2019年06月30日

UMAREX/VFC G19X 内部比較

さて、従来品(というかSAAブランドで出してた頃のグロックシリーズ)に対してかなり作動の良くなった今回のG19X、
どこが違うのか中身を見ていきたいと思います♪

SAA製グロックは私が把握している中ではピストンカップが楕円型の初期型と、G17 Gen4で新規採用された異形ピストンの
後期型とありますが、今回比較するのはその後期型になった後のG19です。
(その後、UMAREX版になりインナーバレルガイド周りに改修が加えられています。)





ただ、私のG19はアチコチ弄っててノーマルとは部品形状が違ったりしてるので、その辺はご容赦を・・・


まずはスライド側から。右のスライドが黒いのがSAAのG19で、左のタンカラーがG19X。





前半部分。



右のG19は元々リコイルスプリングが前後2本に分かれていて前側にバッファー目的の強めのバネが仕込まれていましたが、
そのバネがバッファーとしては弱めな事もありスライド引いた時のグニャって感触と、ガイドがプラ製なのが気に入らなかったので、
KSC用の社外スチール製リコイルスプリングガイドを加工して組み込んでます。シャキッ!と動きますよ♪

一方G19Xは実銃通りのダブルリコイルスプリングでスライド破損対策?のバッファーは樹脂パーツが担う事となり、グニャッという
感触は一切ありません。良い感じです。



前回記事にも書きましたが、ホップ調整周りが大きく変わってますね。





バレル比較。



右のG19のは初期型に限定?で付属していたスチール製で調整の為にアチコチ削り、更に自前で引きバネを追加してます。
最近のVFC製品にも大抵付いてたこの引きバネですが、何故か今回は付いてませんでした。アウターバレルにもバネを
引っ掛ける穴はあるし、前回記事に貼ったこの画像を見てもインナーバレルガイド側にもそれっぽい穴はあるのに何故・・・?




・・・自分で引きバネ追加しよう、そうしよう。(次回紹介予定)



さて、注目!?のスライド後半。



日本発売前に公開されてた某海外ショップ動画での分解シーンでこの辺りがチラッと映った時、(ありゃ?大して変わってねーじゃん)
と思ったのですが・・・

こうして現物見ても細かい形状は違うものの、やっぱり大して変わってなくね?と改めて思っちゃいましたw



そんな訳はなかろう!?と、分解してみます。



旧型では押しバネだったのが、最近のVP9やFNS-9同様に引きバネになってました。
組み立て易く、キッチリとノズルが元の位置に戻ってくれるようになりました。



が、意外な事に?ノズル(シリンダー)の内部形状はほぼ同じ??



旧型は面取りされているので画像では肉薄に見えますが実際の内径寸法はほぼ同じで、新型はその面取りが無くなってます。




ピストン比較。



右が旧型ですが、ピストンカップは全く同じ形状でした・・・ というか、それ自体は同じ部品でした。
実際、作動性は上がってるのでちょっと不思議。



違いと言えばピストン部の長さ?



これも左のが今回のですが、若干ストロークが伸びているようです。と言っても、根元からピストンカップまで以前のが
約20mmに対して、1mm弱伸びただけですが・・・
前述の面取り削除と合わせても、ストローク延長量は2mm(10%)に満たないと思います。

こうして数値だけで見ると僅かな違いしかないのですが、実際にはかなり良くなってるんですよね。特に冷えてからのタレが
かなり改善されてます。パッと見では分からないような細かい寸法調整も行われてるのかも知れません。
引きバネのお陰でノズルの動きがスムーズになった影響とかも、あるのかなぁ・・・?


また、今回のエンジン変更で個人的に嬉しいのはスライドの形状変更です♪



いやまぁ、内側はどうでも良いのですが(w)、互換性が無いことの確認だけ。


リアサイト周りが肝です。



旧型はリアサイト基部にポッカリ穴が開いていてデフォルトでは鉄の板が嵌め込まれているのですが、デフォより幅の狭いサイトを
載せようとすると隙間が出来たりしてカッコ悪かったんですよね。なので今まではその隙間をパテで埋めたり諦めたりしてたのが、
今回はその必要が無くなりました! 一方でマルイ用のサイトは使えなくなってしまいましたが・・・

サイト載せ替えはまた後日紹介します。


では、フレーム周りの比較に移ります。

まずはリアシャーシ周り。特に変わりは無いように見えますし、多分変わってません。折れ易かったハンマーの品質は改善されてると
良いのですが・・・



右のG19でもハンマーに付いてる三角形のハンマーローラー?を常に起こす小さなバネが付いてましたが、無くても特に影響無かった
ので外しちゃってます。G19Xはそのまま。



大きく違うのが前側ですかね。



インナーバレルガイドを固定する部分がUMAREX版G19以降同様に改良されてます。(右のG19は色々弄ってます)

それよりも大きな変化としては一番前にあった別パーツのレールが無くなった事!
前のは別パーツなのを利用して幅寸法や取り付け高さを調整してスライドのガタを減らす事が出来たのですが、今回はそれが
出来なくなりました・・・ 更に、組んだ時にスライドの後ろ半分くらいしかレールガイドが無くなってしまうので、ガタの影響が大きく
なってしまってます。スライド破損対策に追加された樹脂バッファーの為とは言え、チト痛い変更かも・・・(´・ω・`)


・・・という事で、あじゃ視点での比較はこれでおしまい!

次回から内部プチカスタム&サイト交換編です。

お楽しみに♪


  


Posted by あじゃ  at 22:40Comments(8)Glock