2014年12月04日
Colt Detective "Fitz Special" 完成!
月曜から中国出張中ですー
月曜~火曜は深セン、水曜からは上海。金曜に帰国予定です!
そんな出張直前、Colt Detective "Fitz Special"が完成しました~~♪
・・・が、その前にFitz Specialってどんな銃!?と思われる方もいらっしゃると思うので、実銃画像を何枚か。


ネットで集めて保存した画像なので、同一個体かどうかは不明・・・というかたぶん別。
(画像転載に問題あれば削除します。すみません。)
Fitz Specialを一言で言うと、1920年~30年代にコルトのJohn Henry Fitzgeraldさんが、『如何に素早く抜いて撃つか』を
突き詰めるべく、2インチバレル/トリガーガードの前半分を切除/デホーンドハンマーとしたリボルバー達の事です。
今回紹介するのはディテクティブベースですが、オフィシャルポリスをベースにしたモデルなども存在します。
※詳しくはこちらのWikipedia(英語版)にて
何丁が製造されたのかまでははっきりと確認出来てませんが、このような程度の良いモノだと10,000ドルもの値が付くそうで・・・

そんな価値はともかく、この攻撃的な外観にコロッとやられてしまったワケです。素敵♪(はぁと
で、先日も書きましたが加工途中の画像が無いため、加工前の形状(以前の記事で使ったモデルガンの画像)にて
加工箇所を説明しま~す♪

① フロントサイトの形状変更&刻印変更(手彫り)
② エジェクターロッド形状変更
③ クレーン基部形状変更&シリアルナンバー追加(手彫り)
④ トリガーガード前半分切除
⑤ トリガー形状変更&チェッカリング追加
⑥ トリガーガード内側のフレームおよびサイドプレートのライン変更
⑦ フレームライン変更、刻印追加(手彫り)
⑧ グリップスクリュー変更
⑨ ラッチのチェッカリング追加
⑩ デホーンドハンマー加工&チェッカリング追加
⑪ フレームトップのセレーション追加

⑫ ガスガンではモールド再現のボルトピン?のリアル化
⑬ クレーンロックのダミー再現
・・・とまぁ、加工は多岐に渡りました(;^_^A
タナカが初期型ディテクティブを出してくれれば良いのですが、ほとんど新規になっちゃうので難しいかな・・・
という事で、大変前置きが長くなりましたが、完成したのがコチラ!!


今回はビンテージ風に仕上げてみました♪
加工後、ミッチャクロン&サフ⇒シコシコ⇒EX-ST⇒ウレタンクリア⇒シコシコ⇒トップガード⇒ポリッシュ⇒銃Ⅱ上澄み
⇒ポリッシュ⇒ヘアライン入れ、でこんな感じに。
それではクローズアップ行きます!
今回のバレル刻印は根元のテーパーに掛かっているので、ちょっと難しかったですね~

クレーン基部は分割ラインが異なるところ、筋彫りでそれらしくしてみました♪
エジェクターロッドやフロントサイトもイイ感じ~~(^ω^)
ちなみにバレル右側の刻印は追い彫りしただけで変更はしていません。

フレームとクレーンに彫ったシリアルナンバー『409023』は、実在する1932年製のFitz Specialのもの。


ズバッと切り取られたトリガーガード!


形状変更&チェッカリングを追加したトリガー。

トリガー根元付近のフレーム&サイドプレートのラインも修正。

本当は残ったトリガーガードのラインもちょっと違うのですが、強度の都合で修正を断念(;^_^A
トリガーガードの根元には、実銃画像を参考にしてアルファベットのSを入れました。
ちなみにこの場所にVPマークが入っているという文献もあるのですが、実銃画像では確認出来ませんでした・・・
グリップ根元のフレームライン修正。

スクリューはジャンクパーツ(恐らくタナカのS&Wの何か用)を加工流用しました。ちょっと気に入らないのでまた換えるかも・・・
グリップ自体は多分タナカ純正で、チェッカリングを若干潰したりして古っぽさを演出♪
デホーンドハンマーとラッチのチェッカリング。



ペガサスのハンマーはスパーを切り落とすと穴が開いてしまうので、薄い銅板で蓋をしてます。
ラッチのチェッカリングがいい味出してますでしょ♪ 今回もお馬さんは追い彫りしております。
これはもうおなじみとなった、フレームトップのセレーション。

50LPIのセレーション彫るのって、ズレないように結構気を遣うんですよ~
ボルトピン?のリアル化と、クレーンロックのダミー再現。


中期モデル以降はクレーンロックがスクリューに内蔵されていますが、この頃のは別軸になってたんですね。
今回はスクリューの前にピンを追加してそれらしくしてみました~
そうそう、今回もリコイルプレートを手彫りで再現しております♪

穴はもちろん貫通してませんよw
あと、今回はリムとリムの間の橋渡しを塗装で仕上げました。

マスキングが面倒ではありますが、削って染めるよりは数倍楽でしたw
それでは最後に縦構図で!!




今回も長くなってしまいました(;^_^A
お付き合いありがとうございました~♪
月曜~火曜は深セン、水曜からは上海。金曜に帰国予定です!
そんな出張直前、Colt Detective "Fitz Special"が完成しました~~♪
・・・が、その前にFitz Specialってどんな銃!?と思われる方もいらっしゃると思うので、実銃画像を何枚か。


ネットで集めて保存した画像なので、同一個体かどうかは不明・・・というかたぶん別。
(画像転載に問題あれば削除します。すみません。)
Fitz Specialを一言で言うと、1920年~30年代にコルトのJohn Henry Fitzgeraldさんが、『如何に素早く抜いて撃つか』を
突き詰めるべく、2インチバレル/トリガーガードの前半分を切除/デホーンドハンマーとしたリボルバー達の事です。
今回紹介するのはディテクティブベースですが、オフィシャルポリスをベースにしたモデルなども存在します。
※詳しくはこちらのWikipedia(英語版)にて
何丁が製造されたのかまでははっきりと確認出来てませんが、このような程度の良いモノだと10,000ドルもの値が付くそうで・・・

そんな価値はともかく、この攻撃的な外観にコロッとやられてしまったワケです。素敵♪(はぁと
で、先日も書きましたが加工途中の画像が無いため、加工前の形状(以前の記事で使ったモデルガンの画像)にて
加工箇所を説明しま~す♪

① フロントサイトの形状変更&刻印変更(手彫り)
② エジェクターロッド形状変更
③ クレーン基部形状変更&シリアルナンバー追加(手彫り)
④ トリガーガード前半分切除
⑤ トリガー形状変更&チェッカリング追加
⑥ トリガーガード内側のフレームおよびサイドプレートのライン変更
⑦ フレームライン変更、刻印追加(手彫り)
⑧ グリップスクリュー変更
⑨ ラッチのチェッカリング追加
⑩ デホーンドハンマー加工&チェッカリング追加
⑪ フレームトップのセレーション追加

⑫ ガスガンではモールド再現のボルトピン?のリアル化
⑬ クレーンロックのダミー再現
・・・とまぁ、加工は多岐に渡りました(;^_^A
タナカが初期型ディテクティブを出してくれれば良いのですが、ほとんど新規になっちゃうので難しいかな・・・
という事で、大変前置きが長くなりましたが、完成したのがコチラ!!


今回はビンテージ風に仕上げてみました♪
加工後、ミッチャクロン&サフ⇒シコシコ⇒EX-ST⇒ウレタンクリア⇒シコシコ⇒トップガード⇒ポリッシュ⇒銃Ⅱ上澄み
⇒ポリッシュ⇒ヘアライン入れ、でこんな感じに。
それではクローズアップ行きます!
今回のバレル刻印は根元のテーパーに掛かっているので、ちょっと難しかったですね~

クレーン基部は分割ラインが異なるところ、筋彫りでそれらしくしてみました♪
エジェクターロッドやフロントサイトもイイ感じ~~(^ω^)
ちなみにバレル右側の刻印は追い彫りしただけで変更はしていません。

フレームとクレーンに彫ったシリアルナンバー『409023』は、実在する1932年製のFitz Specialのもの。


ズバッと切り取られたトリガーガード!


形状変更&チェッカリングを追加したトリガー。

トリガー根元付近のフレーム&サイドプレートのラインも修正。

本当は残ったトリガーガードのラインもちょっと違うのですが、強度の都合で修正を断念(;^_^A
トリガーガードの根元には、実銃画像を参考にしてアルファベットのSを入れました。
ちなみにこの場所にVPマークが入っているという文献もあるのですが、実銃画像では確認出来ませんでした・・・
グリップ根元のフレームライン修正。

スクリューはジャンクパーツ(恐らくタナカのS&Wの何か用)を加工流用しました。ちょっと気に入らないのでまた換えるかも・・・
グリップ自体は多分タナカ純正で、チェッカリングを若干潰したりして古っぽさを演出♪
デホーンドハンマーとラッチのチェッカリング。



ペガサスのハンマーはスパーを切り落とすと穴が開いてしまうので、薄い銅板で蓋をしてます。
ラッチのチェッカリングがいい味出してますでしょ♪ 今回もお馬さんは追い彫りしております。
これはもうおなじみとなった、フレームトップのセレーション。

50LPIのセレーション彫るのって、ズレないように結構気を遣うんですよ~
ボルトピン?のリアル化と、クレーンロックのダミー再現。


中期モデル以降はクレーンロックがスクリューに内蔵されていますが、この頃のは別軸になってたんですね。
今回はスクリューの前にピンを追加してそれらしくしてみました~
そうそう、今回もリコイルプレートを手彫りで再現しております♪

穴はもちろん貫通してませんよw
あと、今回はリムとリムの間の橋渡しを塗装で仕上げました。

マスキングが面倒ではありますが、削って染めるよりは数倍楽でしたw
それでは最後に縦構図で!!




今回も長くなってしまいました(;^_^A
お付き合いありがとうございました~♪
ひとつひとつがキマっているのはさすがとしか言いようがありません
機会があれば拝見させていただきたいものです
ところで中国でもフカヒレって高級食材なんですよね??
好みの問題は別として、素晴らしい「拘り」の逸品でございますね、
上記3枚の実銃画像と寸分違わぬ完成度、・・ホンモノ以上かも(*^^)v
ハンマーシュラウド、枯渇状態の現状ではディテクのお願いは出来ないと思いますが、ご自身や他の方ので愉しませて戴きたいです<(_ _)>
完成おめでとうございます(^^)/
今年最終の海外ご出張が、あの、あの恐ろしいPM2.5蔓延の彼の国でございますか、
充分にご注意されて素敵なチャイナドレスのおねーちゃんのお出迎え受けてくださいましww・・・
こんばんは!
>ひとつひとつがキマっているのはさすがとしか言いようがありません
ありがとうございます♪
>機会があれば拝見させていただきたいものです
次回、是非とも~~
>ところで中国でもフカヒレって高級食材なんですよね??
だと思いますよ~ こっちで食べた事無いですけど(;^_^A
こんばんは!
>素晴らしい「拘り」の逸品でございますね、
ありがとうございます~m(_ _)m
>ハンマーシュラウド、枯渇状態の現状ではディテクのお願いは出来ないと思いますが、ご自身や他の方ので愉しませて戴きたいです<(_ _)>
アレは指の皮が剥けるんですよね・・・w
次のDフレームも少しずつ進めてたりします♪
>素敵なチャイナドレスのおねーちゃんのお出迎え受けてくださいましww・・・
こっちでチャイナドレスってほとんど見た事無いんですw
出張お疲れ様です。
今回も、素晴らしい仕上がりですね~!!
実銃の再現度が半端ない、パーツの一つ一つしっかり作りこまれてて
スゴイですね、クレーンの筋なんか手抜きしても・・・(笑)
てか、最初ペガサスだと気づきませんでした(笑)
でも、イマイチよく解らないのがラッチのチェッカー、意味あるんですかね?
いい鋼色ですね、たまりませんね!
このところポリマーフレームオートの真っ黒ばっか見ているので、
鋼色が私の目に痛いぃ~~~~
ファイティングのためのカスタムですね、カッコいい~~
こういうガンを「相棒」って言うんですかね、肌身離さず持ってるんでしょうね、
世界観が写真から伝わってきます、大迫力!
実銃のオーナー(コレクター?)見たら、売ってくれって言うでしょうね、
ペアで飾りたいでしょうね、年越しの資金として1万ドルで譲ってあげましょう~
トリガーのチェッカーなんて、よくやろうと思いましたね(笑)
上部の終点なんて、手作業ではかなり辛いかと…
機会があれば、是非とも生で見てみたい逸品ですね
お見事でございます!
あじゃーっす!!
こんばんは!
>今回も、素晴らしい仕上がりですね~!!
あじゃーっす!!
>クレーンの筋なんか手抜きしても・・・(笑)
ここは大きな違いの一つなんで、ダミーながら再現したかったんです♪
>てか、最初ペガサスだと気づきませんでした(笑)
まぁ、元々ペガサスはモデルガンと見分けつきにくいですからねw
>でも、イマイチよく解らないのがラッチのチェッカー、意味あるんですかね?
確実に閉めるため? まぁ、それほど意味が無かったからその後省略されちゃったんでしょう(;^_^A
>いい鋼色ですね、たまりませんね!
あじゃっす!!
>肌身離さず持ってるんでしょうね、
>世界観が写真から伝わってきます、大迫力!
はい! そんなイメージで仕上げました♪
>実銃のオーナー(コレクター?)見たら、売ってくれって言うでしょうね、
>ペアで飾りたいでしょうね、年越しの資金として1万ドルで譲ってあげましょう~
わははははw
流石に実銃持ってる人は要らないでしょうw
でも、触ってても実銃よりは安全なところが良いですよねww
こんばんはー!
>これはまた、凄い作品を仕上げましたね~!
あじゃーっす!!
>トリガーのチェッカーなんて、よくやろうと思いましたね(笑)
加工箇所としては一番最後まで悩みました〜(;^_^A
>上部の終点なんて、手作業ではかなり辛いかと…
そこもですが、やはり一本一本彫ったので間隔を均等にするのが難しかったです。
均等になってないけどww
>機会があれば、是非とも生で見てみたい逸品ですね
私も生でタケさん見たいです!ww
シコシコしたくて、ストレスたまっていたんじゃないですか?
今回のDTも、凄まじいですね。
私があじゃさんにお願いしたDTと仕上げは似てますが、別物としての作品です。
ディテの精度も高いですし、組み上げたバランスも素晴らしいです。
この手のカスタムは、一ミリ以下の形状差で、見た目の印象が変わってしまいますしね。
綺麗に研磨されながらも、ヘアラインがきめ細かいく流れて、唸ってました。
お見事です!
>シコシコしたくて、ストレスたまっていたんじゃないですか?
毎晩シコシコしてましたよ!(?)
>私があじゃさんにお願いしたDTと仕上げは似てますが、別物としての作品です。
今回は試しで塗料変えてみましたが、なかなか思うような色にはならなかったです(;^_^A
でも、これはこれで悪くないw
>この手のカスタムは、一ミリ以下の形状差で、見た目の印象が変わってしまいますしね。
そうなんですよねー
トリガーガードのライン変更も1ミリ程度ですが、結構印象変わったかと(`・ω・´)
>綺麗に研磨されながらも、ヘアラインがきめ細かいく流れて、唸ってました。
>お見事です!
あじゃーっす!!
最初ポリッシュしたら艶が出すぎたので、慌ててヘアライン入れて落ち着かせたのはココだけの秘密ですw
これ、本当に拘りの塊ですよね。
弄る箇所多すぎで、手間の塊な感じがしました。
で、仕上げが上品なビンテージってのもこのモデルに合ってますね。
この辺のセンスは流石あじゃさんですね~。
どもども〜♪
>弄る箇所多すぎで、手間の塊な感じがしました。
最初はトリガーガードが無いだけかと思ってたけど良く見ると色んなところが違うから、なんだかんだで時間掛かったよー
>で、仕上げが上品なビンテージってのもこのモデルに合ってますね。
ありがとー!
コレは作る時から決めてたんだよね。
自分用のビンテージ仕上げ持ってなかったし(;^_^A
>トリガーガードを折らないように気をつけてください(^。^;)
はい~ なのでどこにも持って行けませんww
>トリガーのチェッカリングがパーツの加工の中では一番難易度が高そうですね!
ココはどうやろうかと、ずっと悩みましたね。
やってみたら何とかなりましたww
やっぱり凄いなぁ!やれば何とかなるって感じしないけど(^^;)トリガーの写真見ててもどうやってヤスリ入れたんだろうって考えちゃった(^。^;)でもこのトリガーガードのデザインならトリガーガードのチェッカリングが丸見えになるから頑張って加工して良かったですね!使い勝手も良さそうですし♪それにしても完成品の素晴らしいさは流石(^-^)V
ありがとうございます!