2020年05月15日

Bill Wilson Carry Pistol 仕上げ直し開始!

今回は声を大にして言わせて頂こう!

ウッス! オラ、オラガバニストだよろしくな!!

・・・つか、エイプリルフール(しかも午前中)限定でブログタイトル変えただけなのに、未だに
ランキングではオラリボニストなの、めっちゃウケるんですけどww(別にいいんですけどねw)


という事で、久々のガバ! しかもウィルソン!!のビル・キャリー!!!







記憶の良い方でも覚えていらっしゃるかどうか・・・?

はるか昔、2009年にこのビル・キャリーを一度仕上げ直したことがあるんですよね。

その子とはまた別の、縁あって我が家に来たこの子ですが・・・

気が付けば11年も放置してしまいました本当にゴメンナサイ(TДT)


その時仕上げ直した時は資料も少なく(ガラケーだったし)想像で形状を直した部分もありましたが、
今は便利な時代になったもので、画像はもちろん細かい形状が判別できる画質で動画が見れるように
なってきました(なっていました)。


という事で、その辺含めて今回満を持してのリベンジ!であります。

ちなみに現行型はレールが付いたりクロスカットのセレーションになってたりと全然違う形状になってますが、
元の刻印やせっかくモデル工房Sさんに作ってもらった削り出しグリップがあるので、当時の型を再現します。


・・・と、前置き長くなりましたが、まずは塗装を剥離して肉盛りしたい部分にオートウェルドを盛ります。







肉盛りが不要な部分にはビニールテープを貼ってます。



硬化後、ゴリゴリと粗削り。



フロントストラップ上のハイグリップ加工についてはこのように上下幅が狭い事は11年前も分かっていたものの、
当時は30LPIの筋目ヤスリを持っていなかったので元のチェッカリング上端まで削ってしまいましたが、今は持ってる!


という事で、こうなりました♪



元のチェッカリングと違和感なく繋げられたと思います♪


次にスライドストップ下のラインを整形。



更にトリガーガード根元の角にも肉盛りして、Rを付けました。


メインスプリングハウジングはお尻を丸めて・・・





チェッカリングを刻みます!



以前は想像で縦の線は平行のまま、横の線はハウジングの端までキッチリ彫ってしまったんですが、
とある動画を見ると実物は縦線が尻すぼまりになってて、横線はその範囲内だけになってるのが分かったんです。

なので、縦の線は角ヤスリで一本一本真心こめて手彫り♪
横の線は30LPIで一気に・・・彫ったらちょっと勢い余って横線がはみ出しちゃったので、また肉盛りして修正する
羽目になっちゃいましたけど・・・(;´Д`)


スライド上面のセレーションも前回と違います。

前回は本数が分からなかったので手持ちの20LPIの筋目ヤスリで彫りましたが、こちらもその動画から実銃は
1mmピッチ(25LPI)相当であることが判明。しかも、フロントサイトのアリ溝手前で止まってました。


25LPIの筋目ヤスリは持っていないので、デムバートや角ヤスリで頑張って彫ります!(`・ω・´)




この、均一に止めるのが手彫りでは難しいんですよね・・・

何度も修正しながら、やっとここまで出来ました。


(大して変わってないじゃん!ってツッコミは全力でスルーしますw)

デムバートではなかなかピシッと真っすぐには彫れませんが、パッと見は綺麗に彫れてるのでこの辺で妥協します・・・



次回は最後の心残りに手を付けます。

お楽しみに!!