2016年02月24日
WA NIGHTHAWK T3 COMP 形状修正
このところ仕事が忙しくて更新が滞り気味ですが、作業は進めております(;^_^A
それでは、T3 COMPの気になる部分の修正に取り掛かって行きます♪
まずは前回記事に書いた、コンプとスライド前面の段差。
スライドを引き切ってアウターバレルを回すと分かりますが、ネジ込んで結合されるチェンバーカバーに対して締め切っておらずに
どちらにも回ります。(Oリングのテンションがあるので自然にクルクル回る訳ではないですが)
そしてコンプの前後長に対して、チェンバーカバーのネジ1ピッチ分ほど長いスライド側のスリット。
これらの事から、アルミ製アウターバレルのネジ開始位置を一定に定めずにコンプの取り付け加工を行い、前後の位置は
チェンバーカバーへのネジ込み時にコンプがスライドのスリットに収まる範囲で止めてるのではないかと推測します。
つまり、この個体はたまたまコンプの後ろがピッタリで前側に大きな隙間が開いてるけど、物によっては中間くらいにあったり前寄りに
なってたりするんじゃないかな〜?(違ったらゴメンナサイ)
ともかく、この個体はコンプの後ろがピッタリで、ネジ一回転緩めると逆に前側がピッタリになります。
そこで、ジャンクのWAアウターバレルの根元から厚さ1.2ミリほどのリングを切り出して、挟み込みます。

本当はちょっと厚めにしといて、締め込んだ状態でコンプが真上になるように擦り合わせれば良かったのですが、ほんのちょっと
薄くなってしまったので、少し緩めた状態になります。前述の通りOリングのテンションがあるので使用上は問題無いですが・・・
今度はコンプ後ろ側に出来た隙間をパテで埋めます。余計なところに流れたりバレルが接着されないように、スライドの内側や
コンプ周りにセロテープなどでマスキング。逆に、接着するスリットの内側は予め塗装を落としてヤスリで荒らしておきます。

今回、接着強度が高く評判の良さそうなジーナスGM8300というのを使ってみました。
主剤と硬化剤の混合比が重量比で10:1、目分量はご法度との事で使い勝手は悪いですが、金属への接着強度は確かに高そう!
硬化後の硬度もオートウエルドなどよりも硬そうです。ヒケが少ないのも魅力的♪
基本的にプラには接着しないそうですが、HWは金属粉が含まれるために接着出来るようです。
硬化後、ヤスリで整形。

ついでにヒケの目立つ上面も整えます。
サフを吹いたところ。

綺麗に整形出来ました♪
続いてフレーム側。
こちらはグリップセフティとのラインを合わせて、表面を整えてやれば良いかなー?と思いながら実銃画像を見ていたのですが・・・
(ここからネットで拾った実銃画像が続きます。問題あれば削除します。)



うーん。どうやらスライドストップ下のラインがストレートのタイプですね・・・
まぁそれは良くある違いのポイントではありますが、他にも違和感を感じる部分が。


トリガーの後ろのリリーフカット(って言うんだっけ?)のところです。

リリーフカット部分がスムージング処理されてますね。
という事で、こちらがWAのデフォルトの形状。

トリガー上のラインをストレートにして、リリーフカット周りのラインも修正、スムージング化しました!

サフ後にシコシコした状態なので角が少し出てますが、形状の違いがお分かり頂けるかと♪
という事で次回は完成編! お楽しみに!!
それでは、T3 COMPの気になる部分の修正に取り掛かって行きます♪
まずは前回記事に書いた、コンプとスライド前面の段差。
スライドを引き切ってアウターバレルを回すと分かりますが、ネジ込んで結合されるチェンバーカバーに対して締め切っておらずに
どちらにも回ります。(Oリングのテンションがあるので自然にクルクル回る訳ではないですが)
そしてコンプの前後長に対して、チェンバーカバーのネジ1ピッチ分ほど長いスライド側のスリット。
これらの事から、アルミ製アウターバレルのネジ開始位置を一定に定めずにコンプの取り付け加工を行い、前後の位置は
チェンバーカバーへのネジ込み時にコンプがスライドのスリットに収まる範囲で止めてるのではないかと推測します。
つまり、この個体はたまたまコンプの後ろがピッタリで前側に大きな隙間が開いてるけど、物によっては中間くらいにあったり前寄りに
なってたりするんじゃないかな〜?(違ったらゴメンナサイ)
ともかく、この個体はコンプの後ろがピッタリで、ネジ一回転緩めると逆に前側がピッタリになります。
そこで、ジャンクのWAアウターバレルの根元から厚さ1.2ミリほどのリングを切り出して、挟み込みます。

本当はちょっと厚めにしといて、締め込んだ状態でコンプが真上になるように擦り合わせれば良かったのですが、ほんのちょっと
薄くなってしまったので、少し緩めた状態になります。前述の通りOリングのテンションがあるので使用上は問題無いですが・・・
今度はコンプ後ろ側に出来た隙間をパテで埋めます。余計なところに流れたりバレルが接着されないように、スライドの内側や
コンプ周りにセロテープなどでマスキング。逆に、接着するスリットの内側は予め塗装を落としてヤスリで荒らしておきます。

今回、接着強度が高く評判の良さそうなジーナスGM8300というのを使ってみました。
主剤と硬化剤の混合比が重量比で10:1、目分量はご法度との事で使い勝手は悪いですが、金属への接着強度は確かに高そう!
硬化後の硬度もオートウエルドなどよりも硬そうです。ヒケが少ないのも魅力的♪
基本的にプラには接着しないそうですが、HWは金属粉が含まれるために接着出来るようです。
硬化後、ヤスリで整形。

ついでにヒケの目立つ上面も整えます。
サフを吹いたところ。

綺麗に整形出来ました♪
続いてフレーム側。
こちらはグリップセフティとのラインを合わせて、表面を整えてやれば良いかなー?と思いながら実銃画像を見ていたのですが・・・
(ここからネットで拾った実銃画像が続きます。問題あれば削除します。)



うーん。どうやらスライドストップ下のラインがストレートのタイプですね・・・
まぁそれは良くある違いのポイントではありますが、他にも違和感を感じる部分が。


トリガーの後ろのリリーフカット(って言うんだっけ?)のところです。

リリーフカット部分がスムージング処理されてますね。
という事で、こちらがWAのデフォルトの形状。

トリガー上のラインをストレートにして、リリーフカット周りのラインも修正、スムージング化しました!

サフ後にシコシコした状態なので角が少し出てますが、形状の違いがお分かり頂けるかと♪
という事で次回は完成編! お楽しみに!!
スライド関係だけかと思ってましたが、フレームも違いがあるんですね〜。
勉強になります。ナイトホークのHPではもうT3は見れないと思ってました。
ありがとうございます。mle24m
流石仕事が丁寧且つ着眼点も細やかですね(*^^*)
ジーナスGM8300は自分もDEVCONより安く使いやすいので最近はGM8300メインになってます。
直近ではダブテイル加工にミスカットが発生したALスライドに当該箇所を埋めるALチップを貼り付ける作業に使用しました。
パテが硬化後、チップの余計な部分をリューターで削り飛ばしてダブテイル部分もアンダー気味に寸法を出して最終的にサイトを叩き込んでフィットさせました。
チップの接着部分はびくともしなかったので、ジーナスGM8300は我々が使う用途には強度的に必要十分かと思います。
ハンズでポンと買える値段と利便性も有り難いですねェ♪ヽ(´▽`)/
さすが、改修する所の発見、その対処法!、いつもながらお見事です。
それにしても、今の時代色んな補修材?がありますね~!。
また、聞きなれないパテの名が出てきました。
自分が最近知ったのは、ラジコンのポリカボディの補修に靴底の補修接着剤が有効とか!。
今の時代、色んな情報がネットで得られるってのは良いですね~。
人柱的に実践してくれる方もいらっしゃって、ありがたいです(笑)
ちゃんと見逃さない所、さすがです!
ストレートになると顔つきが大分変りますね。
エッジ部分の黒い線は鉛筆か何かでしょうか?(エッジの確認?)参考にさせて頂きます!
・・・というか、これってWAがやっておくべきことでは・・・?値段が値段だけに・・・
話は変わってVFC MK18ですが、自分も鍛造レシーバー単品販売、大賛成です!
本体込だとエッジ立ちまくりの鉄ハンマー、分厚いディスコネクター、蓋が付いてるストックパイプ
カタつくガスチューブ、結構いらないパーツが有りますね・・・
>コンプの後ろがピッタリで、ネジ一回転緩めると逆に前側がピッタリになり
これはぜひ ☆ピッタリ☆ にしたいですよね。
わたしも自作コンプバレル用にジャンクのコーンバレルから「調整用ワッシャー」を何枚も作りました。
ホンモノでは、このポート用リブ付きバレルのアイデアは、最初はガスポートの穴を開ける場所と強度を確保する目的だけだったらしいのですが、このポート用リブとスライドのスリットのフィッティングによって命中精度が格段に上がることがわかってからは人気急上昇のバレルだそうです。
ポート用リブとスライドのスリットの噛み合わせでバレルの前後左右の位置決めをピッタリ合わせることができ、命中精度が上がるそうです。
その効果が知れると、ポートを必要としないカスタムガン用にもこのポート用リブ付きバレル(ポート未加工の穴無し)が売れているそうです。ポート未加工の穴無しのままのリブを精度アップ用レールとして使っているそうです。
さらに人気アップのもう一つの理由がフロントサイトをバレルに付けられるからだそうです。
連射の場合、フロントサイトを見失わないようにする射撃技術が求められるそうですが、フロントサイトがスライドに固定されていると発射毎に大きく前後することで見失いやすいそうです。コンプ付きマッチガンの多くがフロントサイトをコンプ上に置いたのも同じ理由で、コンプがない場合には、このバレル上のリブにフロントサイトを置くことが最適だそうです。
>スライド関係だけかと思ってましたが、フレームも違いがあるんですね〜。
私も画像検索して初めて気付きました!
>ナイトホークのHPではもうT3は見れないと思ってました。
あ~、私もGoogleで画像検索しただけでナイトホークのHPでT3見れるのか
どうかは未確認です~
>流石仕事が丁寧且つ着眼点も細やかですね(*^^*)
恐れ入ります~(;^_^A
>ジーナスGM8300は自分もDEVCONより安く使いやすいので最近はGM8300メインになってます。
それは良いこと聞いた! Tangoさんお墨付きなら安心して使えますよ♪
>パテが硬化後、チップの余計な部分をリューターで削り飛ばしてダブテイル部分もアンダー気味に寸法を出して最終的にサイトを叩き込んでフィットさせました。
結構負荷が掛かってそうですが、大丈夫だったんですね。GM8300すげぇ!
>さすが、改修する所の発見、その対処法!、いつもながらお見事です。
あじゃ~っす!
>それにしても、今の時代色んな補修材?がありますね~!。
ですねぇ♪ GM8300は名前こそ以前から知ってましたが、44gで約3千円と
今まで使ってる接着剤よりはお高いのでスルーしてました(;^_^A
>自分が最近知ったのは、ラジコンのポリカボディの補修に靴底の補修接着剤が有効とか!。
ほほ~~ 弾性接着剤ですかね~?
>人柱的に実践してくれる方もいらっしゃって、ありがたいです(笑)
ですね! GM8300もお気に入りに入れさせて頂いている『月刊超』さんが人柱に
なられていたので購入に至りましたw
>ちゃんと見逃さない所、さすがです!
ありがとうございます!
>ストレートになると顔つきが大分変りますね。
ココは目立ちますからね~ ココとハイグリップ加工あたりは最初に目が行きます。
>エッジ部分の黒い線は鉛筆か何かでしょうか?(エッジの確認?)参考にさせて頂きます!
本文にも書きましたが、サフ吹いてシコシコした後なのでエッジに下地が出てるだけですww
>・・・というか、これってWAがやっておくべきことでは・・・?値段が値段だけに・・・
たぶん次に再販されたらやってあるかも・・・??ww
>話は変わってVFC MK18ですが、自分も鍛造レシーバー単品販売、大賛成です!
>本体込だとエッジ立ちまくりの鉄ハンマー、分厚いディスコネクター、蓋が付いてるストックパイプ
>カタつくガスチューブ、結構いらないパーツが有りますね・・・
あはははは 結構細かいトコロ突きますねぇ♪
ウチのはストックパイプのネジ径が小さい頃のなので、換えたくても換えられなかったり。
今から出すなら当然リアル径になるはずなので、別売りして欲しいなぁ~
こんばんは! ちょっとお久しぶりですね♪
>ポート用リブとスライドのスリットの噛み合わせでバレルの前後左右の位置決めをピッタリ合わせることができ、命中精度が上がるそうです。
な~るほど!! SVIなんかでもポート無しでリブ付きのがあって、フロントサイトの理由だけかと
思ったら精度も上がるとは~~
リブがない普通のだと、バレルの回転ガタはチェンバー後方の突起とスライドの砲底面上の切り欠きで抑えるのでしょうけど、噛み合う前後長が短いのでガタが出やすいのかも??
お忙しい中、有難うございます~。
普段は実銃のHPとか観に行かないんですが、この記事を拝見した後
観に行きました(笑)
フレームも細かい所違いますね。
まあ、細かい部分はメーカーでは省かれますよね。
本家のHPも観に行ってみましたが、T3はあれど、“T3 COMP”は無いですね。
WAでも2010年のモデルアップみたいですし、廃盤なんですかね?
そうそう、コンプ部分なんですが、発売当時のWA渋谷店での展示品、ネットの
流通品の画像も見ましたが、基本的にスライドのカット部分の後ろ側にコンプ部分
が寄ってました。
なので、スライド先端部分に隙間がある個体の方が多いというか、標準仕様?
みたいですよ。
個体差で家の子みたいに隙間が気になる物や、余り気にならない程度の物も
あるみたいです。
渋谷で見た黒モデルは、家のシルバー程隙間は多くなかったのは確かです。
どちらにしろ、綺麗に仕上げて下さって私としては感謝感激です♪
ってか、次回で最後!?
早くてビックリです。
どちらにしろ、続報楽しみにしております。
気になったので、WAのブログの過去記事を観に行ったんですが、
ブログに挙がってる販売物の現品画像は、どちらかというと後ろに
隙間が合って、先端が揃ってますね...
もしかしなくても、私がインナーバレルを交換して組み直した際に、
後ろ寄りでアウターバレルをねじ込んだのかもです...
どもども!
>フレームも細かい所違いますね。
>まあ、細かい部分はメーカーでは省かれますよね。
そうなんだけどね~
WAのはどれもスライドは頑張ってるけどフレームがあと一歩、と思うのは少なくない・・・
>WAでも2010年のモデルアップみたいですし、廃盤なんですかね?
HPに無いという事は、やっぱりそうなのかも?
コンパクトでコンプ付きの需要が少ないのかなー?
>個体差で家の子みたいに隙間が気になる物や、余り気にならない程度の物も
>あるみたいです。
やっぱりコンプ取り付け加工時にネジ回転位置を合わせてないのかなー