2022年02月22日
BWC S&W SW1911DK 組立キット ~仮組編~
オッス!オラ、オラガバニスト!!!久しぶりにガバの記事を書きますw

昨年10月に、BWCからSW1911およびSW1911DKの組立キットが発売になるというこのアナウンスを見て、速攻で予約しました。
ちょっとお高かったですが初めてのBWC、初めてのGM-7系。ついでに言うとガバのモデルガンのキットも初めてな気がします!
当初は11月発売予定でしたが、一部のパーツ製作が遅れているとの事で12月予定になり、また遅れて年明け・・・の2月11日に
ようやく届きました~♪

グリップは3種類ランダムに入ってるそうで、私のところには黒っぽいダイヤチェッカー(縁取り付き)が来ました。
早速開封して確認していきます。

刻印はレーザーで綺麗に入れられています。深さも十分で、これなら平面出しなどで薄くなる心配も無いでしょう♪


スライドセレーションなどは全て加工したままの状態で、あちこちにバリがあります。


前後のサイトが載る部分も加工したまま。

チャンバー部分にはSUS板が装着されてて良い雰囲気♪

ブリーチは別体のが接着されてます。

砲底面はフラットじゃないのはちょっと残念。
ファイヤリングピンプレートはこんな形になってて、下から三角ネジで固定されてます。

これも仕上げたいから三角ドライバー買ってくるかな・・・ それは良いのですがネジ頭が少し舐めて捲れていて、後述の仮組
調整時にハンマーにガリ傷が付いたので、これから組む方は(見てればw)お気を付けを。(その後リューターで捲れを除去しました)
パーツが揃ってるかの確認を兼ねて、バリ取りや加工をしながら仮組してみました。(加工内容は後述。素組では全く動きません。)

最後に気付きましたが、付属のグリップはアンビカットされてませんでした~

いくら上級者向けキットとはいえ、これくらい加工しておいてくれても・・・と思ったら、どうやらBWCが加工し忘れたとか。
まぁ、これくらい加工するか別のグリップ付ければ済むのでOKですww
リコイルスプリングガイドの組み立て順序が取説見ても良く分からなかったのですが、これで合ってるかしら・・・?

さて、ここからが加工の内容になります。個体差もあるとは思うので、あくまで一例としてご覧ください。
まずはブッシング。実は上の仮組画像ではブッシングがちゃんと取り付いていません。
というのも、この通りスライド内側にはブッシングが嵌る溝が加工されているのですが・・・

どう見てもブッシングの突起と溝が合わない!

突起と溝の段差、約1mm。力ずくで回せそうにもありません。
亜鉛のブッシングを削るより樹脂の方が楽だべ!と、リューターでスライドの溝を加工しました。

合わせてスライド前面も面出しし、無事にガタ無く取り付け出来ました~

・・・が、今回は上手くいったから良いものの、加工を失敗するリスクを考えたら替えの利くブッシングの方を削った方が
断然良いですね!良い子はマネしちゃダメだぞっ!!ww
この部分、どうやら加工にバラツキがあるような話も聞いています。本来ならばスライド前面を面出しする程度で取り付くそうな・・・
次に(本来はこれが最初)、取説にも載ってますがダストカバーの辺り、フレーム上面をフラットに削ります。

削り過ぎるとスライドとの隙間が大きくなるので注意。
次に、こちらも取説の指示どおりにスライドレールの下側を平ヤスリで削ります。

少しずつ削っては合わせ、スライドがスムーズに定位置(スライド閉鎖ポジション)に収まるようします。
ただ、スライドを引くとかなり固い。見ると、スライドのアゴの後ろの突起がダストカバー内面に強く擦れていたので、
ビニールテープ2枚分くらいの厚みを残して削りました。

それでもスライドを引いていくと最後の方がキツなってくるので、見てみるとスライド先端の下面が前述のダストカバー辺りの
フレーム上面と干渉していました。しかし、スライド閉鎖ポジションでは十分なクリアランスがあったので、これ以上削ると隙間が
大きくなってしまう・・・
そこで、ピンバイスにリュータービット(カッター)を取り付け、スライド前方のレール下側を削りました。

これでスライドが前から後ろまでスムーズに動くようになりました♪
次にハンマーのコッキングポジション。
(取説に記述無し。前述のレール加工の影響を受けるため、その後にやった方が良いでしょう。)

そのままでは起きる角度が大き過ぎ、ブリーチにハンマーが接触しません。(スライドが後退してもコッキングできない)

シアもハンマーも成型したままの状態なので、シアの先端とハンマーのフルコックノッチを少しずつ削りながら、ハンマーの
起き角を調整します。

この部分はガバのトリガーフィーリングを大きく左右する部分、実銃の世界でもガンスミスの腕の見せ所と言ったところ。(たぶんw)
ネットで『1911 trigger job』などと検索すると沢山情報が出てきますので、勉強しながらじっくりと、楽しみながらやりましょう♪
加工前はこのようにハンマー上面がシャーシ上面とほぼ同じ高さでした。

加工後はこれくらいに。

横から見るとこんな感じ。

シアの先端をコンマ数ミリ削っただけで、ハンマーの先端位置が大きく変わります。
これはちょっと削り過ぎかな・・・? 気になったので、この後GM-7のシアを注文してやり直しましたw
こんな時の為にも、削って調整するのは替えの利くシアの方をメインにした方が良いですね!
こちらは取説に記載されてますが、ハウジングとマグウェルの結合。噛み合う形状が加工されてますが、合わせ面は荒く削られ
調整はされていないので、ハウジングの底面を少しずつ削りながらピッタリ嵌め合わせます。

最初はキツいくらいに。何度か分解組み立てを繰り返していくと自然と緩くなってきます。(ガタが出るほどではないです)
マガジンキャッチ(とグリップセフティのみ黒染めされてました)はフレームに対してキツめなので、ヤスリで一皮剝く感じで。

マガジンをスムーズに挿入できるよう、爪の部分も少し削って角を丸めてます。
取り付けで意外と難儀したのがフロントサイトとリアサイト。どちらもアリ溝は加工済みですが、バリ取りしても全然挿入出来ません。
アリ溝の斜めの面や上側の平らな面を少しずつ削って合わせました。

また、リアサイトベースの固定には付属の木ネジを使うように指示されていますが、その部分には元々ペラッペラの肉しか残って
おらず、それをもぎ取ると下のブリーチには半穴分ズレた大きな穴が。

無理やりですが、リューターで半丸の下穴を開けてそこに木ネジで固定しました。

そうそう、このリアサイトベース前側にあるピン穴も小さくてピンが通せないので、取説にもあるようにピンバイスで1.8mmの
ドリルを通しましたが、それでもまだキツいので1.9mmのドリルで穴を拡張してちょうど良かったです。

という事で、以上が必要最低限の加工となります。(私の個体の場合ね)
うーん、万人受けはしないかも知れませんが、こういった加工調整を楽しめる人にはうってつけのキットですね!
要所要所が変に削られ過ぎずにちゃんとオーバーサイズで作られているので、シコシコして合わせていくのが
めちゃくちゃ楽しいし、勉強にもなります。ちょっと失敗しても、リカバリーすればオケ!
次回からは気になるアソコやあんなところを、じっくりネチネチと弄っていきたいと思いますww

昨年10月に、BWCからSW1911およびSW1911DKの組立キットが発売になるというこのアナウンスを見て、速攻で予約しました。
ちょっとお高かったですが初めてのBWC、初めてのGM-7系。ついでに言うとガバのモデルガンのキットも初めてな気がします!
当初は11月発売予定でしたが、一部のパーツ製作が遅れているとの事で12月予定になり、また遅れて年明け・・・の2月11日に
ようやく届きました~♪

グリップは3種類ランダムに入ってるそうで、私のところには黒っぽいダイヤチェッカー(縁取り付き)が来ました。
早速開封して確認していきます。

刻印はレーザーで綺麗に入れられています。深さも十分で、これなら平面出しなどで薄くなる心配も無いでしょう♪


スライドセレーションなどは全て加工したままの状態で、あちこちにバリがあります。


前後のサイトが載る部分も加工したまま。

チャンバー部分にはSUS板が装着されてて良い雰囲気♪

ブリーチは別体のが接着されてます。

砲底面はフラットじゃないのはちょっと残念。
ファイヤリングピンプレートはこんな形になってて、下から三角ネジで固定されてます。

これも仕上げたいから三角ドライバー買ってくるかな・・・ それは良いのですがネジ頭が少し舐めて捲れていて、後述の仮組
調整時にハンマーにガリ傷が付いたので、これから組む方は(見てればw)お気を付けを。(その後リューターで捲れを除去しました)
パーツが揃ってるかの確認を兼ねて、バリ取りや加工をしながら仮組してみました。(加工内容は後述。素組では全く動きません。)

最後に気付きましたが、付属のグリップはアンビカットされてませんでした~

いくら上級者向けキットとはいえ、これくらい加工しておいてくれても・・・と思ったら、どうやらBWCが加工し忘れたとか。
まぁ、これくらい加工するか別のグリップ付ければ済むのでOKですww
リコイルスプリングガイドの組み立て順序が取説見ても良く分からなかったのですが、これで合ってるかしら・・・?

さて、ここからが加工の内容になります。個体差もあるとは思うので、あくまで一例としてご覧ください。
まずはブッシング。実は上の仮組画像ではブッシングがちゃんと取り付いていません。
というのも、この通りスライド内側にはブッシングが嵌る溝が加工されているのですが・・・

どう見てもブッシングの突起と溝が合わない!

突起と溝の段差、約1mm。力ずくで回せそうにもありません。
亜鉛のブッシングを削るより樹脂の方が楽だべ!と、リューターでスライドの溝を加工しました。

合わせてスライド前面も面出しし、無事にガタ無く取り付け出来ました~

・・・が、今回は上手くいったから良いものの、加工を失敗するリスクを考えたら替えの利くブッシングの方を削った方が
断然良いですね!良い子はマネしちゃダメだぞっ!!ww
この部分、どうやら加工にバラツキがあるような話も聞いています。本来ならばスライド前面を面出しする程度で取り付くそうな・・・
次に(本来はこれが最初)、取説にも載ってますがダストカバーの辺り、フレーム上面をフラットに削ります。

削り過ぎるとスライドとの隙間が大きくなるので注意。
次に、こちらも取説の指示どおりにスライドレールの下側を平ヤスリで削ります。

少しずつ削っては合わせ、スライドがスムーズに定位置(スライド閉鎖ポジション)に収まるようします。
ただ、スライドを引くとかなり固い。見ると、スライドのアゴの後ろの突起がダストカバー内面に強く擦れていたので、
ビニールテープ2枚分くらいの厚みを残して削りました。

それでもスライドを引いていくと最後の方がキツなってくるので、見てみるとスライド先端の下面が前述のダストカバー辺りの
フレーム上面と干渉していました。しかし、スライド閉鎖ポジションでは十分なクリアランスがあったので、これ以上削ると隙間が
大きくなってしまう・・・
そこで、ピンバイスにリュータービット(カッター)を取り付け、スライド前方のレール下側を削りました。

これでスライドが前から後ろまでスムーズに動くようになりました♪
次にハンマーのコッキングポジション。
(取説に記述無し。前述のレール加工の影響を受けるため、その後にやった方が良いでしょう。)

そのままでは起きる角度が大き過ぎ、ブリーチにハンマーが接触しません。(スライドが後退してもコッキングできない)

シアもハンマーも成型したままの状態なので、シアの先端とハンマーのフルコックノッチを少しずつ削りながら、ハンマーの
起き角を調整します。

この部分はガバのトリガーフィーリングを大きく左右する部分、実銃の世界でもガンスミスの腕の見せ所と言ったところ。(たぶんw)
ネットで『1911 trigger job』などと検索すると沢山情報が出てきますので、勉強しながらじっくりと、楽しみながらやりましょう♪
加工前はこのようにハンマー上面がシャーシ上面とほぼ同じ高さでした。

加工後はこれくらいに。

横から見るとこんな感じ。

シアの先端をコンマ数ミリ削っただけで、ハンマーの先端位置が大きく変わります。
これはちょっと削り過ぎかな・・・? 気になったので、この後GM-7のシアを注文してやり直しましたw
こんな時の為にも、削って調整するのは替えの利くシアの方をメインにした方が良いですね!
こちらは取説に記載されてますが、ハウジングとマグウェルの結合。噛み合う形状が加工されてますが、合わせ面は荒く削られ
調整はされていないので、ハウジングの底面を少しずつ削りながらピッタリ嵌め合わせます。

最初はキツいくらいに。何度か分解組み立てを繰り返していくと自然と緩くなってきます。(ガタが出るほどではないです)
マガジンキャッチ(とグリップセフティのみ黒染めされてました)はフレームに対してキツめなので、ヤスリで一皮剝く感じで。

マガジンをスムーズに挿入できるよう、爪の部分も少し削って角を丸めてます。
取り付けで意外と難儀したのがフロントサイトとリアサイト。どちらもアリ溝は加工済みですが、バリ取りしても全然挿入出来ません。
アリ溝の斜めの面や上側の平らな面を少しずつ削って合わせました。

また、リアサイトベースの固定には付属の木ネジを使うように指示されていますが、その部分には元々ペラッペラの肉しか残って
おらず、それをもぎ取ると下のブリーチには半穴分ズレた大きな穴が。

無理やりですが、リューターで半丸の下穴を開けてそこに木ネジで固定しました。

そうそう、このリアサイトベース前側にあるピン穴も小さくてピンが通せないので、取説にもあるようにピンバイスで1.8mmの
ドリルを通しましたが、それでもまだキツいので1.9mmのドリルで穴を拡張してちょうど良かったです。

という事で、以上が必要最低限の加工となります。(私の個体の場合ね)
うーん、万人受けはしないかも知れませんが、こういった加工調整を楽しめる人にはうってつけのキットですね!
要所要所が変に削られ過ぎずにちゃんとオーバーサイズで作られているので、シコシコして合わせていくのが
めちゃくちゃ楽しいし、勉強にもなります。ちょっと失敗しても、リカバリーすればオケ!
次回からは気になるアソコやあんなところを、じっくりネチネチと弄っていきたいと思いますww
Voisky Glock19 Gen5 仕上げ直し♪
BWC Para Ordnance P-10/Warthog 作動調整等
BWC Para Ordnance P-10/Warthog
タナカ Beretta 92SB-F
タニオコバ GM-7 ショートスライドモデル ちょいカスタム
HWS スマイソン 3インチ プチカスタム
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