2012年09月01日
Colt Python 6in. 形状修正
タナカのColt Python仕上げ直しの続きです。
今回はファイアリングピン。先日加工したダイヤモンドバックは(ディテクティブも)ファイアリングピンはハンマーに
取り付けられているタイプですが、Pythonではフレーム側に取り付けられています。
しかし、これがまた太い上に真鍮そのままでカッコ悪い・・・

と言う事で、ジャンク箱にあったWAガバか何かのバルブを電動ドリルに咥えて、削り出してみました♪

これに合わせて、フレーム側にポッカリ開いてるこの穴を・・・

一旦、ABS板で埋めます。

ついでに、リアサイトのスクリュー穴加工で削られてしまっている部分も瞬着で埋めておきました。
硬化後、平らに削ってφ2.3の穴を開けます。

これでリアルになるぞ~♪
それから、トリガーガード根元の刻印も手彫り♪


またもや『あじゃ』の『A』にしちゃいました♪
さてさて、ここからの部分が大問題なんです。
依頼者さまからは、リアサイトを後ろに1mmズラして欲しいと・・・
・・・え? 何だって??
これがタナカのデフォルトの状態です。

こちらが実銃画像。

※Pythonは生産時期によって微妙に形状が異なるそうなのですが、今回はコチラの画像の個体を参考にしています。
(バレル刻印の位置はタナカのとちょっと違いますけど、これこそ個体によりバラバラなので・・・)
確かに、タナカのほうはリアサイトの後端がフレーム後端より奥まっている感じがしますね・・・
んでも、ピン位置とかスクリュー穴とか、1mmだけズラすのって難しくね?
・・・つか私はそれよりももっと気になる部分が・・・
それはハンマーなのですが、倒れ込み過ぎというか、フレームに隠れ過ぎじゃないです!?
ハンマーをちょっと起こした状態で止めるにはリバウンド周りに肉盛りが必要だし・・・
・・・あれ? シリンダーラッチの後ろ~フレームラインも開き過ぎじゃね・・・?
という事で、3つの問題に一気に対応できるであろう方法として、相~当~~悩みましたがフレームラインを
変更することにしました!!(`・ω・´)
ゴリゴリとヤスリで削っていきます。

ちょw そこじゃねぇだろww とか、マニアな方々から突っ込まれるかも知れませんが、これが私なりの解釈と言う事で(;^_^A

ハンマーの露出量からするともうちょい削りたいところですが、これ以上削るとリアサイトが出っ張ってしまうし、
カーブのラインもこれくらいがちょうど良いかな~と・・・
うー・・・
パイソン初めてだから勝手が分からないですwww
今回はファイアリングピン。先日加工したダイヤモンドバックは(ディテクティブも)ファイアリングピンはハンマーに
取り付けられているタイプですが、Pythonではフレーム側に取り付けられています。
しかし、これがまた太い上に真鍮そのままでカッコ悪い・・・
と言う事で、ジャンク箱にあったWAガバか何かのバルブを電動ドリルに咥えて、削り出してみました♪
これに合わせて、フレーム側にポッカリ開いてるこの穴を・・・
一旦、ABS板で埋めます。
ついでに、リアサイトのスクリュー穴加工で削られてしまっている部分も瞬着で埋めておきました。
硬化後、平らに削ってφ2.3の穴を開けます。
これでリアルになるぞ~♪
それから、トリガーガード根元の刻印も手彫り♪
またもや『あじゃ』の『A』にしちゃいました♪
さてさて、ここからの部分が大問題なんです。
依頼者さまからは、リアサイトを後ろに1mmズラして欲しいと・・・
・・・え? 何だって??
これがタナカのデフォルトの状態です。
こちらが実銃画像。
※Pythonは生産時期によって微妙に形状が異なるそうなのですが、今回はコチラの画像の個体を参考にしています。
(バレル刻印の位置はタナカのとちょっと違いますけど、これこそ個体によりバラバラなので・・・)
確かに、タナカのほうはリアサイトの後端がフレーム後端より奥まっている感じがしますね・・・
んでも、ピン位置とかスクリュー穴とか、1mmだけズラすのって難しくね?
・・・つか私はそれよりももっと気になる部分が・・・
それはハンマーなのですが、倒れ込み過ぎというか、フレームに隠れ過ぎじゃないです!?
ハンマーをちょっと起こした状態で止めるにはリバウンド周りに肉盛りが必要だし・・・
・・・あれ? シリンダーラッチの後ろ~フレームラインも開き過ぎじゃね・・・?
という事で、3つの問題に一気に対応できるであろう方法として、相~当~~悩みましたがフレームラインを
変更することにしました!!(`・ω・´)
ゴリゴリとヤスリで削っていきます。
ちょw そこじゃねぇだろww とか、マニアな方々から突っ込まれるかも知れませんが、これが私なりの解釈と言う事で(;^_^A
ハンマーの露出量からするともうちょい削りたいところですが、これ以上削るとリアサイトが出っ張ってしまうし、
カーブのラインもこれくらいがちょうど良いかな~と・・・
うー・・・
パイソン初めてだから勝手が分からないですwww
Colt Python 2.5インチ 完成!
Colt Python 2.5インチ 進捗など
Colt Python 2.5インチ スタート!
Colt Python 6in. 美麗画像♪
Colt Python 6in. 完成!
Colt Python 6in. 仕上げ直しスタート!
Colt Python 2.5インチ 進捗など
Colt Python 2.5インチ スタート!
Colt Python 6in. 美麗画像♪
Colt Python 6in. 完成!
Colt Python 6in. 仕上げ直しスタート!
こういう、曲線って各社微妙に違ってますよね…?(笑)
言われなければ、気付かないような所なんですが、
気付いてしまうあたりが流石ですね〜! 美しいパイソンに仕上がりそうですね!
あじゃさんにとっては、初めての個体とかあまり関係なさそうですね。
かなりリアルな完成度の高いパイソンに仕上がりそうで、楽しみデス。
細かい所に気付く&大胆な修正方法でまたまた感心しきりでした。
普段、実銃画像とか見ない人なので、いつも勉強になります。
あ、そうそう、タナカのペガサスパイソン4インチ。
やはり、エジェクターロッドシュラウド内に穴が空いてました。
全く気にした事無かったので、良い機会でした。
で、今もう一度見てたんですが、ハンマーダウン位置。
ペガサスはバルブを叩かなきゃならないからか?
ハンマーダウン位置はあじゃさんの加工後とほぼ同じ
位置になってました。
ペガサスはノッカーの位置がシリンダーの中心だから、
リバウンド位置もモデルガンと違うんでしょうね。
リアサイト位置は、モデルガンと同じでした。
勿論、ラッチの位置も。
基本、タナカのモデルガンはガスガンのフレームがベース
ですから当たり前ですね。
なので、ペガサスで同じ加工をすれば、更に実銃画像に
近づくな~と思いました。
家のパイソンは貴重なミッドナイトブルーなんで加工は不可能
なんですけどね(苦笑)
私もコクサイのパイソンのハンマーの指かける部分が厚いのではと気になっていて、
タナカの形状が雰囲気が良いと思っていました。
しかし、何か微妙に雰囲気が違うというのか、タナカには弱弱しさを感じるところがありました。
ハンマーと、その部分のラインはパイソンの外見の大事なところだと思います。
あじゃ様の加工した部分のカーブは、実銃の写真やGUN雑誌の記事に出ている、
それぞれ別々の固体を見ても、手仕上げのパイソンは個体差があるようです。
ただ、おっしゃるとおり、タナカはハンマーが深く入りすぎているようですね、
今回のカーブを修正した写真を見て、「おおおーーーー!」と思いました。
前々から、何かタナカが弱弱しく感じたのは、そこだったんですね!
あじゃ様、生きているレーザー計測器みたいにスゴイです・・・
タナカのガスガンの方は、ハンマーのリバウンド位置はイイみたいです
私のブログが今回、ペガサス・パイソンなんですが、
今、写真やタナカのペガサスの実物見たら、モデルガンと位置が違ってました
ガスガンをベースに後からモデルガンだからなんでしょうか?
フレーム加工後の雰囲気はとってもいいですね
sirokumaさまのおっしゃるようにコクサイのハンマーは厚いですね
しかし亜鉛ですから折損しないように厚くしたともおもわれます
むかしのMGCのパイソンのハンマーはチェッカーの前の段差で折れやすかった
ホンモノもいろいろで、タナカの段差の小さいデザインもその対策とも考えます
ハンマーピンの穴もリアルになりましたね
リアサイトのスクリュー穴加工で削られてしまっている部分は
ホンモノでも古いモノは丁寧に加工されていることから、穴は見えない方がいいですね
そこまで気にするのはバカといわれそうですが・・・
写真のタナカにはラッチの指欠けの縦セレーションがあります
これは最後期モデルのデザインと考えています
フリーハンドのパーツ削り出し〜。
コクサイのパイソンと比べるとハンマー薄くていいですね♪
こんにちは!
>こういう、曲線って各社微妙に違ってますよね…?(笑)
こういう古いモデルは実銃が時期によって微妙に形が違うのと、どれもこれも実銃から採寸したわけではないでしょうからデザイナーの感性によっても変わるんだと思います(;^_^A
>言われなければ、気付かないような所なんですが、
>気付いてしまうあたりが流石ですね〜!
いやー リアサイト云々言われなければ気付かないところでしたw
やっぱ慣れない銃だと難しいです・・・
>美しいパイソンに仕上がりそうですね!
だと良いのですが!ww
>さらに細かい改修箇所を見つけて工作するのは、依頼者としては、嬉しいですよねー。
言われた通りにやらない天邪鬼でスミマセンww
>あじゃさんにとっては、初めての個体とかあまり関係なさそうですね。
いやいや、言われなければ気付かない点が多過ぎます・・・
やっぱり、経験って大事ですね。
>かなりリアルな完成度の高いパイソンに仕上がりそうで、楽しみデス。
もしかしたら返したくない病が再発するかも・・・?www
どもども~♪
>やはり、エジェクターロッドシュラウド内に穴が空いてました。
お~ やっぱりそうか~
まぁ、覗き込まないと気付かないような部分だしね。
>ペガサスはバルブを叩かなきゃならないからか?
>ハンマーダウン位置はあじゃさんの加工後とほぼ同じ
>位置になってました。
ほぉ~ タナカのモデルガンってペガサスのハンマーとかまで流用してるイメージが強かったけど、
パイソンは違うのかなぁ。それともリバウンドレバーが違うのか・・・?
>私もコクサイのパイソンのハンマーの指かける部分が厚いのではと気になっていて、
指掛け(の前)の部分は実銃でも1st~2ndくらいまではちょっと厚めだったりしますね。
ここも皆さん、気にされる部分ですよね~
>ハンマーと、その部分のラインはパイソンの外見の大事なところだと思います。
そうだと思って、ココに手を入れるのは凄い勇気が要りました!
>それぞれ別々の固体を見ても、手仕上げのパイソンは個体差があるようです。
ですよね。色々見てると、どれが正解なのか分からなくなるので、一つの個体に決めました。
まぁ、なんでもアリって事でしょうかねw
>ガスガンをベースに後からモデルガンだからなんでしょうか?
それが逆に分からないんですが、なぜわざわざダウン位置を変更したのか・・・?
ちょっと不可解です。
>フレーム加工後の雰囲気はとってもいいですね
ありがとうございますっ!!
>そこまで気にするのはバカといわれそうですが・・・
>写真のタナカにはラッチの指欠けの縦セレーションがあります
>これは最後期モデルのデザインと考えています
え? や、やだなぁ・・・とととと当然きき気付いてましたですよよよよ?(←目が泳いどるぞw)
・・・ありがとうございます!! これは気になりますね!! こちらも修正します♪
>出た!電動ドリル。フリーハンドのパーツ削り出し〜。
この電動ドリルとは20年来の付き合いですが、壊れることも無く大変重宝しております♪
>コクサイのパイソンと比べるとハンマー薄くていいですね♪
削ります?w
あ、でもコクサイの亜鉛パーツってメッキ掛かってるんでしたっけ・・・?
トリガーガードの刻印の再現良い感じですね、そして、まさかフレームラインにメスを入れるとは!、まさにかゆい所に手が届くカスタム!!流石です。
こんばんは!
>トリガーガードの刻印の再現良い感じですね
あざーっす♪
これはフリーハンドで(顕微鏡は使いますが)何度かやったので、だいぶ慣れてきました。
最初はこんな小さいマーク彫れるのかー?と心配でしたが、慣れてきたら思ったより小さく彫っちゃったりw
>そして、まさかフレームラインにメスを入れるとは!
私でもまさかこんな事になるとは!w
これで良かったのかどうか、仕上がってみないと分からないですけど(;^_^A
M13PCのポートバレルがいい仕上がりですね
ところでパイソンの不思議の一つがリアサイト
一般販売のリアサイトはアクロ、一部カスタムにイライアソンなんですが
最初期にはアクロとは違うモノがついています
ネットでも写真は少ないです
そのあたりの再現を有名なカスタマーの方が紹介しています
ビンセント(大人買いモデルガン)
http://vincent-m2.cocolog-nifty.com/blog/
はい〜♪ ビンセントさんのはすでに拝見させて頂いてます♪
前後サイトの造形、流石ですよね!!
例のオークションサイトの初期型パイソンの画像でも、あのサイトが着いてました。
私の方はこの点、変更しなくて良いのでラッキーです(;^_^A