2017年11月20日
H&K LEM (Law Enforcement Modification) firing system
LEM (Law Enforcement Modification) firing system
H&KのUSPをはじめ、P2000、P30、HK45等のハンマー有りモデルにバリアントの一つとして存在している特殊な
システムです。
見た目は指掛け無しのボブドハンマーで、トリガー位置はダブルアクション(ハーフコック)位置からのスタート、
基本的にはセフティ無しで組まれており(セフティ有りで組む事もできますが)、H&KのHK45C製品説明内でも
”The DAO mode uses the unique Heckler & Koch LEM (Law Enforcement Modification) firing system,
providing an enhanced double action trigger pull.”
などとは書かれているものの、結局はDAO(ダブルアクションオンリー)なんでしょー?と敬遠し、気にも留めていない
人もいるのでは・・・? まぁ、最近まで私がそうだっただけなんですがw
ですが、今私は声を大にして言いたい!!
このシステムは凄いよ!!
・・・小さくなっちゃったw
改めて・・・
このシステムは凄いのだ!!
まず、LEMは単なるダブルアクションオンリーではありません。トリガープルを軽くするためにスプリングを弱くしてるとか、
そんな単純なものでもありません。
『HK LEM kit』で検索すると画像や動画もたくさん出てきますが、動画はコレとかコレあたりが分かりやすいかな?
パーツ構成を見てみると、これまたHKParts.netから画像をお借りしますが、こんな感じ。

各パーツ名はサイトによって違ったりする事もあるのが厄介ですが、ココでは左上からハンマー、その下がハンマー軸、
その下がシア、真ん中の上のがコッキングピース、その下の二個の小さいトーションバネがトリガーリターンスプリング、
その右下の大きくて細い線径のトーションバネがハンマーリバウンドスプリング、右の2本のバネがメインスプリング、
と呼ぶことにします。
ちなみにLEMにはLightとHeavyの2種類があり、これは強さの違うトリガーリターンスプリングで選ぶことが出来ます。
2本写ってるメインスプリングは、長い方がフルサイズ用でちょっと短い方がコンパクト用。
このシステムの核となるのがハンマーとコッキングピースで、コッキングピースはハンマーの根元に入ります。
ハンマーが内部で二重構造になってるんですね。ハンマーをコックするとコッキングピースだけがシアで保持され、
トリガーを引いていない状態ではハンマーがトリガーバーに押されてハーフコック位置まで倒れます。
トリガーを引いていくとハンマーがハンマーリバウンドスプリングでコッキング位置に戻されますが、トリガーバーが
シアに届くまではトリガーリターンスプリングのテンションのみなので、非常に軽いプルで済みます。
そしてそのままトリガーを引けばシアがコッキングピースを解放し、ハンマーダウンして発射。
つまり、ダブルアクションというよりも、『ハンマーと連動してるファーストステージがとても長い、シングルアクション』
と言った方がメカ的にはしっくりくる気がします。H&Kは安全性をアピールしたくてDAOって言いたいんでしょうけど。
シングルアクションと違い、コッキングピースがコック位置にあってもハンマー自体はハーフコック位置まで倒れているため、
何かのアクシデントでフルコックのシアとハーフコックのキャッチが同時に解放されても、プライマーを叩けるまでの打撃力
(慣性力)は得られないでしょう。もちろんトリガーを引いた時だけ解放されるファイアリングピンブロックもあるので、
二重三重の安全性備えた究極のシステムなのかも知れません。
・・・今回も大変前置きが長くなりましたがw、いっちょコイツを自作してやろうかと!(`・ω・´)
前回、小型マガジンバンパーやスリムタイプのスライドストップを作ったのはこの前振りだったりもしますw
散々ネットで部品形状を見たり動画を見たりして、加工方法をイメージトレーニングする事約一週間。
KSCもVFCも、ハンマー周りの部品形状は大変リアルではありますが当然ガスガンとしてのアレンジもありますし、
ハーフコックで止める部分の形状が実銃の旧型形状のままだったりもするので、その辺も考える必要があります。
イメージが固まったところで、KSCからHK45のハンマーを取り寄せました。


左がKSC、右がVFC。VFCは指掛け部分が樹脂になってる以外にも、細かい形状が若干異なります。
上の画像の右下に見える突起は、インナーシャーシに当たって不必要にハンマーが倒れ込まないようにする
ストッパーのようです。
ただ、VFCのハンマーだとトリガーバーが入り込む部分の後方の逃げが大きくなっており、これをLEMのハンマーに
使うとトリガーバーに押されたハンマーがハーフコック位置まで倒れないため、KSCのハンマーをLEMのハンマーに
します。
一方でシアに掛かるノッチ位置も微妙に異なるため、VFCのハンマーをコッキングピースにしましょう♪
ちなみに今回改めてハンマー以外の部品形状も比較してみましたが、完全コピーかと思いきや細かいところで
変わってました。それで全て良くなってるかと言えばそうも言い切れないですがw
さて、どちらのハンマーもスチール製なので、出来る事ならエンドミルで機械加工したいところですが・・・
ウチの卓上旋盤+簡易フライスアタッチメントではそこまでの加工能力は無さそうなので、バイスに挟んで糸ノコで!

太い糸ノコで縦の切込みを入れます。
続いて細い糸ノコで横方向にカット。

こんな感じでハンマーの根元をくり抜きます。

あとでコッキングピースを加工してから、ヤスリで整形します。左の方が薄いのは実物同様でして、後々左側は1mm、
右側は1.5mmほどに削り込みます。
続いてコッキングピースを製作。VFCのハンマーの首から上をぶった切ります!

あとはひたすら側面をヤスリでゴリゴリ!!

左の面は1mm強削り込みます。ただし、シアが掛かる部分だけは元の幅のまま残します。

反対側は1.5mm強削り込み、ダブルアクション用の切り欠きやハーフコック用のノッチも全て削り取ります。

アッサリ書きましたが全てスチール相手、ココまで何時間もかかりました(;´Д`)
まだまだ先は長いので、続きは次回♪
H&KのUSPをはじめ、P2000、P30、HK45等のハンマー有りモデルにバリアントの一つとして存在している特殊な
システムです。
見た目は指掛け無しのボブドハンマーで、トリガー位置はダブルアクション(ハーフコック)位置からのスタート、
基本的にはセフティ無しで組まれており(セフティ有りで組む事もできますが)、H&KのHK45C製品説明内でも
”The DAO mode uses the unique Heckler & Koch LEM (Law Enforcement Modification) firing system,
providing an enhanced double action trigger pull.”
などとは書かれているものの、結局はDAO(ダブルアクションオンリー)なんでしょー?と敬遠し、気にも留めていない
人もいるのでは・・・? まぁ、最近まで私がそうだっただけなんですがw
ですが、今私は声を大にして言いたい!!
このシステムは凄いよ!!
・・・小さくなっちゃったw
改めて・・・
このシステムは凄いのだ!!
まず、LEMは単なるダブルアクションオンリーではありません。トリガープルを軽くするためにスプリングを弱くしてるとか、
そんな単純なものでもありません。
『HK LEM kit』で検索すると画像や動画もたくさん出てきますが、動画はコレとかコレあたりが分かりやすいかな?
パーツ構成を見てみると、これまたHKParts.netから画像をお借りしますが、こんな感じ。

各パーツ名はサイトによって違ったりする事もあるのが厄介ですが、ココでは左上からハンマー、その下がハンマー軸、
その下がシア、真ん中の上のがコッキングピース、その下の二個の小さいトーションバネがトリガーリターンスプリング、
その右下の大きくて細い線径のトーションバネがハンマーリバウンドスプリング、右の2本のバネがメインスプリング、
と呼ぶことにします。
ちなみにLEMにはLightとHeavyの2種類があり、これは強さの違うトリガーリターンスプリングで選ぶことが出来ます。
2本写ってるメインスプリングは、長い方がフルサイズ用でちょっと短い方がコンパクト用。
このシステムの核となるのがハンマーとコッキングピースで、コッキングピースはハンマーの根元に入ります。
ハンマーが内部で二重構造になってるんですね。ハンマーをコックするとコッキングピースだけがシアで保持され、
トリガーを引いていない状態ではハンマーがトリガーバーに押されてハーフコック位置まで倒れます。
トリガーを引いていくとハンマーがハンマーリバウンドスプリングでコッキング位置に戻されますが、トリガーバーが
シアに届くまではトリガーリターンスプリングのテンションのみなので、非常に軽いプルで済みます。
そしてそのままトリガーを引けばシアがコッキングピースを解放し、ハンマーダウンして発射。
つまり、ダブルアクションというよりも、『ハンマーと連動してるファーストステージがとても長い、シングルアクション』
と言った方がメカ的にはしっくりくる気がします。H&Kは安全性をアピールしたくてDAOって言いたいんでしょうけど。
シングルアクションと違い、コッキングピースがコック位置にあってもハンマー自体はハーフコック位置まで倒れているため、
何かのアクシデントでフルコックのシアとハーフコックのキャッチが同時に解放されても、プライマーを叩けるまでの打撃力
(慣性力)は得られないでしょう。もちろんトリガーを引いた時だけ解放されるファイアリングピンブロックもあるので、
二重三重の安全性備えた究極のシステムなのかも知れません。
・・・今回も大変前置きが長くなりましたがw、いっちょコイツを自作してやろうかと!(`・ω・´)
前回、小型マガジンバンパーやスリムタイプのスライドストップを作ったのはこの前振りだったりもしますw
散々ネットで部品形状を見たり動画を見たりして、加工方法をイメージトレーニングする事約一週間。
KSCもVFCも、ハンマー周りの部品形状は大変リアルではありますが当然ガスガンとしてのアレンジもありますし、
ハーフコックで止める部分の形状が実銃の旧型形状のままだったりもするので、その辺も考える必要があります。
イメージが固まったところで、KSCからHK45のハンマーを取り寄せました。


左がKSC、右がVFC。VFCは指掛け部分が樹脂になってる以外にも、細かい形状が若干異なります。
上の画像の右下に見える突起は、インナーシャーシに当たって不必要にハンマーが倒れ込まないようにする
ストッパーのようです。
ただ、VFCのハンマーだとトリガーバーが入り込む部分の後方の逃げが大きくなっており、これをLEMのハンマーに
使うとトリガーバーに押されたハンマーがハーフコック位置まで倒れないため、KSCのハンマーをLEMのハンマーに
します。
一方でシアに掛かるノッチ位置も微妙に異なるため、VFCのハンマーをコッキングピースにしましょう♪
ちなみに今回改めてハンマー以外の部品形状も比較してみましたが、完全コピーかと思いきや細かいところで
変わってました。それで全て良くなってるかと言えばそうも言い切れないですがw
さて、どちらのハンマーもスチール製なので、出来る事ならエンドミルで機械加工したいところですが・・・
ウチの卓上旋盤+簡易フライスアタッチメントではそこまでの加工能力は無さそうなので、バイスに挟んで糸ノコで!

太い糸ノコで縦の切込みを入れます。
続いて細い糸ノコで横方向にカット。

こんな感じでハンマーの根元をくり抜きます。

あとでコッキングピースを加工してから、ヤスリで整形します。左の方が薄いのは実物同様でして、後々左側は1mm、
右側は1.5mmほどに削り込みます。
続いてコッキングピースを製作。VFCのハンマーの首から上をぶった切ります!

あとはひたすら側面をヤスリでゴリゴリ!!

左の面は1mm強削り込みます。ただし、シアが掛かる部分だけは元の幅のまま残します。

反対側は1.5mm強削り込み、ダブルアクション用の切り欠きやハーフコック用のノッチも全て削り取ります。

アッサリ書きましたが全てスチール相手、ココまで何時間もかかりました(;´Д`)
まだまだ先は長いので、続きは次回♪
HK45CT 分解組み立て
VFC/UMAREX HK45CT アルミ削り出しスライド
KSC HK45 アンビセフティ化
VFC/UMAREX HK HK45C LEM 完成!
VFC/UMAREX HK HK45C これで通算5丁目!
VFC/UMAREX HK HK45CT スチールトリガー
VFC/UMAREX HK45CT アルミ削り出しスライド
KSC HK45 アンビセフティ化
VFC/UMAREX HK HK45C LEM 完成!
VFC/UMAREX HK HK45C これで通算5丁目!
VFC/UMAREX HK HK45CT スチールトリガー
説明文読んでもイマイチピンとこなかったですが、凄いシステムなのは、なんとなく理解出来ました。
スチールの加工は、骨が折れますよね。特に手工具加工がメインの場合は。
私もつい最近、中華の鉄加工しました。時間がめちゃ掛かるので、それこそ余裕が十分過ぎるくらいないと無理ですよね。
完成目指して頑張って下さい。
LEMシステムの根本から再現するんですね、
なんちゃってーじゃないというスゴすぎるというかマジですか・・・
あじゃさん以外には再現出来ないでしょうね・・・
VFCでバリエ展開して出さないかと思っている私です、あはははっ
・・・しかし・・・気が遠くなります、あじゃさんコワすぎですw
こんばんは!
>説明文読んでもイマイチピンとこなかったですが、凄いシステムなのは、なんとなく理解出来ました。
あははは♪ 拙い文章でスミマセンw
次回の完成編でどんな動きをするのか紹介したいと思います〜
>スチールの加工は、骨が折れますよね。特に手工具加工がメインの場合は。
ですねぇ。
構想一週間には、やる気を出すための時間も含まれてますw
>私もつい最近、中華の鉄加工しました。時間がめちゃ掛かるので、それこそ余裕が十分過ぎるくらいないと無理ですよね。
今回は土日完全に潰してしまいました!
まぁ、たまには家族サービスのない週末も良いかなってw
こんばんは!
このシステムを文章で説明するのがなかなか難しくて、大変お待たせしました〜
>LEMシステムの根本から再現するんですね、
>なんちゃってーじゃないというスゴすぎるというかマジですか・・・
最初は構造を理解してなくて、単純に毎回デコックされれば良いのかな?なんて調べてみてビックリ!
メカ屋の血が騒いでしまいましたw
>あじゃさん以外には再現出来ないでしょうね・・・
出来る出来ないはともかく、いくらググっても実銃の情報しか出てこないので、ひょっとしたら他には無いのかも・・・?
>VFCでバリエ展開して出さないかと思っている私です、あはははっ
まさかと思ってたフルサイズ出すくらいですしね。出してくれないかな〜?
>・・・しかし・・・気が遠くなります、あじゃさんコワすぎですw
確かに何度も気は遠くなりかけましたが、VFCのハンマー切ってからは目が覚めましたw
もう後戻り出来ねー!ってww
なんか凄いことになってますねっ。
ハンマーを輪切りってぇ。
しかもスティールw
変態ですねww
尊敬します。
私もサボってたblog upしなければっf^_^;
こんばんは!
>なんか凄いことになってますねっ。
>ハンマーを輪切りってぇ。
>しかもスティールw
かなり脳内シミュレーションしてから取り掛かりましたが、やっぱり大変でしたw
でも糸ノコの歯が立つ材料で良かった!
焼き入れでもされてたらどうにも出来ないww
>変態ですねww
あざっすw
>尊敬します。
貴方なら出来ますww
>私もサボってたblog upしなければっf^_^;
待ってますよー!!
糸ノコでも時間をかければ切れるんですね。
糸ノコにもピンからキリまであるのでしょうが。
やぱりバイスは要りますね。
私はミニバイスすら持ってませんので、何をするにも手持ちか木の板に置いて加工してます。
何をかいわんやですね。
頑張って下さい!
このメカは SFS(Safty Fast Shooting) System の名前でガバやハイパワー用のカスタムパーツがあり、シリンダー&スライドの社長さんはこのハンマーを組んだハイパワーカスタムが大好きだそうですよ
ガバやハイパワーの場合は本体がシングルアクションだから、ハンマーダウンのセーフティポジションにするときは指で押し、コッキングポジションにするときも指でハンマーを起こさなければなりませんが~ H&Kのダブルアクションと同じようにハンマーのコックが軽くなるからメリットは大きいですね。
Ebook's の解説図がわかりやすいですね
ガバ用( ttp://www.hlebooks.com/ebook/SFShpEN.htm)
ハイパワー用( ttp://www.hlebooks.com/ebook/sfscolten.htm)
動画観て唸りました。メカ好きとしても実用としても素晴らしい!
もしも携帯するなら(妄想)ストライカーよりこちらを選びたくなります。笑
完成楽しみにしています!
ダイウーでもDP51だかで作ってた気がしますが。
しかしよくまあ鉄パーツにこんな面倒な加工を…。
こんにちは!
>糸ノコでも時間をかければ切れるんですね。
>糸ノコにもピンからキリまであるのでしょうが。
糸ノコ、と書いちゃいましたが太い方は正確には金ノコでしたね(;´Д`A
途中で刃を一本折りながらも、頑張って切りました!
>やぱりバイスは要りますね。
使う頻度はそう多く無いですが、鉄相手では必須ですね〜
>頑張って下さい!
ありがとうございます!!
こんにちは!
>ハンマーの三枚おろしですね~ ヤル気とアイデアに敬服!
ありがとうございます♪
>このメカは SFS(Safty Fast Shooting) System の名前でガバやハイパワー用のカスタムパーツがあり、シリンダー&スライドの社長さんはこのハンマーを組んだハイパワーカスタムが大好きだそうですよ
そうなんですよね〜
アレ見た時はどうなってるんだ!?となりましたが、LEM見て似たようなシステムなんだろうな〜と思ってたところです。
>ガバやハイパワーの場合は本体がシングルアクションだから、ハンマーダウンのセーフティポジションにするときは指で押し、コッキングポジションにするときも指でハンマーを起こさなければなりませんが~
あれ? セフティと連動してセフティ解除するとハンマー起きるイメージでいましたが、また違うヤツだったのかも??
>Ebook's の解説図がわかりやすいですね
おおおー!! コレはすごい! ありがとうございます〜
コレの自作は難しそうですね( ;´Д`)
こんにちは!
>動画観て唸りました。メカ好きとしても実用としても素晴らしい!
ですよねぇ♪ メカ好きには堪りませんよね!!
>もしも携帯するなら(妄想)ストライカーよりこちらを選びたくなります。笑
分かりますw
しかしストライカーも捨てがたく、大変悩ましいですねww
>完成楽しみにしています!
折角なので動画も撮ってみました!
近々記事書きますね!!
こんにちは!
>いわゆるファーストアクションですね、元祖はFNになるのかな。
>ダイウーでもDP51だかで作ってた気がしますが。
そうなんですね〜 他にもあったとは知りませんでした。
お詳しいですね♪
>しかしよくまあ鉄パーツにこんな面倒な加工を…。
やっちゃいましたw
でも思えば、特にハンマーなどは亜鉛では変形しちゃって厳しいかも知れないですね!