2022年07月20日
Cybergun/AW CANiK TP9 ちょいと?内部カスタム
それではTP9をちょっとだけ弄っていきたいと思います。と言いつつ記事的には結構長くなりますスミマセンww
まずはスレッドプロテクターですが、締めこむとスライド前面にギリギリ!
(ちなみにM14逆ネジです。逆ネジ嫌いなんだよな・・・)
私のは大丈夫でしたが、モノによってはスライドに当たって傷が付く事もあるそうです。
また、撃ってるうちにすぐに緩んできちゃうので・・・
適当な細いOリングを入れてあげます。
バレルのねじ切り根元に装着して・・・
締めこめばこの通り。
ゆるみ止めと適度な隙間の確保の一石二鳥です♪
次はアウターバレル。ホールドオープン時に前後に動き、カチャカチャして気になるので、引きバネを追加します。
バレルガイドにΦ3.3の穴を開けます。
ちょっと深く彫り過ぎてしまいましたが、前側のネジのところまで。
外径3mm、線径0.3mmのステンレス製引きバネを適当な長さにカットして使います。
アウターバレルにはΦ1.5の穴を開けて、このように組めば完成!
いよいよ前回書いたトリガーフィーリングの改善に取り掛かります!(`・ω・´)
と言っても大きく構造を変えるのは難しいので、過度な期待は禁物ですw
トリガーフィーリングを文章や画像でお伝えするのは難しいですが、こちらがデフォのコッキング位置。(①)
トリガーを引いていくと、この辺でトリガーバーと連動したバルブノッカーが放出バルブに接触。(②)
ここからは一気に引き切ります。(③)
ハンマーは無いのでシアが切れる感覚は一切なく、②~③の間にブローバック完了。
リセットはここまで戻す必要があります。(④)
という事で、この②~③の長さと重さ、それと④のリセットの長さを改善していきましょう~♪
まずは、放出バルブを直接押す機構なので、手っ取り早く効果が期待できそうな放出バルブの交換をやってみました。
特にTP9用というのはまだ見掛けないので、今回はAMG製のVFC/VP9用のバルブを使います。(写真左)
VFC用ですが、問題無く取り付け出来ました♪
バルブの突出量がデフォより0.2mmほど少なくなりますが、全然問題ありません。
このAMGの放出バルブはスプリングが無い(ガスの流速と圧だけで閉じる)ので、より軽い力で開けることが出来るのですが、
これだけでも体感できるレベルでトリガーが軽くなりますよ~
次に、バルブノッカーの初期位置を変更します。
ノッカーのお尻にM1.4のナベ小ねじを立てます。
現物合わせでネジの頭を少々削っています。
リアシャーシに組んだ状態。
ネジの頭がピンに当たり、初期位置がネジの頭の分前進します。
ちなみにノッカーの上の方、銀色に見える部分は薄いアルミ板を貼ってありますが、これはノッカーの上に組むパーツ
(コッキングインジケータを引っ掛ける部品)の初期位置を元に戻すためです。
調整のために何度も分解組み立てを繰り返しましたが、ハンマーが無いので非常に簡単なのは助かりますねw
すると、リアシャーシからノッカーの先端が僅かに飛び出した状態になります。
フレームに組んでガスの入ったマガジンを装着する時に、この先端が放出バルブに引っ掛からないギリギリを狙いました。
これにより、前述④のリセット位置を早めることが出来ます。
次に②~③のストローク短縮ですが、バルブを変えた状態で色々試したところ、1mmほど短くしても動作に影響が無い
事が分かったので、そのままトリガーバーの後端を1mm短くしました。
削り過ぎると放出バルブを開く量が足りなくなり動作が悪くなるはずなので、要注意です。
ちなみにこのTP9ではドライファイアする(マガジン無しでトリガーを引く)と、グロックのようにトリガーが後退した位置で
保持される機構が付いてます。それがこの銀色の小さなパーツ。
マルイグロックのようにシャーシの段差にトリガーバーを引っ掛けるのではなく、わざわざバネ仕込みの別パーツを奢って
くれていますが、残念ながら実銃のTP9はグロックのセイフアクションとは違い(恐らく)コンベンショナルなストライカー方式なので、
ドライファイア後もトリガーは初期位置に戻るんですよね。(なのでコッキングインジケータもローディングインジケータも付いてると)
なので、私はこの銀色のパーツは外してしまいました。最初はバルブロックの役目もあるのかな?と思いましたが、
外しても作動に影響はありませんでした。(前述の②~③の間にトリガーを戻すほどの速射が出来る人なら影響あるかもw)
恐らく、これの主目的はスライド引いて初弾の準備が整うまではトリガーを引いても作動させないようにするためでしょう。
なので、このパーツを外すとスライド引かなくてもガスが入っていればトリガーを引くだけで作動しちゃいますw
それはそれでリアルではありませんが、私は見た目のリアルさを優先した次第です。(付けたままでも問題ありません)
それから、ちょっと強いかな?と感じたトリガーセフティのバネを2巻きカット&トリガーバーの引きバネを少し伸ばしてテンションを
弱くしてやりました。
最後に、トリガーの初期位置をもうちょいリアルにすべく、トリガー根元前面のフレーム内側に0.5mmのABS板を貼り付け。
トリガーセフティもちょこちょこっと削って、(実銃のようにかなり飛び出た)状態にしたのがコチラ。(⑤)
①と比べると、トリガー本体前面がほぼ垂直になってるのが分かるかと。
トリガーを引いていき、バルブを押し始めるところ。(⑥)
②と比べてだいぶ後ろに寄りました!(バルブ交換とトリガーバー後端削りの効果)
ここからグッと一気に引く必要があるのは変わりませんが、ストロークがかなり短くなってるのでガク引きになりにくくなりました♪(⑦)
ブローバック後、トリガーを戻してリセット。(⑧)
これも④と比べて劇的に改善しました!ほぼ⑥の位置と変わらないです。(ノッカーの初期位置変更の効果)
実際、だいぶ違和感やストレス無く撃てるようになりました。最初からコレなら大きな不満は無かったかも・・・ですが、
量産では個体差もあるのでここまで攻めるのは難しいのかも?(そもそもバルブがAMG製だしw)
初速も0.2gで80~82m/sと安定しています。(わざとゆっくりトリガーを引くと60台に落ちますが)
すっかり記事が長くなってしまいましたが、ついでにインナーバレルも交換しましょう!
BB弾をチャンバーに送った状態ではBB弾の全周がパッキンに保持され、発射された後にホップの突起に引っ掛かる、
いわゆる『つまづきホップ』のためか、ホップ調整が安定せずに弾道が乱れがち。
なので、マルイ純正インナーバレル(今回はデフォよりちょっと短めの100mmを使用。ともさん、ご提供ありがとうございました♪)
に交換します。
今回、ホップラバーは宮川ゴムのにしてみました。(余ってたのでw)
そのまま組んで弾棒でチェック(詳しくは以前VP9でやったコチラの記事をご確認ください)してみると1.5mmほどの前後遊びが
あったので、ホップラバーの後ろを1.5mmカットし、電動ドリルでグルグル回しながら砥石ビットを当てて整形します。
インナーバレルの側面溝を前方に1.5mm拡大。
元の位置に置いたところ。
1.5mm後ろにズラしたところ。
バレルが前方にズレやすいはずですが、バレルガイドで挟み込むと割としっかり固定されるのでしばらくは様子を見ます。
ホップアームの窓も後ろに1.5mm拡張。
そしてホップアームに2mm厚のABS板を接着し、後ろに1.5mm延長します。
組んだ状態。
面倒な加工ではありますがその効果はかなりのモノで、スゥ~っと安定したホップ弾道になりました♪
めったに撃たないけど、やっぱり当たる銃の方が気持ち良いですもんね!
という事で、今回はこれでおしまいです♪ ご覧頂きありがとうございました~!!
まずはスレッドプロテクターですが、締めこむとスライド前面にギリギリ!
(ちなみにM14逆ネジです。逆ネジ嫌いなんだよな・・・)
私のは大丈夫でしたが、モノによってはスライドに当たって傷が付く事もあるそうです。
また、撃ってるうちにすぐに緩んできちゃうので・・・
適当な細いOリングを入れてあげます。
バレルのねじ切り根元に装着して・・・
締めこめばこの通り。
ゆるみ止めと適度な隙間の確保の一石二鳥です♪
次はアウターバレル。ホールドオープン時に前後に動き、カチャカチャして気になるので、引きバネを追加します。
バレルガイドにΦ3.3の穴を開けます。
ちょっと深く彫り過ぎてしまいましたが、前側のネジのところまで。
外径3mm、線径0.3mmのステンレス製引きバネを適当な長さにカットして使います。
アウターバレルにはΦ1.5の穴を開けて、このように組めば完成!
いよいよ前回書いたトリガーフィーリングの改善に取り掛かります!(`・ω・´)
と言っても大きく構造を変えるのは難しいので、過度な期待は禁物ですw
トリガーフィーリングを文章や画像でお伝えするのは難しいですが、こちらがデフォのコッキング位置。(①)
トリガーを引いていくと、この辺でトリガーバーと連動したバルブノッカーが放出バルブに接触。(②)
ここからは一気に引き切ります。(③)
ハンマーは無いのでシアが切れる感覚は一切なく、②~③の間にブローバック完了。
リセットはここまで戻す必要があります。(④)
という事で、この②~③の長さと重さ、それと④のリセットの長さを改善していきましょう~♪
まずは、放出バルブを直接押す機構なので、手っ取り早く効果が期待できそうな放出バルブの交換をやってみました。
特にTP9用というのはまだ見掛けないので、今回はAMG製のVFC/VP9用のバルブを使います。(写真左)
VFC用ですが、問題無く取り付け出来ました♪
バルブの突出量がデフォより0.2mmほど少なくなりますが、全然問題ありません。
このAMGの放出バルブはスプリングが無い(ガスの流速と圧だけで閉じる)ので、より軽い力で開けることが出来るのですが、
これだけでも体感できるレベルでトリガーが軽くなりますよ~
次に、バルブノッカーの初期位置を変更します。
ノッカーのお尻にM1.4のナベ小ねじを立てます。
現物合わせでネジの頭を少々削っています。
リアシャーシに組んだ状態。
ネジの頭がピンに当たり、初期位置がネジの頭の分前進します。
ちなみにノッカーの上の方、銀色に見える部分は薄いアルミ板を貼ってありますが、これはノッカーの上に組むパーツ
(コッキングインジケータを引っ掛ける部品)の初期位置を元に戻すためです。
調整のために何度も分解組み立てを繰り返しましたが、ハンマーが無いので非常に簡単なのは助かりますねw
すると、リアシャーシからノッカーの先端が僅かに飛び出した状態になります。
フレームに組んでガスの入ったマガジンを装着する時に、この先端が放出バルブに引っ掛からないギリギリを狙いました。
これにより、前述④のリセット位置を早めることが出来ます。
次に②~③のストローク短縮ですが、バルブを変えた状態で色々試したところ、1mmほど短くしても動作に影響が無い
事が分かったので、そのままトリガーバーの後端を1mm短くしました。
削り過ぎると放出バルブを開く量が足りなくなり動作が悪くなるはずなので、要注意です。
ちなみにこのTP9ではドライファイアする(マガジン無しでトリガーを引く)と、グロックのようにトリガーが後退した位置で
保持される機構が付いてます。それがこの銀色の小さなパーツ。
マルイグロックのようにシャーシの段差にトリガーバーを引っ掛けるのではなく、わざわざバネ仕込みの別パーツを奢って
くれていますが、残念ながら実銃のTP9はグロックのセイフアクションとは違い(恐らく)コンベンショナルなストライカー方式なので、
ドライファイア後もトリガーは初期位置に戻るんですよね。(なのでコッキングインジケータもローディングインジケータも付いてると)
なので、私はこの銀色のパーツは外してしまいました。最初はバルブロックの役目もあるのかな?と思いましたが、
外しても作動に影響はありませんでした。(前述の②~③の間にトリガーを戻すほどの速射が出来る人なら影響あるかもw)
恐らく、これの主目的はスライド引いて初弾の準備が整うまではトリガーを引いても作動させないようにするためでしょう。
なので、このパーツを外すとスライド引かなくてもガスが入っていればトリガーを引くだけで作動しちゃいますw
それはそれでリアルではありませんが、私は見た目のリアルさを優先した次第です。(付けたままでも問題ありません)
それから、ちょっと強いかな?と感じたトリガーセフティのバネを2巻きカット&トリガーバーの引きバネを少し伸ばしてテンションを
弱くしてやりました。
最後に、トリガーの初期位置をもうちょいリアルにすべく、トリガー根元前面のフレーム内側に0.5mmのABS板を貼り付け。
トリガーセフティもちょこちょこっと削って、(実銃のようにかなり飛び出た)状態にしたのがコチラ。(⑤)
①と比べると、トリガー本体前面がほぼ垂直になってるのが分かるかと。
トリガーを引いていき、バルブを押し始めるところ。(⑥)
②と比べてだいぶ後ろに寄りました!(バルブ交換とトリガーバー後端削りの効果)
ここからグッと一気に引く必要があるのは変わりませんが、ストロークがかなり短くなってるのでガク引きになりにくくなりました♪(⑦)
ブローバック後、トリガーを戻してリセット。(⑧)
これも④と比べて劇的に改善しました!ほぼ⑥の位置と変わらないです。(ノッカーの初期位置変更の効果)
実際、だいぶ違和感やストレス無く撃てるようになりました。最初からコレなら大きな不満は無かったかも・・・ですが、
量産では個体差もあるのでここまで攻めるのは難しいのかも?(そもそもバルブがAMG製だしw)
初速も0.2gで80~82m/sと安定しています。(わざとゆっくりトリガーを引くと60台に落ちますが)
カスタム後のテイクアップ→ブレイク→リセットはこんな感じ! pic.twitter.com/zkAdAACYns
— オラガバニスト (@AJA1911) July 20, 2022
すっかり記事が長くなってしまいましたが、ついでにインナーバレルも交換しましょう!
BB弾をチャンバーに送った状態ではBB弾の全周がパッキンに保持され、発射された後にホップの突起に引っ掛かる、
いわゆる『つまづきホップ』のためか、ホップ調整が安定せずに弾道が乱れがち。
なので、マルイ純正インナーバレル(今回はデフォよりちょっと短めの100mmを使用。ともさん、ご提供ありがとうございました♪)
に交換します。
今回、ホップラバーは宮川ゴムのにしてみました。(余ってたのでw)
そのまま組んで弾棒でチェック(詳しくは以前VP9でやったコチラの記事をご確認ください)してみると1.5mmほどの前後遊びが
あったので、ホップラバーの後ろを1.5mmカットし、電動ドリルでグルグル回しながら砥石ビットを当てて整形します。
インナーバレルの側面溝を前方に1.5mm拡大。
元の位置に置いたところ。
1.5mm後ろにズラしたところ。
バレルが前方にズレやすいはずですが、バレルガイドで挟み込むと割としっかり固定されるのでしばらくは様子を見ます。
ホップアームの窓も後ろに1.5mm拡張。
そしてホップアームに2mm厚のABS板を接着し、後ろに1.5mm延長します。
組んだ状態。
面倒な加工ではありますがその効果はかなりのモノで、スゥ~っと安定したホップ弾道になりました♪
めったに撃たないけど、やっぱり当たる銃の方が気持ち良いですもんね!
という事で、今回はこれでおしまいです♪ ご覧頂きありがとうございました~!!
Carbon8 CZ Shadow 2 ちょいカスタム
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S&W M&P9 リコリコ/たきな仕様風
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Walther P990 カスタム 加工編
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