2016年01月23日

Kimber Gold Combat RLⅡ

いきなり完成画像です。





Kimber Gold Combat RLⅡ。

こちらもまた、Virnaさんご依頼による『WAから出てそうで出てないシリーズ』ですw
ちなみにこのグリップはモデル工房Sさん作で、所有者の友人に無理言って譲って頂いたモノ。このグリップは付属しませんのでご了承下さいww


昨年末にご紹介したTactical EntryⅡと同様にモデル工房Sさんによる刻印変更され、実はそれと同時にセラコートは上がったのですが、
艶消しではGold Combatの雰囲気に合わないので再仕上げさせて頂きましたー


ブラックパーカー後にウレタンクリアーを遠目から吹いて半艶仕上げに。









実銃の仕上げはぶっちゃけWAの塗装が良く似ててそれとはまた違う感じではありますが、まぁこれはこれで有りなんじゃないかな〜と。


セラコートでも相手が金属ならば半艶とか艶有りにも出来るのですが、その場合は高温処理が必要になるので樹脂相手では難しいそうです。
ナイロンベースのHWはABSやポリカなどよりずっと耐熱性は高いので出来る可能性はあるものの絶対に問題無いと言い切れず、お預かりした品を
処理してみたら反っちゃった!なんて事になったら大変ですしね(;^_^A

誰か人柱になってみません?w



  

Posted by あじゃ  at 19:27Comments(6)キンバー

2016年01月16日

S&W M629-4 PC Magnum (Light) Hunter その5

こちらも年越しになりましたM629 PC Magnum Hunterの続きです♪

前回記事の最後に思わせ振りな言葉で締めくくりましたが、モデル工房Sさんにこんなモノの加工をお願いしていました~





はい、確かに記事の途中までは『マウントベース無し・スクエアバットを作ろうと思います♪』なぁんて言ってたのですが、やっぱり
正直に言うとマウントベースは付いてた方がカッコいいなぁ~と思ってたんです(;^_^A

思い立ったのがSさんに刻印入れをお願いしている間だったので、仮の寸法でマウントとフロントサイトの3Dデータを作成。
Sさんに相談したところ『出来ますよ~♪』との事だったので、バレルが帰って来てから現物を採寸し、溝以外はピカティニー
規格に倣ったマウント部の寸法をキープしつつ、全体のデザイン的なバランスを見ながら3Dデータを修正し、コレで!と
Sさんに実際の加工をお願いして出来上がったのが~~~


コレだ!!!












どやぁ~~!(←イヤお前が造ったんじゃないからww)


マウント部はABS、フロントサイトはグラスファイバー入りのポリカーボネイト、レッドランプは赤アクリルです。

全体の加工精度はもちろんなんですが、特に3Dデータ作成時に悩んだ複雑なRの繋がりまでキッチリ加工されてて、
もうメチャクチャ感動しました!! 届いて開けた瞬間に思わず高笑いしてしまいましたよw

仕事上、自分が設計してそれが現物になる喜びは今まで何度も味わってきたつもりですが、この喜びは今までで最高かも!?

やっぱり仕事じゃなくて銃の事となると喜びもひとしおだね!?(←ダメ社員w)



・・・さて、ちょっと冷静になろうかw

コレだけのモノを使わせて頂くんだから、下手な加工は許されません。


慎重に慎重に・・・


ザックリとバレル上部のリブを切り落として荒削りします♪





キッチリと平面を出しながら仕上げ削り!



φ16に拡げてあった後ろの方は穴が開きましたが、予定通りなので気にしない!



元々はバレル固定用だったイモネジ穴に合わせて、マウント側にも穴を開けて(フロントサイトで隠れます)、φ3のピンを立てます。



この後接着するのですが、その位置決めですね。



んで、マウントの裏に瞬着を適量垂らして、一気に貼り合せます!

前後位置と前側の左右位置は先ほどのピンで位置を決めてるので、後ろ側の左右のズレだけに全神経を集中して作業したところ・・・



上手く行きました~♪ヽ(´▽`)ノ


はみ出した瞬着を整形して、こんな感じに。







そして、サフを吹いて下地仕上げまで完成!!






ぎゃはーっ!!?? めっちゃカッコええやーーーん!!!



という事で、刻印に続いてSさんには感謝してもし切れません! ありがとうございました!!


仕上げも頑張らなきゃ♪


  


Posted by あじゃ  at 13:05Comments(15)S&W M629PC Magnum Hunter

2016年01月14日

タナカ M36 アーリーモデル フロントサイト加工

さてさて、M36をスクエアバット化してリアサイトを取り付けたとなれば、もうお分かりの方もいらっしゃいますが
ターゲットモデルを作るってぇ事です!


(実銃画像お借りします)

このターゲットモデル、最初のモデルはChiefs Special Targetsの名称で、次に生産された時はM36のモデル名がスタンプされ、
後にM50の独自モデル名が与えられた模様。
全てにアジャスタブルリアサイトが取り付けられ、3インチと2インチモデルがあり、2インチモデルには特に背の高いフロントサイトが
取り付けられ、多くはスクエアバットだがラウンドバットも少数あり、ニッケルフィニッシュが少数あるが多くはブルーフィニッシュ、と。
(参照元:Smith & Wesson Forum)

なるほどねぇ~~~(意味深



という事で(?)、残る加工箇所は~~


そう! フロントサイト!!

アーリーモデルでせっかく再現された薄いフロントサイトですが、切り取っちゃいますw





そこに、リュータービットで溝を彫ります。



最初にフロントサイトの根元を僅かに残したのは、この溝の幅の目安にするため♪
ビットの直径から、溝の深さは約1.5mmほどになりました。



2mm厚のABS板からフロントサイトを切り出し、厚みを1.6mmほどにシェイプします。



この背の高さなのでぶつけやすいでしょうからアルミや真鍮で作ろうかとも考えましたが、逆に根元の接着部分に負荷が
集中して軽くぶつけただけで折れてしまうと思い、あえてABSで作りました。手抜きじゃないよ?ww



溝に嵌めてみます。



イイ感じじゃなーい?w



一旦外して溝に瞬着を流してフロントサイトを挿入して接着し、はみ出た瞬着を整形。



50LPIのセレーションも入れました♪

溝に入れて接着したおかげで、接着強度自体の不安は無いですね。



真横から。



高さはいくつかの画像を見ながら決めましたが、どうでしょ? まぁ、これでいいよね? ね?ww



という事で後は仕上げ塗装なのですが~ ご依頼者さまから『お任せで♡』って言わてるので悩み中ですw
艶を抑えたサテンブルーか、エロ艶仕上げか、はたまた軽いビンテージ仕上げか・・・


悩む時間もまた楽し♪


  


Posted by あじゃ  at 18:42Comments(14)S&W M50 Target

2016年01月08日

タナカ M36 アーリーモデル 加工開始!

とっくに明けちゃいましたが、おめでとうございます!
本年もよろしくお願い致します♪



さて、今年一発目の記事は昨年末に紹介したM36アーリーモデルの加工から。

まずはご依頼のスクエアバット化から・・・


2mm厚のABS板をヒーターで”くの字”に曲げ、底面は更にもう1枚貼り付け、下方向には4mm伸ばします。



開いた空間には鉛板を折り曲げて入れておきました。これで何と5グラム増量!!気のせいレベルですがww




瞬着をモリモリ盛ってシコシコして整形。





溶きパテを塗って、またシコシコ。



うん、イイ感じ♪



続いての加工はコチラ!



Jフレーム用実物リアサイト。スクリューは見当たらなかったので、手持ちのマルシンM586からパクりましたが径がピッタリでした♪
このリアサイトですが元はテンションをかけるためにかなりエビ反ってるので、以前取り付けた時と同じように矯正しておきます。



フレーム側の加工。






固定スクリュー穴を開けて取り付けた状態。





今回はココまで~~


続く!!


  


Posted by あじゃ  at 19:04Comments(16)S&W M50 Target


田村装備開発のプレゼント企画 東松山のサバゲーフィールド

MILITARY BLOG

新規登録ログインヘルプ

[PR]田村装備開発/自衛隊・警察用装備品販売