10.4mmと少し太めでそのままでは使えませんでしたので、全数リム部だけを
10.0〜10.05mm程に削ってあげたら、バッチリ使えました!!



円周状の積層痕も少し均しましたが、あまり削ると折角のリアルサイズが崩れてしまうので程々にしています。
ちなみにこのマガジン、デフォでどのカートも14発までは入りました。実銃は15発、あと1発なのが実に惜しい(;´Д`A


最後に、前回紹介し忘れた加工箇所を。
デフォでは『マガジンが自重で落下しません』が、マガジンキャッチと干渉してる為なのでこの辺を様子見ながら
削ると良いですよ♪




また、グリップフレームの内側ですがFCUシャーシやトリガー、トリガーバーとの隙間が大きめなので、下の画像の赤矢印各所に
適度な厚みのABS板を貼り付けました。





樹脂製で柔いFCUシャーシゆえの作動時のグニャッとした感触を完全には拭えませんが、これにより少しはシャキッとした
作動感になります。

という事で今回も長くなりましたが、以上です!
最後までご覧頂きありがとうございました♪


今年もあと僅かですが、もう一本くらいはネタをアップ出来るかな〜!?





  


Posted by あじゃ  at 20:30Comments(10)SIG P250

2023年12月10日

Voisky SIG SAUER P250 加工編

2023年も残りあと僅か! 今回の子が今年最後のネタになりそうです。
やはり私、腐ってもオラガバニストですので、一年を締めくくる為にはやはり・・・

SIG SAUERじゃないとね♪(ツッコミは全力でスルーw)

という事で今回紹介するのは、VoiskyのP250です!良く出来てるとの噂を聞き、10月頃にコチラのAmazonで購入しました




P250って何?かと言いますと、ポリマーフレームのダブルアクションオンリーのモデル。フレーム側の機構が収められた
FCUと呼ばれるインナーシャーシにシリアルナンバーが打たれているので、ユーザーが自由に登録等の必要無くサイズの異なる
グリップフレームやスライドを交換できると(不細工さと共にw)当時話題になりました。残念ながら現在はディスコンとなっています。
しかしその後、この機種をベースに開発されたストライカー方式のP320が米軍に正式採用されるとは、当時誰も思ってなかった
のでは・・・?

で、今回の子はどんな商品かと言うと、スライドやフレーム、バレルはもちろんマガジンやトリガー、ハンマー等々の外装パーツの
ほとんどが樹脂成形品のダミーカートモデルガンです。昔のLSとかマルイとかの組み立て式モデルガンを彷彿とさせますが、
モナカ割りの接着個所などは無い一体成型のパーツで構成されています。パーティングラインなどはそのままなので、外観の
クオリティは決して高くはありませんが、前述のFCU含む部品構成やパーツ形状はかなりリアル!
この辺はコチラのメーカーの製品紹介動画なども見て頂けると良く分かるかと思います。

という事で私の方からの紹介はこれくらいにして(写真は一枚だけかよw)、前述の通り構造や形状はかなりリアルなので、仕上げ
直して行きたいと思います~♪

まず最初に、バレル。ライフリングの再現が無いので、0.5mm厚の細切りABS板を貼り付けていきます。



実銃のライフリングは6条右回りなので、それっぽく角度を付けてみました♪


シコシコして整形。




マズルクラウンもまっ平でしたが、それっぽく丸めました。




で、この子の一番気になる部分はバレルがすっぽ抜けな事・・・ ブリーチフェイスは塞がれていてファイアリングピンがカートを
叩くようになっていないとは言え、ちょっとそのままにはしておきたくない状態です(;^_^A

ので、重量アップも兼ねて鉛の丸棒(釣り用の錘を流用)を用意。



ちなみにチェンバー部分はヒケが酷かったのでゴリゴリ削って面出ししましたが、ナイロン樹脂でとても削りにくいです・・・

で、鉛の棒をガッチリとバレル内に接着して完全閉塞しました!!






その後作動させると、スライドが閉じる少し前に引っ掛かる感触がある事に気付きました。バレルに錘を入れたからか?
それとも最初からこんな感じだったっけ・・・? 分解して観察してみると、原因はこの部分でした。



バレルが後退したこの状態から前方斜め上方向に移動していく時、チェンバーの角がシャーシのレール部分に干渉するんですね。

そこでふと実銃バレルの画像を見てみると・・・



角の部分が抉られてますね!

こんなトコもある意味リアルなのか・・・などと変な感心をしつつ、リューターで削って再現してみました。



効果はバッチリ!干渉せずにスムーズに動くようになりました♪

あと、スライドの閉鎖位置が前寄り過ぎに見えた(実銃も前寄り気味ですがそれ以上に)ので、バレルのロッキングラグ部分
(斜め45度になってる面、ココがテイクダウンレバーの軸と当たってスライドの閉鎖位置を決めます)に0.5mmのABS板を
貼り付けて調整しました。




チェンバー側面には刻印が入っていましたが、面出しでかなり薄くなってしまったので消えるまで削り落としてからレーザー
彫刻機で入れ直しました!



ナイロン樹脂での条件出しが難しく、あまり綺麗に入れられませんでしたが良しとします(;^_^A


それにしてもこのナイロン樹脂、本当に削り難くて平面出しがメチャクチャ大変でした・・・









白っぽくなってるのがナイロン樹脂を削ったところで、斑に黒っぽく見える部分はヒケやEP痕を瞬着で埋めた部分です。

スライド先端周りではバレルが通る穴にあった段差を埋め、アゴの角にRを追加するなどしました。




後端側はエキストラクターのプランジャーが入る部分、プランジャー径Φ5に対してΦ6のガバガバな穴が開いていたので、
外径Φ6内径Φ5のアルミパイプを突っ込んで整形。



しかし、それにしてもこのスライドが一体成型とは・・・ やるな中華!!


マガジンケースも一体成型の樹脂製でパーティングラインが目立っていたので、綺麗に処理しました。




で、スライドにサフを吹いて刻印を仕上げます。
元々、リアル刻印とは言いつつも実銃とは異なり凹文字で入れられていたのですが、平面出しで薄くなってしまったのと
実銃同様の袋文字っぽくしたいと思って手彫りで追い彫りを始めたのですが・・・



これまためちゃくちゃ彫り難い( ;∀;)

彫り難いわ彫ってもバリだらけになるわで、ちょっと自体も違うしこれ以上頑張ってもなぁ・・・ かと言って削り落すのも大変だし
スライドの形状が崩れちゃうし・・・


ということで、頭に来て刻印部分だけをリューターで削り取ってしまいましたww




そこにABS板を接着!




シコシコして形状を整えます。




黒サフ吹いて真っ黒に。




そして実銃画像から判を起こして、レーザー刻印!!



コチラはABS板に彫っているのでめっちゃ綺麗に出来ました♪
自分の手彫りより綺麗なのは当たり前ですが、何かちょっと悔しいww


お次は(実はコチラも入手してすぐやりましたが)ハンマーです。前述の通り樹脂製なのですが、それを起こすトリガーバーは
プレス成形のスチール製。なのでダブルアクションで引っ掛けてハンマーを起こす、この部分があっという間に削られてしまいます。




そこに、Φ1.7のステンレスシャフト(釘とも言うw)を入れてあげました♪



効果は抜群です!これでしばらくは楽しめるでしょう~~


お次はスライドストップ。この部品はプレス成形のスチール製で、こんな形をしていますが・・・





P250の初期型から後期型まで、さまざまな実銃画像を見てみましたがこのような形状のは見当たらないんですよね(;^_^A


なので、指掛け部分を削ってからジーナスをモリモリ。




削って形状を整えます。




左右とも。




それからそのスライドストップ、残念ながらスプリング復帰が省略されているので、輪切りにしたアルミパイプをジーナスで
接着し、適当なスプリングを入れました。




で、ここまで来ると更に欲が出てきまして・・・

この子、かなり実銃に近いパーツ構成なのですが残念な事にAFPB(オートマチックファイアリングピンブロック)が省略されてるんです。
周辺の関連部品の形状はソレが入りそうな形状になっているにも拘らず、です。

もしかしたらメーカーで作ったものの上手く作動しなかったのかも?しれませんが、ダメ元で実銃の分解動画やパーツリストを参考に
してAFPBを真鍮板で作ってみました。




適当なスプリングと共に、リアサイトの下に収めます。




スライドに組んだところ。





これを押し上げればファイアリングピン(と言ってもブリーチフェイスには貫通していないダミー)のブロックが解除される訳ですが・・・


そのままでは機能しませんでした(´・ω・`)
AFPBを押し上げるセフティというパーツがハンマーの横に組まれているのですが、その長さが足りないのです。

そこで、こちらも真鍮板から少し長いセフティを自作!




これくらい長くしました。




フレームに組んだところ。




トリガーを引くと、このセフティがトリガーバーと連動して回転し、AFPBを押し上げます。




ちょっと見辛いですが、セフティがAFPBを押し上げてる様子が分かるでしょうか?




まぁ、元々機能しないファイアリングピンをブロックしようがしまいが、更に外からは全く見えない部分なので説明しなきゃ
分かってもらえない部分ではあるのですが、これが漢(おとこ)のロマンって奴ですwww


仕上げは一旦、通常のラッカー塗装で仕上げたところ、やはりスライドと擦れるハンマーの先端部分が剥がれてしまったり、
一方でその他は思ってた以上の質感だったので(コレは妥協しない方が良いな!?)と考えを改め、小物パーツについては
自家セラコートで仕上げ直しました!




バレルはチェンバーから先の部分を研磨してよりリアルに♪






すっかり長くなってしまいましたが加工編の最後。

一旦仕上げて動画を撮り、Xにアップしたのですが・・・


見返してみて、ここはまぁいっか・・・と妥協していたセレーションの凹内のヒケがどうしても気になってしまい、再度仕上げ直す事にw






最初はササッと面出しして塗装すれば良いかな~?と仕上げ直しを気軽に始めたつもりだったのですが、結局こんな事に・・・

という事ですっかり長くなってしまいましたので、完成編はまた次回!!


おら、オラガバニスト!次回もぜってー見てくれよな!!m9(゚∀゚)








  


Posted by あじゃ  at 23:33Comments(14)SIG P250